それを追い求めれば、たどり着くのは。
*修正。
内容を下へ下へと確認する。
「どーしたのにぃに。」
「あの……変なお顔してますよ?」
「あー……多分二人にもそのうち連絡回る筈だが……。」
一番下までを確認して、もう一度上へと戻し。
目を通しながら言葉を発する。
「明日からも休み、要するにGWが二週間に伸びた。」
「へ?」
「何かな……昨日のあの騒動の後全部校舎チェックしたらしいんだが……。」
送られてきた連絡はこうだ。
あの時執拗に頭を打っていた扉が大きく変形してしまった……というのを始め。
所々で
このままでは授業が真っ当に実行するのも難しいと判断したらしく、夏休みの一週間を此方に移動した、と。
……夏休みが短くなったのはちょっと辛いが、今自由に動けるようになるのは有り難いと思っていいと思う。
「はー……夏休み短くなるってマジっすか。」
「そりゃ授業日数確保できねーしな。」
「うっわ辛……マッジで辛い……。」
「ならお前一人だけで今授業受けるか?」
「冗談はやめてよ、絶対イヤだし。」
ならそんな事言ってるんじゃない、と思いつつ。
飲み物をテーブルの上に置いた後にスマホを春風と覗き込むように確認している二人へ目線を向けた。
見終わったであろうタイミングを見計らって声を掛ける。
「で、だ。」
「あ、はい……?」
「三人は大丈夫……いやこの言い方だと分かんねーな。
今までは学校があったから、というのがある程度前提に立つ。
実家待機で自習、というのはあくまで名目上で実際には長い休み。
当然その分学生も動き始めることになる。
ユーザーのような暴走する相手が裏で蠢き始める可能性も十二分に考えられる。
何より、一人だけ別の学校の希亜とも行動が区切られるのが痛い。
「どう……まあ私は基本自由に動けると思うよ? にぃにに張り付いてるって言えば大体は何とかなるし。」
「私も……そうですね、自宅にいるよりは歓迎されるかと。」
頷くに頷き難い理由な二人を細い目で見る。
もう一人暮らしが名目上ですらなくなりつつある天と、仮にも男の家に来てるのにそれでも喜ばれる春風。
割とそれもどうなんだ、と思いつつ――――目下のところ一番不安な都へと視線を向ける。
「都は?」
「私は………………そうだなぁ。 翔君。」
「ん?」
「お祖父様への説得、協力してくれる?」
「……何する気だよ。」
何となく予想はつくんだが。
凄い怖い。
「……分かるでしょ?」
「まあ、協力しろって言うならするが。」
要するに味方につけるための工作。
何をする気なのかまでは細かく聞くのが凄い怖いので後でにする。
「となると、後は希亜だが……。」
「希亜ちゃんは……どうするんでしょうね。」
「常に夜は連絡取れるが、それはそれとしてもな。」
玖方女学院という場所の都合上、俺が出向くのも中々難しい。
ジ・オーダーというアーティファクト自体も有能なのは間違いないが、万能とは言い難く。
……そういった意味合いで言えば、どれも『万能』には程遠いのがアーティファクトであり、ユーザーなのだが。
「ふと気になったんだけどさ~。」
「ん、どうした。」
「玖方じゃユーザー騒動って起きてないのかな?」
そんな思いつきのような天の発言。
……確かに、
行方不明者が多い、ってのを成瀬先生が言ってたが。
それはユーザーが実験したと同義で考えていいだろう――――あの、石化事件と同様に。
「ストーカー被害、はまた別だろうし……確かに目立つの無いよな。」
「希亜ちゃんもそこは不思議がってました。 上手く誰かが隠してるかも、とか。」
「与一のやつも何処に潜伏してるか分からないしな……。」
シルバーのアクセサリーと言う条件がある以上隠し通せるものでもないはずなんだが。
その辺は女子校ならでは、なんだろうか。
本質を知ってしまえばちょっと抱いていた夢が崩れそうだから聞けないんだが。
「希亜をどっかで拾って、帰って来て一度作戦会議とするか?」
「それが一番無難……かな。 夕ご飯の準備も遅くなっていいならするよ。」
「じゃあ頼む。 今のうちに情報を彼奴に送っておく。」
LINGを開き。
内容を送信。
暫しして、休み時間なんだろうか。
了承の返答が返り……商店街へ四人で出向いた時。
その先で――――想定していない物を、見る羽目になった。
【新章】クリアした中で誰が一番好きでした?
-
都
-
天
-
春風
-
希亜
-
ソフィ