幸せになって欲しくて   作:Cross Alcanna

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どうも、Cross Alcannaです。

初日でお気に入りが10件以上まで行くとは思っていませんでした。正直実感がないです、はい。ところで、話は変わりますが、投稿ペースには、あまり期待しないで下さい。

では、本編を開始します。



【本編】訳あり

「………」

 

 

「りんりん?」

 

 

…まさか、ここで爆弾投下とは……少し面倒だな(前話参照)。見ての通り、俺ではなく、燐子の方が危ない。……まぁ、ある程度なら別に言ってしまっても良いだろう。

 

 

「…そうだな……」

 

 

一息置いて、俺は言う。

 

 

「…()()()()()()()ないな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……場が凍ってしまった。補足が必要か……このままでは空気が暗くなる上、燐子の情緒が不安定になりかねん。…つくづく自分の言葉の少なさには、目に余るものがあるな…

 

 

「…と、言っても俺が白金家に引き取られたに過ぎん…そう深く考えなくても良い」

 

 

「…なんか、すみません……」

 

 

「……気にしていない。もっとも…()()、だがな」

 

 

『?』

 

 

俺は2人にバレないように燐子の方を見る。……よし、大丈夫そうだな。そう判断した俺は、2人を小さく手招きする。

 

 

「…俺と燐子の関係について聞くなら、燐子がいない時にして欲しい」

 

 

「……どうしてです?」

 

 

「……学校でクラスの奴に義兄がいると話題にあがってな…その時に俺の写真を見せたら、周りに散々言われたらしい。…それからというもの、自分と俺以外にそれ関連の事を言われると……フラッシュバックするんだ」

 

 

…2人が固まった。そう思っていると、2人が、

 

 

「……本当にすみません…軽率に聞くべきではなかったですね……」

 

 

「りんりん……」

 

 

「……巴、さっき言ったことを守るなら俺は特段気にしないし、燐子の事もあまり気にやまなくて良い。」

 

 

『はい……』

 

 

この後、2人は燐子に謝り、許しを得て、俺達はあこ達と別れた。……まだ燐子に元気がないか…。少し、元気付けないといけないか?

 

 

「…燐子、まだ…ダメか?」

 

 

「………う…ん」

 

 

「…そうか、まぁ仕方がないな、なんとかなるまで待つ他ないからな」

 

 

5分程、歩きながら励ますと、何時もの燐子に戻った。……取り敢えず、ひと安心だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから燐子に付き合い、数時間が経った。俺達はショッピングモールを出て、帰宅の最中だった。すると……

 

 

「…CiRCLEに……寄りたい……」

 

 

と、か細い声でそう訴えてきた。練習でもしたいのだろうか?

 

 

「…ライブハウスか…良いぞ。練習でもするのか?オフだろう?」

 

 

「…本当は…自主練の日……なの。勿論、家でもやる……けど、たまには違う…場所でやりたくて…」

 

 

「…それについては構わないが…素人の俺がいても…アドバイスとか出来ないぞ?」

 

 

「……大丈夫、お兄ちゃんにも…聞いて…欲しいから」

 

 

…そういう事か、なら…断るわけにもいかないな。

 

 

「…わかった、行くぞ」

 

 

「……うん!」

 

 

 

 

 

 

[CiRCLE前]

 

 

歩いてすぐの所にあったらしく、かなり早く着いた。……ふむ、カフェが隣接されてるのか…。プライベートで来てみるのも良いかも知れない。…にしても、ライブハウスにカフェか…変な組み合わせだ。

 

 

「…?お兄ちゃん?」

 

 

「……あぁ、すまない。……行くか」

 

 

燐子に心配されてしまったか。すかさず煩悩を振り払い、なんでもないと言う。そうして、扉を開ける。すると、中には受付員らしき人物と、客のような人物がいた。

 

 

「あれ?燐子ちゃん?いらっしゃい!……ええと、隣の君は…誰かな?」

 

 

「…刄、白金 刄だ」

 

 

……さぁ、どうくる……?さっきの一件があったせいで、警戒せざるを得ない。が……

 

 

「…………もしかして!燐子ちゃんのお兄さん!?カッコイイね!私は月島まりな、宜しくね!」

 

 

……杞憂に終わって良かった。…とは言えないな。…というより、発言までに間があったな。まぁ、深く考えなくても良いだろう。

 

 

「…ふむ、宜しく頼む。……それで、そちらは…誰だ?」

 

 

「……氷川 紗夜です、宜しくお願いします、じ…刄さん」

 

 

……まだわからんな。………ん?何故名前を呼ぶ?こう言った性格の奴は名字で呼ぶ事が多いのだが………まさか、な。

 

 

「……燐子、知り合いか?」

 

 

「……うん、同じ…バンド仲間だよ」

 

 

……成る程、知り合いか。どうりで燐子もいつもより緊張していないわけだ。

 

 

「……後ね、氷川さんなの……あの一件を…抑えて……くれたのは」

 

 

……中々の奇跡だ、ここで会えたのも何かの縁だ……礼を言っておかなくては。

 

 

「……燐子の件…氷川のお陰で大事にならなかった、感謝する」

 

 

「…いえ、気にしないで下さい。当たり前の事をしたまでですから」

 

 

……ふむ、出来た奴だ。「……あの」……ん?何だ?

 

 

「…どうした?」

 

 

「…良ければ、連絡先を…交換して貰って良いでしょうか?」

 

 

……理由がわからん……が、断る理由がないな。…性格に似合わず、グイグイくるな。

 

 

「…構わん……これで良いか?」

 

 

「はい、ありがとうございます」

 

 

スマホアプリの"LANE"に氷川の連絡先を登録した後、氷川は帰宅。俺達は、1,2時間程練習をして帰宅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[白金家 刄の部屋]

 

 

「……ふむ、今日だけでも、色々あったものだ」

 

 

…久々にああして外に出たな。新鮮だった。明日、燐子にお礼を言っておくか。………にしても、

 

 

「…氷川 紗夜、か」

 

 

…俺は少しばかり違和感を覚えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……()()()()()()()()()

 




ということで、第3話が終わりました。

とうとう氷川 紗夜が登場しました。そして、意外と軽く終わった刄と燐子のちょっとした過去。……まだ何かあるかもですね…?次回は、ついにRoseliaが全員登場。青薔薇が咲く上に、暗雲が立ち込める。

次回 第1章 青薔薇の再誕『惑わせの一声』
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