-アリスノア・カーター-
29歳。グラナダ出身。ロビン・カーターの義兄であり、義妹を探すために傭兵になった凄腕のパイロット。黒いフルアーマーガンダムに搭乗する。傭兵であるため、階級を持たない。
※原案は蹴翠 雛兎先生。
-タシギ・メスヴェン-
24歳。カンタベリー出身。テオの部下であり、後方からの狙撃に特化した優秀な女性パイロット。サラミス砲を搭載した専用のジムに搭乗する。階級は少尉。
※原案はアルキめです。先生。
-ジュスト・ベルティーニ-
25歳。キシナウ出身。一週間戦争から参加していた元戦闘機乗りであり、明るいムードメーカーでもあるケンジローの兄貴分。ジムコマンドに搭乗する。階級は中尉。
※原案はクルガン先生。
『あっ……!?』
ダイナ機を両断するべく振り下ろされた、ヒートナタの一閃。それは彼女の命を瞬く間に奪い去る、はずだったのだが。
『……大丈夫か』
FA-78-1「フルアーマーガンダム」。その系列に連なる漆黒のMSが、堅牢な装甲を以て刃を凌いでいたのである。
ヒートナタをも通さぬ強固な鎧に身を包む、黒いガンダムには――アリスノア・カーターと呼ばれる傭兵が乗り込んでいた。正規パイロット以上のパフォーマンスを発揮している彼は、ヒートナタの威力に怯むことなく、ザクレロの顔面に蹴りを見舞う。
『ぬがあぁあッ……!?』
『……沈め』
その弾みで距離を取った瞬間、アリスノアは素早く2連装ビームライフルを撃ち放つ。本来なら、それだけで勝負はついているところ……なのだが。
『舐めた真似をォオォオッ!』
『……ッ!?』
ビームを浴びせられながらも素早く機体を反転させたザクレロが、予測を遥かに上回る速さで体当たりを仕掛けてきたのだ。常軌を逸した防御力に目を剥いた瞬間、アリスノア機は反応しきれずに跳ね飛ばされてしまった。
その機体を咄嗟に受け止めたケンジロー機も、勢いを殺し切れずに吹っ飛ばされてしまう。
「ぐぅうッ! ノアッ、大丈夫か!? ……なんなんだ、あのMA! ビームを受けて装甲が焼かれないなんてッ!」
『……恐らく、だが。ソロモンに現れたという大型MAのものと、同系統の技術だろう。ビームを全く通さないバリアを張っていたと聞く』
「そんな……!」
『だが……引くわけにはいかん。
戦友が口にした情報に、ケンジローは戦慄する。チェンバロ作戦で連邦軍艦隊を翻弄した、MA-08「ビグザム」。それと同等の力が、レゾルグ機に備わっているというのだから。
『ケンジロー、ノア。……下がって』
「……ッ!?」
すると、その時。艶やかな女性の声が、響いてきたかと思うと。
ケンジロー機とアリスノア機の後方から、凄まじい迫力のビームが飛び出してきた。
『ぬぉおあぁッ、狙撃かッ!?』
「サラミス砲……!? タシギか!」
『……やはりね。ビームを通さないバリアなんて、そうそう簡単に量産できるものじゃない。奴のフィールドは、不完全な紛い物よ』
その狙撃は、戦艦の類ではなく――「サラミス砲」と呼ばれるビーム兵器を携行する、タシギ・メスヴェン少尉専用のジムによるものだったのである。
水色の髪を掻き上げ、かけがえのない
「ということは、俺達で攻め続ければ……!」
『えぇ、破れるはず。……だから、無茶はしないで』
「約束はできない。けど、絶対に生き延びて見せるさ。お前と一緒にな!」
そんな彼女のサポートを頼りに、再びザクレロに向かっていくケンジロー機。その勇姿に、旧くから彼を知っている怜悧な美女は、微かな笑みを溢していた。
『よう、ケンジロー! まだ生きてるみてぇで何よりだぜッ!』
「ジュスト中尉こそ!」
『タシギのおかげで大きな隙が出来てる。……ここで1発ブチ込んで、俺達もいるんだってことを教えてやろうぜッ!』
「はいッ!」
一方。ペガサス級から急降下してきた、RGM-79GS「ジムコマンド」に搭乗しているジュスト・ベルティーニ中尉は。
親友であるケンジローと共に不敵な笑みを浮かべながら、ザクレロに肉迫していた。タシギ機からの狙撃を懸命にかわしているレゾルグは、彼らの接近に気付けずにいる。
『ビームは効かねえって話だが……こいつならどうだッ!』
「当たれぇえッ!」
その不意を突くように。ジュスト機のブルパップマシンガンと、ケンジロー機のビームスプレーガンが、同時に火を噴いた。
『ぐぉおぁッ……!』
不完全さが露呈しつつあるIフィールドをさらに揺るがす、ビームの一閃と。そのメリットを活かせない、実弾兵器。
それら両方を同時に浴びせられたレゾルグ機は、たまらず後退してしまう。その「怯み」こそが、反撃の糸口であった。
活動報告にある通り、キャラ募集企画は7月26日00:00まで続いております。機会がありましたらお気軽にどうぞー(о´∀`о)