とあるヒモノ女の憂鬱。   作:SUN'S

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第1話

◯月%日

 

早朝、私は「全人類初の男性IS操縦者」として注目の的となっている織斑一夏の簡単な自己紹介を聞き流し、今夜の特撮観賞会へ持参するモノを考えていると織斑千冬先生に名指しで織斑一夏を教育するように言われた。

 

私は無理だと言おうとしたが、異論反論は許さないと教室を出ていってしまった。ガックリと項垂れる私はところへ織斑一夏は照れたように「よろしく」なんて言ってきた。

 

私は宜しくしようとは思っていないし、出来ることなら関わりを持ちたくない。

 

どのように断ろうかと考えていると「一夏の話を無視するなッ!!」等と叫びながら振り上げた木刀を私へ向かって振り落とし、致死的攻撃しようとする篠ノ之箒の暴挙を誰も止めないのか?

 

そんなことを思いながらも篠ノ之箒の振るう木刀を朦朧拳にて透かしたように見せ、驚愕の表情を浮かべているクラス全員の間を掻い潜り、教室を出ていくこうとした瞬間、出席簿がグルグルと回転しながら飛んできた。

 

ちょうど早退届を貰うために職員室へ向かおうとしていたため、ここに「早退します」と書いておけば問題ないだろう。

 

はあ、1組より4組にいる友達と過ごしたい。

 

ついでに布仏本音も連れて行きたい。

 

◯月→日

 

ギスギスした雰囲気の教室に入りたくないが、布仏本音の話を聞くためには教室へ入るしかない。私の「おはよう」という挨拶へ「おふぁよおぉ…」と眠たそうに返答する布仏本音の隣に座り、なにが問題でもあったのか?

 

他の生徒には聞こえないギリギリの大きさの声で尋ねると「おりむー、セッシーと決闘するらしいよぉ~っ」等という言葉が返ってきた。いや、その言葉の理由を聞いているんだが?なんて思いながらも篠ノ之箒と話している織斑一夏を見る。

 

向こうも向こうで必死そうだな。私には関係無いし、鍛えようとも思わない。私は友人と切羽琢磨して日本代表となるためにIS学園へ通っている。

 

私は興味のないモノや人物と関わろうとはこれっぽっちも思わない。まあ、布仏本音の「心配だねぇ…」という本心からの優しい言葉で癒されるといい。

 

だいたい、私の友人の専用機開発を中断させたヤツと仲良くしたいと思うか?私には堪え難い苦痛でしかないと思えてきた。

 

まあ、織斑一夏の苦行など織斑千冬先生の仕組んだモノだろうし、アホみたいなことは早々に片付けてもらえると助かる。

 

◯月⇔日

 

早朝、私のところへ織斑千冬先生が押し掛けてきた。明らかに苛立っているが、私は友人の専用機開発中断を引き起こした人とは関わりたくない。

 

そう、ハッキリと伝えておいた。

 

私は謝罪や弁明の意思もないヤツと仲良くするつもりはないし、織斑一夏は優秀な日本代表候補生の専用機開発を中断させたとは知らないんだろう?

 

いや、最初から織斑一夏に教える気だってない。織斑千冬先生は身内贔屓しないと宣言していたが、これを贔屓と言わずになんと言うつもりですか?

 

私の言葉を聞いて苦虫を噛み潰したような表情を浮かべながら「あとで更識には謝罪する、私の弟を助けてくれないか?」等と都合の良いことばかり言ってくる。

 

私は友人へ謝るところを見るまで手伝うつもりはないと告げ、まだ人気のない学生寮を出て学校へと向かう。私の友人は悲しんで涙を流していた。世界最高権力者だろうと友人を泣かせるヤツは叩き潰してやる。

 

そう言えば布仏本音は何処へ行ったんだ。

 

私の部屋に友人と一緒に遊びに来ていたと思うんだが、気が付けば部屋の中には居たくなっていた。一人部屋は殺風景すぎて面白くない。ただ、お菓子のゴミを置いて帰ったことは怒らねば…。

 

 

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