幸せになって欲しくて   作:Cross Alcanna

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どうも、Cross Alcannaです。

今話から、幕間(日常編)がスタートします。大体4~6話くらい作ろうかと考えています。幕間では、彼の生活を主軸に作っていく予定です。メインで出せそうにないキャラが沢山登場するかもしれません。

では、本編を開始します。



幕間(日常編)1
【日常】Tea Time


[白金家 刄の部屋]

 

 

「………む、結構進んだな……」

 

 

…燐子は練習に行っている。これといった用事もなく、買い出しも昨日済ませた。…こういう時、俺は決まって勉学に励む。…無論、燐子に頼まれた時に教えられるくらいの学力を身に付けようと、始めたのだが………

 

 

「…来週には、2年生の範囲が終わりそうだな……」

 

 

……ふむ、終わり次第、3年生の範囲に手をつけるのもありだな…。……む、そういえば…

 

 

「……まだ行ってなかったな」

 

 

…きりも良い、行くとしよう。そう考え、準備を済ませ、外に出る。……そういえば、あそこに紅茶はあるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[???]

 

 

ガチャ…

 

 

「いらっしゃいませ!」

 

 

店内に入る。……ふむ、和やかな雰囲気だ。CiRCLEのカフェテリアとは違っていて、これはこれで良い所だ。巴があれだけ熱心に話していたのも頷ける。

 

 

「……席は、何処でも良いのか?」

 

 

「はい!ご自由にどうぞ!」

 

 

そう言われたので、カウンター席の端に座る。前には、マスターと思わしき人物が立っている。……大人な雰囲気だ。……む、目があったか。

 

 

「……失礼、ジッと見すぎていたか」

 

 

「いえいえ、お気になさらず。……ここに来るのは初めてですか?」

 

 

「……あぁ」

 

 

「でしたら、これを。…ああ、これのお代は結構ですので」

 

 

と、コーヒーを1つ、俺の前におく。……香りからして、この店オリジナルのものだろう。一口。……香りに劣らず、味も良い。口の中で広がるのがわかる。

 

 

「……成る程、ここはかなり良い店なんだろうな。……この1杯でわかった」

 

 

「…ありがとうございます」

 

 

……ここを教えてくれた巴には感謝しなくてはな。………ん?聞いたことのある声がするな?あっちか?

 

 

「……そういう事か」

 

 

見た先には、巴がいた。が、他に4人程いるな。……確か、パン屋で会った青葉と……さっきの店員か。他は初めて見るな。

 

 

「…あっ!刄さん!」

 

 

……こちらに気付いたのか、手を振って俺の名を呼ぶ。………ふむ。

 

 

「席は移動しても構いませんよ」

 

 

俺の心でも読んだかのタイミングで俺に言うマスター。…そうなのか、ならば行くとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[??? ボックス席]

 

 

「偶然ですね!」

 

 

「……する事もなかったからな。ここの事を思い出したから来てみたんだが…………良い店だな、感謝するぞ、宇田川」

 

 

…前はあこがいたから名前呼びだったが、今は名字で呼ぶべきだな。こんな男に名前呼びされたら、他の4人に怪しまれかねん。

 

 

「あ!さっきのお客さんですね!」

 

 

「あ~、刄さんだ~。やっほ~」

 

 

……名前呼びは止めて欲しかったんだがな…名字で呼べば……あぁ、燐子とゴッチャになるのか?なら仕方ないか。

 

 

「……宇田川…自己紹介するべきか?」

 

 

「そうですね、初めましての人もいますからね!」

 

 

「……白金 刄、白金 燐子の兄だ」

 

 

……あまり驚いてないな。宇田川か、モカ辺りがしゃべったのか?まぁ、だからといってどうこう言うつもりは更々ないが。

 

 

「……何かの縁だ、そちらの名も聞いておきたい」

 

 

すると、巴とモカ以外の3人が名前を言う。美竹 蘭(みたけらん)上原 ひまり(うえはらひまり)羽沢 つぐみ(はざわつぐみ)というらしい。途端、宇田川が質問を投げ掛けてくる。

 

 

「そういえば、家では何してるんですか?」

 

 

「……買い出しだったり、料理だ。…燐子が高校に行っているから、勉学もしている」

 

 

…勉学、というワードを聞いた途端、上原と宇田川から、『ウッ……』という声が。……苦手なのだろう、恐らく。

 

 

「あれ?でも前に中卒って言ってませんでしたっけ?」

 

 

「……言ったな」

 

 

「じゃあ~どうして勉強なんてしてるんですか~?」

 

 

巴に続けて、モカも質問してくる。

 

 

「…勉学に関して聞かれても良いように始めただけだ」

 

 

『えぇ!?』

 

 

……それほど驚く事なのか?俺的には、普通だと思うんだが……?…まぁ、他の人から見たら進んで面倒なことに取り組む奴とは見られるかもしれんが……

 

 

「ち…ちなみに、何処まで進んでるんですか?」

 

 

「…もうすぐで高2の範囲が終わるな」

 

 

『えぇ!?』

 

 

……驚いてばかりだな、コイツら。リアクション良いな。芸人にでもなったら、くっていけるんじゃなかろうか。

 

 

「す、凄いですね!」

 

 

「……終わり次第、3年の範囲もやっておこうと思っているからな、出来るなら早くやろうと」

 

 

「……待って、可笑しいから」

 

 

「……む、何処がだ?」

 

 

「…まず~、高1の範囲はどれくらいで終わったんですか~?」

 

 

「…1週間だが?」

 

 

『いやいやいやいや!』

 

 

「……言っておくが、高2の範囲はここまでで2()()()()かかっている」

 

 

……そう、高2までの範囲で()()1()()()()かかってしまったのだ。英語と数学に随分と時間を喰われてしまったのだ。

 

 

「早すぎませんか!?」

 

 

「…本当は高3までを1ヶ月で終わらせようと思っていたんだがな…英語と数学が少し厄介でな……それ以外は2、3日で終わったが………」

 

 

「じゅ~ぶん可笑しいですよ~?」

 

 

……ふむ、まさか青葉に言われるとはな。学生にとっては早いのか、このペースは。

 

 

「因みに…それ、燐子先輩に言いましたか?」

 

 

「……言ったな、燐子から『お兄ちゃん……』って投げ槍な感じに言われたな」

 

 

「あはは……」

 

 

………どうやら勉学面では、俺は可笑しい部類らしい。そこまでだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[白金家 リビング]

 

 

…今は燐子と2人で夕飯を食べている。俺が今日の事を話すと、「お兄ちゃん……」と、また言われた。……やはり俺が可笑しいんだろうか?

 

 

「お兄ちゃん……頼みたいことが…あるんだけど……」

 

 

「……言ってみろ」

 

 

「明日ここで……勉強会が…したい」

 

 

……Roseliaの中にも勉強不得手の奴がいるのか?5人中、どれだけが勉強出来るか…にもよるな。

 

 

「……勉強得意な奴は、どれだけいる?」

 

 

「……私含めて3人…かな」

 

 

「………わかった、時間は?」

 

 

「13:00で…良い?」

 

 

「……それで頼む」

 

 

「……うん!」

 

 

……明日は昼前に買い出しを済ませるとするか。そういえば、もてなすための物々は切らしてなかっただろうか?

 




ということで、第8話が終わりました。

初めての日常回なので、少し変なところもあるかもしれません。追って質を上げていく所存です。彼のハイスペックぶりが見られた回でした。次回は、Roselia勉強会 in 白金家。当然何事もなく終わるわけもなく………

次回『勉強より親睦を』
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