まぁ、前回の次回予告と今回のタイトルさえ見れば、誰の回なのかはわかりますよね。今回は、駄文になる恐れがあるので、お気をつけ下さい。何分、今回のキャラの行動が読めないもので、書くのに苦労するんです。
では、本編を開始します。
[道中]
「……明日はRoseliaの練習だから……っと、仕事の日も近くなってきたな」
…どうも、休暇を貰ったものの忙しいのは、気のせいか?下手すればいつもより結構ハードでは?
「あら?あなた!笑ってないわね!」
「……む?」
…ふと、声がした方に目をやると、黄色っぽい髪の……高校生か?がいた。……む、近付いてきてるな。というか、笑ってない?
「…何か用か?……というか、名前を聞いても良いか?呼ぶのに困る」
「そうね!私は
「……白金 刄だ」
「刄?あ!花音が言ってた人ね!」
「…………松原?」
…一応年上なんだが、細かい事は気にしない方が楽だな。にしても、何故松原の名前が出てくる?
「……弦巻は松原の知り合いなのか?」
「そうね!バンドの仲間よ!」
「……そうか」
…バンドやってる奴との遭遇率エグいな。何か、出かける時は2回に1回くらい会ってる感覚だ。……これで5バンド目……になりそうだな。そのうちバンドが増えたり…は、ないか。
「こころ~!速いってば!!」
「あら!美咲!」
「……またか」
そうしてお互いが名前を知った時、また1人やってくる。……息切れてるな。走って追って来たか?
「はぁ、はぁ…………?こころ、その人は?」
「白金 刄っていう人よ!」
「……疲れてるようだな、ほら、水」
「あっ、どうも……」
渡した水は、すぐにこいつの喉に流し込まれた。おいおい、チビチビ飲む方が良いのを知らんのか?まぁ、走ってきたから仕方ないが。すると、少し落ち着いたのか、息が普段通りになった。
「私は奥沢 美咲(おくさわ みさき)です。先程はありがとうございました」
「…構わん。というより、これといって何かしたわけでもないしな」
「……あれ?貴方の名字って……」
「……白金だ」
「……もしかして、燐子先輩のお兄さんですか?」
「……ああ」
…これも、何回目だろうな。数えるのが億劫になるくらいあったな。というか、見ただけで人の苗字を当てるのか。それは凄いが…
「そ、そうなんですね。燐子先輩がポロッと言っていたのを聞いた事があったんですけど……その……」
「……似てないだろう?」
「そ、そんなことは!」
「……事実そうだからな、仕方ない事だ」
…これも、何回も言われたな。いちいち説明するのも面倒になってきたな。というより、松原の時にも似たやり取りをしたな。
「あっ!そうだわ!今から路上ライブしましょう!」
「……え?」
「…………む?」
突然何を言ったかと思えば、路上ライブ?……は?
「美咲!皆に連絡をしてちょうだい!」
「……はいはい、ちょっと待ってね~」
…順応する奥沢も奥沢だが。……いや、どちらかといえば諦めてる感じか。……振り回されているようだな。というか弦巻とやら、正気か?
「……路上って、ここでか?」
「いえ!もっと人が多い所にしましょう!その方が沢山の人を笑顔に出来るわ!」
……笑顔に、か。
「……そうか、頑張れよ」
「……そうだわ!刄も一緒にやりましょう!」
「…………む?」
…それは想定外だな。…………まあ、助っ人くらいなら出来るかもな。
「……アシスタントでもやれば良いのか?」
「いえ、一緒にライブをやるのよ!花音から楽器は大体出来るって聞いてるわ!」
……松原から?どういうルートで弦巻まで行き着いた?……まあ、良いか。
「……まあ、構わんが……何をやれば良い?」
「そうね、刄がやりたいもので良いわ!」
「……そうか」
…ならば、あれでいくか。弦巻のバンドと音が合うかはわからんが、何でも良いなら、試しにやるのも良いだろう。
「……なら…ゴニョゴニョ」
「……良いわ!それでいきましょう!」
「連絡出来たよ、こころ。ショッピングモールの前にしたけど、良いよね?」
「ええ!あ、美咲!刄もライブに参加するわ!」
…ああ、奥沢が遠い目で虚空を見ている。……大変だな。
[ショッピングモール前]
「……あそこか」
…ふむ、全員いるようだ。松原と弦巻とと…後2人と……あの熊は誰だ?
「紹介するわ!こっちが薫で、こっちがはぐみ、そしてミッシェルよ!」
「やぁ、
「はぐみは
「……一応年上なんだが……まあ良い。……今日は俺も演奏することになる。宜しく頼む」
「やった!刄さんと一緒に演奏してみたかったんです!」
…松原ってこんな性格か?まぁ、置いておくとして…もうすぐか。さて、
「……奥沢か?」ボソッ
「はい、そうです」
…思ったより苦労しているみたいだ。……南無。
[ライブ中]
「~~♪」
「(凄いわ!皆も笑顔になってるわね!刄の演奏、楽しいわ!)」
「(刄君凄い!何か、いつもより演奏しやすい!楽しい!)」
「(ふっ……やるじゃないか、刄。皆の音との違和感がない。それほど凄い演奏……ああ、儚い……!)」
「(……何これ!?勝手に手が動く!……刄さん、何者?)」
「(刄さんの演奏、凄い!どうしてだろう……私の手が勝手に動く……)」
「(……ふむ、息も問題なし、ブランクがあるが、そこまででもないな。……もう少し主張した音でも良いかもしれんな)」
世界を平和にするバンドに、和の音が乗る。それは、思ったより悪くないほど、などではなかった。むしろ、
『凄い……けど、見た感じは違和感しかない……』
観客から見たら、全くもってそんなことはないのだが。
「……思ったより悪くない演奏が出来たな」
「……もっと過大評価して良いと思いますよ?」
「……ブランクがあったのもあるが、単純な実力低下があったのも事実。……帰ったら練習しておくか」
「あの演奏……儚い……」
…第2の意味不明言語か。日菜と違って大体の感じもわからん。……最近のJKはこんなのが多いのか?(そんなことはない…はず)
「……では、帰るとしよう。またな」
「ええ!また一緒にライブしましょう!」
「……予定がなければな」
…ふむ、ハロー、ハッピーワールドか。……悪くないバンドだったな。
「……明日はRoseliaか。……楽器、全部触れておくか……」
……今日は徹夜になりそうだな。
ということで、第21話が終わりました。
こころ回……にしようと思っていたのですが、書きにくかったので、急遽変更しました。ハロハピ回でした。次回は、燐子のお願いにより、Roseliaの練習に赴く彼。トラブルらしいトラブルは無いものの……
次回『幻の音楽』