ありふれた職業と異能使い   作:ローゼスト

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チートよりチートしてた

 今日から訓練と座学の始まりである。え?前半どうしたって?いや、語るようなことはないので。はい。筆者曰く「長くなるだけで原作のような面白みが出せない」らしい。え?なに?「今回オリジナル要素とメタ要素多目です。詳しい説明も省略しながらやります」…前書きで言え!!

 

 

 因みに先日、反対だの何だの言った俺だが、雫に説得された。あんなに頑張って説得されたら諦めるでしょうよ。

 

 

 まず全員に銀色のプレートが配られた。俺らの指導をするのは騎士団長メルド・ロギンスである。

勇者一行のために騎士団長が出てくる好待遇である。

 

 

「よし、全員に配り終わったな? このプレートは、ステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」

 

 

 便利だなこれ。

余談だが団長の指示で騎士団員はみんな砕けた話し方をする。余計な気を使わなくて済むのでこちらとしても助かっている。

 

 

「プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録される。 〝ステータスオープン〟と言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ。ああ、原理とか聞くなよ? そんなもん知らないからな。神代のアーティファクトの類だ」

「アーティファクト?」

 

 

 質問したのは光輝だ。

 

 

「アーティファクトって言うのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のことだ。まだ神やその眷属けんぞく達が地上にいた神代に創られたと言われている。そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及しているものとしては唯一のアーティファクトだ。普通は、アーティファクトと言えば国宝になるもんなんだが、これは一般市民にも流通している。身分証に便利だからな」

 

 

 へぇ…量産できるのか、これ。アーティファクトでアーティファクトを量産すんのか。

そんなことを考えながら渡された針を指を刺し、滲み出た血を魔法陣に擦りつけた。魔法陣が一瞬輝いた。

 

 

 すると自分のステータスが表示された。

 

 

 

===============================

巽陵 17歳 男 レベル:1

天職:異能使い

筋力:50

体力:100

耐性:80

敏捷:70

魔力:800

魔耐:120

技能:投影魔術・分解魔法・風力使い(エアロシューター)・見えざる手・身体強化・空間移動(テレポート)

固有結界・火属性適性・風属性適性・闇属性適性・戦闘狂・常時回復・剣術・言語理解

===============================

 

 

技能について言いたいことがあるが今は放置しよう。

 

 

 それよりステータスが偏りまくっている。ステータス振り分ける機能があるMMORPG初心者みたいなステータスしてる。筋トレして一部分だけムキムキになったみたいなステータスしてる。

 

 

 俺がわかりやすいようでわかりにくい例えを出しているとメルド団長から説明が入った。

 

 

「全員見れたか? 説明するぞ? まず、最初に〝レベル〟があるだろう? それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない」

 

 

 レベルとステータスは同時に上がらないのか。永遠にレベルだけ上がったら地獄だろうな。

 

 

「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。それと、後でお前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大開放だぞ!」

 

 

 この説明を聞いて俺は自分のステータスを再度確認する。

魔力だけ200オーバー。他は最大120…説明と噛み合ってない。まぁ、そのうち上がるだろ。

 

 

「次に〝天職〟ってのがあるだろう? それは言うなれば〝才能〟だ。末尾にある〝技能〟と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが……百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」

 

 

 異能使い。戦闘系とも、非戦系とも取れる。技能を見る限り戦闘系っぽいが。

 

 

「後は……各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」

 

 

 この説明を聞く限り俺のステータスは普通だろう。バランス以外。

そしてここでハジメの様子を見て見たが、挙動不審だった。ありゃオール10とかか?

ここで不意に光輝のステータスを見て俺は戦慄した。

 

 

============================

天之河光輝 17歳 男 レベル:1

天職:勇者

筋力:100

体力:100

耐性:100

敏捷:100

魔力:100

魔耐:100

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

==============================

 

 

 オール100。勇者。技能13個。俺のステータスは最大800。100以上が2個。筋力以外も100近い。

技能も一つ多い。

 

 

「ほお~、流石勇者様だな。レベル1で既に三桁か……技能も普通は二つ三つなんだがな……規格外な奴め! 頼もしい限りだ!」

「いや~、あはは……」

 

 

 光輝は褒められて照れているが俺はそんなの気にしている場合じゃなかった。

62レベルのメルド団長で平均300前後。

 

 

 技能が派生で増えると言っても、こちらも増える可能性がある。

 

 

 この後全員のステータスを確認したが俺の最大数値を上回る奴はいなかった。全員並よりは当然、かなり高いのだが。

 

 

 次はハジメである。

 

 

「ああ、その、なんだ。錬成師というのは、まぁ、言ってみれば鍛治職のことだ。鍛冶するときに便利だとか……」

 

 

 ここでも俺はステータスを見た。

メルド団長の発言からして非戦系の職業。そしてオール10。技能も2個。

そして、これを見てニヤニヤしている檜山達が視界に入った。

 

 

「メルド団長次俺お願いします」

「あ、あぁ」

 

 

 ハジメが意図せず注目を浴びているうちに終わらせてしまおう。

しかし、

 

 

「は?!」

 

 

 ここでメルド団長が大声を上げてしまったためこちらに注意がむいてしまった。

その上、

 

「魔力800…!?他も100近い。しかし…筋力が低い…。技能は14…!しかも見たことがない技能ばかり…!」

「あ、あのメルド団長…」

 

 

 「あまり大きな声で言わないでください」そう言おうとした頃にはもう遅かった。

 

 

「魔力800だってよ」

「光輝君でも100なのに?」

「技能も14個だって」

「しかも見たことない技能があるらしいぞ」

 

 

 あー…もう…あー注目されちゃったよ。

 

 

「えーと、陵。あとで話がある。終わったらここに残れ」

「はい…」

 

 

 ここから俺はよく話を聞いていなかった。ハジメが檜山達に馬鹿にされていたが、それすらも気にならなかった。しかし、今度でハジメの訓練を手伝おうとだけ思った。

 

 

 

 

─────────────────

 

 

 

 

 みんなが出て行ったあとにメルド団長の話を聞くため俺だけ残った。

 

 

「それで、メルド団長話って?」

「あぁ、お前のステータスについてだ」

 

 

 知ってた。あんなの見たらこうなるよ。

 

 

「まず、さっきも説明したがステータスと言うのは魔力が高いと他のステータスも高くなる。

しかしお前は魔力の数値と他の数値が釣り合っていない。魔力が800あるなら他のステータスも100を超えてもおかしくない。それなのに筋力50。いくら他が100に近いと言っても、この数値はおかしいだろう。それよりも気になるのが技能だ」

「それについては心当たりが」

「あるのか?」

「はい」

 

 

 よくわかる。使い方も、内容も。何故なら俺の技能は俺が特に好きだったアニメ、ラノベ、漫画などのキャラクターの能力だからだ。

 

 

「恐らくメルド団長が見たことないのって投影魔術・分解魔法・風力使い(エアロシューター)・見えざる手・空間移動(テレポート)・固有結界の6つですよね?」

「あぁそうだが、何故わかった?」

「この6つは俺らの世界の物語に出てくる能力なので」

 

 

 魔法科高校の劣等生の分解魔法、情報体なんて物がこの世界にあるかは知らないが。そしてFateシリーズの投影魔術に固有結界。とあるシリーズの風力使い(エアロシューター)空間移動(テレポート)。Re:ゼロの怠惰の権能、見えざる手。

 

 

「一から説明すると、分解魔法はそのままの意味です。例えばこの机を足と板にわけてバラバラにしたり。作品だと情報体と言うものが存在して、それを分解することで物の構造自体も破壊したりできます」

 

 

 破壊とはちょっと違うがまぁいいだろう。

 

 

「次に投影魔術って言うのは、物体を複製する物です。明確なイメージが無いといけないし、元の物より脆くなります。

そして固有結界は現実世界の一部を術者の心象風景そのものと入れ替えるものです。これは毎回同じ景色が現れます」

 

 

 他にも色々あるけど不確定要素が多いため説明は省く。

 

 

「あと風力使い(エアロシューター)は気体や風を操る能力で暴風を起こしたり真空刃を撃てたりします。空間移動(テレポート)は、3次元じゃなくて11次元の座標を介して物をだったり自分を移転させることができます」

 

 

 作品通りなら制限は対して無いはずだ。

 

 

「最後に見えざる手は、文字通り見えない手を使えます」

 

 

 説明のしようがない。何本使えるのか。

 

 

「ふーむ…危険なものもあるが…どの位の威力なのか」

 

 

 知らん。天職異能使いとかはカッコいいと思うけど。

 

 

「まぁ、訓練で使ってみれば分かると思いますよ」

「それもそうだな」

 

 

 

 




今回めちゃくちゃ頑張った。多分。

主人公に禁止してほしいことがあったらお願いします

  • 魔法科の分解魔法の対人使用
  • 魔法科の再生の乱用
  • 鯖の宝具使用(デメリットあり)
  • 雫への武力的な抵抗
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