10分で書いたので大分荒いと思います。
結局、あれが何だったのかはわからない。
石化事件を経て、三つの遺体を残して事件は幕を閉じた。
ソフィが出てくることもなくなり、6月。
「出来たよ~。」
「早いな。」
「ふふ、これくらいはね。」
学校での態度は殆ど変わらないまま。
そういう意味合いで言えば、周囲に関係を隠したままということになるのだろうか。
放課後、休みはほぼ常に共に過ごす。
時偶、クラスメイトと遭遇しそうになると見られないように動いたり。
……そうでなくても、一挙一動は見られていたから。
「相変わらず美味そうだな……。」
「愛情たっぷりだから。」
「そういう事臆面とせずに言えるの凄いと思う。」
「なんで? 本当のことだよ?」
そういうところだよ。
大好き加減というか、惚れてる度合いで言えば負ける気はしないけど。
口に出せる、行動で示せる。
目に見えるように動けるところでは、なんか負けてる気がする。
「もっと俺も行動で示したほうがいいかな~。」
「でもね、翔くん。」
「ん?」
「多分自分で気付いてないだけで、色々してくれてるよ?」
「例えば?」
都は、指折り数える。
「放課後もそうだけど、休みの日もずっと一緒にいてくれてるよね。」
「そりゃまあ当然だろ。 彼氏なんだし。」
「それに、帰りも一緒に帰ってくれてるし。」
「したくてしてることだぞ?」
「気も、使ってくれてるよね?」
「……それくらいでか?」
彼女が告げることは、全部当たり前のようなこと。
出来る時は送り迎えだってするし。
ナインボールで働いている都の姿を見ながら、コーラなんかを頼んで待っているのもなんだか楽しいし。
こんな関係になれるなんて、学校が始まった頃には考えられなかったから。
「うん。 ふふ。」
「笑うことか……?」
はにかむような笑い方。
彼女の笑い方の中では、一番これが好きだった。
だから、それを見てこちらも笑顔になる。
「嬉しいんだよ。」
「そっか。」
目の前の食事を手に取る。
「頂きます……の前に。」
「うん。」
「明日からの休みはどうする?」
「あ~……日曜日の午前中はアルバイトかな。」
「おっけー、じゃあお昼前に迎えに行く。」
「……うん、ありがと。」
「お礼はやめろよ。 したくてしてるんだからさ。」
言えば返る言葉。
そんな会話一つ一つであっても、今の俺達にとっては幸福で。
これからもずっと、一緒に過ごしていくのだと。
何があっても、共に歩んでいくのだと。
あの時、あの晩。
誓ったように。
「……こちらこそだよ、ありがとうは。」
「じゃあ、お互い様……だね。」
「そうかもな。」
今日もまた、共に。
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