俺のヒーローアカデミア〜転生したらスパイディだった件〜 作:青青
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「っし、拘束完了っと。...拳藤、鉄哲、広場行って先生達と合流するぞ」
学ラン姿のヴィランを糸で拘束し担いだ叢雲はその間木にもたれかかって休んでいた2人へと声をかけた
「ん、そうだね。」
鉄哲の奮闘もあり、幸い無傷の拳藤がそう答える。
「っし行くか!」
額に傷を受けた鉄哲はそれを感じさせぬ声色で立ち上がった。
「無理すんなよ」
俺は冗談交じりの口調で言うが
「心配すんなって、この男徹鐵これしきの事では止まらねぇ!」
良くも悪くも真っ直ぐな鉄哲はそう言い返す。
「フ、ならいいんだが」
そして、ヴィランを担ぎ来た道を引き返そうとした。その時だった。
「キシャシャシャシャ!その必要はねェゼ!?」
何処からか不気味な笑い声と共にその言葉が響いてくる
「誰だ!」
誰が言ったのか、その言葉が謎の声の主へと掛けられる。
「キシシ、そんな事ァどうだっていいんだゼ?そのガスのガキを置いてきなァ?雇い主からの命令でなァ?持って帰って来いってよォ!」
薄気味悪い声はヴィランの引渡しを要求している。
「嫌だね、絶対。」
俺は、断固拒否する。すると少し先の木の上からドスン、と声の主が降りてきた。
その姿に思わず目を剥いた。
赤黒くグロテスクな見た目、まるでエイリアンだ。
「キシ、これァお願いじゃアねェ。命令だ。そのガキを寄越さねェッてんならァ...そうだなァ...そォいやァさっき道端にメスのガキが2匹落ちてたんだよなァ。コイツら、喰っちまうかァ?なァ?!イイよなァ!喰ってェ!!」
そう感情を荒ぶらせて、言う。手元にはなにかビー玉のような物を持っている。
常人であればそのビー玉の中身など見えた筈もなかった。
が、叢雲この世界でたった1人のスパイダーマン。見えない訳がなかった。
否、
「ッ!」
叢雲は目を見張った。そして身体を震わせ、強張らせた。
「おい?八手?どうした!」
様子がおかしい拳藤が問いかけるが、その問いかけに反応を示さない叢雲。
何が見えたのか、それは...
耳郎響香であった。
実際には隣に葉隠透の入ったビー玉があるのだが、耳郎がいた事のショックで目に写っていなかった。
「てめぇ!響香を返しやがれ!」
敵の手の中に耳郎が居ることを見たその瞬間、叢雲は駆け出した。
その動作に呼応するかのようにアイアンスーツが身に纏われて行く。
叢雲は拳を振り翳す...
続く
お久しぶりです。
かなり期間が空きましたが、夏休みという事で何とか作れました。
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