実際の行った先での話とかは希望があれば書くのでテキトーに希望ください
*
想いの先に。
「ん~どっちが似合うかなぁ?」
着替える個室から、私服姿で外に出てくる。
そんな彼女を出迎えるまでに、抱いていたのは気不味さ。
「都の好きな方で良いんじゃないのか?」
「……選べないもん。 翔くんが選んでくれない、かな?」
(おいおい無茶言うなよ。)
少しばかり早いか、とも思うような。
けれど時期からすれば、特に服屋からすればこれくらいから売っているのが当然か。
そこまで服装面で気にしたことがないような俺からすれば、場違いにも思ってしまう。
そんな女性用の、それも肌を多く見せる下着売り場の近く。
「あー……どっちも、って答えじゃ駄目か?」
「じゃ、聞き方変えちゃうよ?」
水着売り場に、二人でやってきているという事実。
食事をしていた時には余り考えてもいなかった、周囲からの
両手にそれぞれの水着を持った都の問いかけは、至極当然のもののようでもあった。
「
そんなはずなのに。
いつもと同じ、けれど照れが混じったような微笑み。
それでも、
それくらいに、
「……あ、ああ。 そうだなぁ。」
心臓が跳ねている気がする。
口調がおかしくならない程度に早口でごまかしながら。
都の問い掛けに答えようと、頭を回した。
右手に持つのは、フリル……とか言うんだったか。
白のビキニに時々都の服の端で見る、ふわふわした布のような物がついた一式。
左手に持つのは、ビキニという意味では同じだけれど。
腰の辺りに布を付け、下半身を隠すような格好になる薄緑色の水着。
脳内で考えること、数秒。
どちらも――――という答えが封じられている以上。
そして、都の問いが俺の好みである以上。
彼女に似合う、という意味でも。
指を向けたのは、左側。
「こっち?」
「……白も似合うけどさ。 なんか、都って淡いイメージがある。」
自分の独占欲は表に出さずに。
汚い部分を見せたくない、と思うのは普通だろうから。
「……淡い?」
具体的にこう、と言うわけではなく。
なんとなくの、感じ方。
はっきりした色よりも、周囲に溶け込むほうが都らしいと俺は思う。
それでも、彼女は周囲から浮かび上がってしまうのだけれども。
だからこそ、九條都なのだろうと。
「俺の感じだとだけどな。」
「そっか。 じゃあこっちにするね。」
いつしか、周囲の目線は気にならなくなっていた。
目に映るのは、目に入るのは俺と都の二人だけだと。
そんなおかしな、幻想すら抱いていた。
*
帰り道、夕暮れ時を二人で歩く。
「…………時々、思うんだ。」
「何を?」
「
都のその言葉に。
俺自身も、同じことを思うのだと吐き出した。
もし、彼女と深く関わることがなかったら。
もし、彼女との接し方が違っていたら。
もし、あの時勇気を出さなかったら。
そんな事を考えなかったら、といえば嘘になる。
「……考えるだけ無駄だとは、思うんだけどな。」
「考えちゃう、よね。」
いつもの商店街。
「ただ。」
「うん。」
いつもの日常。
「
「うん。」
いつもの世界。
「
「――――私も。 ありがとう、翔くん。」
その手の反対側に、二人でそれぞれ袋を持ちながら。
夜闇に沈み始める、世界を眺めながら。
同じように、人工的な明かりから遠ざかるように消えていく。
*
実際着た姿を俺自身が見なかったのは、単純な話で。
「……ちゃんと着てみせるのは、向こうで、ね?」
そんな、耳元での囁きに負けたから。
そんな、水着の下までを見せあった時だったから。
そんな、想像している時間が幸福だから。
全てが入り混じっていたからこそ――――だと、思うのだ。
二人目のインストールは?(参考程度)
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新海 天
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香坂 春風
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結城 希亜