幸せになって欲しくて   作:Cross Alcanna

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どうも、Cross Alcannaです。

さて、日常編2つ目に入りました。頑張って文章量を増やしたいなと思っています。今回は、タイトルを見ての通りのキャラが登場します。さて、どんな展開になるでしょうか。因みに、日常編の時系列は特にありません。その都度冒頭等で説明しようと思います。

では、本編を開始します。




幕間(日常編)2
【日常】迷える子羊


[道中]

 

 

「……確かこっちの方に行けば駅に着くな」

 

 

RoseliaがSMSを控えているが、俺がネットサーフィンをしていたところ、行ったことのない場所についての記事を見つけたので、そこに向かうべく、駅に向かっているところである。

 

 

「ふぇぇ…ここ何処……?」

 

 

……今の時代、迷子なんていないと思ってたのだが……いるようだ。…絶滅危惧種並みに珍しいのは事実だろうが。とりあえず、声をかけてみるか。…通報されない事を祈るばかりだが。

 

 

「……何をしている?」

 

 

「ふぇっ!?」

 

 

……口でそんなこと言う奴も、珍しいな。……失礼極まりないのはわかるが、天然記念物のように感じるのは俺だけだろうか?

 

 

「じ、実は……駅に行きたいんですけど……」

 

 

「……で、迷ったと」

 

 

「はい……」

 

 

……今時、スマホのマップ機能で目的地までの道くらいわかりそうだが?

 

 

「……スマホのマップ機能は使ったか?」

 

 

「使ったんですけど……途中で電源が切れたんです……」

 

 

「……災難だったな」

 

 

それはマズイんじゃないか?地図が無いのはまだしも、連絡手段が確保出来ないのは痛手だろう。…………仕方ない、予定を変更するか。

 

 

「……名前、聞いても良いか?」

 

 

「えっと……松原 花音です」

 

 

「……松原か、目的地は何処だ?」

 

 

「……へ?」

 

 

「迷子を放る訳にもいかん。松原が良ければ俺が目的地まで案内しよう」

 

 

「い、良いんですか?予定とかあったんじゃあ……」

 

 

「……いつでも良い事だったからな、気にしなくて良い」

 

 

……まぁ、一応いつでも行けるよな用事でもあったのは事実だしな、またの機会に行くとしよう。さて、目的地を聞いて送るとしよう。

 

 

「ありがとうございます。目的地なんですけど……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[水族館]

 

 

「まさか、目的地が同じだったなんて……」

 

 

「……まあ、そういう事もある。が、これで心配は失せたな」

 

 

「……へ?」

 

 

「……まさか、帰りの事と連絡手段について、考えてなかったのか?」

 

 

「……あ」

 

 

……はぁ。高校生でこの危機感のなさは看過できないな。……帰ったら燐子にも言っておくか……?

 

 

「気を付けろ、仮にも高校生だろう。……それくらいは考えて動かないと、後に大変な事になるぞ」

 

 

「は、はい……」

 

 

……説教染みてしまったか、いかんいかん。水族館に来てまで他人を説教するなんて、松原もいい気がしないだろう。というより、俺が嫌だしな、こんな空気。

 

 

「……ところで、松原は海月が好きになのか?」

 

 

「…はい、あのシルエットから独特な特徴まで、全部好きなんです」

 

 

「……そうか」

 

 

「ところで、刄さんの苗字って何なんですか?」

 

 

……言ってなかったか?いつも言っているから今回も言っているとばかり思っていたのだが……

 

 

「白金だ。松原は知ってるかはわからんが、白金 燐子の兄だ」

 

 

「……燐子ちゃんの……お兄さん?」

 

 

「そうだ。……似てないだろう?」

 

 

「い、いえ。そんな事は……」

 

 

「気にしなくていい。俺は養子だからな」

 

 

「…そうなんですね」

 

 

水族館でする会話ではない気がするが…細かい事は考えないで良いか。たまの息抜きだ、何も考えないのも一興だろう。

 

 

「ところで、刄さんは水族館に来た事、あるんですか?」

 

 

「……いや、初めてだ。実を言うと、とても楽しい」

 

 

「…そうなんですか?」

 

 

「ああ、魚達の悠々自適な姿を見ていると、仕事や家事の疲れも吹っ飛ぶ感じがしてな」

 

 

「……因みに、仕事は何をされてるんですか?」

 

 

「……申し訳ないが、職場の人間からは、あまり仕事に関して他言しないよう言われてるからな。答えることは出来ない」

 

 

「……そうですか、何かすみません」

 

 

「いや、気にするな。ほら、水族館でこんな辛気くさい雰囲気は良くない。……そうだな、海月の水槽のとこにでも行くか?」

 

 

「……はい!」

 

 

……初めてからか、松原といるからかわからんが、たしかに楽しいな、水族館は。……今度、燐子あたりを誘って行くとしよう。となると、予定を調べておかなくてはな。帰ってから調べるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[花音家前]

 

 

「今日はありがとうございました。とても楽しかったです。……後、色々ご迷惑をおかけしました」

 

 

「構わない、こちらも楽しませてもらったからな。お互い水に流そう。……出掛けるときは、気を付けるんだぞ」

 

 

「はい!本当にありがとうございました!」

 

 

そう言い、俺は松原が玄関に向かうのを確認してから、自宅に向かう。……燐子は、迷子になったりしてないよな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[白金家 燐子の部屋]

 

 

「お帰り、お兄ちゃん」

 

 

「ただいま。……ところで燐子、出掛けるとき迷子になったりしてないよな?」

 

 

「え?……迷子になった事なんてないよ……?」

 

 

「スマホの充電はちゃんとあるか?マップ機能はきちんと使えるか?緊急時に何処に向かうかは決めているか?それと……」

 

 

「お…お兄ちゃん……?」

 

 

……何か、今日のお兄ちゃんは過保護が過ぎる気がします。……誰か、助けて下さい…

 




ということで、第18話が終わりました。

2000字いかなかったのは、許して下さい。日常になると、途端に書くことがなくなるんです。それにしても、彼は過保護だったようですね(新情報)。今回は、刄&花音回でした。これから同志になりそうですね。次回は、買い物をしていた彼は、ひょんな事から破天荒バンドの練習に行く事に?巻き込まれた彼は、どうなるのか。

次回『ヤヴァイ奴ら』
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