幸せになって欲しくて   作:Cross Alcanna

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どうも、Cross Alcannaです。

さて、やってきましたライブ回。今回登場する曲数は、8です。恐らく多くの人が知ってる曲が多いかと思いますが、私の好きな曲で固めております。良ければ1度は聴いてみて、感想でも下さると嬉しく思います。

では、本編を開始します。



【Extra】再臨する王者達

[CiRCLE 控え室]

 

 

「……久々のライブだな」

 

 

「ああ、楽しみで仕方ないな!」

 

 

「はっちゃけ過ぎないで下さいね?」

 

 

「……善処はする」

 

 

懐かしいな、この感じ。1度バンドから離れてから戻ると、こんな感じなんだな。…正直、すっごく楽しみで仕方ない。轍じゃないが、今すぐはっちゃけてしまいたいくらいだ。

 

 

「……どう?久し振りのこの感覚は?」

 

 

「懐かしい感じがする。後……やっぱり居心地が良い」

 

 

「……刄さんからそういったことを聞くのって、初めてですね」

 

 

「だな。まさかそう思ってくれてたなんてな」

 

 

…少し、心外だな。俺はいつもそう思っていたんだが……まぁ、言わなかった俺にも非はあるか。

 

 

「…そろそろ時間だな。いくぞ」

 

 

さぁ、始めようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ライブ会場 観客席]

 

 

「私が憧れたお父さんのライブ……」

 

 

「……刄さんのライブでの演奏……どんな演奏をするのでしょうか?」

 

 

「刄兄のライブもうすぐだね!りんりん!」

 

 

「うん……私も初めてだから、楽しみ」

 

 

お兄ちゃんのライブ姿…一体どんななんだろう……?

 

 

「……にしても、遅いね~?もう開始時間過ぎてるよ?」

 

 

「確かに……」

 

 

そんな話を切るように、ギターの音が響いた。

 

 

『!!』

 

 

時には誰かを

 

 

知らず知らずのうちに

 

 

傷つけてしまったり

 

 

失ったりして初めて

 

 

犯した罪を知る

 

 

戻れないよ、昔のようには

 

 

煌めいて見えたとしても

 

 

明日へと歩き出さなきゃ

 

 

雪が降り頻ろうとも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……凄い」

 

 

それしか言葉が出てこない。繊細ながら力強さを感じさせる声。それは、私達観客を魅了するのには十分過ぎた。

 

 

「何……?この声…?……これがトップの声なのかしら…」

 

 

 

 

今の僕には

 

 

何ができるの?

 

 

何になれるの?

 

 

誰かのために生きるなら

 

 

正しいことばかり

 

 

言ってらんないよな

 

 

どこかの街で

 

 

また出逢えたら

 

 

僕の名前を

 

 

覚えていますか?

 

 

その頃にはきっと

 

 

春風が吹くだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……Amazing」

 

 

彼、1()()()()()()()()()()()()()のに、全く物足りなさを感じないわ。…それどころか、この会場にいる全員が歓喜している。……私も含めて…ね。

 

 

「…ここまで上手かったんだな……」

 

 

「……私じゃ、敵いそうにない」

 

 

 

 

真っ新に生まれ変わって

 

 

人生一から始めようが

 

 

へばりついて離れない

 

 

地続きの今を歩いているんだ

 

 

真っ白に全てさよなら

 

 

降りしきる雪よ

 

 

全てを包み込んでくれ

 

 

今日だけは

 

 

全てを隠してくれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すげぇ……流石まりなさんが認めるだけはある」

 

 

「うん……でも、負けられない!」

 

 

これが、刄さんの実力……私じゃ追いつけるかわからない。でも、私だって負けるつもりはない!

 

 

 

 

もう戻れないよ、昔のようには

 

 

羨んでしまったとしても

 

 

明日へと歩き出さなきゃ

 

 

雪が降り頻ろうとも

 

 

いつものように笑ってたんだ

 

 

分かり合えると思ってたんだ

 

 

曖昧なサインを見落として

 

 

途方のない間違い探し

 

 

季節を越えて

 

 

また出逢えたら

 

 

君の名前を

 

 

呼んでもいいかな

 

 

その頃にはきっと

 

 

春風が吹くだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すっごい!!るるるん!!ってくる!!」

 

 

本当に凄いや!刄さんの技術は、私でも真似できない。…その理由が、少しわかったかも。

 

 

「素晴らしい歌声です!!」

 

 

 

 

真っ新に生まれ変わって

 

 

人生一から始めようが

 

 

首の皮一枚繋がった

 

 

如何しようも無い今を

 

 

生きていくんだ

 

 

真っ白に全てさよなら

 

 

降りしきる雪よ

 

 

今だけはこの心を凍らせてくれ

 

 

全てを忘れさせてくれよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…凄いね、美咲ちゃん」

 

 

「はい……」

 

 

一緒にライブした時は篠笛だったから歌声まではわからなかったけど……凄すぎる。男の人からあんな綺麗な声が出るんだ…

 

 

 

 

朝目覚めたら

 

 

どっかの誰かに

 

 

なってやしないかな

 

 

なれやしないよな

 

 

聞き流してくれ

 

 

忙しない日常の中で

 

 

歳だけを重ねた

 

 

その向こう側に

 

 

待ち受けるのは

 

 

天国か地獄か

 

 

いつだって人は鈍感だもの

 

 

わかりゃしないんだ肚の中

 

 

それでも愛し愛され

 

 

生きて行くのが定めと知って

 

 

後悔ばかりの人生だ

 

 

取り返しのつかない過ちの

 

 

一つや二つくらい

 

 

誰にでもあるよな

 

 

そんなんもんだろう

 

 

うんざりするよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「凄い!あんな声出してみたいなぁ!!」

 

 

「…刄さん、ボーカルも出来るのか……」

 

 

ギターの技術でさえおたえが認めるレベルなのに、他の楽器にボーカル…。…改めて考えても、凄いの一言に尽きる。

 

 

 

 

真っ新に生まれ変わって

 

 

人生一から始めようが

 

 

へばりついて離れない

 

 

地続きの今を歩いて行くんだ

 

 

真っ白に全てさようなら

 

 

降りしきる雪よ

 

 

全てを包み込んでくれ

 

 

今日だけは

 

 

全てを隠してくれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ~、刄から最初にソロやりたいって言われたときは結構ビックリしたぜ?」

 

 

「そうですね、刄さんはあまり自分の要望などは言わないですからね」

 

 

「…仕方ないだろう、俺はそういうのが苦手なんだ」

 

 

俺が最近流行っていて、俺の好きな曲でもある『白日』をソロで歌い、皆が登場。『Flare』を華南ボーカルでやった後、MCを轍が進めている、といったところだ。…どうやら、観客は盛り上がっているようで安心した。

 

 

「今日はMC2回あるんだよね!」

 

 

「そうだね。……にしても、やっぱりこの光景は良いものだね」

 

 

「…ああ、全くだ。つい昨日にライブしてた感じがするぜ」

 

 

「…実を言うと、俺も興奮している。抑えられるかが心配なくらいにな」

 

 

昔は、ライブの度に性格が変わったんだよな。…今回は、出来るだけ抑えるとしよう。妹も来ていることだろうし。

 

 

「そろそろ次の曲に移りましょうか。…では、次は轍さんボーカルで『graphite/diamond』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「父さんがボーカル……どんな声なんだ?」

 

 

「……お父さんの曲は、いつなのかしら?」

 

 

「……」ワクワク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでも前に進むの」

 

 

振り返らずに

 

 

We gotta go

 

 

轍のボーカルと華南のサブボーカルで織り成される曲。轍の力強い声と華南の繊細で透き通る声は、絶妙にマッチしている。先程の『白日』に、負けず劣らずのクオリティである。

 

 

誰もが奪われることを恐れて

 

 

先に奪うこと 止めないから

 

 

冷酷な世界 順応するために

 

 

心を止めて

 

 

感覚を消そうとしてる

 

 

夜の海に光る 砲弾(Canon)

 

 

まるで 声なき叫びのように

 

 

温かさを捜して

 

 

そして、サビに入る。それが人々をより一層魅了する事は、もはや言うまでもないだろう。

 

 

風を読んで 波を裂き

 

 

夢見しは無垢なAZUR

 

 

痛みさえも 越えた果てに

 

 

何があるか教えて

 

 

心誓う 強さの分

 

 

優しくもありたくて

 

 

いつだって 引き裂かれる

 

 

想い抱きしめながら

 

 

「それでも前に進むの」

 

 

graphite/diamond

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「轍さんと華南さん……凄いね」

 

 

「うん……あのバンドって、思ってたよりずっと凄いや」

 

 

Grand Diamondが"王者"とはテレビとかで聞いていたけど……まさかここまでだったなんて、思いもしなかった。僕は、あんな父さんと母さんを持って、誇らしい。

 

 

 

 

振りかざす正しさは完璧でも

 

 

陰で悲しむ誰かがいると

 

 

知る頃には悲しみは怒りへと

 

 

広げたはずの両手は

 

 

(Shield)を握っていた

 

 

心を映し出す レーダー

 

 

侵入した価値観のせい

 

 

赤く点滅している

 

 

星の座標 占う場所

 

 

憧れは遠いAZUR

 

 

千切れそうな 嵐の先

 

 

何があるか教えて

 

 

負けたくない 倒れない

 

 

でも傷つけたくはない

 

 

いつだって 引き裂かれる

 

 

想いとともにいるよ

 

 

「それでも前に進むの」

 

 

graphite/diamond

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「燐子!?あれはどういう事!?」

 

 

「友希那!?落ち着いて!」

 

 

「だって!あれって……」

 

 

無理もない。友希那をはじめとする6つのバンドは、あり得ない光景が見えているのだ。当然の事ながら、その全員が驚きを顔に出している。…そう、あの刄が……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人が変わったかのようにギターを弾いているのだ。いつものあの性格や言動からは思いもしないくらい激しく弾いている。ヘビーロックでも弾いているのかと言わんばかりに。

 

 

 

 

抑えた感情はgraphite

 

 

いつか「自由」で磨かれた時

 

 

ダイヤモンドに変わる

 

 

曲もいよいよ佳境に入る。と同時に、演奏とボーカルの激しさに拍車がかかる。あのまりなですら、いつもの優しい雰囲気がほぼ失せ、クールさと激しさを醸している。

 

 

 

 

風を読んで 波を裂き

 

 

夢見しは無垢なAZUR

 

 

痛みさえも 越えた果てに

 

 

何があるか教えて

 

 

心誓う 強さの分

 

 

優しくもありたくて

 

 

いつだって 引き裂かれる

 

 

想い抱きしめながら

 

 

「それでも前に進むの」

 

 

graphite/diamond

 

 

 

 

振り返らずに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「続けていくよ!!『廃墟の国のアリス』!」

 




ということで、第10話が終わりました。

今回もまた中途半端でしたが、やはり3話に分けることにしました。次回はいきなり歌詞から入るので、あらがしめ伝えておきます。そして、刄のイメージ絵を更新しましたので、連絡します。

次回『Fantasy World』

登場曲

 ・白日

 ・Flare

 ・graphite/diamond

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