目が覚めると最初に見えたのは灰色の大地だった、くすんだ色の植物が疎らに茂っている
「ここが最初の惑星か」
上を見上げると紫色の空が広がっている。話は聞いていたが本当に地球とは別の星らしい
地球の存在する次元とは別の軸にある銀河系、そこはあらゆる惑星が大なり小なり問題を抱えているらしい
その次元を管理する神がこのままでは銀河の崩壊を招きかねないと危惧し別の世界から力を授けた人間を派遣したと言う
簡単に言えば異世界転生の宇宙版だ
それに待ったをかけたのが同じ神である混沌を司る神
今までの様な混沌で満ちた心地よい銀河がそうでなくなるのは受け入れられなかった混沌は自らも同じ様に銀河の混沌を維持する為、力を与え人間を送り込んだ
その中の一人が俺だ
普通そこは救う側じゃない? って思うかもしれないが俺を選んだのが混沌の神だったんだから仕方ない
俺自身誰かの為に面倒を引き受けるより自分の好きな様に勝手する方が良い
だからこそ混沌側の勢力に選ばれたのかも知れないけど
「さてと、確かめてみるか」
混沌を維持すると言うのは現状良く分からないが何をするにしても大事なのは生き残る事だ
「『オープン』」
俺の目前に半透明のゲームのメニュー画面の様な物が現れる
俺達に与えられた能力だ
~~~~~~~~~~
NAME.須黒 拓斗
Level 1
勢力.混沌
筋力 2
耐久 3
持久 3
瞬発 2
残ポイント:15
能力『グラビティ』
~~~~~~~~~~
当然だが今のままの身体スペックじゃ、俺達人間がこの世界で生き残ることは不可能とは言わないが難しい
そこで神が俺達に与えたのがこれ
簡単に言えばゲームのレベルアップ能力だ
敵を倒したり、とある行動を取る事で経験値を取得できて、レベルが上がる事で貰えるポイントを割り振って自身を強化できる
ステータス項目は四つ、それぞれそのまんまだ
筋力をあげれば力が上がる
耐久を上げればより頑丈に
持久を上げれば運動、能力使用時のスタミナが増す
瞬発は俗に言う素早さだ
初期ポイントとして15あるから自由に振っていいらしい
経験値取得のとある行動とは所属勢力で変わる
惑星の問題を解決し、銀河を救う事が目的の救済勢力は誰かを助けたり惑星又は銀河の救済に繋がる行動
惑星を混乱させ、銀河を混沌に陥れる事が目的の混沌勢力は命を奪ったり、銀河を混沌に導く行動をすればボーナス経験値を貰えるらしい
これもある意味分かりやすいな
そして大事なのが一番下にある能力だ
レベルアップ能力とは別に与えられた固有能力でそれぞれの適正に合った能力が目覚めるらしい
俺の能力は『グラビティ』
重力を操る能力だ、まんまだな
触れた物と自身から約1m程度の重力を操る事が可能だ
ちなみに触れた物なら離れても操作できる
さっそく初期ポイントを振りたいがまずは能力の確認だな
地面に転がっている岩に触れて意識する
「おー」
すると岩が持ち上げてないのにも関わらず一人でに浮いた
次は岩にかかる重力を大きくすると勢い良く岩が地面に叩きつけられてめり込んだ
今度は自身にかかる重力を操作して飛行を試してみる
「おっと、これは少し慣れが必要だな」
浮くのは成功したが体制が安定しない
暫く浮遊して姿勢制御に四苦八苦しながら上下左右に飛んでいると倦怠感と少しの酔いを感じて来た
「ま、こんだけ浮いてりゃ酔うわな」
能力使用過多のスタミナ切れの感覚も理解できたしちょっと休憩するか
使ってみた感じ慣れれば高速で移動する事も出来るだろうし、大抵の相手は触れて重力で圧し潰すだけで無力化できるだろう
そんなこんなで倦怠感もなくなり酔いも収まった所で高速移動を試した結果
「やっべ! …………っ痛ぇ!」
高速で前方に打ち出された俺は自身にかかるGに体が軋むのを感じながらそのまま地面に投げ出された、打撲と体の軋みで暫くその場で蹲る
「いってぇ……」
移動時のGによる負担はまったく考えていなかったし、制御をミスれば今みたいに地面に叩きつけられる
でも今の失敗で俺のステータスの方向性が決まった
ぶっちゃけ瞬発力は重力による高速移動があるから必要ない
筋力も重力での圧殺やそこら辺の物を打ち出すだけでそれなりの攻撃力が期待できるだろう
俺に必要なのは、能力を使い続けるスタミナと事故や高速移動のGに耐えきれるだけの頑丈な身体だ
と言う訳で
~~~~~~~~~~
NAME.須黒 拓斗
Level 1
勢力.混沌
筋力 2
耐久 8
持久 13
瞬発 2
残ポイント:0
能力『グラビティ』
~~~~~~~~~~
俺のステータスはこういう風になった、中々極端なステータスだ
この割り振りの場合スタミナ切れが起こった時かなりの確率で詰む、なので持久力重視で持久に10、耐久に5振った
耐久に振った途端痛みが引いて大分ましになった、思わず痛んでいた場所を擦る
「これは……凄いな」
まぁ、考えてみればこれくらいじゃないと宇宙を救うにしろ乱すにしろ土台無理な話か
ポイントも振って、能力の確認もできた
そろそろ周囲の探索に入るべきだろう
とりあえず人間、と言うより知的生命体を探すのが先決だろう
——————
歩いていると生物を見つけた
「gruruuuu……」
4足歩行の犬の様な生物が唸り声を上げている
「とてもじゃないが知能を持ってるとは思えないな」
思わず声に出して呟く
だがいい機会だろう、能力を使用しての戦闘行為の
道中、消耗しない程度に能力を使う練習をしていた
そこらに転がっている岩を使っての高速射出も中々の命中率になった、とは言え無理はしない、まずは弾岩(命名)の威力の確認だ
足元に転がっている岩を足で小突くと浮かせた岩を犬に向かって打ち出す
高速で飛来したそれはそのまま犬に気づかれる事なくその身体を貫いた
地面に伏したままの犬に近づいて確認したが死んでいる
「コイツが脆いのか弾岩が強いのか判断しづらいな」
レベルは上がっていない、まぁドラクエで言うスライム的な雑魚だろうから1匹だけじゃ流石に上がらないか
その後も遭遇した犬を倒していたが
「やべっ、外した」
弾岩を外し、接近を許してしまった
飛び掛かって来た犬の鋭い爪が俺に迫る……距離にして数十センチ、射程圏内だ
瞬間、俺に迫っていた犬が地面に叩きつけられて文字通り”染み”になった
「おぉ……グロ……」
地に縫い付けられ高圧重力に耐えきれなかったその体がトマトみたいに弾けた
咄嗟だったので思わず手加減なしで放ってしまったがこうなるとは……
これは慣れるまで人間相手には使わない方がいいかね
殺すと決めた時はその限りじゃないが
これで7匹目か、メニューを出してステータスを確認するとレベルが上がっていた
念の為に1匹毎に確認していたが、最初のレベルアップまで7匹か
そこまで上がりやすくはなさそうな感じだが、深く考えなくていいだろう
レベルアップ毎に貰えるポイントは5
ステータス振りに関しては悩む必要はないな、持久と耐久にぶっぱするだけだし
持久に3、耐久に2振っておいた
ここに降り立ってからかなり時間が経っているが暗くなる様子がない、空を見ても太陽が見当たらないから恐らくそういう星なんだろう
耐久力の検証と、能力を限界まで使った時にどうなるかを試してみたいが一人の状況でそれをやるにはリスクが高すぎるし、他の人間がいても信用できる奴じゃないと一人で試すのと同じ様な物だ
その後も歩き続けていると岩に座っている人間、に見える武装した3人組を見つけた
その傍らには手を縛られ身動きが取れなくなっている少女がいる
「いやぁ運が良かったぜ、まさかこんなガキが一人でうろついてるとはな」
「上玉だし、こりゃあ高値で売れるぜ」
笑いながらそう話す3人の内の2人、その様子は普通の人間に見える
「おい、油断するなよ……このガキの関係者が捜索に出てる可能性がある
子供の足じゃそこまで移動出来るもんじゃない、見つかる前にさっさと闇トレーダーに売りに行くぞ」
1人は周囲を警戒しているが、話している2人はまるっきり油断している
いけるか? 武装は銃に見える……他にはしているように見えない
遠目で分かりにくいが来ている物も金属には見えないから防具と言う程でもないだろう
混沌の勢力なのに人助けとはあまり褒められた事じゃないかもだが女の子を見捨てるのは忍びない
別に助ける事でペナルティが課せられる訳でもないし、経験値が貰えないだけだ
警戒してる奴を崩せば後の二人は簡単に混乱してくれそうだ
気を付けるのは銃撃だな、果たして重力で防げるかどうか……
ただ重いだけの物なら簡単に浮かせたり出来るが銃弾クラスの速度の物はまだ試してないから攻撃されそうになったら全力で周囲の重力を圧縮させる
初撃の不意打ちで1人は確実に落とす
弾岩を3つ待機させる、これ以上増やすと精度が落ちて少女に当たりかねない
「悪いが俺の経験値になってくれ」
確実に殺すために3つ全部警戒中の男に照準を合わせる
「じゃあな」
打ち出された弾岩は1つは顔に残り2つは胴体に命中した、顔の右半分が抉れ、胴体には岩がめり込み男は血を撒き散らしながら倒れた
「な、何だ!」
「ダックが死んだぞ!」
狼狽している二人に向かって高速で飛来すると内一人を巻き込んで轢き殺しながら着地した
出来れば二人共巻き込みたかったが仕方ない
「くそっ、こいつ……!」
生き残った一人が俺に向かって銃を向けて撃ってくるが決めていた通りに限界まで圧縮した重力場により放たれた銃弾が宙で静止する
「弾が止まって……っ」
止めた弾丸をそのままそいつに返してやると何発もの弾丸が襲い掛かり最後の一人も倒れ伏した
「……ふぅ」
深呼吸して緊張を解いた
完全に想定通りとは行かなかったが上出来だ
それに銃弾を問題なく止められるのが分かったのも収穫だ
能力による防御も申し分ない、このまま能力特化のステ振りで良さそうだ
ステータスを確認するとレベルが2上がって4になっていた
武装した人間(又は知的生命体)は経験値的に美味しいらしい……これは良い事を知った
混沌勢によるボーナスもあるだろうが
さぁステ振りだと思った所で
「あ、あの……」
声を掛けられてようやく少女の存在を思い出した
「おっと悪かったね」
まだ初めての対人戦で興奮していたのかもしれない
少女に近づいて縄を解いてやる
「ほら、これで大丈夫だ」
「助けてくれてありがとう」
年齢は中学生くらいか、あいつらが上玉だと言っていたのが分かるくらいには整った容姿をしている
近くで見れば見る程、俺と変わらない人間に見える
地球で言うと白人に近い特徴をしているな
「私はナンシーって言うの
貴方は? この辺りじゃ見ない恰好をしてるけど」
ちなみに今の恰好はジャージである
まぁ、呼び出される前は普通に家にいたから仕方ない
まさかそのまま放り出されるとは思わなかったし
機能性抜群で動きやすいからある意味良かったのかもしれない
「あー、実は宇宙船で旅してたんだけど……船が事故に合って……緊急脱出装置で近くの星に一人放り出されたんだ」
正直にいう訳にも行かないからその場でストーリーをでっち上げる
「だからここがどんな星かも分からないしで割と途方に暮れてたんだよ、出来れば街……っていうか人のいる所に連れてってくれると助かるんだけど」
咄嗟にしては中々出来の良いカバーストーリーを作れたと思うがどうだ
「そうなんだ、それは大変だったのね
私の集落に案内するわ、助けてくれたお礼もしたいし」
よし、上手く誤魔化せたみたいだ
これから出会う人達には全員同じ事を言うとしよう
「その前にちょっと待ってくれるか?」
倒した奴らの装備を剥ぐ事にする、特に銃は頂戴しておこう
持ってるだけでも牽制できるだろうし
ナンシーに聞いて通貨や金目になる物も頂いておいた
ちょっと気になる事があって彼女の前でメニューを開いてみたがどうやら見えていないみたいだったので
耐久と持久に5ずつ振った
「それにしても石がビューン! って飛んで来たり、銃が効かなかったり貴方凄いストレンジャーなのね!」
道中の会話で気になる単語が出て来た
「ストレンジャー?」
「ええ、不思議な力を持つ人をそう呼んでるの
私も初めて会うけど」
一応能力者の存在は認知されているらしい
その存在は希少なので滅多に遭遇はしないとの事
話を聞く限り無暗に能力を使っていると変なのに目を付けられるかもしれない
少なくとも実戦で充分使いこなせる様になるまでは人前での乱用は避けよう
それから体感で1時間程歩いた所で人工物が見えて来た
集落って言うから農村みたいなのを想像してたが全く違った
金網の様な柵に囲まれてコンテナの様な四角形の建物がいくつも並んでいる、外装は金属性に見える
俺達が近づくと門に立っていた男がこっちに気づいた
「ナンシー! ナンシーじゃないか! 良かった、無事だったんだな?」
少なくともさっきのならず者達よりは頑丈そうな装備をしている男は安心したようにナンシーに話しかけてから警戒の眼差しをこちらへ向けて来た、まぁ当然だわな
「うん、その……バンダ―に捕まって連れて行かれそうになった所をこの人に助けて貰ったの」
言い辛そうにしていたのは、勝手に集落を抜け出してならず者(バンダ―と言うらしい)に捕まったからだろう
さっき教えてもらった
「だから言っただろう!? 集落の外にはバンダーがいるから抜け出すなとあれ程っ——————」
滅茶苦茶怒っている、脱走常習犯らしいし仕方ないだろうな、でもこれ以上ここで立ち往生するのも御免だ
「まぁまぁ、ナンシーも怖い思いをしたろうから親御さんに会わせてやったら?」
「あ、ああ、そうだな……あんた、ナンシーを助けてくれてありがとう
何もない所だけどゆっくり体を休めてくれ」
礼を言い、中に入る
男は捜索に出ている男衆に連絡しに行った
どうやら通信技術はそれなりに発達しているみたいだ
そのまま集落を歩いていると
「ああ! ナンシーなのね! 良かった、心配したのよ!」
こちらに駆け寄って来てナンシーを抱き寄せた女性
「お母さん、ごめんなさい……もう勝手に外になんか出ないわ、約束する」
まぁ、母親でしょうね……ナンシーに似ている……美人さんだ
「話は聞きました、この子を助けてくれて本当にありがとう
どうお礼をすればいいか……」
ここで、じゃあその体で払ってもらおうかグへへ……とか言ったらボーナス経験値貰えるんだろうか?
何てしょうもない事を考えながら
「いや、偶然通りかかって助けられる力があったから助けただけですよ、娘さんが無事で良かったですね」
無難に善人を演じておく
「そういえば名前聞いてなかった! なんて呼べばいいの?」
ナンシーがそういえばと言う風に聞いて来た
先程から悩んでいた事だ
名前……そのまま本当の名前を名乗ると同じ転送組の奴らに一発でバレるだろう
同じ混沌側なら別にいいが救済側に感づかれた場合厄介だ
救いは転送組と知られた所でどっちの勢力かは判断する方法はないという事
相手が救済側なら自分もそうだと嘯けばいいが口なら何とでも言えるから疑われないとも限らない
この星に他の転送組がいるかは分からないが先程から見る限りここの人間は白人系の人種ばかりだ
その中にいる日本人……うん、怪しい
そもそもジャージ着てるから速攻でバレる
聞かれないなら都合がいいと思っていたが流石に無理だった
……偽名を名乗ってもいつかボロが出そうだ
とりあえず下の名前だけ名乗っておこう
「拓斗だ、そう呼んでくれ」
「タクト……いい名前ね!」
ま、なる様になるだろう
基本的にこの世界に慣れて、能力を使いこなせる様になるまでは転送組との接触を考えて善人を演じるつもりだ
救済側ならそれで誤魔化せるだろうし、混沌側ならそのまま事実を話せばいい
それに善人を演じれば、あちこちに点在するらしいバンダー達をぶっ殺して回っても違和感がない
やってる事は良い事に分類されるだろうがこっちは殺すと言う行為そのものに経験値ボーナスがかかる混沌勢力だ
それと恐らくだが相手が知的生命体であればボーナスが大きい
さっきバンダ―を3人殺してレベルが2も上がった事から多分間違いない
所変わって俺はナンシーの家にお邪魔していた
捜索から帰って来たナンシーの父親、マークさんに拝み倒される勢いで感謝された、ちなみに母親はカーラさんと言うらしい
「そうか、宇宙船が……それは大変だったな
そんな状況なのに娘を助けてくれるなんて拓斗さんは人が良いんだな」
「本当にいい人だわ」
飯をご馳走になりながら俺の事情(大嘘)を説明したら自分も大変なのに娘を助けてくれた聖人扱いされた
心の中の俺が夜神ライトばりのゲス顔で「計画通り」と言っている
飯をご馳走になると聞いてゲテモノが出てくる事も覚悟したらミートローフによく似た物が出て来た、普通に旨かったです
食事の後、この格好だと目立つ事を相談したら
何着か服を持ってきてくれた、マークさんは体格が合わないので集落の俺と体格が近い人から一着ずつ譲って貰って来てくれたらしい
いやー、やっぱ善人ムーブは事がスムーズに進んで都合が良い
ジャージやバンダ―達から漁った物を持ち運ぶ為のバッグも貰った
暫くは此処を拠点としてバンダ―を殺して回ってレベル上げに専念した方が良いかもしれない
いずれはこの星を出て銀河を混沌に陥れる旅をしなければならないが肝心の移動手段、宇宙船がない、何でその辺のサポート一切せずに身一つで放り込んだんですかね?
銀河を混沌で満たすとか言うクソハードな要求に比べて初期サポートが貧弱すぎる、ドラクエかよ
まぁ、直接的すぎる援助は決まりで出来ないって言ってたけどさ
人によっちゃ宇宙船の入手で詰んでもおかしくないぞ
話を聞くと、ここからかなり遠いがこの星で一番でかい街があるらしい、そこなら宇宙船も手に入る可能性があるとの事
確かに宇宙船は手に入るかもしれないが、同時に俺と同じ転送組がこの星にいるとすると十中八九その街を目指すだろう
そうなると相応の準備をして街に行かないともしもの時に対処できない
……決めた、当分はここを拠点としてレベル上げと能力の訓練に専念しよう
とりあえず何においても必要なのは戦闘力だ
生き残るにも、目的を遂行するにもそれを可能にするだけの強さが無いと始まらない
「マークさん、カーラさん、この集落で俺が住む事の出来るような空き家はありますか? 暫くは此処で街へ行くのに必要な準備を整えたいと思うんです」
「何だそんな事か、それならうちにいるといいよ、空き家もあるが恩人にまだまだ礼を返し切れていないからね、なぁカーラ?」
「ええ、歓迎するわ、それに娘もタクトさんの事を気に入ってるみたいだし」
この人達の方が聖人では?
だが、ますます都合が良い……もし此処に転送組、それも救済側の奴らが来た時に俺の善人っぷりを証明する証人になって貰えるだろう
「ありがとうございます、何だか俺の方が助けられちゃってますね」
謙虚な善人を演じてひたすら好感度を稼いで行く
明日辺りから適当に理由付けてレベル上げ(バンダ―狩り)をやっていくとするか
初投稿で操作に慣れてなくて誤投稿2回もして草
ハーメルンって大分分かりやすいシステムの筈なのに
作者の頭が弱いってはっきり分かんだね
面白かったら感想の方よろしくお願いします