憑依転生失敗話   作:天狗道の射干

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__| ̄|○<マタセタナ

まさか、2年以上掛かるとは……


第35話 東方

 

――1900年2月13日、露西亜はモスクワ~カザン間――

 

 

 極寒の地を行く列車に揺られて、東へ向かう少年は微睡の中に。道中の線路を閉ざす氷を溶かす為、大きな力を使ったからか。

 無防備に晒す寝顔はここ最近では珍しくない、安らぎに満ちた色をしている。されど彼が今に見る夢は、安らぎとは異なる情を齎すもの。

 

――あたしを連れて行きたくないのは、あたしに死んで欲しくないから?

 

 彼女と別れたのは、もう2ヶ月近く前のこと。片道3ヶ月と言う目算は外れて、未だ道行は半ば程。上海に着くのは、4月か5月か。

 異なる日取りを口にしたのは、単純に間違えただけなのだろうか? それとも或いは、一刻も早く彼女から離れたかったのか。

 

――彼の大邪仙と争うかもしれない。国家間の緊張が高まり、予想外の開戦が起こるかもしれない。そんな土地で誰かを守れる程に、私はまだ強くない。

 

 その言葉は本音である。嘘偽りなどは欠片もない。ニコルがもっと強ければ、失わなかったものは沢山ある。母や姉や年の離れた友人のように。

 徳壊と戦えば失うだろう。ラスプーチンを相手にすれば守れぬだろう。だが、本当に? 本当にあの時、ニコラス・コンラドが考えていたのはそんなことだったのか?

 

――私は貴女を好いている。この好意が、親愛なのか恋愛なのかは分かりませんが。

 

 その言葉は本心である。だがほんの少しだけ、小さな嘘が混ざっている。本当は既に気付いている、痛みに変わるこの感情を何と言うのか。

 それでも目を逸らしている理由は、本当に力が足りないからなのだろうか。記憶を消してまで遠ざけようとする理由は、本当に唯それだけなのだろうか。

 

――強くなりたい。そう望んで、選び取った道。其処に後悔などはありません。

 

 その言葉は本心である。ならば何故、目の前にある道を選ばないのか。気付いているのだろう。分かっているのだろう。何故に今も見ぬ振りをしている。

 己の中で、己が叫ぶ。そんな叫びに蓋をして、ニコルは今日も微睡んでいる。一体何時まで、目を逸らしていられるだろうか。幼いままで居られる時間はきっと……。

 

――もう少し大人になったら、この続きをしましょう?

 

 そう、長くはないのだろう。だからせめてと願うのだ。もう少しだけで良い、今は優しい夢を見ていたい。

 

 

 

「……ああ、寝ていましたか」

 

 微睡から覚めて、少年は小さく頭を振る。窓の隙間から入り込む風は、息が白くなる程には冷たいもの。

 少し冷えるなと口にした所で、湯気を立てるマグカップが差し出される。感謝と共に受け取って、ニコルは微笑む少女に目を向けた。

 

「失礼、少し気が抜けていたようです」

 

「寝てたって言っても、少しだけですよ。さっきまで大変そうだったんですから、もう少し休んでも良いと思います」

 

 ふくよかな少女――ヒルデガルドが語るように、ニコルが微睡んでいたのは十分にも満たない僅かな時間だ。

 道中の線路を閉ざしていた氷を溶かすため、列車が止まる度に乗り降りを繰り返している少年の疲労を思えば短過ぎる程。

 

 そんなヒルダの気遣いに、ニコルはマグカップに口を付けてから首を振った。

 

「いいえ、この程度の疲労で根を上げるなど、鍛え方が足りてません。未熟と自省するしかありませんよ」

 

 秘密結社サピエンテス・グラティオは、大きな影響力を有している。とは言えあくまで西欧中心、亜細亜方面への影響力は弱いというのが実情だ。

 当然、大規模な設備を必要とする転移術式など東側には存在しない。上海へと向かうには、陸路か海路か空路か、常識内の移動手段を使わねばならないのである。

 

 故にこうして、ニコル達は列車に揺られている。本来シベリア鉄道は、冬季には休みとなる物。それを結社の権限で無理に動かしたのだ。

 冬季に鉄道を動かさぬのは、レールが凍って動かせなくなるから。それを無理にと押し通すなら、常識外の力を以って道を塞ぐ氷を退かさねば話にならない。

 

 少年は出来ると判断して、運転手を始めとする多くのスタッフを巻き込んだ。ならば彼が最初に根を上げるのは、筋が通らぬ話であろう。

 

「所でヒルダ、語学の勉強は進んでいますか?」

 

「あ、あはは。え、えーっと。中国語って、難しいですね」

 

 自身に厳しい少年は、相応の努力を他人にも求めてしまう面を持つ。特に期待していればこそ、要求は重くなっていく。

 

 ヒルダに彼が与えた課題は、彼が数日程掛けて自作したテキスト。上海語を中心に、他の地域でも使える言葉を幾つか載せたもの。

 3ヶ月以上、列車に揺られて移動するのだから、その時間を無駄にするべきではない。故に彼は、覚えるようにとヒルダに渡した訳である。

 

「人の心配をする前に、貴女は先ず自分の心配をするべきです。日常会話程度は出来ないと、上海に着いた後で困りますよ」

 

「うー、分かってはいるんですけど」

 

 当たり前のように中国語を(それも上海語だけでなく北京語や広東語も)話せるニコルに対し、ヒルダの覚えは正直悪い。

 それは太った彼女が要領良く学べるタイプではないというのも理由の一つなら、痩せてる時の彼女にやる気が全くないのも同じくだ。

 

「……まあ、時間はまだあります。口煩く言うのは止めておきましょう」

 

 微笑みを浮かべて語る少年は、気遣うような仮面の裏でヒルダに向ける期待値を下げる。細い方には端から欠片も期待などしていないが、太い方もこういう面では使えないかと。

 元より肉盾となってくれれば良い。その程度の思惑で連れて来たのだから、それ以上を要求するなど身勝手な話。そう勝手に期待して、そう勝手に落胆する。こうした所は、彼の明らかな悪癖だろう。

 

「折角です。気分転換に、窓の外でも覗いてみますか」

 

 そんな濁った内心を覆い隠して、ニコルは列車の窓を開ける。吹き込んで来る雪が混じった風の向こうに、広がっていたのは一面の銀世界であった。

 

「わぁ、何処までも真っ白な景色が続いてます」

 

 幻想的な光景に、手を叩いて燥ぐ少女。緑を失くした木々が入れ替わる以外には代り映えのしない景色だが、しかし美しく物珍しい。

 400年もビストリッツの蒼き城で過ごしていたのだ。外の世界を大して知らないヒルダにとって、流れる雪化粧は称賛するに値する景色である。

 

(恐らくは原作のアリスも、南満州鉄道に乗る前はこの路線を使っていたのでしょうね。そう考えると、多少は感慨もありますか)

 

 そんな少女を横目に見ながら、ニコルが思うは原作知識(そんなこと)。殆ど記録としてしか残っておらずとも、多少のミーハー気分は生じるのだろう。

 彼の前世と言うべき存在は、シャドウハーツと言う作品のファンであったから。だからこそ全く同じ旅程を辿れない現状は、聊か残念にも感じるものである。

 

(まだ満州に鉄道はありませんから、その点が少し片手落ちですね。……まあ、ミーハー気分で聖地巡礼など、私の柄ではありませんか)

 

 シベリア鉄道。9年前に開発が始まったこの路線は、史実であれば16年後に完成する鉄道だ。現状では全線開通には至っていない。

 現在ではカザンまでしか路線は続いていないし、そも満州鉄道の前身である東清鉄道ですら完成は来年の話。同じ旅程など、望めよう筈がない。

 

「そう言えば、ニコルさん。この鉄道さんは、一体何処まで連れて行ってくれるのですか?」

 

「ああ、言い忘れていましたか。一先ずはウラジオストクまで、その後はスンガリに向かいます。ロシア政府の依頼を果たす為、ですね」

 

 苦笑を浮かべていたニコルに、振り返ったヒルダが問い掛ける。目線を合わせた少年は、そう言えば伝えていなかったかと説明を始めた。

 

「現在、祖国は鉄道の建設に力を入れています。その内の一つがこのシベリア鉄道であり、4年前から開発が始まった東清鉄道もまたその一つです」

 

 大規模な鉄道開発計画が始まったのは、ニコルが産まれた2年後の事。水路での移動を行っていた当時は、荷物を運ぶのにも2ヶ月半は必要となると言う不便さであった。

 故に皇帝アレクサンドル3世は大規模な国家事業を決定し、1891年にはニコライ2世に勅諭を与える。ウラジオストクにおける宣揚。後の世で言う、シベリア鉄道定礎式の盛典である。

 

 現皇帝ニコライ2世が、皇太子であった頃から今も続く国家事業。そう語ればこの大事業に、露西亜がどれ程に力を注いでいるかが分かるであろう。

 

「チタから満州里や哈爾濱を経由し、ウラジオストクに合流する予定で建設されている東清鉄道。ですが、如何にも開発が進んでいないそうなのですよ。曰く、スンガリ・ウラに怪異が出たと」

 

 アムール川最大の支流である松花江(スンガリ)に、怪物が現れ鉄道の建設を妨害している。国家事業を阻まれた露西亜としては、軽視出来ない問題と言う訳だ。

 避けて通るには計画の見直しが必要であり、既に巨万の富が動いている事業に変更を加えるのは難しい。ならば排除してしまえと、正教会に依頼が回って来たのである。

 

 元々上海へ行く心算であったニコルにとって、東方まで足を延ばす理由付けとしては、実に都合の良い依頼であった。故に彼は、その依頼を受けたのだった。

 

「なので上海に向かう前に、スンガリで一つ仕事を終えねばなりません」

 

「成程。それでその、ウラジオストクと言う場所から、スンガリと言う所まではどの位の時間が掛かるのですか?」

 

「何、直線距離にすれば大した事はありません。精々、500キロ程度。徹夜で歩き続ければ、一週間も掛からない距離です」

 

「え? そ、そんなに、ですか」

 

 鉄道網が普及していない現状、移動の手段は限られる。物資輸送に用いられる船などの利用も選択肢の一つではあったが、徒歩より時間が掛かる。それに船を借りれば、足手纏いとなりかねない一般人を連れて行かねばならなくなる。

 何処かで馬を借りるか購入して、現地で乗り捨てると言うのも微妙だ。生き物を捨てると言う行為が、ニコルにとっては好ましくはない行いだから。そも、高価な家畜が売られているとも限らない。となれば、徒歩で移動するより他にない訳だ。

 

「勿論、一週間で歩けとは言いませんよ。予定では20日程度掛けて、ゆっくりと移動する心算です」

 

「それでも、20日も掛かるんですよね。私、歩けるかなぁ」

 

 20日で500キロとなれば、単純計算でも毎日25キロは歩かなければならない。一時間で3キロ進んだとしても、毎日八時間近くは歩かなければならない距離だ。

 如何に吸血鬼とは言え、楽な道程ではないだろう。着いて行けるだろうかと不安げに瞳を揺らすヒルダの姿に、ニコルは思考を回せば良いのにと嘆息しながら助言した。

 

「疲れた時は、蝙蝠にでも成れば良いでしょう。小動物が肩や背に乗った所で、大して苦にはなりませんよ」

 

「結構、優しいですよね。ニコルさんって」

 

「……さて、何の事やら。話を続けますよ」

 

 言外に背負ってやると伝える少年に、ヒルダは柔らかな笑みを浮かべる。半年を越える付き合いの中で、彼女も分かって来ているのだ。

 ニコルは自他に厳しい性格で、他者と距離を取りたがる少年である。だが同時に、不器用ながらも優しい一面も確かに有しているのだと。

 

 キラキラと輝く瞳で、真っ直ぐに感謝の意を示すヒルダ。純粋無垢な光に当てられたニコルは、しかし中身は溝川だ。

 必要なら笑って切り捨てるし、盾として使い捨てることも厭わない。そんな内心を微笑みに隠したまま、彼は言葉の続きを紡ぐ。

 

「シベリア鉄道も建設途中。何ヶ所かで工事の為に一時停車を繰り返しますから、スンガリに到着するのは4月の半ば頃になるでしょう」

 

 少年少女を運ぶ鉄道が全線開通を迎えるのは、これより凡そ十六年は未来の話。車両自体の性能も今は低ければ、移動には一月以上掛かるであろう。

 それだけの時間を掛けても、最終目的地である上海までは道の半ばにすら至らない。スンガリに程近い哈爾濱から大連までの距離は、800キロを超えるのだから。

 

「スンガリの怪異を片付けた後は、そのまま南下して大連に。船で黄海を渡って、上海に到着するのは5月中となる予定です」

 

「12月に英吉利を出発したのに、向かうだけで5ヶ月も掛かっちゃうんですね」

 

「まあ、仕方がないことです。諦めて観光を楽しんだ方が、建設的だと言えるでしょうね」

 

 出発前には片道3ヶ月以上と語ったが、実際には片道で半年近い時間が掛かる事となる。それを素直に口にしなかったのは、一体如何なる理由であったか。

 往復一年となれば、彼女を説得出来そうにないと考えたからか。或いは、それとも――と思考がぶれた所で首を振る。今は考えるべきではないと、彼は結論を口にした。

 

「ともあれ、今月中はこのまま鉄道内で過ごす事になります。運動量も少なくなりますから、コンパートメント症候群には気を付けてくださいね」

 

「わ、分かりました。良く分からないですけど、頑張ります」

 

 ヒルダに対しそう忠告してから、ニコルは懐より書を取り出して開く。明らかに懐に入るとは思えない分厚い学術書は、ロジャーが過去に執筆した物。

 旅行用のボンサックの中に入れていた物を、服の裏地に刻んだ魔術刻印から取り出したのだ。これもまた空間魔術の応用。この一年で、ニコルが得た技術。

 

 ボンサックの底にある術式と、服の裏に刻んだ術式がリンクしている。故に懐から鞄の中身を取り出せるし、逆に懐に入れるだけで鞄へと道具を仕舞える。

 勿論、準備した物はこれだけではない。例えば鞄の中に百枚単位であるコイン。使い捨てだが一度だけ転移魔法を発動出来るという、ニコルにとっては傑作の一つ。

 

(鉄道であと一ヶ月。折角の時間なのですから、研究を進めましょうか。少し突き詰めれば、実用に足りる物も幾つかありますからね)

 

 そんなコインを始め、この一年でニコルは幾つかの道具を作り上げている。その全てが実用に足ると言う訳ではないが、有用な物も多少はある。

 そういった物を見直して、突き詰めた上で作り直す。一月と言う時間があれば、それも不可能ではないだろう。雛形ならば、既に出来てはいるのだから。

 

(魔界777ツ能力(ドウグ)泥の指輪(イビルディバーシー)。……現状ではマナリファインの互換品、と言った所でしかありませんが)

 

 学術書を読み解きながら、片手で弄るは髪飾り。縦に3つ並んだ小さな逆三角形は、中途半端な出来に収まってしまっている道具の一つ。

 その効果は砕いて口に含む事で、消費した魔力を回復すると言う物。言ってしまえばマナリファインの互換に過ぎず、マナリーフやマナシードでも十分代用が出来てしまう程度の代物だ。

 

 とは言え、それも現状での話。これは使用者の魔力を溜め込むと言う性質を持つ装飾品なのだから、手を加えれば或いは有用な物に変える事も出来るだろう。

 

(例えば装備するアクセサリーとして、内側の魔力を直接引き出せるように出来れば――――)

 

 マナリファインとの違いは、内側に込められた魔力が自身の物であるのか否かと言う点。それを回復に使うのではなく、魔力タンクとして使用する事が出来るのならば。

 MPを全回復するアイテムの互換品は、MPの最大値を上昇させる装飾品の上級品と化すだろう。陰陽師の耳輪の上位互換だ。理論上は一つ装備するだけで、MPの最大値を二倍以上に引き上げてくれる事だろう。

 

(ゲームとは違うのですから、MPの上限に限りはない。9999だろうと99999だろうと999999だろうと、理論上は構成可能。後は何処まで、理論値に近付けるか。私自身の努力次第、という所ですかね)

 

 そして、これは現実だ。武器や防具は一つまでしか装備出来ないと、そんな理屈はないのである。泥の指輪の数と質を増やしていけば、その分だけ出来る事は増えていく。

 或いは参考とした脳嚙ネウロのように、より小型化した泥の指輪を大量に装備すると言うのもありだろう。知識を増やし技術を磨き、果てに人の身では得られぬ程の魔力を得る。その道筋は、既に見えていたのである。

 

「私はまだ、強くなれる」

 

 書物の文字を追いながら、満足そうに笑みを浮かべる。ニコラス・コンラドは、力の信奉者である。狂信者とさえ、言ってしまえるかもしれない。

 弱かったから、失った。弱かったから、守れなかった。強ければ、失わない。強ければ、守れる。力さえあれば、何だって出来る。心の底から、少年はそう信じている。

 

 少年は学び続ける。誰よりも貪欲に、何処までも真摯に。その情熱は狂気に等しい。故に破綻しているのだ。彼は強くなる為ならば、何もかもを犠牲にしてしまえる。

 今はまだ気付いていない。気付きたくないと目を閉じている。その事実にも、きっと直ぐに気付くであろう。何故ならば少年は、何よりも強さだけを追い求めてしまうから。

 

「進むべき道が見えていると言うのは、とても気分が良い物です」

 

 ニコルが目を逸らす真実に気付くのは、まだ先の未来に起きる話。遠いとは言わないが、直ぐ近い訳でもない。そしてそうなるより前に、少年は出逢う事になるだろう。

 

 其は写し身。鏡合わせに映る背中の如く、或いはコインの裏と表の如く。似ているけれど違う物、同じだけれど似てない物。決して目を逸らす事など許されない、宿命(サダメ)と言うべき存在。

 

 

 

 

 

 運命の男と出会うまで、あとわずか……

 

 

 

 

 




Q.ニコル(異なる日取りを口にしたのは、単純に間違えただけなのだろうか?)
A.作者の間違いです。3ヶ月で着くのはもう少し先の時代の話で、この当時の交通状況を考えると無理でした。
 結局正確な時間は分からなかったので、当時の主機出力などからざっくり想定。なのでまだ、何かミスがあるかもしれません。

今後のストーリー展開は次の内どれが良いですか?

  • ヒロインは一人。純愛ルート。
  • ヒロイン複数。ハーレムルート。
  • ヒロインは甘え。求道者ルート。
  • ウルと二人で漢祭りルート。
  • 宿命の兄妹対決! ニコルとアナスタシア!
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