物語の展開は、主にガルパの方を参考にしています。が、恐らくこの章が終わると、幕間(日常編)を除き、ガルパ(バンドリ)の物語の展開とは、全く違うものとなることを、前もってお知らせしておきます。
では、本編を開始します。
[CiRCLE 3番スタジオ]
「……どうかしら。何かあったら、是非言って欲しいのだけれど…」
今は、FWFで演奏する新曲の歌詞を、皆に聞いて貰っている。……皆の反応は…?
「……すっごくカッコいいです!」
「今まで以上に、鋭い言葉が多いですね。……FWFにピッタリの曲だと思いますよ」
「…素敵な歌詞ですね……早く、弾きたい…です!」
「良いじゃん!これ!友希那らしい歌詞だね!」
…良かった。どうやら、皆からは高評価のようね。……あの事は……いえ、今言うべきではないわね。そう思い、言おうとした事を胸にしまった時、リサが一言。
「…それにしてもさ、この曲……LOUDERに続いてるって感じるんだよね~」
「…と、言いますと?」
「LOUDERは、今までの友希那を形作った曲でしょ?でも、この曲は、これからのRoseliaを形作っていくような感じの曲って気がして」
「…確かに、そう思ってこの曲を作ったわ。私達は、これから『選択』をしなければならない。それは、"私達の意志"で、そしてそれは、同時に責任を生むわ」
『……"私達の意志"…』
「……それでも、私達は"Roseliaとして頂点を目指す"事を選んだわ。……皆……」
──改めて、Roseliaに全てを捧げる覚悟は、あるかしら?──
『はい!/勿論!/ええ!』
FWF当日
[駅前]
「まさか、4つのバンドが全部来てくれるとはね~☆」
「刄さんが『…行ってやってくれ』って、わざわざ頭を下げに来たんですよ~」
「あたしのとこにも来たんだ!『…Roseliaの見送り、是非行って欲しい』って!」
「それから、私達まで伝わって今日見送りに来たんですよ」
「……お兄ちゃん………ここまでしてくれたんだ…」
本当に、お兄ちゃんの行動力には……いつも助けられてばかりです。こうして見送られると、何だか緊張もほぐれてきた気がします。
…今まで以上に、皆さんの力を借りているように感じます。…同時に、プレッシャーも。
「燐子先輩、良いお兄さんを持ちましたね」
「……うん!」
「……じゃあ、行ってくるわ」
「……Roseliaから、多くの事を学ばせて貰います」
「そうしてちょうだい。………行くわよ、皆」
『はい!/ええ/オッケー!』
[FWF会場]
「…凄い」
「うわぁ……ここが、友希那のお父さんが立ちたかった場所かぁ~。マジでやらないとステージに飲み込まれそうだね……」
……とても迫力があるステージ。恐らく満員になるであろう広大な観客席。色とりどりな照明の数々。そのどれもが、私達が見てきたものとは違っています。
「……皆」
不意に、友希那さんが、皆に呼び掛ける。何でしょう……?
──今日限りで、LOUDERを歌うのは、終わりにしたい──
決意に満ちた目をした友希那さんは、そう告げました。
ということで、第15話が終わりました。
今回は、少し短くなりました(区切りが良かったので)。次回が長めになるかはわかりませんが、引き続き楽しみに待っていただけたら、幸いです。次回は、LOUDERを捨てる『選択』をした友希那。皆は何を思うか。そして、FWFが始まる。そこには、意外な人物が……?
次回『未来よ、こんにちは』