俺のヒーローアカデミア〜転生したらスパイディだった件〜 作:青青
となりました。
これから主人公は
「八手 叢雲(やで むらくも)」
となります
評価で『あくまで個人の意見だが』と言って星一を入れた方。
『個人』の意見ならわざわざ評価に入れないで、ブラウザバックでお願いします。
『全員』の為になる意見ならまだ分かるのですが、『個人的に気に食わない』と言う理由でまだ見ぬ『他の人』が自分の小説へと辿り着く可能性を少なくするような行為は辞めていただきたいです。
では本編お楽しみください。
『A組B組総員...戦闘を許可する!!』
プッシーキャッツ、マンダレイの個性“テレパス”による伝言が届く。
「聞いたか拳藤!?ぶん殴り許可が出た!」
A組の2人を昏睡状態へと追いやった謎のガスの原因を探し、森の中を駆け回る鉄哲、拳藤、そして叢雲。
「待てって鉄哲!さっきはあんなこと言ったけど...分かってんのか!?このガス...!」
後ろを走る拳藤が鉄哲に問いかける
「やべぇ!ってんだろ。俺もバカじゃねぇ」
「んバカ!...マンダレイはガスの事に触れてなかった、つまり広場から目視できるとこには広がってない。」
そう言う拳藤、成程確かにマンダレイは触れていなかった。
落ち着け、俺。今のは俺でも気付けた筈だ。
気が動転してるのかもしれんが、今はそれが命取りだ。
落ち着け...落ち着け...。
「変なんだよ、このガスは一定方向にゆっくり流れてる。ふつー拡散してくだろ?留まってんだよ。」
「で、見ろよ。さっきいた場所よりここのが少しガスが濃くなってる。」
「つまり......なんだ!?」
鉄哲が馬鹿っぷりを発揮していく。
まぁでも大体わかった。
「発生源を中心に渦巻いてんだ。台風見てぇにな。つまり、その中心、“台風の目”にガスを出してる野郎が居るって事だ。んまぁ、確信もねぇ考察に過ぎねぇが、その考察を真にする要素を俺は持ってる。」
その要素とは...
「俺の“センス”が中心に向かうほど“警鐘”を鳴らしてんだ。」
そうだ、俺のセンスが警鐘を鳴らす。ってことは命に危険があるって事だ。多分中心に近づけば近付くほどにガスが濃くなって、致死性が増すって事だ。
この八百万から貰ったガスマスクがなけりゃあ即ダウンだろう。
「センス...?個性か!?」
「アンタの個性って...いや、まぁいい。ガスマスクのフィルターにも限度がある...だから「濃い方に全力で走って、全力でぶん殴る!!!だな!?」ンん〜...まァ...そだけど...。」
「っつー事だ。行くぞ!」
単細胞でバカな鉄哲だが、その真摯な、漢らしい想いに救われた。
暑苦しいのは好きじゃなかったけど、悪くない。
ーーー
その頃、緑谷は爆豪らと合流し護衛しながら宿へと向かっているのだった。
ーーー
「真っ直ぐこっちに向かってるのが2...3人かな?やっぱり気付く奴も切り抜ける奴もいるんだね。流石名門校だよなぁ...」
叢雲らが向かっているその先に居る敵が独り言ちる
「でも哀しいね。どれだけ優秀な個性があっても...人間なんだよね」
そう言いながら、ガスの中から出てきた人間の拳を躱す
その人間とは、
「いいぃぃぃたぁぁぁぁあ!!!!」
鈍色に光る右拳を振り抜く鉄哲だった。
完全なる奇襲を躱され、体勢を崩す鉄哲。
そして「BLAM!!!」と乾いた破裂音が響き、その破裂音の正体が鉄哲を襲った。
「ッ!!」
破裂音...“銃弾”を顔面に受けた鉄哲は即座に身体中を鉄化し銃弾を防いだ。が、その衝撃によりガスマスクは吹き飛んでしまった。
「あぁ、いたね。硬くなるやつ。銃効かないか...まぁでも関係ないよ。このガスの中どれだけ息を止めてられるかって話になるからね。」
銃を撃った、学ラン姿の敵を睨む鉄哲
「拳銃とかマジかよ...!しかもマスクも...何だこのチビ...!タメか年下位じゃねぇか!?」
見た目自分より小さい背丈、そして学ラン。
どう見ても同学年かそれ以下の歳なのに余裕そうにしているその姿を見て
「ナメやがって!んぬぉ!!」
と、体を鉄化させ突進する
BLAM!!!
「ターミネーターごっこ?」
はぁと溜息をつきながら学ランの敵が喋り出す
「硬化とはいえ突進とかさ、勘弁してよ。名門校でしょ?高学歴でしょ?考えてくんない?じゃないと...」
そう語りながら銃口を“横”に向ける。そして手で作った銃のような形を鉄哲へと向ける。
一体何故自分から銃口を逸らすのか...単細胞でバカではあるがそれでも雄英入試を、300倍の倍率を乗り越えた秀才でもある。
咄嗟に鉄哲は走った。
「やりがいがない」
BLAM!!!
「ッ...!?!」
発砲する前に射線へと入り、放たれた銃弾を弾く鉄哲。
その射線の向こうに居たのは
「鉄哲!!」
オレンジ色のサイドテール、拳藤であった
「ダメだ...引いてろ...!」
鉄哲は、敵が銃を使ってくることを案じ、生身である拳藤を下がらせる。
「アッハハハ、2対1で1人は身を隠して不意打ち狙いね!?アハハ、浅ッ!あっさいよ底が!」
身を呈して拳藤を守った鉄哲。
ガスに紛れ、隠れて奇襲を狙った拳藤。
その2人を嘲笑しながら学ランの敵が喋り出す。
「このガスはさぁ!僕から出て僕が操ってる!!君らの動きが“揺らぎ”として直接僕に伝わってくるんだよ!つまり筒抜けなんだって!何でそういうの考えられないかなぁ、雄英生でしょ?夢見させてよ...それだからこんな襲撃許しちゃうんだよ...」
ため息をついたり、高笑いをしたり、情緒が安定しない敵を前に鉄哲は突進の構えをとる
「鉄哲!血が...!待てって!」
拳藤は突進をしようとする鉄哲に呼び掛ける。
先程銃弾を受け止めた頭からは血が垂れていてる。
そして八百万に創って貰ったガスマスクも壊れている。
人が呼吸せずに動ける時間はたかが知れている。しかも個性を使いながら。そんなのもう限界の筈だ。そう心配した拳藤が呼びかけるが鉄哲はそれを無視して走り出した。
thwip!!!
そんな鉄哲の背中に、何処から飛んできたのか、勢い良く“糸”が張り付いた。
「なンッ!?」
鉄哲から驚きの声が上がる。何事か、と鉄哲が後ろを振り向こうとしたその時、鉄哲の体は拳藤の隣へと引っ張られた。
「下がってろ...」
鉄哲と拳藤が居る場所。その後ろから、底冷えする様な低い声が聞こえて来る。
「八手...?」
ついさっきまで一緒に居た者の声だ。間違えるはずも無い。
だが、雰囲気が違い過ぎた。すぐに気付けなかった。
声が聞こえた方向へと目を向ける拳藤と鉄哲。
そこには...
真っ暗の森では見失ってしまうような真っ黒のスーツを来た叢雲が居た。
「スーツ?」
なぜ合宿にスーツを?という疑問が湧き出てくるが、今はそれどころじゃあない。
すると八手は2人を横切り、悠然と歩いて敵の元へと向かっていく
「アハ、バカじゃない?折角の人数有利を捨てるなんて。ただでさえ強敵なんだよ?!雄英生は期待外れだなぁ」
敵は余程自信があるのか自らを自画自賛し、叢雲たち雄英生を蔑む。
そして少し前まで驚きで声が出なかった鉄哲が叢雲に叫ぶ。
「!何しやがる八手ェ!!」
至極真っ当な事だ。戦う“覚悟”を決め、“漢”らしく正面から殴り伏せようとした所をいきなり邪魔されたのだから。
しかしそれを知ってか知らぬか叢雲は鉄哲を宥める。
「悪い鉄哲。下がっててくれ、コイツは俺1人で十分だ。」
八手はしっかりと敵に視線を合わせながら、鉄哲へと言葉を返す。
「アァ!?そいつ銃を撃ってくンだ!生身のお前らより俺の方が安全だろォ!?」
自らの個性が鉄化であるが故に、銃を扱う敵とは相性が良い。そしてそれ以上に生身である拳藤や八手を戦わせる訳には行かない。
そう思い叢雲に言うが叢雲は否定する。
「お前じゃ無理だ。その証拠に血が出てんだろ。」
鉄哲の額には、軽いひび割れと流血が確認出来る。
これ以上受け続けると弾が通ってしまう。
それにガスマスクも壊れてしまっている。そんな状態で戦わせても意識を失ってしまうだけだ。
「...ッ」
痛い所を付かれ何も言えない鉄哲
「ッでも!」
それでもやはり納得出来ないのか鉄哲は食いつく
「まぁ見てろ。俺があいつを倒す」
そう言いながら、またもゆっくりとした足取りで敵へと向かっていく。その悠然な姿に、どこからその自信が湧いて出てくるのか...と拳藤は不思議に思っていた。
「はぁ?君馬鹿?そこの鉄男でも傷がつくんだよ?君みたいな生身の体で僕の銃弾を防げる訳ないじゃない。はぁ、見たところ糸か何かを出す個性みたいだし。本当に期待外れだよ。」
銃口を叢雲へと向けてカチャリとハンマーを上げる敵
“生身”の体、なら。
もし、もしも鉄哲の鉄化より硬い硬度で銃弾を防げたら?
銃弾なんて石ころと変わらないだろう。
もしもの話だが、それが現実に起こらないとは誰も言ってない。
BLAM!!!
ガキィン!!!
乾いた破裂音が森に響く。と同時に鉄と鉄が打ち合い砕ける様な音が鳴り響く。
「銃弾なんか、通らねぇよ。」
目が“紅く”光っている、鋼鉄の様な重厚感を感じさせるスーツを纏った八手が、そこに居た。
「八手...!?それ、ヒーローコスか!?」
先程身にまとっていたスーツとは質感が全く違うスーツに鉄哲は驚きの声を上げる。
その“ヒーローコス”という言葉を拾ったらしい敵がまたも喋り出す。
「はァ?ヒーローコス...?なんでそんなもの持ってるんだよ。普通は持ってないでしょ。肝試しだよ?お友達と遊ぶだけだよ?なんでそんなもの持ってるんだよ!」
敵が叫びながら叢雲へと銃口を向ける
「アイアンスーツは持ち運びが簡単だからな。1度使うと1ヶ月は充電しないと行けないからあまり勝手は良くないけど、まぁ持ってきてよかった。」
「そして、このスーツはピストルの弾ぐらいは簡単に防げる。お前に勝ち目は無くなった。」
そう言ってゆっくりと、そして着実に敵へと歩みを進めていく。
「いいよなぁ!高学歴な奴らは!そんないい装備貰えるなんてなぁ!?おかしいと思うんだよねぇ!学歴だけで!チヤホヤされる世の中ってさあ!正しくないよねぇ!?」
そう言いながら銃を連射する敵
飛んでくる弾を躱すこともせず、当たる弾に少し仰け反りながらもそのまま歩いていく。
「クソックソッ!」
「お前の敗因は、学歴なんかで人生諦めた事だ。悪ぃが、同情なんかしねぇぜ。お前は絶対許さねぇ。とりあえず殴らせてもらう」
そうして拳を構える叢雲
「フハ!黙れよ!」
そう捨て台詞吐いた敵に拳を振るう叢雲
「あァ、学歴なんかで諦めねぇで、その“先”へ、“さらに向こうへ”って生きてけば、お前もまともな人間になれたんじゃねぇか?」
そう言って、後ろに居る敵を振り返らずにスーツを仕舞いながら2人の元へと戻って行った。
更新が遅れて申し訳ないです。
課題がもりもりで。学校も始まりましたし。
とりあえずリアルが落ち着くまでは1週間に1回のペースで更新します。
決してモンハンが楽しくてずっとモンハンしてる訳じゃないです
決してAPEXが楽しくてずっとAPEXしてる訳じゃないです
学校が始まって少し浮き足立ってるだけなのです
それと主のTwitterを貼っておきます。
青 (@aoaosyosetu)さんをチェックしよう https://twitter.com/aoaosyosetu?s=09
ヴェノムどうする?
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