今回の話はどうしてもオリジナル設定が多くなってしまいますが、それでも良い方は、見ていって下さると嬉しいです。バンドリのストーリーをもっと見返して上手く小説に組み込みたいと思います。
では、本編を開始します。
[白金家 刄の部屋]
「……♪」
……ご覧の通り、今日は燐子の機嫌が特段良い。まぁ、無理もない。何せ、出張でいなかった両親が……帰って来る上、しばらくはここにいると聞いた。
…やはり、親が近くにいるのは、ほとんどの人は嬉しいのだろう。
「…ところで……どうして俺の部屋に来た?」
「…あ…//」
……燐子よ、目的を見失うのはいただけないな。…嬉しいと思ってくれてるのは、嬉しくないでもないが。因みに、今日は珍しく、Roseliaの練習は休みだそうだ。
「勉強……教えて欲しい…ところがあるの…」
「……勉強の用意は、部屋か?」
「…持ってきてあるよ」
「……なら、ここでやるか。…で?何処がわからないんだ?」
「ここと……」
…今は、燐子の相手をするとしよう。
インターホンが鳴る。ちょうど、勉強も一段落ついたことだ。
「……来たか」
……燐子と共に、玄関に向かう。ドアを開けると……そこには父さんと母さんがいた。
「……お帰り。にしても…鍵持ってるんだから、鍵開けて入ってきても良いだろうに……」
「久々に子供の顔を見ながら家に入りたかったからね~♪」
「しっかり過ごせてるみたいだな、2人共」
「…うん♪お父さん、お母さん……お帰りなさい…♪」
『ただいま、燐子、刄(!)』
[白金家 リビング]
「……仕事は順調なのか?後これ、ダージリンティーだ…飲むと良い」
「おっ、気が利くな。……そうだな、仕事は順調に進んでるぞ」
「……そうか」
……この人は
「燐子は相変わらず可愛いなぁ!」
…そう、多忙が故に子を軒並み可愛がる………所謂
「そうねぇ~!燐子!見ないうちにまた可愛くなっちゃって~!」
「わっ……もう、お母さんてば……♪」
……そう、
……何となく、それが親バカに繋がってる気も……しないでもない。
「あっ!刄!私達がいない間、何もなかった!?」
「そうだ!何か言われたり、職場で虐められたりしてないよな!?」
「……特段何かあった訳でもない。…それに、俺の職場はそんな事言ってる暇はないって…前も言っただろ」
…親バカだけなら良かったものの、心配性のおまけ付きである。…これに関しては俺がここに引き取られてから拍車がかかったようにも思える。…まぁ、心配する気持ちはわからんでもない。
「……お兄ちゃん…とても頼りに…なる。この前も…Roseliaの皆に……勉強…教えてくれた…んだよ?」
「凄いな!……ん?刄、学校行ってないだろ?どうやって教えたんだ?」
「…独学だ。もうすぐで高3の範囲も始めるつもりだ」
「本当に凄いわね!刄ってば中卒って思えない程頭良いわよね~」
……元のスペックの問題だろう、恐らく。ただ、学校で教わった方が効率も良く、記憶もしやすいだろう。そういう点では、独学は少し難しい。
…Roseliaには縁があるからな、勉学ではあまりつまづいてほしくない。
「……そろそろ昼飯にするか。…3人は待っていろ」
「助かるわ♪いつもゴメンね?」
「…構わん、
『……!』
……何か、熱い視線を向けられている気がする。……まぁ良い、昼飯を作るとしよう。……確かこれとこれが余ってるから………
「…やっぱ、嬉しいな。言葉で"家族"って言ってくれるのは」
「…うん。……私も、頑張って話せるように……なりたい」
「……頑張りなさい!燐子!」
「……うん!」
家族愛が強く、楽しげな雰囲気が漂うこの家は、一種の"幸せ"なのだろう。料理を作って、皆で食べる。和気藹々と会話し、笑い合う。
[刄の部屋]
「……もうすぐで、仕事が入りそうだな」
…仕事はそう頻繁に入る訳ではないのだが、仕事1つ1つにかなり時間がかかるのだ。……少なくとも1週間、長くて半年から1年といったとこだろうか。
「……もう少しリフレッシュしても、バチは当たらんだろう…」
…そうして電気を消し、眠りにつく。……ああ、明日は何をしようか。
ということで、第10話が終わりました。
白金一家勢揃いとなりました。何度も言いますが、オリジナル設定です。親が帰ってきて、燐子は勿論のこと、彼も心が弾んでいるようにも見えましたね。次回は、燐子にハプニング発生!?日常の1ページにも、トラブルはつきもの。どんな展開に繋がるのか?
次回『ここから』