俺のヒーローアカデミア〜転生したらスパイディだった件〜   作:青青

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い2000UAありがとうございます^^*
これからも頑張って行きます!


悪意との対面

「さぁ、スムーズにバスに乗れるよう番号順に並ぶんだ!」

そう言うのは先日委員長になった飯田。

現在俺たちは授業の移動のためにバスへと搭乗している。

いやどんだけ雄英の敷地でけぇんだよって。

 

バスん中じゃワイワイガヤガヤとお話をしていた。

個性が派手だのなんだのってね。俺はあんま喋んなかったが。

 

キキーッ、ガシュン

 

着いたみたいだ

 

「本日の授業は3人体制で見る事になった...俺とオールマイトさんと...」

 

「僕、スペースヒーロー13号さ。」

 

「今日やんのは水難火災地震、なんでもござれのレスキュー訓練だ。」

 

「それをやるのがここ...」

 

「水難事故、土砂災害、火災、暴風、エトセトラ!あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です!その名も『ウソの災害や事故ルーム』!!略して、『USJ』!!!」

 

「「「その名前は不味くないか!?」」」

 

「13号、オールマイトは?ここで待ち合わせるはずだが」ボソッ

 

「先輩、それが…。通勤時に制限ギリギリまで活動してしまったみたいで…。仮眠室で休んでます」ボソッ

 

「不合理の極みだな、オイ。まぁ念のための警戒体制、仕方ない始めるか。」

 

「えー、始める前にお小言を1つ2つ...3つ...4つ...5つ...」

 

(増える…)

 

「みなさんご存じとは思いますが、僕の個性は『ブラックホール』。どんなものでも吸い込んで塵にしてしまいます」

 

「その個性で、どんな災害からも人を救い上げるんですよね!」

 

「えぇ。ですが、簡単に人を殺せる力です。みんなの中にもそういう個性がいるでしょう」

 

そうだな、俺の個性は皆よりかは殺傷能力が低いけど一歩間違えれば簡単に人を殺せる。

 

「超人社会は個性の使用を資格制にし、制限することで一見成り立っているようには見えます。しかし、一歩間違えれば強引に人を殺してしまう、いきすぎた個性を僕が持っていることを忘れないでください。相澤さんの体力テストで、自身の体が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘訓練で、それを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では心機一転!人命のために個性をどう使用していくかを学びましょう!君たちの力は人を傷つけるためにあるのではない、助けるためにあるのだと心得て帰ってくださいな。以上!ご清聴ありがとうございました!」

 

とても良い事を話してくれている。

 

『大いなる力には大いなる責任が伴う』

この台詞に通ずるところがあると思う。

彼のヒーローの価値観は見倣うべきだ。

 

パチパチパチ

拍手が起こる。まぁ当然カッコよかった。命を救うヒーローの言葉は重く、そして心に響いた。

 

「うーし、そんじゃまずは...」バチバチバチバチ!!!

 

なんだ?周りの電球がショートして行ってる...?

 

「ッ!?」

 

相澤先生が見ている方向には黒もやから出てくる大人数の大人達。

 

「ひとかたまりになって動くな!13号、生徒を守れ!」

 

「なんだありゃ?入試みたいにもう始まってるぞって奴か?」

 

「動くな...!!...あれはヴィランだ...。」

 

「「「ッッ!?!?」」」

 

一同が驚く。そりゃそうだ、ヴィランなんかがわざわざヒーロー養成校のド真ん中に乗り込んで来た事自体がありえない事で、それが自分の目の前で起こったのだから。

 

 

 

 

「13号にイレイザーヘッドですか。先日頂いたカリキュラムによればオールマイトがここに居る筈なのですが...。」

 

「オールマイトが居ない?子供を殺せば来るかなぁ...?」

 

 

 

 

 

「先生!侵入者センサーは!?」

 

「ありますが、反応がありません...。」

 

「学校全体にヴィランがいるのかここだけなのか...どっちにしろ反応がないってことは向こうにそれが出来る個性があるって事だ。学校から離れた隔離空間に襲撃...アイツら、馬鹿だが阿呆じゃねぇ。」

 

すげぇ分析力だ。流石はナンバー2の息子って感じだな。

 

「13号、生徒を避難させろ。学校に電話飛ばせ。今なら待機中の他の教師が応援に来るはずだ。おい、上鳴お前も個性使って通信試せ。センサーの妨害も頭にある奴らだ...。」

 

「先生!!一人で行くつもりですか!?先生の戦闘スタイルで正面戦闘は...。」

 

「一芸だけじゃヒーローは務まらん。」

 

「頼むぞ13号」

 

 

 

 

「射撃隊いくぜェ!!!」

 

「情報じゃ13号とオールマイトだけじゃなかった?!誰よォ!」

 

「突っ込んでくるたァ、大マヌケめェ!!」スカッ

 

「あれ?個性が...?」スカッスカッ「ぐぁぁッッ!!」

 

何時もはスカーフのように首に巻いている捕縛布を巧みに使いヴィランを拘束し一撃入れる相澤先生。あの戦闘スタイル...俺のと似てる...!これは参考に出来そうだ...!

 

「馬鹿野郎ッ!アイツァ、見ただけで個性消すっつう、イレイザーヘッドだ!」

 

「消すゥ?俺ら見てぇなぁ異形型も消してくれんのかぁァ!?」

 

「いや...無理だッ!!だが、お前達みたいなやつの旨みは統計的に近接戦闘で発揮されることが多い!だからその辺の対策はしてる...!」

 

(強え、相澤先生。あの大人数相手に引けを取ってねぇ。これがヒーロー。すげぇ!)

 

「凄い、多対一こそ先生の得意分野だったんだ...。」

 

「何してる緑谷くん!急ぐぞ!」

 

モヤァ

目の前に黒もやが湧く

 

「初めまして、我々はヴィラン連合。僭越ながらこの度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴、オールマイトに息絶えて頂きたいと思っての事でして...。」

 

(はぁ?)

 

「ですが、なにか変更があったのでしょうか、居るはずのオールマイトがここにいない。まぁ、それとは関係なしに、私の役目は...コレ。」

 

「ルルルルルラァァ!!!」 「オラァァァァ!!!」

 

「その前に俺たちにやられることは考えなかったか!!」

 

「危ない危なぃ...そう、生徒と言えど優秀な金の卵...」

 

「ダメだ!退きなさい2人とも!!」

 

「私の役目は、あなた達を散らして...嬲り殺す..!」

 

「ッ!?なんだぁ!?」

 

「...!?黒モヤに吸い込まれる!!」

 

パシュン

くそ!何処にも糸がくっつかない!

 

 

 

ドン!

 

「痛っつぅ......つか...ここどこ...?市街地エリアか...?」

 

「ヒャァハァ!兄貴、来やしたぜ獲物がぁ!」

 

「ッチ、男か。まぁいい、上の指示に従うとしよう。殺せ。」

 

「「分かりやしたぜぇ!」」

 

(んだこのチンピラ共。ヴィラン...ってもお粗末だなぁ。まぁ逃げるか...)

 

「...ッ!?」

 

「逃がしやしねぇよ。ここには14人の仲間がいる。いくら金の卵でも数の暴力にゃあ、勝てねぇだろ。」

笑みを浮かべながら言うボス格のヴィラン

 

「しゃーねぇ、拘束させてもらうぞ。」バシュ

 

言うが早いかビルの上の方に糸を出し飛び上がる。

そして3回4回とボール状の糸を連射し1人ずつ拘束していく。

 

「オラァ!」

飛行系個性のヴィランが殴りに来る。

 

「シッ!」シュルルルルル

糸でぐるぐる巻きに、見た目は何かの繭のようだ。

 

あっという間にほぼ全員を制圧し残るはボス格のヴィランのみとなった。

 

「ったく、最近の子供は強いな。俺の個性は使いたくなかったんだが...仕方ねぇ。」

ドゴッゴキッバキィ!

 

「俺の個性はライノォ!サイのような外骨格を見に纏い戦う事が出来る!さぁ?楽しもうぜぇ!?」

 

「ったく厄介だね。君のその見た目鉄鉄しいね?鉄分取りすぎてない?写真撮ろうよ!あ、カメラ持ってくるの忘れた」

 

「よく回る口だなぁ!その舌抜き取ってやらァ!」ゴゥン!

 

「ッ!あっぶなぁ!ねぇ殺す気?辞めようよちょっとさぁ!なーんてねッ!」

自分の真下にあるマンホールに糸をつけハンマー投げ×円盤投げの容量でぶっ飛ばす

 

ガゴンッ!

 

「ガァッッ!!!!」

 

「ひゅぅ、顔面セーフかな?痛ったそー!」

 

「ンのクソガキァァァ!!!」

 

「足元にご注意下さ〜い!」

 

ビィィィン

 

バチィィン!

 

ヴィランの足元には張り詰めた糸が。

全速力で走って来ていた為それにつまづきぶっ倒れた。

 

パシュ!パシュ!シュルルルル!バシュ!

 

ありったけの糸で拘束。そして頭に先程のマンホールをぶつける事で意識を刈りとる。

 

追加で糸を出しまくり完全に拘束した。完勝...とまでは行かないがかなりいい調子だ。

 

「さてと、相澤先生の所に急がねぇと!」

 

ーーー

先程の広場へと全速力で向かい、到着した。そこに広がっていたのは...

 

「ンだよコレ、相澤先生ボコされてるじゃねぇか!助けねぇと!」

パシュン!

 

「ウチの先生に手ぇ出すな!」

 

相澤先生の肘を握っていた手だらけ男を拘束し相澤先生を蜘蛛糸で確保。そして1歩引く。

 

「な、にやってる...俺の事は、いい...逃げろ...」

 

「いやいや何言ってんすか先生、彼ら微塵も逃がしてくれそうにないですよ。」

 

「やぁ手だらけマン、先生もこう言ってる事だし逃がしてくんないかな。無理か無理だよね。知ってた!」

 

「んだこのガキ。おい脳無、ガキとイレイザーを殺せ。」

 

ゴォゥン!

人より何倍も優れた動体視力によって軽々躱す。

 

「うお、無言でテレフォンパンチ?怖!てか何その頭、脳みそ!?すっげぇ!」

言葉遊びをしながら時間を稼ぐ。そうすれば...

 

「ッチ、何してる脳無。さっさとやれ。」

 

モワァ

 

「黒霧...どうだ。」

 

「すみません、生徒を1人逃がしました」

 

「逃がしたァ?お前、黒霧...。お前がワープホールじゃなきゃ粉々にしてたぞ...。もういいや、帰ろ。ゲームオーバーだ。」

 

(帰る...?!っし、生き残れる!)

 

「っとその前に、雄英のメンツを少しでも潰してやらなきゃなぁ?」ニヤァ

 

「ックソ!帰るんならさっさと帰ってくれよ!手だらけマン!」

 

「脳無」

 

「くそッ、パワー強すぎて糸効かねぇじゃん!くそありったけを持っていきやがれ!」

バビュビュビュビュビュ

 

「何とか拘束できた...か...ふぅ、焦った...。」

 

「何安心してんだ...?脳無殺れ。」

 

ブヂブヂィ!

「はァ!?マジかよ!」

 

ゴォゥン!

 

「ッソ!躱せねぇ!グガァ!」バゴォン!

 

「ッ...一撃でこれかよ...あー、死んだなこれ...彼女の1人ぐらい作りたい人生でした...。」

 

「ははっ、卵如きが俺に歯向かうからこうなる。」ガリっ

 

「俺が殺してやろう」

そうして手のひらを俺の顔へと持っていき、親指人差し指中指と順番に俺の顔に付ける。

 

「さぁ...消えろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、本当にカッコイイよ。イレイザァ!イラつくなぁ!全く!脳無!!」

相澤先生が助けてくれた...?でも、相澤先生が!ダメだ!辞めてくれぇ!

俺の言葉とは裏腹に相澤先生へと向かっていく脳無、そして、拳を振りかぶり...

 

バシィン!!

何かが脳無拳を止めた。

 

『もう大丈夫...何故って?私が来た...!』

そこには世界最高のヒーローがいた

 

「オール...マイト...?良かっ...た...。」

そうして俺は、オールマイトが来るまでの時間稼ぎをやり切って...気を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...ここは」

 

「起きたかい?ここは病室さね。酷い怪我をしたおバカさんと気を失って倒れたおバカさんのね。

 

「リカバリーガール...そうだっ!オールマイトは!?みんなは!?」

 

「大丈夫さね、オールマイトが全て終わらせてくれたよ。クラスの皆も軽症。まぁ、あんたともう1人は気絶したり大怪我したりで大騒ぎだけどね...」

 

「そうですか...良かった...。」

 

ガラッ

 

「起きたか」 

 

「はい...!?」

 

「相澤先生!?いやそれよりそれ大丈夫なんですか!?身体中包帯だらけじゃないですか!」

 

「大丈夫、ただの骨折だ。」

 

「は、はぁ」

 

(だめだろ!それ骨折って言ってるけど粉砕骨折だろ!寝てろよ!)

 

「それはいいとして、八手、あの時はすまなかった。教師の俺が守ってもらってしまった。そして、ありがとう。だが、それとは別に、お前はあの時逃げるべきだった。俺を見捨ててな。お前の個性は機動力が高い。俺を見捨てて逃げて生き残る選択肢を選ぶべきだった。でもな、確かにお前はヒーローだった。じゃあこれで話は終わりだ。」

 

「はい申し訳無いです。以後気をつけます。」

相澤先生に褒められた!やったぁ!

 

「明後日学校でな。」

そう言って病室を去っていった。

 

「はい、おやすみなさい。」

 

(ん?明後日学校“でな”?いや聞き間違いか。)

 

翌々日

 

ガラッ 

 

「席につけ、朝のHRを始める」

 

「「「「復帰はやぁ!?!?」」」」(聞き間違いじゃなかったァ!!!)

 

「うるさい、俺の安否はどうでもいい。それよりまだ戦いは終わって無い」

 

「っ!?」




疲れました。感想、お気に入り、評価よろしくお願いします。

誤字報告ありがとうございます

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