……今日はクッッッッッソ眠いからこれで許して……
一応想定はここいろベースに+ヒロイン全員知り合い世界。
青い海、白い砂浜。
とまあ、そんな場所は俺の知る限りでは殆どない。
良く
そういった舞台、格ゲーでも狩りゲーでも、或いは何でも。
少しのイベントの舞台には利用されるもの。
「だからって、なぁ……。」
俺達の住む街から、電車で数駅行った先。
町中に温泉が湧いている事でちょっとだけ有名になった場所。
そんな場所に、
それもまた、今待っている相手――――都が、最初の切っ掛けだった。
※
「……ねえ、翔くん。」
「ん?」
「明後日……時間ある、かな?」
5月も終わり、梅雨の時期もそろそろ終わろうとしている6月末。
諸々の騒動が終わった後。
だが、変化した関係性はそのままになっているとある金曜日。
バイト帰りに俺の家にやってきた都は、週末の予定を尋ねてきた。
「そりゃまあ、予定というか……時間なら幾らでもあるが。」
「だよね、良かった。」
一体何だ?
なにかあるんだったら、学校帰りにでも教えてくれたと思うんだが。
校門前で待ち合わせ、用事がないならそのまま家へ。
都にアルバイトがあるのなら、ナインボールまで送っていって其処から帰宅。
此処最近の俺の行動。
「あの、ね。 御爺様が貰ってきたみたいなんだけど。」
手渡されたのは、手のひらより少し大きいくらいの紙が二枚。
何かが印字されていて、それに目を通せば。
「温水プールの、オープン前チケット……?」
「ほら、近くの温泉の。」
「え、そんな場所あったか?」
「まあ、小さい場所だから……知らない人は知らない、か。」
都が説明するには以下の通り。
温泉、というだけでは中々人……それも若者を集められないと考えたその街は。
地熱を利用した室内温水プール、それもウォーターパークのようにすることを計画した。
ただ、そんな大きい箱物を立てても人が集まらなければどうしようもない。
なので、ある程度の小ささでまず立ててみて。
その反応を見て拡大化する方向に舵を切ったのだとか。
「……まあ、其処までは分かる。 要するに都の実家関係で貰ったのか?」
「みたい。 地元活性化には力入れ始めてる……って、聞いたことがあるから。」
「それで……え~っと、これを渡してくるってことは……。」
「え、っと……。 一緒に、行かないかな、って。」
プール。
つまりは水着姿。
ちょっと妄想して、当人が目の前にいるのだし直ぐに首を振った。
幸い何を考えていたのかは気付かれていないようで、頭の上にハテナマークが見える(気がする)。
「……いや、俺は嬉しいし全然いいけど。 都こそ良いのか?」
「へ? 何が?」
「いや……俺なんかと、その。」
「翔くんだから、一緒に行きたいんだよ?」
……そうか。
「いや、海は一緒に行ってみたかったのは確かだから俺も嬉しいけどさ。」
「あ~……私、逆に海は行かないの。」
「へ、そりゃ何で。」
「ほら……海だと、太陽があるから。」
「肌、弱かったりするのか?」
心配そうに問い掛ければ、ううん、と。
そうではない、と言いながら。
「でも……赤くなっちゃうと、痛みが中々抜けないから。」
「弱いって言うほどでもないけど……って感じか?」
「うん、そんな感じ。」
「大丈夫なら日焼け止めくらいは塗ってやるけどなぁ。」
思い付くように、言葉を挙げれば。
ちょっとだけ混乱したような顔をして、すぐに落ち着いて。
けれど、上目遣いで一言。
「……えっち。」
「!? いや、今そんなつもり一切無しだぞ!?」
今度はこっちが混乱する番。
心配……9割で言ったのにそんな風に取られると流石に困る。
「ふふ。 冗談。」
「冗談にならない冗談はやめてくれよ、流石に。」
「ごめんごめん。 でも、日焼け止めかぁ。 ……必要かな?」
「どうだかな。 ただ、夏になる前に用意しといても良い気はするぞ。」
というかその口調だと今まではどうしてたんだ……?
ちょっと怖くて聞けない。
「だよ、ね。 ……よし!」
「何だその決意に満ちた顔は。」
「明日、買いに行こうと思って。 ……デート、しない?」
「朝から?」
「夜まで――――で、いい?」
「勿論。」
そういうことになった。
……ちょっと幸せで頭がバグってる気がしないでもないが。
まあ、楽しみなものはしょうがない。
今日と明日。 恋人らしく、楽しもう。