それでもアタシは救いたかった。救われたかった
だから禁忌に手を染める事を躊躇わなかった
魔法少女リリカルなのはIF 始まります
ーアイナ視点ー
暗い、真っ暗だ。時計の針は5時を指し示す
「く、くくひひひひ」
自分の口から壊れた笑いが飛び出すが気にしない。完徹6日目のテンションなんてこんなものだ。しかしあと少しあと少しなのだ。寝てる暇など有りはしない
「大丈夫ー大丈夫だぜー。私はまだまだ大丈夫だぜーーふへへぇえ!!」
自分でも女性がしていい笑方じゃないのは理解してる、あと大丈夫な訳ないのも。しかしもう少しなのだ、本当にもう少しでアタシの悲願は達成させられる。
理論は完璧。設備も十全。素材も当時のまま新鮮そのもの、劣化なんでさせていない。
コンピュータでのシュミレーションを何度も何度も繰り返し、そしていまここにたどり着いた
今こそ、アタシは神になる!!
「…………ん、」
ゆっくりと目を開ける。整理整頓されたアタシの研究室
「あー、………なんか懐かしい夢見たような気がするぜー」
夢の内容は覚えてない。しかし幸せな夢を見てた気がする
「つーわけでレッツ二度寝……」
しようとした瞬間、朝の日差しがアタシの肌を焼いた
「ぎぃいやぁぁあああああああああああいうえお!!」
アタシのメイドが窓を全開にしたからだ
「最後の何なんですか? もう六時半ですよ。学校遅れますよ。」
呆れたように呟く少女。もといメイド
全力で溜息を尽きながら布団を引き剥がしてきやがった
「朝の日差しがアタシを焼くぅうううううう!! 溶ける!! 燃える!! 死ぬ!!」
「溶けません、燃えません、死にません。もうご飯出来てるんですから早く起きてください」
「…………朝、日差しを浴びると死にたくならない?」
「私はなりません」
メイド。もいと藍はそう言うとさっさとアタシの研究室から出て行ってしまった
「…………ツレないぜ」
まぁ、二度寝は諦めよう
一応は中学生のアタシだ義務教育くらいでないと後々困る事があるかもしてない
……………………………………
少し考えて見たが、学歴がない事で困る事が考えつかなかった。きっとアタシの脳みそは腐ってるのだろう。多少の自覚はある
「早く来ないとロケットパンチ喰らわしますよ。二度寝してたらフライングボディプレス。学校行かずに研究続けるって言い出したら10マイルの高さからフランケンシュタイナーです」
「…………今行きます」
アタシに二度寝の選択肢はなくなった
「くぁああああああ……」
とんでもなく大きなあくびが出る。学校に登校する時間って人生で1番無駄な時間だと思う私は間違っているのだろうか
どうせ学校に行った所で自分より知識の少ない教師の授業を延々と半日も聴かされるだけなのだ
ならばいっそ家に引きこもって自分の研究を進めた方が有意義だと思うわけだ
「しかし無情に世界は回って行く……………。はぁ、柏手」
パンッと拍手を一つ打つ。憂鬱な気分になった時や気持ちを切り替えたい時の私のスイッチの入れ替え方だ
幾分かスッキリした気持ちになり、しかし学校ダリィなんて思っていると
「……? 何だアレ」
通学路を少し逸れた公園に、青く光る何かが落ちていた
気になった物は全力で調べ尽くす
数多くある座右の銘の1つを実行するためにアタシは公園へ脚を踏み入れた
「宝石? でもこれは………」
青い、ひし形の宝石
私はそれを手にして、何か言い知れない何かを感じた
つまり、ワクワクしたって事だ
私の直感は外れない。この宝石は何か特別な物だ。久しく現れなかった研究対象に心が踊る
「さーて、面白いことになりそうだ」
拾った宝石を、特別製のポーチにいれる
そしてアタシは、意気揚々と歩き出した
軽くオリキャラの登場人物紹介しときます
ー相坂 愛奈ー
読みはアイサカアイナ 歳は12
自称天才、他称天災
頭が良過ぎて思考が止まった事が無い。その上で様々な知識を吸収、昇華する事で個人の技術で有り得ない域まで到達している
魔法の知識は一切ない、魔力量は人よりほんの少し多い程度
彼女が拾ったジュエルシードは正史での未来で、なのはがアースラの助けを借りて回収するはずだった1つ
ー藍ー
読みはラン 年は『破り取られている』
アイナのメイド
……………以上です。あ、あとプロレスやロボットが好き
基本的に重要なオリキャラはこの二人だけです。この作品のオリキャラは後は名無しのモブだけ
主人公のアイナの一人称で基本的に話を進めていきます