…………あの、イーリスさん?
絶対やると思ってたけどマジで同じことするのやめませんか?
後改めて沙月ちゃんルート……とナイン×ソフィルート楽しそうだなーって。
*公式で改めて明言された「世界の目を介した共有・同調ルール」に関しては基本想定で問題なさそう(翔の心境的に~)なのでそのまま適応。
商店街は想定以上に混み合っていた。
学生のための街であり、コロナ関係者が多い白巳津川市では。
夕方の時間帯はどうしても混むもんだが――――それを考慮しても多い。
というよりも、密集してると言い換えていいレベル。
「……何が、あったんだろ。」
「さっきの爆発音次第……ってとこな気もするが。」
人の流れはどうやら駅前へ流れていくようで、吐き出されるように一方通行。
若干走る姿でさえ見受けられる。
と考えるなら……向こう側で何かがあったって感じっぽいが。
「都、買い物とか任せていいか?」
「あ、うん。 それはいいけど……翔君は?」
「少し様子見てくる。 細かい合流場所はLINGで連絡してくれ。」
「え、大丈夫それ? 何かあったら一人じゃ対応できなくない?」
「ただ複数で行って全員巻き込まれても最悪だろ。 場合によっちゃレナ無理矢理呼ぶし。」
今何処で何してるか分からんが、出す/消す主体があるのは俺だ。
後で文句でも言ってきそうだが……そこはまあ許容範囲として受け止めることにする。
「だったら……その、レナちゃんを向かわせる、というのは?」
「同時共有できればそれでも良いんだろうけどな。」
万が一のタイムラグがあれば……と。
そんな少しの遅れで
その辺りの情報を一方的に共有すること自体は出来るが、同時となると正直そこまで練度を高められるかは分からない。
出しっぱなしにしている部分が多いから、レナとの連携に関しては
「そこは今後考える。 三人は念の為警戒しながらにしてくれ。」
不満が当然のように見えるが、不承不承頷いている。
……出来れば一緒に行動したいんだがな。
ソフィとの連絡が途絶えている以上、警戒しすぎてしまうのは悪癖かもしれない。
「全て」の記憶を持つ弊害――――と、そんなところか。
幻体を一度解除し、自分の隣……人混みの中に埋もれるように出現させる。
防壁は上手く出来ないというのに、こういった小技ばかりは出来るのは何でだろうな。
「…………おい。」
「悪いな……まあ、現状は分かってるんだろ。」
「そりゃまあ……だが、急に呼ぶのはやめろ。 こっちもこっちで考えて動いてんだからよ、大将。」
「ならもう少し情報寄越せよ……結局戻ってこねえし。」
「
その言葉に、ちらりと視線だけを向けた。
「……目に見えて?」
「そりゃ大将の荒れ具合は分かるっつーの。 オレは魂の力が大本だぞ?」
「ああ……いや、そういう意味か。」
俺にはよく分からないというのは……やはり練度不足ということで間違いなさそうだ。
後でレナを含め相談しよう。
「で、結局何が起こってんだ……?」
「んー…………アレか? 見えっか?」
流れに逆らいつつ動くこと暫く。
レナが何かを見つけたように指を指した場所にあったのは、商店街の入り口の信号を挟んだ反対側。
ビルに突っ込んだ一台のトラックらしき残骸と、無残に折れた信号機。
警察が多数おり、その場で色々調査をしているようだったが……。
「事故、か?」
「
……トラック自体に作用すれば、確かに簡単に事故なら発生させられる。
それはこの一週間と少しで起こった、幾つもの騒動で理解してはいた。
だが――――。
「起こす理由なんて、あるのか?」
「あん?」
「ああ、いや……前にも少し話したが、ここまで大きい問題を起こす理由なんて浮かぶか?」
「あー……。 推測入ってていいなら言うけど。」
「浮かぶのか?」
その場で佇み、変化を確認しながら。
一見物人としての立ち位置を崩さないように、少しだけ話を続けた。
「前にも言ったよな、周囲に隠す為に問題を起こしてるって。」
「ああ、それ自体は俺も同意してるが。」
「ただ、少し目線を変えれば――――
「アーティファクト、ユーザー……でもないなら?」
「アーティファクトを奪った後の痕跡を隠す為、ってのが今の行方不明を含んだオレの考え。」
……アンブロシアを使用しない形でのアーティファクトの奪取。
つまり、ユーザーを殺した上での強制的な契約。
死体を隠すための、大事故。
「いや……。」
「ありえない、とは言い切れねえだろ。」
「そうだな、ありえないとは言えない。」
イーリスの起こした、人体への変化を含んだ大騒動。
その考えを引き継いでいるとしたら、彼奴なら。
――――いや。
「お。」
そんな思考に飲まれていたら。
レナの珍しい声が聞こえ、視線を上に上げた。
視線の先にいたのは希亜。
「このルートで来たのか?」
「だろうな……だが。」
なんか、顔沈んでねーか?
レナの言葉のとおりに――――妙に沈んだ、彼女の姿があった。
【新章】クリアした中で誰が一番好きでした?
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都
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天
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春風
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希亜
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ソフィ