ヒーリングっど♥プリキュア byogen's daughter   作:早乙女

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前回の続きです。
今回は長くなってしまったので、次回に続きます。


第41話「快感」

 

すこやか中学校から下校中のプリキュアの3人。しかし、花寺のどかにはいつものような元気はなく、暗い雰囲気を出していた。

 

「昨日のこと、聞いたわ・・・ラビリンはきっと・・・そのダルマを好きなんだって、ニャトランに知られることが嫌だったんでしょうね・・・」

 

ちゆはひなたから事情を聞いて、大体のことは察していた。

 

事の発端は、ある夜にのどかが起きていたラビリンに話しかけたことから始まった。ラビリンがチョコレートの缶缶の中に入れて大切に持っていたチラシ、それはハーブティーのイベントのチラシだった。彼女はそこのマスコットキャラクターである、ラベンだるまちゃんに一目惚れをしたのだ。ラビリンの趣味を理解したのどかは一緒にラベンだるまちゃんを手に入れようと一緒にハーブ店へと行ったのだ。

 

ハーブ店のイベントは、参加者は私と金髪の少女しかいなかったけど、毎日続けて参加をしてその毎日は楽しかった。生きてるって感じがした。そして、スタンプを貯めてようやくラベンだるまちゃんのぬいぐるみを手に入れた。

 

しかし、一悶着が起こったのはその後だった。ぬいぐるみをもらった帰り、通りがかったひなたやニャトランたちに可愛いと思ったラベンだるまちゃんを見せたところ、ラビリンが地面へと叩きつけた挙句、欲しくなかったと言い出したのだ。のどかはどうしてそんな酷いことをするのか理解ができなかった。ラビリンも意地を張って訳を話さなかったため、怒った二人は喧嘩になり、結果的にあれから二人は一度も話していない。

 

「のどかっち、別に悪くないし・・・好きなものは好きって言いたいじゃん?」

 

「そうね・・・多分、どちらが間違ってるって話じゃないのよ」

 

ひなたとちゆがそう話していても、のどかの表情は暗いままだった。

 

一方、公園にいるラビリンたちヒーリングアニマルは・・・・・・。

 

「別にバカにしたわけじゃないんだぜ・・・確かに可愛くねぇとか思ったけどよ・・・」

 

「ニャトラン!!」

 

滑り台の上にいるニャトランがそういうも、明らかに逆撫でするような言い方だったため咎めるようなペギタンの声。

 

「でも、まあ・・・悪かった・・・」

 

「ごめんペエ・・・」

 

ニャトランとペギタンが謝るも、ラビリンは背を向けたまま無言で俯いたままだ。

 

二人は顔を見合わせる。自分たちが言ってもどうしようもない・・・これはラビリンが動かなければいけない問題だと。

 

「・・・なあ、のどかとちゃんと話せよ・・・」

 

ニャトランは背中のラビリンにそう言うことしかできなかった。

 

「クゥ~ン・・・」

 

そんな姿をラテは心配そうに鳴き声を漏らす。

 

・・・・・・その時だった。

 

「クチュン!! クチュン!!」

 

「「「ラテ様!?」」」

 

落ち込んでいたラビリンを含め、ラテが体調不良になったことを察する。ペギタンが聴診器を取り出して、診察をしてみる。

 

(あっちの方で、紫のお花さんが泣いてるラテ・・・泡が出るお水が泣いてるラテ・・・)

 

「「「!!」」」

 

ヒーリングアニマルたち3人は、それを聞いて場所を察した。いつか一緒に通っていたハーブ店のラベンダー畑が襲われていると・・・!!

 

「・・・先にラテ様と行ってるラビ。二人はみんなを連れてくるラビ!」

 

「えっ、いや、だけどよ・・・お前、のどかがいなきゃ・・・!」

 

ラビリンは背中を向けながら、二人にそう言った。ニャトランは彼女に言おうとして、ペギタンに止められる。

 

きっとのどかもいるだろうから、後ろめたい気持ちもあるのだろうと。

 

「・・・わかったよ」

 

ペギタンとニャトランはのどかたちに知らせるべく急いで飛んだ。いつもの下校のコースへと飛んでいくとのどかたちが下校している姿が見えた。

 

「みんなーー!!」

 

「メガビョーゲンが現れた!!」

 

「「「!!」」」

 

のどかたちはヒーリングアニマル二人に知らされて、メガビョーゲンに襲われていることを察知。

 

そんな中、のどかはあることが気になっていた。ちゆの方にはペギタンが飛んでいき、ひなたにはニャトランが着く。しかし、自分のパートナーのラビリンの姿がない・・・。

 

「ラビリンは・・・?」

 

「あいつはラテ様の側についてる! あのハーブ園だ! 急げ!!」

 

ニャトランの言葉に、のどかは感じたことのない何かを感じつつも、みんなと一緒にハーブ園へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ハーブ園では二体のメガビョーゲンが暴れていた。

 

「メーガァー!!」

 

ダルイゼンが発生させた、透明なティーポットに手と植物のような足を生やしたメガビョーゲンは、ポットの先から赤い液体を噴射してラベンダー畑を病気に蝕んでいた。

 

「メガァ・・・!!」

 

ヘバリーヌが発生させたメガビョーゲンは頭の上についている4方向4本のストローから赤いシャボン玉のようなものを噴射する。生み出された無数のシャボン玉は、木でできたゲートやラベンダー畑の周囲の花壇に植えられている花たち、その奥の草原、林の木へと飛んでいくと・・・・・・。

 

パチン、パチン、パチン、パチン、パチン

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!!!

 

シャボン玉は割れたかと思うと小規模な爆発を起こして、その一帯が病気へと蝕まれていく。

 

「はぅ~! いいよいいよ~♪ そのままどんどん蝕んで、気持ちよくしてあげてぇ~♪」

 

ハーブ店の建物の上でヘバリーヌは暴れる自分のメガビョーゲンを見ながら、体を悶えさせている。

 

「へぇ・・・お前のメガビョーゲンもやるじゃん」

 

「ふふ~ん♪ ヘバリーヌちゃんが不快だって思うものにやったら~、気持ちよくできそうなメガビョーゲンができちゃったかもぉ~♪」

 

同じく一緒にいるダルイゼンが珍しく褒めてくれたことに対し、ヘバリーヌはお姉ちゃんに頼らないでもできるんだと感じ、クルクルと回りながら喜びの舞を踊っている。

 

「ああぁぁ・・・!!」

 

「ん~?」

 

そんなヘバリーヌの耳に高い男の声が聞こえる。

 

「な、なななななな・・・!!??」

 

声がする方向へと振り向いてみると、ハーブ店の店長が怪物を見て驚きのあまりに腰を抜かしている様子だった。

 

「ん~・・・・・・」

 

見下ろしていたヘバリーヌは顎に手を当てて考える。

 

・・・あれは、あの人は、ヘバリーヌちゃんにとっては不快なもの、不快な感情、不快な環境を知ることになった元凶だ。

 

不快なものは病気にして、気持ち良くさせなくちゃ・・・。

 

人間を蝕む方法はこの前、ノンお姉ちゃんに教えてもらったばかり。それを試すいい機会かも♪

 

えーっと、女の人は口づけで、男の人は・・・えーっと・・・ああ、そうだった、あれあれ♪

 

ヘバリーヌはその店長の目の前へと飛ぶ。

 

「おにぃ~さん♪」

 

「だ、だだだ、誰よ、あなた!?」

 

得体の知れない人物が現れたことに対し、口調がしどろもどろになる店長。ヘバリーヌはそんなことを気にせずに、店長へと近づいて同じ目線になるようにしゃがむ。

 

「ヘバリーヌちゃんが、楽しい気分にしてア・ゲ・ル♪」

 

彼女は右手に赤黒いオーラのようなものを込めると、それを店長の左胸へと押し当てる。

 

「うぅぅ!? あぁ・・・ぐぁぁ・・・!!」

 

店長は体に何かを注ぎ込まれて苦しみの声をあげる。まるで自身のハーブティーのような熱いものを体の中へと押し当てられて、抉られているような感覚だ。

 

「ンフフ~♪」

 

「うぅぅぅぅ・・・ぁぁ・・・ぁ・・・」

 

ヘバリーヌは苦しむ店長の姿を見て、妖艶な微笑みを浮かべる。しかし、元々病気にそんなに耐性がなかったのか、店長はやがて力を失ってそのまま地面へと倒れ伏してしまった。

 

「フフフ~♪ そのうち気持ちよ~くなってぇ~、たのし~い気分になるよ~♪」

 

ヘバリーヌは床に倒れる店長を見下ろしながら、不敵な笑みを浮かべる。

 

「ヘバリーヌちゃんも気持ちよくなりたいなぁ~♪」

 

ヘバリーヌはまるで楽しみにする女性のように、両手を頬に当てながら言う。

 

「メガァ・・・!!」

 

そんなヘバリーヌの期待に応えるかのように、メガビョーゲンは頭のストローから赤いシャボン玉を噴射する。

 

ハーブ店の建物の横や屋根の上、テラス席へと飛んでいくと、次々とパチンと割れて、小規模な爆発を起こしていき、赤い病気へと染まっていく。

 

「はぅ~、メガビョーゲンわかってるねぇ~♪ その調子♪」

 

ヘバリーヌはメガビョーゲンが期待通りのことをしていることに、明るい声を漏らす。

 

「ああ・・・!!」

 

「クゥ~ン・・・」

 

「??」

 

ヘバリーヌは聞こえてきた明るい声と犬のような鳴き声に振り向く。ラベンダー畑の近くの花壇にピンクのウサギと子犬の姿があった。

 

「あれぇ~、あれって確か、プリキュアちゃんのそばにいたウサちゃんとワンチャンだよねぇ? 今日は一緒じゃないんだぁ~?」

 

ヘバリーヌはあの二人に見覚えがある。ハーブ店のイベントに参加していたマゼンダ色の髪の少女と額にハートマークを持つ子犬だ。いつもは一緒にいるはずなのに、今日はなぜか別行動を取っているようだ。

 

・・・まあ、ヘバリーヌちゃんは考えるよりも、気持ちよくなっていたほうがいいからぁ。

 

「ラテ様ー!!」

 

「ラビリン!!」

 

二人を呼ぶ声が聞こえてきたかと思うと、そこに3人の少女と2匹のヒーリングアニマルが駆けつけてきた。

 

「おぉ? あの娘もいるねぇ? ってことは、あの3人はプリキュアちゃんたちぃ~?」

 

ウツバットから聞かされてはいるが、あのマゼンダ色の髪の少女はプリキュアだという。変身前の姿を見るのは初めてだが、やっぱりどう見ても普通の少女だった。他に二人の少女がいるが、ペンギンとネコを連れていることから、彼女たちもプリキュアなのだろう。

 

「メガァ・・・!!」

 

自分のメガビョーゲンが大方ハーブ園を蝕んで戻ってきたようだ。

 

・・・まあ、いいか~。今のヘバリーヌちゃんは自身にとって不快なものを蝕んで、いい気分にしなきゃ~。

 

「よ~し、メガビョーゲン。今度はあっち行こっか♪」

 

「メガァ・・・!」

 

そう言って、ヘバリーヌは柵の向こうの森を指差す。メガビョーゲンは彼女の指示を受けて、建物の奥へと浮遊していく。

 

そこにはダルイゼンと彼のメガビョーゲンも一緒にいて、赤い病気を噴射して暴れ回っていた。

 

「あ、ダル兄ぃ~、そっちはどお~?」

 

ヘバリーヌがダルイゼンへと手を振りながら、彼の近くへと飛び降りる。

 

「順調だけど・・・? お前のメガビョーゲン、成長早くない?」

 

「ふ~ん♪ もうあっちの林とか、草原とか、花壇とかいっぱい蝕んで、いっぱい気持ちよくしてあげたんだよ~♪」

 

ダルイゼンが不思議そうに問うと、ヘバリーヌは蝕んだ場所を嬉しそうに語る。ダルイゼンにとってみれば、その場所は取るに足らない範囲であるはず。なのに、いつの間にか彼女のメガビョーゲンは少し成長しているようにも見えるのだ。

 

やはり、クルシーナもそうだったが、キングビョーゲンの娘が生み出すメガビョーゲンは一味違う・・・。そう感じざるを得ないのであった。

 

「メガァ・・・ハァ・・・!!」

 

ヘバリーヌのメガビョーゲンは頭のストローのような部分からシャボン玉を噴射。あらゆる場所へと飛んでいき、パチンと割れて爆発を起こし、赤い病気へと染まっていく。

 

「いいよ~♪ そのままどんどん気持ちよくしちゃってぇ~♪」

 

ヘバリーヌは体を悶えさせながら、メガビョーゲンへと指示を出す。

 

一方、マゼンダ色の髪の少女ーーーーのどかたちプリキュアは、下校場所からようやくハーブ園へとたどり着いた。

 

「行くわよ!」

 

「うん」

 

「「うん!!」」

 

ちゆとひなたはお互いのパートナーと顔を見合わせて頷く。

 

「ラテ、もう少し我慢してね」

 

のどかは体調が悪そうなラテを撫でるが、隣にいたラビリンには声をかけない。

 

ラビリンはのどかの顔の高さまで飛び上がると顔を合わせる。

 

「行こう!」

 

「ラビ!!」

 

声を合わせる二人だが、他の二人とは明らかに雰囲気が違う。のどかとラビリンは喧嘩中なのだが、そうは言ってもいられないと。まるで、仕方がないと言いたげな感じの様子だ。

 

「「「スタート!!」」」

 

「「「プリキュア、オペレーション!!」」」

 

「エレメントレベル、上昇ラビ!!」

「エレメントレベル、上昇ペエ!!」

「エレメントレベル、上昇ニャ!!」

 

「「「キュアタッチ!!」」」

 

ラビリン、ペギタン、ニャトランがステッキの中に入ると、のどか、ちゆ、ひなたはそれぞれ花のエレメントボトル、水のエレメントボトル、光のエレメントボトルをかざしてステッキのエネルギーを上げる。

 

そして、肉球にタッチする・・・・・・。

 

ところが・・・・・・。

 

バチッ!!!!!

 

「きゃあ!!」

 

「うあぁ!!」

 

パートナーの入ったヒーリングステッキの肉球にタッチした瞬間、黒い電気が走り、お互いに吹き飛ばされたものがいた。

 

「「ああ・・・!?」」

 

落ちていくヒーリングステッキ・・・・・・動揺する二人・・・・・・。

 

「うぁ!!」

 

「あぁ!!」

 

吹き飛ばされて転がる変身者・・・・・・落ちたステッキから追い出されるように弾き出されてしまうパートナー・・・・・・。

 

体を起こして、お互いを見合う二人・・・・・・。

 

その傍らで問題なく変身できた二人は・・・・・・。

 

キュン!

 

「「交わる二つの流れ!」」

 

「キュアフォンテーヌ!」

 

「ペエ!」

 

ちゆは水のプリキュア、キュアフォンテーヌに変身。

 

キュン!

 

「「溶け合う二つの光!」」

 

「キュアスパークル!」

 

「ニャ!」

 

ひなたは光のプリキュア、キュアスパークルに変身した。

 

フォンテーヌは屋根の上に飛び移って、テラスの方へと降りる。

 

「大丈夫ですか!? しっかりしてください!!」

 

「うぅぅぅ・・・ぅぅぅ・・・」

 

フォンテーヌが倒れていた店長の体を起こすも、彼は苦しそうに呻いている。

 

「前のイタイノンのときみたいに病気に蝕まれているかもしれないペエ!」

 

「そんな、ひどい・・・!!」

 

フォンテーヌは人間をも平気で蝕むビョーゲンズに怒りを露わにする。こうなった場合はその幹部が発生させたメガビョーゲンを倒さない限りは元に戻ることはないのだ。

 

フォンテーヌはとりあえず、彼が戦闘に巻き込まれないように安全なところへと運んでいく。

 

その様子を建物の屋上から見ていたスパークル。しかし、ここである違和感に気付いた。

 

「あれ? グレースは?」

 

いつもなら一緒に登場しているはずのグレースの姿がない。スパークルが先ほどいた場所を振り返るとのどかとラビリンが横たわっているのが見えた。

 

そう、先ほど肉球から発した黒い電気に吹き飛ばされ、変身に失敗したのはのどかとラビリンの二人だったのだ。

 

「変身・・・できない・・・?」

 

「どうしてラビ・・・!?」

 

ビョーゲンズに立ち向かうために、いつも変身できていたことができないことに呆然とする二人。

 

「メガ、ビョー!!」

 

「はぁ!!」

 

「ゲェン!!??」

 

「はぁぁ!!」

 

赤い病気を二人に目掛けて噴射しようとしていたポット型のメガビョーゲンの先を蹴り飛ばして阻止し、そのままもう一方の足で蹴り飛ばす。

 

「ここはあたしたちでやるから!!」

 

「メガァ・・・!!」

 

赤い容器型のメガビョーゲンは二人に目掛けて頭のストローからシャボン玉を放つ。スパークルの近くまで飛んだシャボン玉は割れて小規模な爆発を起こす。

 

スパークルはぷにシールドを展開して、爆発を防ぐ。

 

「くっ・・・!! はぁぁ!!」

 

「メ、ガァ・・・!?」

 

少し苦しそうにしながらもなんとか防ぎきると地面に着地して飛び上がり、赤い容器型のメガビョーゲンを蹴りつけて飛び、勢いをつける。

 

「はぁぁ!!」

 

「メガ!!??」

 

そしてその勢いのまま、ポット型のメガビョーゲンを蹴り飛ばして倒す。

 

「一旦、この場から離れて!!!」

 

「・・・うん!」

 

フォンテーヌの言葉に頷き、のどかとラビリンはラテを連れて離れた場所へと避難する。どうして変身ができないかわからないが、今の自分たちがいても足手まといになるだけだ。

 

「・・・今日は二人だけ?」

 

「う~ん、おかしいなぁ~。ヘバリーヌちゃんが見たときは3人いたはずなんだけどねぇ~?」

 

「そうなの?・・・まあいいけど」

 

柵に寄りかかりながら見ていたダルイゼンはプリキュアが二人しかいないことに違和感を漏らすも、同じく柵に腰掛けていたヘバリーヌが顎に手を当てながら甘い声で答える。でも、当の彼は特に興味がなさそうな様子だ。

 

「ヘバリーヌちゃん、ちょっと探してくるね~♪」

 

「いってらっしゃーい・・・」

 

ヘバリーヌはそう言いながら、ハーブ園の建物がある方へと飛んでいく。

 

「あ、ヘバリーヌ! 待ちなさい・・・!!」

 

フォンテーヌはのどかの元へと向かおうとするヘバリーヌを止めようとする。彼女は設楽の娘ではあるが、今はビョーゲンズである彼女をプリキュアに変身できないのどかに近づけさせたら、何をしでかすかわからない。

 

「メガァ、ビョ~!!」

 

そんな彼女を含めたプリキュア二人に、ポット型のメガビョーゲンは、ポットの蓋部分のような頭部を飛ばしてくる。フォンテーヌとスパークルはとっさに空へと回避するが、蓋部分はブーメランのように返ってきたかと思うと、自由に飛び回ってフォンテーヌの方へとまとわりつく。

 

「あぁぁ!!」

 

攻撃を受けて怯んでしまうフォンテーヌ。

 

「メガァ・・・・・・!!」

 

そこへ赤い容器型のメガビョーゲンが両手のストローからシャボン玉を噴射する。多く噴射されたシャボン玉はフォンテーヌへと飛んでいき、割れると同時に小規模な爆発を起こす。

 

「うぅぅ・・・!!」

 

「フォンテーヌ!!」

 

爆発を受けて落ちていくフォンテーヌの腕をスパークルは掴み、そのままポット型のメガビョーゲンに目掛けて放り投げる。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

フォンテーヌはステッキから青色の光線を放って攻撃する。

 

「メガァ・・・!!」

 

赤い容器型のメガビョーゲンは再度両手のストローからシャボン玉を放つ。

 

「ぷにシールド!!」

 

スパークルは肉球型のシールドを張りながら、飛び上がり爆発するシャボン玉の中を突き進む。

 

「メガ・・・!?」

 

「はぁ!!」

 

「メ、ガ・・・!?」

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「メガガガァ・・・!!?」

 

そのままシールドごと体当たりをしてメガビョーゲンをよろけさせ、さらに両腕を横に蹴り飛ばして怯ませた後、オーバーヘッドして蹴りを食らわせて地面へと叩き落とした。

 

一方、ヘバリーヌはハーブ園の建物から手を目の上に当てながら辺りを見渡す。

 

「ん~、どこに行ったのかなぁ~?」

 

プリキュアであるはずの少女は必ずどこかに隠れて戦いを見ているはず、そう遠くまではいってないはずだ。ヘバリーヌはあの娘と話せるのをウキウキしながら探していた。

 

「おぉ?」

 

ふと、林の中の小さな茂みの中にピンクのウサギがわかりやすいようにいるのを見かける。そして、尻を隠して頭を隠さずと言わんばかりにマゼンダ色の髪も見えた。

 

「みぃ~つけたぁ~♪」

 

ヘバリーヌは獲物を見つけたという笑みを口元に浮かべる。

 

そして、メガビョーゲンとプリキュア二人の戦闘から離れた茂みの中にいたのどかとラビリンは・・・。

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

戦闘が激しくなっていくのを見て、顔を見合わせる二人。

 

早く仲直りをして、プリキュアに変身して合流しないといけないのに・・・・・・。そんな気持ちとは裏腹に二人の間には気まずい空気が流れる。のどかはラビリンと顔が合わせづらく、目を逸らしてしまう。

 

「ねえねえ~♪」

 

「「!?」」

 

そこへそんな状況にそぐわない明るい声が聞こえてきた。二人が振り返るとそれはハーブ園の被害を作り出した一人である、ビョーゲンズのヘバリーヌだった。

 

「そこのプリキュアちゃんは変身しないのぉ~?」

 

「・・・・・・!!」

 

変身もできないこの状況で私たちに近づいてくるなんて・・・!!

 

のどかは心の中で焦燥感に駆られていた。

 

「ねえ、どうなのどうなのぉ~? 早く変身して、ヘバリーヌちゃんをその拳で気持ち良くしてほしいんだけどなぁ~♪」

 

ヘバリーヌは二人のそばに降りると底抜けに明るい声で二人を煽る。しかし、二人は彼女に何も言い返してやることができず、特にのどかは悔しげに顔を歪めるだけ。

 

「クゥ~ン・・・」

 

「ワンちゃん辛そうだねぇ~♪ でも、気持ちいいんだよねぇ?」

 

ラテの体調不良を見て、二人には到底理解できない言葉を発するヘバリーヌ。

 

このビョーゲンズは一体何を言っているのか・・・? 辛いのが気持ちいい? そんなことあるわけが・・・。

 

「あぁ~、もしかしてぇ・・・変身できないとか?」

 

「「!!??」」

 

ヘバリーヌの核心をついた言葉に二人は動揺する。

 

「ンフフ~、アタリでしょぉ? イェイイェイ! だって、さっきからプリキュアちゃんたちは~、近くにいるのに離れているような感じがするんだよねぇ~♪」

 

「っ・・・・・・!」

 

ヘバリーヌが自分にパチパチと拍手をしながら、またも意味深な発言をする。喧嘩をして距離が離れているのは事実で、そこを突かれているのどかは何も言い返すことができず、口元を悔しげに歪めるだけだ。ラビリンはそんな彼女を呆然と見つめている。

 

「変身できない原因も当ててみよっか~? うーんと、ふーんと・・・」

 

ヘバリーヌはそう言いながら考えるように頭に両手の指をさす。

 

確か、この娘はここのハーブ園のイベントに参加していた。それはウツバットからもらったポスターから知った。そのポスターに大きく書かれていたラベンだるまちゃんという少し可愛いと思ったキャラクター・・・。

 

そうヘバリーヌちゃんとこの娘はそのラベンだるまちゃんのぬいぐるみが欲しくて、イベントに参加したのだ。ハーブ店の店長と楽しい時間を過ごして、スタンプが貯まったらラベンだるまちゃんのぬいぐるみをもらえたのだ。しかし、その翌日から彼女たちは来なくなったのだ。

 

ヘバリーヌはここまで考えると頭の上に電球が光った。

 

「ああ、もしかしてぇ、これが原因~?」

 

彼女はのどかに向かってそう言いながら、掌からラベンだるまちゃんのぬいぐるみを出現させる。

 

「っ・・・それは・・・?」

 

「ラベン、だるまちゃん・・・」

 

動揺する二人。まさにヘバリーヌの手元には喧嘩の原因となったラベンだるまちゃんのぬいぐるみが確かにあったのだ。

 

「その反応ってことは~、正解ってことだよねぇ~。イェイイェイ!!」

 

ヘバリーヌは当てたであろう自分にぬいぐるみを持っていない方の手でピースサインをする。

 

「ダル兄にイベントのことを教えたら~、くだらないって言ってたの~。ぬいぐるみもダサいって言ってたし~、そんなもの友情と一緒で簡単に引き裂けるでしょって言ってたよ~」

 

「っ・・・!!」

 

「ヘバリーヌちゃんも、プリキュアちゃんは本当は無理して参加してたんじゃないのかなぁって思ったけどぉ~?」

 

「そ、そんなこと・・・っ・・・!!」

 

ヘバリーヌがぬいぐるみを指で回転させながら煽るも、パートナーと喧嘩をしているのどかはやっぱり何も言い返すことができなかった。そのラビリンは否定してくれないのどかに悲しげな表情になる。

 

やっぱり、のどかは可愛いとか言ってたけど・・・本当は無理して付き合ってたんだラビ・・・。

 

・・・・・・二人の距離がさらに離れた気がして、余計に気まずさが増した気がした。

 

「あ、今二人とも辛そうな顔したよねぇ~!?」

 

ヘバリーヌは表情を明るくすると、二人へと顔を急接近させる。

 

「「!!??」」

 

「ねぇ、気持ちよくなったぁ~? それって気持ちよくなったってことだよねぇ~?」

 

「あ、ああ・・・・・・」

 

「ぁぁ・・・・・・」

 

彼女が顔を近づけてきたことに対して、のどかは怯えたような表情になる。普通の人間と変わらないその明るい表情には狂気すら感じる・・・。

 

今ののどかはプリキュアになれない・・・早く逃げないと・・・! でも、なぜだか足が震えていて、まるで鉛をつけられているかのように動かすことができない。

 

一方、ヘバリーヌは最初こそ明るい表情を見せていたが、特に何も変わっていないことを察し始め、ずっと見つめていた表情が段々と普通に戻っていき、そして頬を膨らませたような不満そうな表情へと変わっていき、のどかから顔を離す。

 

「ん~、な~んか、全然気持ちよくなさそう~・・・どうすればいい気分にさせてあげられるのかなぁ~・・・」

 

ヘバリーヌは彼女に背を向けると、顎に手を当てて考え始める。

 

辛い表情をするのは気持ちよくない? でも、自分は気持ちいいんだけど、やっぱり人間の彼女には合わないのかなぁ?

 

自分はお姉ちゃんたちから病気を与えられ続けた結果、気持ちいいと感じるようになったわけだからぁ・・・。

 

・・・ああ、そうか~!

 

「! いいこと思いついちゃったぁ~♪」

 

彼女を病気に蝕んじゃえばいいんだぁ♪ この前、ノンお姉ちゃんが試してくれたように、先ほど蝕んだ店員のように・・・。ヘバリーヌちゃんでもお姉ちゃんたちに入れられた病気の苦しみで、快感を得ることができたんだから彼女にもできるはず・・・。

 

「メガビョーゲ~ン!!」

 

ヘバリーヌは両手をメガホンのように当てて叫ぶと、彼女の近くにメガビョーゲンが飛び上がって現れた。

 

「メガァ・・・」

 

「ああ・・・メ、メガビョーゲン・・・!?」

 

「ラビ・・・・・・」

 

メガビョーゲンが現れたことに驚き、逃げようとゆっくり後ずさるのどか。ラビリンも同じように後ろへと下がる。

 

「あの娘を気持ちよ~くしてあげてぇ~♪」

 

「メガビョーゲン・・・」

 

メガビョーゲンは両手のストローを合わせて大きなシャボン玉を作り出すと、それをのどかに向かっって飛ばす。シャボン玉は風邪で飛んでいるとは思えないスピードで真っ直ぐに飛んでいく。

 

「っ・・・!!」

 

足がうまく動かず、逃げ切れないと思ったのどかは、抱いているラテを咄嗟にラビリンに投げて、彼女たちを突き飛ばす。

 

「あぁ!!」

 

「きゃあ!!」

 

のどかに突き飛ばされて、ラビリンとラテは地面へと落ちる。ラテを庇うように自分が下になったラビリンはラテの下から顔を出すと、その光景は・・・・・・。

 

「あぁ・・・のど、か・・・?」

 

私のパートナーが・・・本当は喧嘩なんかしたくなかった、友達が・・・あんなことになるなんて・・・!

 

「のどかぁーーー!!!」

 

ラビリンは目の前のパートナーの光景に、絶叫を上げるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ポット型のメガビョーゲンと交戦中のフォンテーヌとスパークルは・・・。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「メガー!?」

 

スパークルはメガビョーゲンの腹の部分にキックを食らわせ、仰向けに倒す。

 

のどかぁーーー!!

 

「!? ラビリンの声・・・!?」

 

「のどかっちに何かあったんじゃ・・・!?」

 

ラビリンの悲鳴が聞こえてくる。

 

「メガビョ~!!」

 

メガビョーゲンは立ち上がってそんな隙を狙うべく、頭となっている蓋を飛ばして再度二人を攻撃してくる。

 

二人はそんなメガビョーゲンの攻撃に気づくと、スパークルがフォンテーヌのそばから離れる。

 

「はぁ!!」

 

「メガァ~!?」

 

そして真っ直ぐに飛んできたその蓋を、フォンテーヌは回し蹴りを食らわせて吹き飛ばす。蓋はメガビョーゲンの体へと飛んでいって直撃し、蓋が上下逆の状態でハマってしまった。

 

キュン!

 

「「キュアスキャン!!」」

 

その隙にスパークルがステッキの肉球をタッチして、メガビョーゲンに向ける。

 

ニャトランの目が光り、メガビョーゲンの中にいるエレメントさんを見つける。

 

「見つけたぞ! 葉っぱのエレメントさんだ!」

 

エレメントさんはポットの赤い液体の中に澱んでいる茶葉のようなところにいる模様。

 

「行くよ! フォンテーヌ!!」

 

「ええ!!」

 

スパークルとフォンテーヌはお互いに頷き合うと、ヒーリングステッキに光のエレメントボトル、水のエレメントボトルをそれぞれはめ込む。

 

「「エレメントチャージ!!」」

 

そう言いながら光るステッキの先をハート型の模様を空中に描き、肉球に3回タッチする。

 

「「ヒーリングゲージ上昇!!」」

 

ステッキの先のハートマークに光が集まっていく。

 

「プリキュア!ヒーリングストリーム!!」

 

「プリキュア!ヒーリングフラッシュ!!」

 

フォンテーヌとスパークルはそう叫びながら、ステッキをメガビョーゲンに向けて、青色の光線と黄色の光線を同時に放つ。光線は螺旋状になって混ざっていった後、メガビョーゲンに直撃した。

 

その光線はメガビョーゲンの中に入ると、螺旋状のエネルギーは手へと変化して、4本の手が葉っぱのエレメントさんを優しく包み込む。

 

水型状に、菱形状にメガビョーゲンを貫きながら、光線はエレメントさんを外へと出す。

 

「ヒーリングッバイ・・・」

 

メガビョーゲンは安らかな表情でそう言うと、静かに消えていった。

 

「「「「お大事に」」」」

 

葉っぱのエレメントさんは、ティーポットのお茶の中へと戻り、そのメガビョーゲンが蝕んだ箇所が元に戻っていく。

 

「あーあ、うまくいきそうだったのに・・・あとはヘバリーヌに任せるか・・・」

 

ダルイゼンはそう呟くとその場から姿を消した。

 

「早く! のどかの元に!!」

 

「うん!!」

 

フォンテーヌとスパークルは、ラビリンの声がした方へと走っていく。そこには隠れることができそうな茂みが見えてきた。

 

「いたわ! あそこ!!」

 

「メガビョーゲンもいたペエ!!」

 

フォンテーヌは茂みの奥にのどかの姿が見えるのを確認した。しかし、その隣にはヘバリーヌも一緒にいて・・・。

 

「ああ・・・!?」

 

スパークルは異様な光景に驚いたような表情を浮かべる。のどかを見つけた、そこまではいい。ただ落ち着いていられないのは彼女がどのようになっている、ということだった・・・。

 

「ねえ~、何で我慢なんかしてるの~? 吐いて楽になっちゃいなよぉ~♪ 病気は辛いかもしれないけど、やがて気持ちよくなるよぉ~♪」

 

「んんっ・・・ん、んんんぅ・・・!!」

 

ヘバリーヌがのどかの横で不満そうな声を漏らしながらも、催促するような猫なで声を出す。声をかけられている彼女からは苦しそうな呻き声が漏れる。

 

その光景とは・・・のどかがシャボン玉の中に閉じ込められていて、その中には赤い霧のようなものが充満していて、彼女は吸い込まないように両手で鼻と口を押さえながら、必死で息を止めている様子だった。

 

結構長い間、止めていたのか彼女の頬は少し赤くなっていて、額に汗が滲んでいた。

 

「のどか!!」

 

「のどかっち!!」

 

叫ぶフォンテーヌとスパークル。そんな声にヘバリーヌは気づいて振り向く。

 

「青と黄色のプリキュアちゃんたち、やっと来たんだ~♪」

 

ヘバリーヌは彼女らを見るなり、嬉しそうな笑顔を浮かべる。

 

「ねえ、見て見て~♪ このプリキュアちゃんを気分良くしてあげるために、この中で私にとって快適な環境を作ってあげたんだよぉ~♪ でもこの娘、気分良くするのを我慢してるの~。なんでかなぁ~? 苦しいのを感じ続ければ、気持ち良くなるのにぃ~♪」

 

ヘバリーヌはのどかが包まれているシャボン玉を指で優しく撫でながら明るい声で言う。

 

「んんんぅ・・・んんっ、んんんん!!!」

 

その中で苦しそうに呻き声を上げるのどか。もう息を止めるのも辛くなってきているようだ。

 

「何、言ってんのよ!! 病気になんかなったって気持ちいいわけないじゃない!!」

 

「そうだよ!! 病気になったらずっと苦しいし!!」

 

フォンテーヌとスパークルは辛そうな表情で反論する。自分たちはドクルンとイタイノンにそれぞれ病気を植え付けられて、苦しい思いをしたからわかる。あれは、病気は、限界を迎えても決して気分が良くなるわけがなく、ただ苦しいだけだと。気持ちよさなんかどこにもないと。

 

「えぇ~? 気持ちいいよ~♪ ヘバリーヌちゃんはそうだったも~ん♪」

 

ヘバリーヌはあの時の自分を思い出して快感に浸りながら言う。

 

「くっ・・・全然話になんない・・・! のどかっち、今助けるから!!」

 

スパークルは話の通じない相手の言葉を交わさず、ステッキから黄色い光線をのどかが包まれているシャボン玉に目掛けて放つ。

 

しかし、その光線はヘバリーヌが足でミドルキックを放って真っ二つにし、光線を分散させて当たらないようにする。

 

「もぉ~、邪魔しないでよぉ~! せっかくいい気分にしてあげようとしてるのにぃ~!!」

 

ヘバリーヌは顔を膨らませながら、不満そうな声を漏らす。

 

「ああ~! もしかして、羨ましいんだぁ~?」

 

かと思えば、彼女はからかうような妖艶な微笑みを浮かべながらそう言った。

 

「そんなわけないし!! 苦しむ友達を助けようとしただけ!!」

 

「ふざけるのもいい加減にして!! 私たちは今のあなたとは違うんだから!!」

 

「いいよいいよぉ~! そんな風に誤魔化さなくても♪ すぐに青と黄色のプリキュアちゃんも気持ちよくしてあげる~♪ メガビョーゲ~ン!!」

 

二人の怒る声も聞かずにヘバリーヌは勝手な解釈をすると、自身のメガビョーゲンを大声で呼ぶ。

 

「メガァ・・・!!」

 

「あの二人も気持ちよくしてあげてぇ~♪」

 

「メガビョーゲン・・・!!」

 

メガビョーゲンはプリキュア二人に指をさすヘバリーヌに指示され、両腕のストローを構える。

 

プリキュアの二人は、のどかを助け出すべくメガビョーゲンに挑んでいくのであった。

 

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