俺のヒーローアカデミア〜転生したらスパイディだった件〜   作:青青

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感想で励ましの言葉を頂けてとてもモチベが上がりまくってます。
青です。
三日目、お楽しみ下さい


三日目

「あぶえッ!?」

 

顔面に肘鉄を喰らい情けない声を上げる

 

「あ、いざわせんせえ...ガチすぎ...」

 

「何言ってる。お前の方が身体能力も五感もいいんだぞ。俺を超える事なんていくらでも出来る。お前に足りないのは経験。経験は戦闘で鍛えるのが最も合理的だ。弱音を吐いている暇があるなら続けるぞ」

 

三日目に突入した時刻の訓練、午前は昨日と同じく無限に筋トレと糸射出。これだけでもきついのに相澤先生とのガチタイマン。

死にそうだよ...でも、相澤先生と少し張り合えるようにはなって来た。

元々格闘技は齧っていたから対面の戦闘は出来なくなかった。

でも、俺の戦闘スタイル的に正面戦闘を鍛えるよりか奇襲戦法を、ウェブの使い方を優先した方が効率的だと思ってレベルが低い。

この相澤先生とのトレーニングで少し格闘の心得というか、正面での戦闘で必要な事が分かってきた。

 

先ずは、相手の挙動を見る。俺の目は人の数倍良く出来てる。だから、よく見れば微弱に動いている...なんというか、予備動作?みたいなのを見ることが出来る。それを応用して、相手の動きを見切ったり、相手の動きを利用した攻撃がたまにできるようになった。

これは耳も鼻も同様だ。

よく聞けば相手の呼吸が聞こえる。

戦闘に入る前の呼吸はわかり易いからある程度の身構えは出来る。

鼻は......相手が刺激物を持ってたりするとそれが分かる。

例えばタバスコとか......う、思い出すだけで泣きそう。

 

でも上の事より重視すべき物がある事が分かった。

スパイダーセンス。“第六感”これだ。

 

視覚外からの攻撃や無意識下の攻撃にもセンスが発動すれば躱したり反撃したりすることが出来る。

これを極めれば、目を瞑った状態でも周りの状況がある程度対応出来る。

ただ、今は10パーセント程の確率でしか反応しない。

発動の条件として今のところわかっているのは

 

俺の精神が落ち着いていて

 

相手の明確な攻撃意思を持っていて

 

“喰らえば生命に危険がある攻撃”

 

であること

 

最後の生命に危険のある攻撃。とは、最初に相澤先生が布で掴んだ木の幹が折れて俺に落ちてきた事で発覚した。

 

その後にわざと急所に相澤先生に攻撃をしてもらった。

その時、毎回と言っていい確率でセンスは反応した。

 

“相澤先生が手を抜いたり、場所を外したりすると反応しないのにだ”

 

ということは、俺のセンスは今のところ“自分の命に危険がある場合”に発動すると考えていい。

それに加えて、俺がある程度肩入れしている人に危険が迫ると発動する場合もあった。

 

要は“命”に反応するのが俺のセンスという事だろう。

致命傷はこれで躱せることが分かった。

 

これからはこれも伸ばせと相澤先生は言うのだが。

 

まぁそれでも

 

「ぐべらぁ!」

 

相澤先生にはボコボコにされるんだが...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訓練も終わり、夕食を済ませた俺たちは肝試しをするために森の入口へと集まっていた。

 

「肝を試す時間だー!」

 

クラスでも林間合宿を楽しみにしていた芦戸、上鳴の賑やかし組が大はしゃぎしている。中々にうるさい。まぁでも俺も楽しみにしているから人の事は言えない。

......!俺スパイダーセンスで仕掛け全部分かるんじゃ...いやそんなはずは無い...きっと...

 

「その前に大変心苦しいが、補習連中はこれから俺と補習授業だ」

 

「ウソだろ!!」

 

相澤先生に連行されていく補習連中。

肝試しぐらいさせてやれよォ...ん?連れて行かれたのは5人...5人!?

誰か...余るぞ...!

 

肝試しはクラス対抗で行われ、まず初めに回るのがA組。二人一組になって3分置きに出発し、ルートの真ん中にある名前の書かれたお札を取って帰ってくる。その間にB組が個性を使って脅かしてくる、という内容らしい

 

早速くじ引きを引く

 

「頼む...1人じゃありませんように!」

 

運命のくじ引き...結果は...!

 

「C...?おい、誰かCの奴いるか?」

 

「あら、私ですわ!」

 

 

 

 

 

 

???sideーーー

 

「フハ、早くヤらせろよォ...!()()がガキ共喰って来るからよォ...!!」

 

「黙れイカレ野郎。時間を着々と来ている。もうすぐ状況開始だ。」

 

 

ーーー

 

 

「あら、私ですわ!」

 

「おお、八百万か。よろしく!」

 

フム、良い。が、やはり響香と回りたかったな。クジ引きだからしょうが...ヒッ

 

目の前に2本のイヤホンジャック

 

危ねぇ!寸止めだけど危ねぇ!

 

「危ねぇ!何してんだ?!」

そのイヤホンジャックを飛ばした犯人を睨む

 

「うっ、だって、なんか嬉しそーだったし。ごめん」

少し俯きシュンとしながら謝る耳郎

予想以上に凹んでるな。悪いことしたかな。

 

「ごめんて、ちょっと言いすぎた。」

 

「うーん。じゃあ埋め合わせ、よろしく!」

先程とは打って変わった笑顔...騙されたか?

ともかく俺は3番目。

 

ペアは

1 耳郎 葉隠

2 蛙吹 麗日

3 八手 八百万

4 爆豪 轟

以下略

 

である。

 

 

響香の2個後ろだ。これなら泣き叫ぶ響香の声がよく聞こえるな。

 

「じゃあスタートだ!」

 

プッシーキャッツの虎が言うと、1番ペアが森に入っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事が起こったのはその数十分後。

 

「なんでぇ!なんでここにヴィランがいんだよぉ?!?!!」

 

みんなが集合している広場で襲撃が発覚したその頃

 

 

臭い...この匂いは...

 

「なぁ、八百万。お前ガスマスクって作れるか」

 

「いきなりですわね。答えは、作れますわ。と言っても単純な物ですが。」

 

「そうか、じゃあ1個くれ」

 

「はい?どうしてですか?ガスマスクなんて...!?何!?この煙!」

 

「早く!」

 

「分かりましたわ!」

 

手早く創造したガスマスクを受け取り装着する。

そして()()を捉えてしまった。

叢雲が、1番捉えたら行けないものを、スパイダーセンスで捉えてしまった。

()()()()()()()()()()

 

「八百万...周りの人にそれ配って先生のとこ戻れ。」

 

「はい?いえ、八手さんも一緒に!」

 

心配して八百万はそう言ってくれるが...

 

「すまん、俺は、行く。」

一瞬にして八百万の隣から加速し前進していく八手。

その時、横から見えたその顔は...

 

 

 

まるで何処かの漫画に出てくる悪魔の様な...それでいてとても悲しそうな顔だった。

 

 

 

 

急げ...急げ...急げ...急げ...急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ

急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げいそ...げ...見つけた...!

 

 

一心不乱に加速し続け、枝や葉で顔や腕など肌が出ている場所を浅く切りながらも()()へと辿り着いた。

 

そこは。そことは。

 

耳郎響香が倒れている。正確には耳郎響香と葉隠透が倒れている場所だった。

 

「あ...あぁ...」

 

バタと膝をつき耳郎を抱き寄せる

 

「な、なぁ。起きろよ。起きてくれよ。なぁ。」

恐る恐ると言ったふうに揺さぶる

 

「起きて.....くれよ......」

 

涙を滲ませ、顔を顰めて、それでも、揺さぶり続ける

 

「...な...聞こえてるかな......聞こえてるといいな...。」

 

涙を貯め、一際大きい泪を1粒地面に落とし、深呼吸をして、話を続ける

 

「好きだ...どうしようもなく...誰よりも...君が...だから......だから...起きてくれよ...!!お願いだ...!起きてくれ...!」

 

自分に語りかけるかのように、語尾に荒ぶる感情を表しながら、そう語りかける。

それでも、耳郎は、眠ったまま

 

時間が止まったかのような世界で、膝の上で耳郎を抱えながら、涙を流す叢雲。

そうしていると後ろから、肩を叩かれる。

いつもなら、平常な状態ないつもなら気付いていた後ろからの接近。

この手が敵のものなら...もういっその事殺してもらおうか、とも考えている叢雲が...ゆっくりと振り返る

 

「ぁ?」

 

そこには4人のB組生徒がいた。

そのうち2人の名前は覚えている。

確か、拳道と鉄哲だったはずだ。だが、そんなのがどうして?

 

「なぁ大丈夫か?って、八手...か?」

拳道が心配そうに語りかけて来る。俺は相当酷い顔をしているんだろう。相手の顔が少し驚いたようにしていた。

 

それを無視して視線を元の場所へと戻す。

耳郎の顔へと戻す。

 

すると、後ろから蹴りが飛んできた

 

バシッ!

 

鉄のように硬い足を背中に喰らう叢雲。それでも微動だにせず耳郎へと視線を送っている。

 

「オイ!おめェ!それでも男かァ!?惚れた女が倒れて、それをやったやつを伸す勇気もねぇ雑魚なのかァ!?オイ!わんわん泣きべそかいてるだけなのかァ!?」

罵倒。そんなこと、分かってる。響香が()()()()()ことも分かっている。でも、それでも、自分が情けない。

好きな人を守れずに失いそうになったことが、怖い。

恐ろしい。失いたくない。

 

でも、それより、、それよりも、こんなことした奴は、許せない。

何をしてでも、、殺してでもここに連れてきて、響香に仇を打ったよって。

何より、何も出来ずに居たらきっと怒られてしまう。

だから、立たなければ。

俺は、

 

スパイダーマンだ。

 

 

鋼鉄の心(アイアンハート)を持つ鉄哲の激励

 

それを受けた叢雲は立ち上がる。他の()()がそうであったように、彼も立ち上がる。

 

 

「るせェよ、アイアンマン」

 

「ヘッ、さっきまで泣きべそかいてた奴が喚きやがる。それと、俺は鉄哲徹鐵だ。そのアンニンマン?とかいうのじゃねぇ!」

 

「バカ、鋼鉄の男って意味だよ!」

 

「そうなのか!?いいな!その響き!」

 

「それよりも、どうする?これから」

 

「拳道って言ったな?俺はこれをやった野郎を潰しに行く。」

 

「俺もついて行くぜ」

 

「マジでいってんの?下手したら退学だよ?」

 

「いいさ、それでもヒーローになる。」

 

「漢だな、好きだぞそういうの!」

 

「そう、じゃあ私も行く。小森、黒色、この2人をお願い。」

 

「「分かったノコ/ああ」」

 

「野郎をぶっ潰す。行くぞ」

 

 

 

 

復讐鬼のアベンジが、これから始まる。




途中で終了です。
次話で合宿編終了てす

ヴェノムどうする?

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