-ユウキ・ハルカゼ-
15歳。神奈川出身。戦争に巻き込まれたことをきっかけに、機密保持のためとして徴兵され、殉職者からテストパイロットを引き継いだ少年兵。ジャブローに保管していたロールアウトカラーの局地型ガンダムに搭乗する。階級は曹長。
※原案は八神優鬼先生。
-アンリエット・ダルシアク-
24歳。オルレアン出身。名門ダルシアク家出身のエリート士官であり、普段は淑やかだが戦闘になると一気に豹変する。白を基調とするジムスナイパーカスタムに搭乗する。階級は中尉。
※原案はMegapon先生。
-ゼファー・アルビオン-
24歳。オンタリオ出身。鋭い眼光を持つ元テストパイロットであり、寡黙で不器用ながら情に厚い熱血漢。蒼銀を基調とするザクIIに搭乗する。階級は中尉。
※原案はカイン大佐先生。
-ヨゼフィーネ・ミュールマイスター-
28歳。サイド3出身。ルウム戦役から戦い続けてきたベテランパイロットの1人であり、冷静沈着な女傑。プロトタイプケンプファーに搭乗する。階級は曹長。
※原案はクレーエ先生。
-サトル・コガ-
20歳。 サイド3出身。第2次降下作戦後に増援部隊の一員として送られた若手パイロット。宇宙への帰還に不安を募らせながらも、仲間達のために尽力し続けている。ザクF2型に搭乗する。階級は伍長。
※原案はクルガン先生。
-ガルド・ルーデンドルフ-
22歳。サイド3出身。ジオン軍の敗走を予感しているパイロットの1人であり、仲間達を脱出させるべく補給部隊にユーコンの手配を要請している。ザクF2型に搭乗する。階級は曹長。
※原案はスノーマン先生。
聳え立つHLVの影が見える、入り組んだ工業地帯。その戦場に立つMS達は、爆音が絶えない激戦区の渦中を駆け抜けていた。
『これで……今度こそ決めるッ!』
『おやおや、随分と威勢のいい坊やだ。……でも、これはどうだいッ!』
RX-78-01[N]「局地型ガンダム」を駆る、ユウキ・ハルカゼ曹長。YMS-18「プロトタイプケンプファー」を操る、ヨゼフィーネ・ミュールマイスター曹長。
彼らの一騎打ちも、すでに佳境を迎えている。ヨゼフィーネ機の手を離れた連結機雷・チェーンマインの爆炎が、増加装甲を纏うユウキ機を飲み込んでいた。
『うがあぁッ!?』
『これだけの爆発をまともに浴びれば、さしものガンダムタイプもッ――!?』
『……おおぉぉおーッ!』
だが、それで落とされるようなガンダムタイプではない。砕け散る増加装甲を脱ぎ捨て、炎の幕を突き破り――ビームサーベルを振るう局地型ガンダムが、その正体を露わにする。
黄色を基調とするロールアウトカラーに統一されたその機体を前に、ヨゼフィーネ機は驚愕と共に後退する。一瞬でも反応が遅れていたら、上半身は今頃宙を舞っていただろう。
『全く、冗談じゃないよ……! 不死身なのかい!? ガンダムってのは!』
『これ以上攻撃を喰らっていたら持たない……! なんとか間合いに入り込まないとッ……!?』
その常軌を逸する耐久性にヨゼフィーネが冷や汗をかく一方で、ユウキも増加装甲を失ったことに焦燥していた。
そこへ追い討ちをかけるように、物陰から飛び出してきた「新手」の実弾を浴びせられてしまう。MMP-80マシンガンの弾丸だ。
『くッ、新手のザクかッ!』
『
『サトルかい!? 全く、あのひよっこが言うようになったじゃないか!』
ヨゼフィーネ機を援護するべく駆け付けてきた、ザクF2型に搭乗しているサトル・コガ伍長。かつては「ひよっこ」だった彼が見せる冴えた挙動に、
ならばと、ユウキ機はサトル機へとMS用マシンガンの照準を向ける。が、引き金を引く前に――もう1機のF2型に、弾倉式280mmザクバズーカを撃ち込まれてしまった。
『ったく、ここに来てガンダムタイプの相手かよ! つくづくツイてねぇなッ!』
『ぐうッ……!? 2機目!? 包囲されているッ!?』
『おや、ガルドまで来てたのかい! ボヤきが止まないのも相変わらずだねぇ!』
2機目のF2型を乗りこなし、軽口を叩きながらもユウキ機を翻弄しているガルド・ルーデンドルフ曹長は、ヨゼフィーネに対しても飄々とした佇まいを維持している。
『ハンッ! あいにくだが、この状況でヘラヘラしてられるほどの度量なんざ俺にはッ――!?』
だが、それも長くは続かなかった。突如、上空からブルパップマシンガンの弾雨が降り注いだのである。
そのシルエットはザクIIのものだったが、蒼銀のパーソナルカラーと死神のエンブレムは、紛れもなく連邦軍のエースのものであった。
『今度は上から3機目……!? いや、違う! ゼファー中尉か!』
『紛らわしくて済まんな、ユウキ。ゼファー・アルビオン、これより前線に出る』
遥か上空の
『ゼファー中尉、あの新型を守るように2機のザクが展開しています! 数ではこちらが不利です、一旦退がらないと!』
『数なら互角だ。……アンリ、出番だぞ』
ユウキはなおも心配げな表情を浮かべているが、それに対してゼファーの貌は涼しげであった。さらなる『新手』の到着を待つように、彼は青空を仰ぐ。
『あらあら、ゼファーったらそんなに急かないでくださいな。言われずとも
輸送機のコンテナ内で出撃準備を整えていた、彼の同期――アンリエット・ダルシアク中尉は、淑やかな佇まいで愛機のコクピットに乗り込んでいた。そして、次の瞬間。
『……道を開けろオラァアッ! このアタシのお通りだってんだよッ!』
それまでの穏やかな風貌から一転して、獰猛な野獣の如き雄叫びを上げると。白を基調とするRGM-79SC「ジムスナイパーカスタム」を駆り、この戦地に舞い降りるのだった。
『いっ……!?』
『ユウキは初対面だったな。……奴は俺の同期のアンリエット・ダルシアク。腕は良いが、見ての通りの二重人格だ』
その変貌にたじろぐユウキを一瞥し、ゼファーは深々とため息をつく。脳裏に過るのは、彼女に振り回されてきた思い出の数々であった。
一方、真っ先にヨゼフィーネ機へと狙いを定めたアンリエット機は、パイロットの闘争心を反映させるかのように。R-4型ビームライフルを振るい、その銃口を向けている。
『……おやおや、随分なご挨拶じゃないか。この距離での戦闘に向いてる機体には見えないが……よっぽど自信がおありのようだねぇ』
『癪に障る見た目してんなァ、あんた! このアンリエット・ダルシアク様が直々にブチのめしてやっから、安心してくたばりなッ!』
『よく吼える犬だ……躾がなっちゃいない。ちょいと分からせてあげる必要がありそうだッ!』
獰猛な女戦士達は、互いに思うところがあるらしく――これまで以上の殺意を以て、苛烈な撃ち合いを始めてしまった。
197mm口径専用ショットガンと、R-4型ビームライフル。その火力にものを言わせる装甲と命の削り合いは、周囲の兵士達すら圧倒している。
『あんたがジャブローで大暴れしてたっていう局地型のパイロット君かい!? あのケッタイな新型はアタシに任せて、周りのザクに集中しなッ!』
『……本人がああ言ってることだし、好きにやらせておけ。下手に口答えすると面倒な絡みが始まるぞ』
『……は、はい』
巻き込まれたらガンダムタイプといえどもタダでは済まない。それを肌で感じ取っていたユウキは、アンリエットとゼファーに言われるがまま、2機のF2型へと注意を向けるのだった。
『あのガンダムタイプだけでもかなり厄介そうなのに、増援が2機も……!? ガルドさん、どうします!?』
『……ついさっき補給部隊から、
『えっ……!? でも、HLVの打ち上げはまだなんですよ!? 俺達が逃げたら誰が……!』
『そのためにサナル大尉とマデラス准尉が殿を担ってるのさ。……いざという時には己の命を優先しろってのが、今指揮権を預かってるマデラス准尉の命令だ。軍人である以上、俺達はそれに従うまでのことよ』
一方、建造物に身を隠していたサトル機とガルド機は、沿岸部に撤退する準備に入っていた。しかし、ヨゼフィーネの方は全く引き下がる気配がない。
『姐さん、そろそろ戦線の維持も限界だ! HLVの護衛は准尉達に任せて、俺達も脱出しないと!』
『だったらあんたはサトルを連れて、一足先に沿岸部まで移動しな! さすがに私もこいつら相手に、ザク2機のお守りは厳しそうだからねぇ!』
『ケッ、そう言うと思ってたぜ。……聞いての通りだ、行くぜサトル! 姐さんの死を無駄にすんなよ!』
『は、はいッ!』
『2人して勝手に殺すんじゃないよ!
ヨゼフィーネの反応も、織り込み済みだったのだろう。ガルドはこの修羅場の只中においても、軽口を叩きながらサトル機を連れて離脱していった。
そんな弟分達の背を見送った女傑は、改めて好敵手と向き合い、獰猛に嗤う。それは、アンリエットも同様であった。
『邪魔がいなくなってせいせいするねぇ。じゃあ、心置きなく殺り合おうかッ!』
『やれやれ、連邦
より苛烈に激突し、魂すらも削り合う彼女達の対決。その推移を一瞥しながら、ゼファー機は飛び去っていく2機のF2型に目を向けていた。
『ザク2機がこの場から撤退していきます! あの新型はアンリエット中尉が抑えてくれてるし……今ならHLVを叩けますね、ゼファー中尉!』
『……いや、HLVは別働隊に任せる。俺達はあのザクを追うぞ』
『えっ!? で、でも……!』
『宇宙に上がらないジオン軍の連中も、放っておけばかなりの脅威になる。恐らく奴らが撤退した先に、避難先となる艦艇の類があるはずだ。……奴らにとっての「ノアの方舟」まで、案内してもらうとしよう』
活動報告にある通り、連邦軍及びジオン軍の新オリキャラ募集企画は1月15日00:00まで続いております。機会がありましたらお気軽にどうぞー(о´∀`о)
Ps
ざっくりとした印象ですが、全体的にジオン陣営での応募が多めですね。やっぱりジオン人気ってしゅごい(゚ω゚)