この素晴らしい奉仕部に祝福を!   作:149

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#3 解消

「いや…きっつい…」

 

俺は騒がしくなったギルドから逃げるようにして外に出ていた。まぁ騒ぎが起こった原因俺なんだけど。てか騒ぎたてんなよ受付の人。コミュ障にはあの空気はきついんですよ…それにしても…これからどうするかな…そう悪態をつきながらもこれからのことに考えていると後ろから

 

「ヒッキー!!」

 

「比企谷君!!」

 

聞き慣れた愛称に声が聞こえてきた。俺は思わず後ろを振り向いた。幻聴だろうと頭ではそう思いこんだ。それでも心が反応した。そして振り向いた先には

 

「な…なんで。どうして…いるんだよ」

 

幻聴だろうとゆう思いは消え、また会えたという喜びやなんでここにとゆう疑問。

 

(なんでここに…!どうして一体何が)

 

そこには雪ノ下雪乃と由比ヶ浜結衣が立っていた。

__________________________________________________________

 

俺たちは話をするために人気のない路地裏に移動していた。

しかし俺は動揺と驚きで喋るに喋れなかった。聞きたいことは山ほどある。なんでここにいるのか。一体何があったのか。しかし心の中とは反対に口は動かなかった。すると

 

「ヒッキーまた…会えたね」

 

俺が喋り出せないのを察してか由比ヶ浜が喋り出した。

それに続き、

 

「そうね比企谷君また会えたわね」

 

軽く目尻に涙を溜めている。でもその表情は喜びに溢れていた。ただ純粋に再会を喜んでいるように見える。でもやっとの思いで開いた口から出た俺の言葉は疑問だけだった。

 

「なんで…なんで二人ともここにいるんだよどうして…」

 

雪ノ下は少し黙り込み

 

「…そうね。そのことを話しましょう」

 

何があったのかを話しはじめた。

 

「私たちもあまり覚えていないのだけれど、私たちは比企谷君が目を閉じた後ただ立ち尽くしていたわ。」

 

その時のことを思い出し、少し顔を歪める。

 

「それでも周りにいた人たちが騒ぎに気付いてあの男を抑えてたの。それで若い男の人が携帯を取り出した時に男は抑えていた人を押しのけてそのまま私たちのところへ向かってきて…」

 

「それでゆきのんも私もボーッとしてるだけだったから反応が遅れて…」

 

「そこでその後エリス様に会ってこの世界に来ることを選んできたのか…。」

 

「そう。そうゆうことよ」

 

俺は頭の中がぐちゃぐちゃになっていた。

 

(何で…何で周りのやつはまずこの二人を保護しなかったんだ。そもそも押さえつけを甘くしてどうするんだ。それに…)

 

「…ヒッキー」

 

俺は名前を呼ばれて由比ヶ浜の顔を見た。すると由比ヶ浜は俺の心境を知ってか知らずか

 

「ヒッキー多分今色々考えてると思う。なんでなんだーって。私たちが死んだことを悲しんでるかもしれないけど私たちに未練はないよ?」

 

「ええその通りよ」

 

そう言われ俺は驚いた。普通死んで未練がない人間なんて居ないはずだ。その思いが強すぎて霊なんてものになる人もいるのに。それなのにないと言い切った二人をずっとみていた。

 

「確かにまだやりたいことはあったわそれでも」

 

思いを馳せているのか少し俯く雪ノ下

 

「お父さんとお母さんの事とかあるけどそれでも」

 

ちょっと顔を歪めながらゆう由比ヶ浜

でも今度は二人とも満面の笑みで

 

「「比企谷君(ヒッキー)がいないのは嫌だから(だもん)」」

 

その言葉を聞いて俺はまた泣いてしまった。そんな俺を見てか雪ノ下と由比ヶ浜も最初は我慢していたが俺に近寄り泣き始め三人で抱き合う形になってしばらくずっと泣いていた。

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「…すまん…見苦しいところを見せた」

 

「それ言ったら私たちも泣いてたんだけどな…」

 

「そうねそこはお互い様よ。…後なんであなた正座をしているのかしら」

 

そう不思議そうに聞かれた。そう俺は今絶賛正座中だった。なんでかって?だって雪ノ下と由比ヶ浜に抱き合う形になってたんだよ?てことは

 

『セクハラ谷君。あれはどうゆうことなのかしら?』

 

となって通報されかねない。そんなことになれば楽しい楽しい異世界生活が虚しい虚しい刑務所生活になってしまう。そんなのは嫌だ。だからいつでも土下座に移れるように正座していた。

 

「いやぁ…その…なんと言いますか…抱き合う形になってしまい申し訳ないと言いますか…通報はやめてほしいと言いますか」

 

そうゆうと思い出したのか二人とも顔が一気に赤に変わっていく。

 

「そ、そんなの気にしてるわけないじゃない。そうよ気にしてないわ。だからはやく忘れない今すぐにでも」

 

「そ、そうだよヒッキーそれに近寄ったのは私たちだし…や、やっぱ今のなし!忘れて!」

 

そう早口でまくし立てる二人。なんで早口なの…自分の詳しい分野を語ってるオタク並みに早口じゃん…ソースは俺。てか顔真っ赤にしてまで怒ってるじゃん。やはりここは

 

「本当にすいませんでした。」

 

そうして俺は本日二度目のDO・GE・ZAを繰り出した。

__________________________________________________________

 

「それでこれからどうするのかしら」

 

あのあと二人に本気で焦られ、みんな忘れようとゆうことで話がついた。

 

「ゲームだとパーティーを組んでモンスターとかを倒してレベル上げってのが定石だろう」

 

「ぱ、パーティー?」

 

…こいつまさか

 

「雪ノ下ゲームはしたことあるか?」

 

「いえ残念ながらないわ」

 

そうだよこいつよく考えたらお嬢様じゃん。

 

「ゆ、由比ヶ浜は?」

 

「えっと…友達がしてたのを見たことはある!」

 

つまりやったことないんですね。…今この状況で頼りになるのは俺だけと。てゆうかこいつらゲームやったことないのに特典どうやって決めたんだ?そもそも職業とか色々理解してるかも怪しいな…まずは現状整理だな

 

「雪ノ下由比ヶ浜カードを見せてくれ」

 

「カードってこれのことかしら」

 

そう言いスキルカードを俺に見せた。由比ヶ浜もそれにならいカードを出す。

 

「それであってるさんきゅー」

 

二人からカードを受け取り、内容を見ていた。

 

(雪ノ下はアークウィザードか。さすが氷の女王だな。とうとう氷を魔法で出し始めるのか)

 

「比企谷君何か失礼なこと考えてないかしら」

 

「しょ、しょんなことないですよ」

 

噛んだけど完璧にごまかせたはずだ。雪の下の目線がこれまで以上に冷たいが気のせいだ。サイキンサムイモンナァー。

 

(そして由比ヶ浜が…召喚士?)

 

召喚士は確かテイムしたモンスターとかを召喚する職業か…

 

「由比ヶ浜この職業についてなんか説明されたりしたか?」

 

「確か初めてみる職業だって言われたよ」

 

(なるほど由比ヶ浜も俺同様未知の職業ってわけか。しかしステータスは雪ノ下が生命力が低いが知能、魔力、器用度、敏捷性どれも高い。その中でも魔力は飛び抜けている。あとは筋力と幸運は平均値。由比ヶ浜は、大体が同じ値。おかしいのは知能と生命力と器用度、知能と器用度が低いが生命力がずば抜けている。)

 

俺はあらかた目を通し、雪ノ下と由比ヶ浜に職業やゲームみたいな仕組みのこと大体のノウハウを説明した。

 

「なるほどつまり怪物を倒せばレベルとゆうものが上がり、能力も向上する。それに加えてスキルポイントとゆうものが手に入りそれに応じて魔法などの職業特性の技が手に入るのね」

 

さすが雪ノ下だ理解が早い。そしてその反対に

 

「えっと、うん!わかった!」

 

ほんとにわかってんのかこいつ

 

「とりあえずスキルの会得をしよう。これがないと何もできない。カードのここの部分にスキルポイントと会得できるスキルポイントがかいてある。見たところ二人とも大体が会得できるはずだから会得しといてくれ。」

 

俺は自分のカードを指し説明をした。そして説明したあとなんのスキルがあるのか眺めていた。

 

「比企谷君あなたのカードも見せてくれないかしら」

 

「俺のか?別にいいけど」

 

そういい俺はカードを渡す。

 

「…気のせいかしら。殆どのステータスが私達より高い気がするのだけど」

 

「ほんとだーヒッキー高いね。あんだけ騒がれてたもんね。」

 

え、まって

 

「お前らずっと見てたの?」

 

「ええあなたが女性に何かゆわれて軽く顔が引きつってたとこからバッチリと」

 

まじかよ…てゆうか

 

「最初っからかよ…」

 

俺が軽く絶望してると

 

「…比企谷君ちょっと」

 

「どうした?」

 

俺が覗き込むと雪ノ下はカードを取り出し、俺のカードと並べて俺に見せた。

 

「あなたのスキルと私のスキル覚えるものがほぼ一緒な気がするのだけど」

 

そうゆわれ俺もスキル欄を見ると

 

(ほんとだ…ほとんどかわんねえてか全部一緒?)

 

ほとんど覚えるスキルが一緒だった

 

「…これに関しては俺もわからん。もしかしたら黒魔道士はアークウィザードが主体なのかもしれん。知らんけど。」

 

暫く考えてると

 

「そういえばヒッキー特典何にしたの?」

 

「そういえばそうね何にしたのかしら」

 

「そうゆうお前らは何にしたんだ?」

 

「私は魔力を無限とゆうのにしてもらったわ」

 

「私はテイム能力…?ってのをもらった」

 

魔力無限にテイム能力か。職業にぴったりだ。しかし

 

「よくゲームやったことないのにそれにしたな。それに由比ヶ浜お前実はわかってないだろ。」

 

「これは私たちが選んだとゆうよりエリス様が選んでくださったのよ」

 

「そうそう私たちこうゆうのわかんなかったから」

 

なるほど体力がない雪ノ下は近接戦は不利とよんで魔力を動物好きの由比ヶ浜にはテイム能力をか。でもモンスターってそんな愛くるしい見た目してるのか…?

 

「私の能力はわかるのだけれど由比ヶ浜さんのテイム能力は一体なんなのかしら」

 

「簡単に言えばモンスターとかを手懐けるって感じだ。そしてそのモンスターで戦うって感じだ」

 

「なるほどなるほどそれでヒッキーの特典はなんなの?」

 

「お、俺のはその…」

 

俺は言いたくない理由があった。しかしゆわないわけにもいかないので

 

「ん?」

 

「ら…い」

 

「え?」

 

「ら…いと超回復」

 

「最初の方が全然聞こえないのだけれど」

 

「ら、《雷帝》と《超回復》です…」

 

そうめちゃくちゃ厨二臭いのだ。材木座並みに臭い。いやもうほんとに口にするだけで1日ベッドの上で蹲れるレベルで恥ずかしい。

 

「それはどうゆう能力なのかしらそれに…二つ?」

 

「エリス様のご好意で二つになりました。あと前者の能力は雷を自由に操れる能力です。後者は体力、体の傷を瞬く間に直してくれる能力です」

 

「へぇ〜よくわかんないけど派手で強そうだね!」

 

「そうね雷つまり電気は人も殺してしまうほど強力だもの。強いのは確実でしょうね。あとなんで敬語なのかしら」

 

あまりの恥ずかしさに敬語になっていたようだ。

 

「敬語は気にするな。まぁまだ操り方は分かんないから練習あるのみなんだが…それもこれからクエストを受けて色々試してみたいと思ってる。この世界に来たから当たり前なんだがわからないことが多い。その中でも由比ヶ浜と俺は特に不確定要素が多い。職業に前例がないからな。それを試してからこれからの身の振り方を決めようと思う。二人はどう思う?」

 

「んー私はよく分かんないからヒッキーに任せるよ」

 

「私も由比ヶ浜さんと同意見ね」

 

「じゃあ決まりだな…ん?」

 

俺はふと視線を感じ上を見上げた。しかしそこには誰もいなかった。

 

「どうしたのヒッキー」

 

「いやなんでもないそれじゃあ行くか」

 

俺たち三人はクエストを受けにギルドに向かった。

__________________________________________________________

 

「ふふっどうやら無事に会えたみたいですね」

 

路地裏の上から覗き見をしている銀髪の盗賊風の女の子がそう言い笑っていた。

 

「八幡さんもスッキリした表情をしていますし、これから大丈夫でしょう」

 

子を見守るように優しい眼差しを八幡に向ける。

 

 

「女神失格ですねこんなに肩入れするだなんて」

 

そう言いつつも嬉しそうに笑う。

 

「これから頑張ってくださいね。奉仕部の皆さんに祝福を」

 

そう言葉を残すと何処かへ消えていった。

 

 

 

 

設定

 

比企谷八幡

 

職業:黒魔道士

アークウィザードの魔法を全般操れるが威力は劣る。プラスモンスターの魔法が習得できる。

 

特典:《雷帝》

雷を練習次第で自在に操れる。出力は本人次第。

 

《超回復》

体力、体の傷を回復する。実は魔力も回復するが八幡はまだ気付いていない。

 

雪ノ下雪乃

 

職業:アークウィザード

基本的に原作通りもしかしたらオリジナルの技を出すかも。

 

特典:《無限魔力》

その名の通り魔力が無限になる。これはエリス様が体力のない雪乃には剣や槍などの近接戦闘は向いていないと思いこれをすすめた。

 

由比ヶ浜結衣

 

職業:召喚士

モンスターを召喚し、使役し戦わせる。

 

特典:テイム

どんなモンスターでもテイムできるただし召喚されたモンスターに限る。これもエリス様が自分で戦うのは躊躇すると判断しこれをすすめた。

 




設定は大体こんな感じです。八幡にこの特典を選ばせた理由は後々に出てきます。この作品は私のいわばご都合作品です。設定やストーリーに違和感などが見受けられるかもしれませんが見守ってくださると幸いです。意見などもくださると嬉しいです。ヒロインに関しましてはぶっちゃけまだ悩んでます。ハーレムに行くのか雪乃ルートか由比ヶ浜ルートかはたまたこのすばキャラルートかそこはまたおいおい決めていきます。引き込みたかった理由ですがやっぱり本物や幸せは奉仕部で見つけて欲しいと思ったからです。では読んでいただきありがとうございました。また次回会いましょう。
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