幸せになって欲しくて   作:Cross Alcanna

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どうも、Cross Alcannaです。

今回でライブ回が終了です。次回からは日常に戻るので、宜しくお願いします。そして、お知らせですが、現在月峰 信也のイメージ絵をリメイクしているところです。忙しくなるので、思いの外遅くなりそうですが、暖かい目で見守って下さると助かります。

では、本編を開始します。



【Extra】彼の歌、起源に帰す

「さて、2回目のMCだね!」

 

 

「て言っても、そんな話すことなんてないだろうに」

 

 

「そういうこと言わないの~!!」プンスカ!!

 

 

ま、こんな感じでまりなを主体にMCを進めている。大体こんな感じだ、うん。

 

 

「……いつも思ってたんだけど」

 

 

「ん?何だ?」

 

 

「刄ってさ、ライブになるといっつも性格とか口調とか変わるよな」

 

 

「確かにな!俺に近くなるよな!」

 

 

「……今日は妹とその連れがいるから、出来れば触れて欲しくなかったな……。こっ恥ずかしいったらありゃしない」

 

 

今日はいつも以上に抑えたつもりなんだがなぁ……。やっぱダメだったか。

 

 

「ほらほら!妹ちゃんだって見てるんだし~?恥ずかしいところ見せられないぞ~?」

 

 

「ふんっ!」ブンッ!

 

 

「あだっ!?いってぇ~!!」

 

 

「お前が悪い」

 

 

「……しょうがねぇだろ~?こっちだって楽しくなってんだからよ!」

 

 

「度は弁えるべきだけどな」

 

 

観客席から、多くの笑い声が聞こえてくる。…轍には悪いが、楽しいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……刄さん、いつもと全然違うわね」

 

 

「思ってたより違ってるね!燐子は知ってたの?」

 

 

「いいえ……私も初めてです。……凄く驚いてます」

 

 

いつもの面影はない。……何かをキッカケに性格が変わるなんて話を聞いたことはあったけど…こうして目の前で見ると、驚くものなんだ。…あのお兄ちゃんも、カッコいいなぁ……。

 

 

「わぁ……!刄兄、超カッコいい!!」

 

 

あこちゃんも興奮してる。やっぱり他の人から見てもカッコいいんだね…

 

 

「……!皆さん、そろそろMCも終わるみたいですよ」

 

 

興奮する私達を尻目に、氷川さんが声をかける。そろそろ終わりも近いのかな……?

 

 

「さて、そろそろ終わりも近づいてきたが……」

 

 

「ここで、ちょっとしたサプライズだよ!!Roseliaの子達がいたら驚くかもね~?」

 

 

『……?』

 

 

「いたら、の話だけどな」

 

 

何だろう……?私達がいたら?いったいどういう…

 

 

「……では、次で最後の曲です」

 

 

「じゃあ、行くぞ?……椿!!」

 

 

「ああ!!」

 

 

そうして流れた最初の音。それを聞いて、私達は驚きを隠せなかった。

 

 

『!?』

 

 

嘘……!?この曲って……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

LOUDER……!?

 

 

 

 

裏切りは暗いままfall down

 

 

崩れゆく世界は

 

 

心引き剥がして熱を失った

 

 

未だに弱さ滲むon mind

 

 

未熟さを抱えて

 

 

歌う資格なんてないと背を向けて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが……本当の『LOUDER』……!!」

 

 

私達もFWFで歌ったけれど、やっぱり違う……!私達では出せなかったこの勢い、これが本当の『LOUDER』……。

 

 

「これは……知り合いであることを抜きにしても……ただただ凄いです」

 

 

「……超超カッコいいね!!りんりん!」

 

 

「……うん!!」

 

 

「……言葉が出ないって、こういうことなんだ」

 

 

私以外も、各々の反応をしているわね。……これが、私が認めさせたかった音楽。

 

 

 

 

色褪せた瞳 火をつけた

 

 

あなたの言葉

 

 

Louder…!

 

 

You're my everything

 

 

You're my everything

 

 

輝き溢れゆくあなたの音は

 

 

私の音でtry to…

 

 

伝えたいの

 

 

I'm movin' on with you

 

 

movin' on with you

 

 

届けたいよ全て

 

 

あなたがいたから私がいたんだよ

 

 

No more need to cryきっと

 

 

「お兄ちゃん……とても楽しそう…!」

 

 

あんなに"心の底から"楽しんでるお兄ちゃんは、初めて見た。やっぱり、ライブしてると楽しいんだ。……私と同じ。最初の私はずっと緊張してた。……お兄ちゃんも、そうだったのかな?後で聞いてみよう。

 

 

 

 

脆さは砕けばいいso long

 

 

刹那に幼さを連れて

 

 

叶えてみせるから

 

 

I don't look back

 

 

選ぶのは必然でall time

 

 

ひりついた素肌も見せて?

 

 

恥じる事はないの

 

 

いつまでも

 

 

「そういえば、ふと思ったのですが……」

 

 

「どうしたのかしら?」

 

 

「いえ、大したことではないのですが……」

 

 

紗夜にしては歯切れが悪いわね。そんなに聞きにくいことなのかしら?

 

 

「どうしてサブボーカルを刄さんがやっているのかと思いまして……」

 

 

「……男性ボーカルがメインだから…くらいしか思いつかないわ」

 

 

「……それもそうですね…」

 

 

…今は曲に集中しましょうか。知りたかったら後で聞けばいいでしょうし。

 

 

 

 

ああ…迷いなんてないわ

 

 

臆さないよ

 

 

言葉の一つも

 

 

To listen…

 

 

I will never die

 

 

I will never die

 

 

生まれ落ちた場所で運命を遂げるまで

 

 

このままずっと

 

 

keep on running

 

 

Nothing's gonna change my world

 

 

gonna change my world

 

 

静寂にはso good-bye

 

 

もっと激しく揺らせ、起こせ波風

 

 

初めての声で

 

 

最近FWFでRoseliaが演奏した事も相まって、『LOUDER』の知名度はかつて以上に飛躍した。観客らの盛り上がりの要因にそれがあることは、もはや言うまでもないだろう。

 

それに加えてかつての『LOUDER』の復活が加わったとなれば、それはもうとてつもない歓声を湧かせるのには、十分すぎる。そして、入れ替わって歌われる飽きの来ないように工夫されており、それがまた観客らを興奮の渦に巻き込んでいた。

 

 

 

 

Only one…歌をほどけば

 

 

あの頃の私がいて

 

 

あの頃のあなたが笑うよ

 

 

I renew one's hopesただ

 

 

強く

 

 

強く

 

 

熱く

 

 

熱く

 

 

届け

 

 

届け

 

 

Sing for…

 

 

皆が聞き入っている。そんなことさえ無視して、この曲は終わりへと進んでいく。皆は惜しく思いつつも、その演奏により一層の歓声をあげる。

 

 

 

 

Louder…!

 

 

You're my everything!

 

 

輝き溢れゆくあなたの音は

 

 

私の音でtry to…

 

 

伝えたいの

 

 

I'm movin' on with you

 

 

movin' on with you

 

 

届けたいよ全て

 

 

あなたがいたから私がいたんだよ

 

 

No more need to cryきっと

 

 

Feel alive…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい!今日のライブは終わりだよ!!」

 

 

観客席から、それを惜しむ声が聞こえる。それを見た轍が、続ける。

 

 

「これからは不定期でライブをするつもりだから、その時は宜しくな!!」

 

 

それを聞いた観客は、再び歓喜した。だが、今宵のライブは、幕を閉じる。

 

 

「それでは皆さん、またお会いしましょう」

 

 

「以上、Grand Diamond復活ライブでした!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[舞台袖]

 

 

「いやぁ、いい盛り上がりだったな~!!」

 

 

「ね!」

 

 

「……そろそろか?」

 

 

「?何がだ?」

 

 

…そろそろ来るな。そうして少し静かにしていると、アンコールを求める数多の声が。

 

 

「…では、行きましょうか。あれだけ求められてるんですし」

 

 

「…だな」

 

 

ここまでアンコールを所望されたら、やるしかないだろう!!

 

 

「……行くぞ!!」

 

 

『おう/うん/えぇ!!』

 

 

アンコールに応えるとしようか!行くぞ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よぉし!アンコール行くぜ!!」

 

 

再びステージに上がった俺らを待っていたのは、はちきれんばかりの歓声と観客だった。

 

 

「この曲で締めるぞ!!『VOCACITY』!!」

 

 

 

 

I am very, very crazy, very

 

 

永遠に止まらない

 

 

世界の全て この口腔の中

 

 

欲のままに、ただ貪り続ける。それは、離れてはいるものの人間の本能に近しい。そんな曲を最後に持ってくるあたり、少し変わっていると言えるだろうか。

 

 

さあいざ 闇の中で晩餐会を

 

 

誰も彼も食糧へと

 

 

Can’t stop, can’t stop, eating

 

 

Can’t stop, can’t stop, not enough

 

 

Anything can be eaten, even if you say no, hahaha…

 

 

生命尽くしフルコースを

 

 

味覚に暴力快楽を

 

 

Don’t stop, don’t stop, feeding

 

 

Don’t stop, don’t stop, one more bite

 

 

嗚呼、足りない、飽きない 原罪の衝動よ

 

 

I am very, very crazy, very

 

 

永遠に止まらない

 

 

欲に喰われた亡者の業 I wanna go

 

 

サビに入り、より一層邪悪さを増し、ダーティーな世界観が広がりつつある。その世界に皆が飲まれることは、もはや言わまくてもわかるだろう。

 

 

Very, very tasty, very

 

 

盛大に宴を

 

 

世界の全て この口腔の中

 

 

I just want to eat. How tasty it is

 

 

時に混ざる英語が、この曲の味を引き出しているとも言えよう。そんな解説も置いていくように、2番が始まっていく。

 

 

何もかにもをこの俎上へと

 

 

理性さえも捕食対象

 

 

Can’t stop, can’t stop, eating

 

 

Can’t stop, can’t stop. Lost myself

 

 

許されない、止まない 本能の罪状

 

 

You’re berry, berry, like a berry

 

 

熟れた紅い粒の様に

 

 

噛み割れ垂れる生命のSauce I’m also

 

 

Berry, berry, we’re berries

 

 

群小な者達よ

 

 

跡形もなく潰され消えゆけ

 

 

I just want to eat. How tasty it is

 

 

この曲も終盤になり、盛り上がりも最高潮に達する。Grand Diamondのメンバーもテンションが上がりきっている。

 

 

罪と呼ぶなら良いでしょう

 

 

恥と呼ぶのも良いでしょう

 

 

欲望は本能 醜悪を肯定せよ

 

 

I am very, very hungry, very

 

 

永遠に止まらない

 

 

欲に喰われた亡者の業 I wanna go

 

 

Very, very tasty, very

 

 

盛大に宴を

 

 

世界の全て この口腔の中

 

 

I am very, very hungry, very

 

 

Very, very tasty, very…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[帰り道]

 

 

アンコールを終え、観客も帰り始めた頃。帰りの支度を終えた刄が、燐子とまりなと帰路に立っている。

 

 

「凄かった……!」

 

 

「嬉しいね~!こうやって言ってもらえると!」

 

 

「だな」

 

 

各々今回のライブについて感傷に浸る。

 

 

「そうだな……、今日は少し奮発するか」

 

 

「……本当!?」キラキラ!

 

 

「あぁ、偶にはな。……まりなも来るか?」

 

 

「良いの!?」キラキラ!

 

 

お前ら……反応がほぼ同じじゃないか……、はぁ。

 

 

「そうと決まれば、早く行くぞ」

 

 

『うん!!』

 




ということで、If.12が終わりました。

ライブ編、終了です。さて、ここでお知らせですが、この小説の投稿頻度を不定期に変更しようかと思います。この小説と3作目の投稿頻度が入れ替わると思ってくれればいいです。この話を投稿し次第、月峰 信也のイメージ絵を更新しますので、そちらも見に行っていただけると嬉しいです。

次回『色々と』

登場曲

 ・LOUDER

 ・VORACITY

誰との絡みが見たい?

  • 千聖
  • 友希那
  • 美咲
  • ひまり
  • たえ
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