俺のヒーローアカデミア〜転生したらスパイディだった件〜   作:青青

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体育祭V

俺の糸は鋼鉄と同じ強度がある。

大型バスを吊るしてもちぎれない程に丈夫。

その理由は1本の強度だけではない。

射出する際に何本も纏まって射出される、繊維状の糸が紡がれまるで1本のロープの様になるのだ。

だがそんな糸でも弱点はある、まず耐刃性があまり無いこと。

これはそのままの意味で、刃物を使えば少し時間がかかるが切れる。

次に個性に弱いこと、対個性戦において()()()()糸は簡単に切れてしまう。例えば芦戸の酸では糸は溶けてしまうし緑谷のパンチでは千切れてしまう。これは糸が()()である事に由来していると思われるのだがまだよく分かっていない。

いきなりこんな話をしたのには訳がある。

それは今の状況を見てもらえれば分かるかな。

 

「死ねぇ!!」BOMB!!

 

そう、現在絶賛決勝戦中です。

 

「っぶねぇ」

 

爆豪の個性の爆破には糸が耐えきれず燃えてしまうため糸が使えない。だから必然的に身体と拳で戦うことになるのだが如何せん爆破が強い。あまり距離を詰めれずにいる状況だ。

だが、コイツには前々から思う所があった。それを吐き出させてもらう。

 

「おい、爆豪よぉ。前からずっと思ってたんだけどお前さ」

 

「あぁん?」

 

「本当にヒーローなるつもりあんのか?」

 

「あぁ!?あるわ殺すぞボケ、ちょろちょろ逃げ回る次は精神攻撃かァ?雑魚がさっさと殺されろや」

 

「そういうとこだよ、お前の思考と行動は()()()()()()()なんだよ。」

 

「ア?ンだとテメェ」

 

「お前にいい事...ってかヒーローとして持たなきゃ行けない大前提を教えてやろう」

 

「大いなる力には大いなる責任が伴う」

 

「とあるヒーローの叔父が言った言葉だ。その叔父は強盗に殺された。そのヒーローは叔父の死を悲しみ...怒った、叔父を殺した強盗とそれを止められずに遊んでいた自分に。そして強盗に復讐した彼は叔父の言った()()()()()()を果たす為にヒーローとなり何度も命を落としかけながらも街を、世界を救った。それが齢17歳の時の話だ。俺たちとそう変わらない歳でヒーローとなったんだよ、彼は。()()()()も放り出してヒーローとなったんだ。それが正しいとは言わないしそうじゃなきゃヒーローじゃないとも言わない。でも、それがヒーローの姿なんだ。あるべきヒーローの姿。分かるか?」

 

 

「ッ...!」

爆豪の表情が変わった。まるで鬼のような形相だったのが何か神妙な顔をしている。

 

『なにこの話重っも。てかイレイザーそんなヒーロー知ってる?』

 

『黙って聞け山田』

 

『あ、ハイ』

 

「それなのにお前は()()だの()()だの、別に口調が悪いのは許せるさ。そういうヒーローもいる、俺は実際に見て来た。」

続けて

 

「でも、仲間や普通の人に対して暴言は絶対に言わなかった。敬意を払っていたから、信用していたから。お前はどうだ?誰彼構わず死ね殺す、ゴミモブカス。そんな奴がどうやってヒーローになる?そんな奴がどうやって一般人に応援される?なぁ、もう一度考えて見ろよ。ヒーローとして、ヒーローの卵として。」

 

「うるせぇカス、そんなの俺には関係ねぇ。ヴィランは殺す、それだけだ。」

 

「そうか、じゃあお前には負けられねぇな、いつでもヒーローはヴィランに勝つもんだ。」

 

「うるっせぇ!死ねぇぇ!!」

右の大振りで爆破を撃つ爆豪、対し八手は動かない

 

BOMB!!

爆煙が晴れる...そこには...

 

『んんぁ!??八手どこ行ったんだァ!?また擬態してのかァ!?』

 

「ここだよ」

その声は爆豪にしか届いていないであろう。

 

「ッ!」

気付いた時には時すでに遅し

 

バゴォン!!

 

 

 

「グベラッ!」

 

その光景は周囲から見ると、爆豪が1人で勝手に倒れたようにしか見えないが、実際は擬態した八手が拳を顔面にぶち込みそれをまともに食らった爆豪が倒れているのであった。

いくらタフネスの爆豪でも無意識の状態で脳を揺らされたら気絶する。

 

「正義は勝つ...ってな」

 

拳を突き出したその状態で擬態を解除する八手

 

拍手喝采を浴びながら舞台を去っていくのであった。

 

 

 

 

 

「彼、どこでそんなヒーローのことを知ったんだろうか。」

不思議に思うオールマイトであった。

 

 

 

 

ーーー表彰式

ポンポンと、花火があがり、表彰式の準備が整った。

 

「さあ、表彰式の準備が整ったわ!」

 

 ミッドナイト先生が言うと、会場がざわめき、フラッシュがたかれる。

 

「さて、メダル授与よ! 今年メダルを授与するのはもちろんこの人!」

 

 そう言うと、巨大な塊が空気を裂いて飛んできた。

 

「私が、メダルを持ってき「われらがヒーローオールマイト」た」

 

 カブッた。

 

 気を取り直したオールマイトが、まずは常闇にメダルを持っていく。

 

「4位だがよく頑張った、君は個性と仲がいいみたいだな!その調子で頑張れよ!常闇少年!」

 

「はい」/「アイヨ!」

 

「3位入賞おめでとう轟少年、君変わったね。左を使ったってことは自分と向き合えたのかい?」

 

そう言われた轟は自分の手を見ながら

「いえ、まだ俺は精算し切れていない、でも緑谷のおかげで忘れる事が出来ました。」

とても爽やかになった轟は見てて清々しい。

 

「そうか!君ならきっと精算出来るよ!」

 

「2位だな爆豪少年。伏線回収はできなかったが良く頑張ったな。...ってこれじゃああんまりだ」

そう言って特殊な対処(雁字搦めに拘束)されている爆豪の拘束を解いた(口だけ)

 

「オォルマイトォ!こんな結果いらねぇんだよォ!2位なんて結果いらねぇんだよォ!周りが納得しても俺が納得しなきゃあ意味がねぇんだよ!!」

 

「いーや、受けっておけ。傷としてな。」

そう言って無理やり銀メダルを付けさせる。

 

「さぁ、1位おめでとう八手少年。やりたくないからと宣誓はやらなかったみたいだがこの分ならやっても良かったんじゃないか?」

 

「いいえ、あの時は集中したかったので。」

 

「HAHAHA!そうか、それと少年、君が言うあるべきヒーローの姿!間違っちゃあいないが正解とも言い難い。自己犠牲も程々にな。」

 

「貴方には言われたくないですよ...オールマイト」

 

「HAHA、手厳しいね。」

それじゃあとオールマイト続ける

 

「さあ皆さん! 今回は彼らだった! だが、この中の誰しもがここに立つ資格はあった! 次代のヒーローは着実に芽を伸ばしている!!

 

 てな感じで最後に一言」

 

 

「「「「プルス「お疲れさまでした」」」」」

 

 

「そこはプルスウルトラでしょオールマイト!」

 

 ミッドナイトが叫ぶ。

 

「いや疲れただろうなって」

 

いや閉まんねぇな!まぁ面白いしいいか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プルルルルルルルルルルル

電話が来た、親父からだ。

 

「おう親父、どした?」

 

『おう、お前皆連れて来いよ』

 

「は?」

 

『いや店を貸切にしたから打ち上げ』

 

「あー、了解。行けるヤツ全員連れてくわ」

 

 

「なぁ、お前らこの後暇?来れる奴だけでいいんだが...うちで打ち上げするって親父が言ってんだ、来ねぇか?」

 

「「「「「「行く!/わ/ぜ!/に決まってんだろ!」」」」」」

 

「お、おう」

 

 

そうして店に来たのは爆豪を除く全員だ。来すぎィ!

 

 




2話連続投稿です

ヴェノムどうする?

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