ヒーリングっど♥プリキュア byogen's daughter   作:早乙女

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いろいろと投稿をサボりがちですが、ひとまずは生存報告ということですみません!
だって、書く暇がないほど、めちゃくちゃ忙しかったんです。。。。。。

この新型コロナウイルスの影響で暇ができ、とりあえずは今はまっているものの二次小説をを書くことにしました。
ぜひお楽しみください!

本編で言うところの第2話からスタートです!



第1話「始動」

・・・苦しいのか? 辛いのか?

 

・・・自由に走り回りたいか?

 

・・・いい憎しみだ。まるで地球を憎んでいるとも思える。

 

・・・我が全て楽にしてやろう。自由に行動できるように力を与えてやる。

 

・・・その代わり、我のために働き、我のために尽くすのだ。

 

・・・地球を我らの住む世界のような、快適な環境にするために。

 

・・・我の大切な娘としてな。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

・・・何か懐かしい夢を見た。

 

いつかは覚えてないけど、何だか嬉しいような、悲しいような夢だった。

 

アタシでもまだこんな夢を見るんだ、と、心の底から嫌な感じがした。

 

起きたからといって、特に何かするわけでもなく、もう一度横になろうと思った時、見たくもない顔がアタシの視界から現れた。

 

「クルシーナさん」

 

薄い黄緑色の肌をしたアタシの同僚が、ムカつくくらい薄笑いを浮かべて顔を覗いた。

 

「・・・何か用?」

 

アタシは嫌そうな声を隠そうともせずに、話す。

 

「用がなければ話してはいけないのですか?」

 

「・・・ふん」

 

あんたと話してたって時間の無駄だっての。

 

「用件だけ言えよ」

 

「おお怖い怖い。まあ、それはそれとしてお父さんが呼んでますよ」

 

「あっそ」

 

・・・お父様が? なんで?

 

普段は姿を現さないのに、呼び出しなんて。まあ、あんな状態で姿も何もないけど。

 

でも、お父様の命令なら行かないわけにもいかない。

 

「ウツバット!」

 

私は体を起こすと一緒にいる相棒の名前を呼ぶ。すると、パタパタと一匹の小さなコウモリがこちらに飛んでくる。

 

「呼んだウツ?」

 

「呼んだから来たんだろ。お父様が呼んでるから行くわよ」

 

「キングビョーゲン様がウツ?」

 

「他に誰がいんのよ?」

 

ウツバットは黒い中折れのハットに変化すると、私の頭に収まる。こいつが変身したのだから、私の頭にはピッタリだ。

 

私は正装を整えると、マグマ以外何もない地形を歩き始めた。

 

ここはビョーゲンキングダム、私たちビョーゲンズが住む世界。空を見上げれば、暁のような闇の色が広がっていて、マグマで満たされた地形が広がる。紫煙のような瘴気も漂っていて、地球の人間、というか生き物たちはとてもというほど生きていくことはできない。でも、私たちにとっては快適な環境。

 

ーーーそう、最高の楽園なのだ。地球などという快適な空間は本当に虫酸が走るほどに。

 

「・・・で、一体何なわけ?」

 

「何がですか?」

 

眼鏡がを上にあげながら、私の同僚ーーードクルンが問い返す。

 

「だから、何で呼び出しなのかって聞いてんのよ」

 

私は苛立ちを隠さずに話す。わかってるくせに、問いて来るのが本当にムカつく。

 

「何も、ダルイゼンさんが何か報告があるらしいですよ。それでお父さんがみなさんを呼んでってね」

 

あのダルイゼンが? あの何事も無関心で誰にでもムカつく態度を取るあいつが?

 

まあ、どうでもいいけど、あいつが報告するってことはよっぽどなことなんでしょうね。あいつもあいつで、お父様には忠実だから。

 

なんだかんだで、お父様の元にたどり着き、そこに他の幹部たちはもう着いていた。

 

・・・私とこいつだけ最後なの? なんかムカつく。

 

私はそれを口に出さずに定位置へと瞬間移動してついた。その目の前には黒い大きな影が浮かび上がっている。これが私のお父様、キングビョーゲンの現在の姿なのだ。

 

そんな、お父様はダルイゼンの報告を聞いている。何とも、自分たちの病気で蝕むのを妨害するものが現れたという。

 

「むぅ・・・プリキュアだと?」

 

「自分で名乗っていたし、多分ね」

 

プリキュア? お父様から聞かされたことはあったけど、お父様が戦ったことがあるという、あの・・・?

 

「プリキュアというと、はるか昔にキングビョーゲン様を一度倒したという、あのプリキュアか?」

 

ダルイゼンに続いて話す、筋肉隆々の男はグアイワル、アタシの同僚だ。真面目な顔して、見てて暑苦しい奴だけど。

 

「もう、バカバカバカバカ!」

 

グアイワルの前に瞬間移動して、そう言いながら胸をたたくのはシンドイーネ、この女もアタシの同僚である。

 

「キングビョーゲンは倒されてなんかいませんー! ベー! ちょっと追い詰められただけですぅー! ねぇ、キングビョーゲン様♥」

 

こうやってお父様に媚びを売るような妖艶な女だ。赤と青のハートなんか出したりして、気色悪・・・。

 

「恋するおばさんは気持ち悪くて虫唾が走るの。見てて見苦しいだけなの」

 

「なんですってぇー! あんたみたいな地味なやつに言われたくないわよ! それに私はまだおばさんっていう歳じゃないですー!」

 

「キーキーうるさいの。私の耳が腐るだけなの」

 

シンドイーネと言い争いをしている、ゴスロリワンピースで雪のような白い肌をしている少女はイタイノン、こいつも私の同僚である。

 

「うるさいですよ、二人とも。キングビョーゲン様の前ですよ」

 

ドクルンが二人を諌める。いつものような調子づいたようなテンションで・・・。

 

「むぅ・・・逃げ延びたヒーリングアニマルが新たな人間をパートナーに選んだか」

 

そのヒーリングアニマルって奴らも気になるけど、そのプリキュアって奴が脅威になるってこと?

 

そう思ったアタシはお父様に問いてみた。

 

「それで? どうすんの、お父様。潰しちゃう?」

 

脅威は潰しておかないと侵略活動はいつまで経っても進まないだろう。蒔かれた種は早めに潰しておくのが念のためだ。

 

だが、お父様からは意外な言葉が返ってきた。

 

「いや、地球を蝕むことが先決だ」

 

正直、軽視しすぎじゃない?と思ったけど、まあ、お父様がそういうんじゃ、問題ないのだろう。なんせ私たちは無限に沸くことができる。プリキュア一人ごときに食い止められるとは思えないだろう。

 

「我の体を取り戻すためにも、グアイワル!」

 

「はっ!」

 

「シンドイーネ!」

 

「はい♥」

 

「ダルイゼン!」

 

「・・・・・・」

 

「クルシーナ!」

 

「はいはい・・・」

 

「ドクルン!」

 

「はい」

 

「イタイノン!」

 

「・・・ふーん」

 

「この星は必ず我々のものにする・・・いいな?」

 

「はい!」

「わかりました」

「りょーかい」

「はーい」

「もちろんです」

「・・・・・・」

 

それぞれが異なるテンションで返事をする。一人返事してないやつがいたけど・・・別にどうでもいい。

 

こうして私たちは地球を病気で蝕むための準備を始めていくことになる。

 

それにしても、プリキュアってどんなやつなわけ? 別に興味ないけど、ダルイゼンを妨害したぐらいだから、相当なものなのだろう。

 

ちょっと探りに行ってくるか・・・・・・。

 

私は久しぶりに地球に降りることにした。

 




本日もう1話を、暦が変わった時間帯に投稿します。お待ちください。

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