ヒーリングっど♥プリキュア byogen's daughter   作:早乙女

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前回の続きです。
今回はドッグランで、犬たちと戯れます。


第65話「遊戯」

 

「ふわぁ~!!」

 

「わぁ~!!」

 

「ふわぁ・・・!!」

 

目の前の光景にのどかとラビリンは喜びの声を上げ、かすみは瞳を潤ませながら感嘆としていた。

 

のどかたちが来ているのはドックラン。そこでは広がる草原・・・4方向に広がる平均台のような板・・・芝に設置されているトンネルといった遊具・・・そして、その周囲にはたくさんの飼い主と可愛がられている犬が遊んでいる姿があった。

 

「ワンちゃんがいっぱいだぁ~♪」

 

「す、すごいなぁ・・・!」

 

のどかとかすみはその光景を見て、感動を覚える。

 

「っ・・・・・・」

 

特にかすみは犬たちも気になっていて、胸に手を当てる。何か胸に熱いものが溢れてきそうになっていた。

 

「ラテ、それじゃあ遊ぼっか♪」

 

「ワン♪」

 

「ポチット、友達いっぱいいるよ?」

 

のどかはラテをバッグから降ろし、ひなたはポチットに声をかけた後、キャリーバッグを降ろしてケージを開ける。

 

「ワフワフ♪ ワフワフ♪」

 

ラテは笑顔で芝生の上をテクテクと歩く。しかし、彼女が後ろを振り返ると・・・・・・。

 

「クゥ~ン・・・・・・」

 

ポチットはケージの中で、背中を向けたまま体を震わせていた。どうやらケージの外に出るのが怖いようだ。

 

「やっぱりまだ怖いよな・・・」

 

「ふふっ♪」

 

心配するニャトランに対し、ひなたは微笑むとポチットをケージから出して、自分の手元へと抱きかかえる。

 

「大丈夫♪ あたしやニャトランがいるし、可愛いお友達いっぱいだよ♪」

 

ひなたはそう言いながら、不安な表情を見せるポチットを落ち着かせようとする。

 

「ほら、ポチットくん、うちのラテ。怖くないよ~♪」

 

「クゥ~ン・・・・・・」

 

のどかはラテを抱くと、ひなたの抱くポチットへと近づけてあげる。しかし、ポチットは不安そうな表情だ。

 

その後も、このドックランでのどかたちは遊び、他の犬たちとも交流を深めたりして過ごした。

 

ラテと一緒に、ちゆ、アスミが一緒に走っていく。

 

「ふふふふ♪」

 

「ワン♪」

 

「・・・・・・・・・」

 

しかし、途中で足の速いちゆがスピードを出してしまい、ついていけなくなったラテとアスミは足を止めてしまう。

 

「ごめんなさい!! 私が気合入れすぎたわね・・・!!」

 

「ワフ♪」

 

「・・・・・・・・・」

 

二人が追ってこないことに疑問に思ったちゆが気づいて、二人に謝ったりする一面もあった。

 

ある時は、のどかとかすみがラテと一緒に他の犬と交流した。

 

「ラテだよ~、よろしく♪」

 

「お友達ができたね~♪」

 

のどかと飼い主の少女がお互い、ラテと犬を対面させて笑い合う。

 

「そのワンちゃんに、触ってもいいか・・・?」

 

「うん、いいよ♪」

 

かすみが緊張気味に問うと、飼い主の少女は笑顔で答える。かすみは許可をもらうと白くて大きな犬にそーっと手を伸ばして撫でる。

 

「あぁ・・・ああ・・・!!」

 

かすみは瞳をキラキラとさせながら、犬を撫でる。犬に無垢な表情で見つめられた瞬間、かすみは胸から熱い何かが溢れてくるような感じがした。

 

「ふふっ♪」

 

かすみは自然と笑顔になり、それを見ていたのどかと飼い主の少女も笑顔になった。

 

その様子をひなたは笑みを浮かべながら、微笑ましく見つめていた。

 

「「・・・・・・・・・」」

 

その頃、ぬいぐるみのフリをしているラビリンとペギタンには大勢の犬が集まり、匂いを嗅がれたりペロペロと舐められたりして、我慢できずに正体がバレないかどうかヒヤヒヤしていた。

 

「あ・・・犬たちが・・・」

 

「わ、私にも来るぞ・・・!」

 

「きっと二人と仲良くしたいんだよ~♪」

 

アスミとかすみにも他の犬たちが集まってきており、ひなたはその理由を推測する。犬たちも二人と遊んで欲しいのではないかと。

 

中でもアスミよりも背の低いかすみに大型の犬たちが集まってきた。

 

「お、おい・・・集まりすぎだ・・・! そんなに来られても構いきれ、うわぁぁぁ!?」

 

そのまま一斉に犬たちが体に寄りかかってきたためにかすみはそのまま押し倒された。

 

「かすみっち、大丈夫!?」

 

「ひっ、や、やめ・・・くすぐった、あはははは!!!」

 

犬たちは寄ってたかって、かすみの顔を舐めまくり、そのくすぐったさに笑ってしまう。ひなたは慌てて駆け寄ったが、ただ犬たちが戯れているだけだとわかり、その様子を微笑ましく見る。

 

そんな時間を過ごしていく中、のどかとかすみはまだ怯えているポチットに対し、鈴のついた玩具を使って一緒に遊ぼうとする。

 

かすみは玩具を持って、ポチットに見せる。

 

「ポチット、一緒に遊ぼう・・・」

 

「ポチットくん♪」

 

二人はポチットを怖がらせないように声をかけていく。

 

「クゥ~ン・・・」

 

すると、ポチットが少しずつではあるが、かすみとのどかの方に近づいてくるようになった。

 

「ああ・・・!!」

 

かすみはその姿を見て微笑み、のどかたち3人も笑顔になった。

 

それから、しばらく経ち・・・・・・アスミは自分の周りにいる飼い主と犬たちを見つめていた。

 

「・・・・・・・・・」

 

「よ~し♪ よ~し♪ いっぱい遊んだね~♪」

 

帽子を被った中年の男性が犬を嬉しそうに抱いている。

 

「あっちまで競争だよ~♪ あはは♪」

 

別に視線を移せば、先ほどのどかやかすみと触れ合っていたリボンをつけた少女が自身の犬と走りっこをしている。

 

そんな、犬と遊ぶいろんな人たちの様子を見つめているアスミ。

 

「アスミ」

 

「?」

 

「ここにいたのか」

 

そこへ声をかけ、側に寄ってくるのはひなたとニャトラン、そしてかすみだった。

 

「どうしたんだ?」

 

「ニャトランとひなたとかすみは、ここにいる犬たちのどれが可愛いと思いますか?」

 

アスミは犬たちを見渡しながら、3人に尋ねる。可愛いを感じれない彼女は、どれが可愛いのかよくわかっていない。

 

「えっ、全員可愛いよ~」

 

「全員ですか?」

 

「うん! みーんな可愛い♪」

 

ひなたは犬たちを見渡しながらそう答えた。

 

「可愛いはよくわからないが、私はそう思っているんだと、思う・・・・・・」

 

かすみは自分の胸に手を当てながら言う。

 

「かすみっちもちょっとわかってきたんじゃない?」

 

「私がか?」

 

「うん! だって、私も可愛いって思うと、胸が熱くなってくるもん♪」

 

「ひなたも、か・・・」

 

ひなたの言葉に、かすみは自分が感じているこの熱い気持ち、それが『可愛い』なのではないかと考えるようになる。

 

「ひなたはすごいですね。たくさん可愛いを知っていて」

 

「そうだな。私は、まだ全然わかってない・・・」

 

アスミは感嘆しながら、かすみは自分に不安を抱きながら言う。

 

「すごいのはアスミンとかすみっちだって♪ だって、二人ともわんこたちいっぱい好かれてたじゃん♪」

 

「アスミはやっぱ地球の一部だからか? かすみは森に住んでたからじゃねぇか?」

 

ひなたが逆に褒め返すと、ニャトランはアスミとかすみが人間ではない特別な何かがあるからではないかと推測する。

 

「どうなのでしょう?」

 

「私は、元々動物たちとは一緒にいたからな。寄り添いやすいのかもしれない・・・」

 

アスミはよくわかっていなかったが、かすみは森に住んでいた経験から動物たちが寄ってくるのではないかと考える。

 

「いいなぁ~。あたしもそういうのがあれば、ポチットともっと仲良くなれたのに~」

 

ひなたはアスミとかすみの体質を羨ましいと感じる。

 

「ポチットとは仲良しですよね?」

 

「今は、ね・・・」

 

「どういうことだ?」

 

アスミとかすみはポチットとはあんなに仲良しなのに、そのような言葉に疑問を抱く。

 

「はじめの頃は大変だったんだよ~」

 

ひなたはポチットと初めて預かることになった日のことを思い出す。

 

ーーーーキャンキャン!!

 

ーーーーこらー!!!

 

ポチットの体が汚れていたのでお風呂に入れてあげたところ、ポチットは逃げ出してしまう。

 

ーーーーポチット~、隠れてないで出ておいでよ~。

 

机の下のポチットに声をかけるも、ポチットは怯えて出て来ようともしなかった。

 

ーーーーキャウン!!

 

ーーーーああ~!! もぉ~!! ポチット~!!!

 

犬用のご飯皿に餌をあげようとしても、怖がって蹴飛ばしてしまい、そのまま逃げて行ってしまったこともあった。

 

「・・・全然心開いてくれなくて、逃げるし避けるし。可愛くなーいって思ってたな~」

 

ひなたは昔を思い返して、少し苦笑しながら語る。

 

「それがどうして『可愛い』になったんだ?」

 

「・・・なんでかなぁ」

 

ひなたは遠くを見つめながら、また昔を思い返していた。

 

カゴの中で心を開こうとしないポチット。ひなたは何度も訪れては、どう励まそうかと考えたり、変顔をしてみたり、寝る前に声をかけたり・・・そうしているうちにひなた自身はポチットを・・・・・・。

 

「・・・どうしたら仲良くなれるかなぁっていっぱい考えてたら、いつの間にか『可愛い』って思ってた!!」

 

「いつの間にか?」

 

「!!」

 

アスミは疑問を抱いていたが、かすみは何かを察したように目を開く。

 

「相手を知りたいという気持ちを、持ち続けたからじゃないかしら」

 

そこへラテを抱いたちゆと、ポチットを抱いたのどかが合流する。どうやらポチットは人にだいぶ慣れた様子で、表情は元気そうだった。

 

「ずっと考えてたんだけど、『可愛い』って相手を見ているうちに思わず守りたくなる、そんな気持ちだと思うの」

 

「そっかぁ~、だから抱きしめたくなっちゃうのかも」

 

「ラビ♪」

 

「さっすが、ちゆちー♪」

 

ちゆがそう考えると、のどかはぽつりと呟く。

 

「!! だったら、私に溢れてくるこの胸の熱さも・・・?」

 

「たぶん、そうだと思う。かすみの中に守りたいという気持ちや、抱きしめたいという気持ちがあるからだと思うわ」

 

「・・・そうか。そう、なんだな」

 

かすみは微笑みながらそう話すと、のどかの方に向き直る。

 

「のどか」

 

「?」

 

「私もポチットを抱いても、いいか?」

 

「もちろんだよ~♪」

 

のどかから許可をもらうと、かすみは顔を紅潮とさせながらもポチットに近づく。怖がらせないようにゆっくりと近づき、のどかからポチットを受け取る。

 

ポチットはかすみを怖がることなく、静かに彼女を受け入れる。

 

「はぁ・・・!」

 

かすみはポチットが自分を見つめる無垢な瞳に、言葉にならない声を上げる。

 

「ウゥ~ン」

 

「あぁ・・・あぁぁぁ・・・!!!」

 

ポチットがあげる鳴き声に、かすみは胸の中に熱いものが急激に流れ込んでくるような感じがした。

 

かすみはゆっくりとポチットに顔を近づけ、ゆっくりと頬ずりをする。

 

「!!・・・ふふふっ・・・!」

 

頬ずりを受け入れるかのように笑顔になったポチットに、かすみは胸の中にほっこりとした何かが芽生え、いつの間にか笑顔になって頬ずりをしていた。

 

「ポチットと仲良くできて、かすみっち嬉しそ~♪」

 

「さっきまではあんなに落ち込んでたのにニャ♪」

 

ひなたとニャトランがその様子を微笑ましく見つめ、のどかとちゆも笑顔になった。

 

「なるほど、『可愛い』はまず興味を持って、相手を見ることからなのですね」

 

スタタタタタタタタ!!!!

 

アスミはそう考えると素早く動き、かすみに抱きかかえられたポチットに近寄る。

 

「ひぃっ!?」

 

かすみはアスミが異様な速さで近づいてきたことに、思わず小さな悲鳴をあげて驚く。

 

「失礼いたします」

 

「!? キャウン! キャン!!」

 

「あ、うわぁ!?」

 

突然、顔を近づけてきたことにポチットは驚き、かすみの手から抜け出すと彼女の足元へと隠れるようにうずくまってしまった。

 

「?? よく見せてもらえません・・・」

 

アスミは左右に動きながらポチットの顔を見ようとしていたが、ポチットは体を震わせて怯えている。

 

「うん・・・まあ・・・そりゃ、そうだろ・・・」

 

「あはは・・・」

 

ひなたとニャトランはその様子を苦笑しながら見つめていた。

 

「アスミ!! またポチットが怖がってるじゃないか! 私も驚いたぞ・・・!?」

 

「でも、相手をよく見て知っておかないと・・・」

 

「私もよくわからないが、たぶんそういうことを言ってるんじゃないと思うぞ・・・!!」

 

「??」

 

思わず心臓が止まるかもしれないと思うほど驚いたかすみがアスミを諭す。

 

アスミがまだまだ、言葉の意味を理解するにはもうちょっとかかるだろうと思うのどかたちなのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のどかたちがそんなことをしている頃、ドックランから少し離れた建物のそばにドクルンの姿があった。

 

ドクルンはドックランで遊んでいる飼い主と犬たちの様子を眺めている。

 

「ふふふ・・・可愛いワンちゃんたちがたくさんいるわねぇ」

 

ドクルンは不敵な笑みを浮かべながら、犬たちの方を見つめる。

 

「私も、あの中に入って、あのモフモフを触れたら・・・はぁぁぁぁぁ・・・!!!」

 

ドクルンは自分が犬を撫でてる様子を想像したのか、恍惚とした表情になる。しかも、その表情のまましばらくの間、固まってしまう。

 

「ドクルン!! ドクルン!!!!」

 

「・・・っ!? んっんー・・・!」

 

スタッドチョーカーのブルガルが叫びをあげると、ドクルンは我に返って咳払いをする。

 

「さっきからボーッとしすぎブル。いつも冷静なお前がどうかしたのかブル?」

 

ブルガルが冷静にそう言い放つ。先ほどからドクルンは動物たちを見るなり、様子がおかしい。何か変な想像をしては、気の抜けたような表情をして固まっている時が多い。

 

「動物というのは不思議な魔力があるわねぇ。ついそれに吊られてしまいました」

 

「・・・何だ、それ?」

 

「ブルガルにはわからないことですよ」

 

ドクルンは冷静を装いながらそう言うも、ブルガルには一つも理解できそうになかった。

 

「さてと、あのモフモフを持ち帰るためにはどうすればいいのかしら?」

 

「目的が違ってるブルよ・・・」

 

「いいえ、違ってないわ。私はあのモフモフをお持ち帰りしたいのよぉ」

 

ドクルンは両手を頬に当てながら悶えている。その表情は先ほどと同じように恍惚としたものになっている。

 

「ついでに、自然豊かなこの場所も蝕んで、さらに欲を言えば、メガパーツもどうにかして手に入れれば、一石三鳥ね」

 

「ビョーゲンズにモフモフはいらないブル。ドクルン、さっきから目的がいろいろとまとまってないブル」

 

ドクルンが得意げな感じで言っているも、ブルガルは呆れてばかりである。今日のドクルンはやはりおかしいと。

 

「じゃあ、まとめてあげるわ。地球を病気に蝕んで、モフモフとメガパーツを手に入れる、3つとも全部やってみせるってことよ」

 

「そういうことを言っているんじゃないブル」

 

なんとなく作戦をまとめただけのドクルンに、ブルガルは呆れを崩さない。しかし、ドクルンはブルガルの言葉など気にせずにメガビョーゲンにする素体を探し始める。

 

ふと、屋根の下のにある木のテーブルの上に小さな冷蔵庫が置かれているのに目をつける。どうやらあの飼い主の中の誰かの私物のようだ。

 

「あれならうまくいくかしらねぇ」

 

ドクルンはベンチの近くの芝生に飛び降りて、その小さな冷蔵庫へと近づく。

 

「まあ、凍らせてしまえばいけるんじゃないか?ブル」

 

「氷像にしてしまえば可愛いワンちゃんたちをそのまま保存できるわねぇ。そうすれば、私はその氷像を眺めながら・・・はぁぁぁぁぁぁ・・・!!!!!」

 

ドクルンはそのことを想像して、恍惚とした表情のまま、また固まってしまう。

 

「ドクルン!! またぼうっとしてるブル!!」

 

「・・・はっ!?」

 

ドクルンはブルガル再度叫ぶと、また我に返った。

 

「ワンちゃんたち・・・なんという魔力なの。恐ろしいわね・・・」

 

「ドクルンが単に浮かれているにしか見えないブル・・・」

 

ドクルンは意外そうな感じでそういうと、ブルガルはまたまた呆れるばかりだ。

 

「これ以上トリップする前にさっさと仕事をしましょうかしらねぇ」

 

「・・・もうどうにでもなれブル」

 

ドクルンはいつもの調子で不敵な笑みを浮かべながらそういうも、ブルガルは呆れて返す言葉もないほどだった。

 

ドクルンは指をパチンと鳴らし、黒い塊を出現させる。

 

「進化してください、ナノビョーゲン」

 

「ナノデス~」

 

生み出したナノビョーゲンが鳴き声を上げながら、テーブルの上の小さな冷蔵庫へと取り憑く。飼い主の私物の小さな冷蔵庫が病気へと蝕まれていく。

 

「・・・!?・・・!!」

 

冷蔵庫の中に宿るエレメントさんが病気へと蝕まれていく。

 

そのエレメントさんを主体として、巨大な怪物がその姿をかたどっていく。凶悪そうな目つき、不健康そうな姿、そしてそれを模倣する様々な自然のものが姿として現れていき・・・。

 

「メガビョーゲン・・・」

 

大小の二つの扉がついた冷蔵庫のような胴体、氷のような両手両足を持ったメガビョーゲンが誕生した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクン!!!!

 

「!!??」

 

かすみは心臓のような音が聞こえたかと思うと目を見開く。そして、明後日の方向を振り向く。

 

「かすみちゃん、どうしたの?」

 

かすみの様子が突然変わったことに、疑問に思ったのどかが尋ねる。

 

「泣いている声が聞こえる・・・!」

 

「「「「!?」」」」

 

「ペエ!?」

 

「ラビ!?」

 

かすみのその言葉を聞くと、のどかたち3人と相棒のヒーリングアニマルたちは驚く。もしや・・・・・・!!

 

そう思った、その瞬間・・・・・・。

 

「クチュン!! クチュン!!」

 

ちゆが抱いているラテが2回くしゃみをして、ぐったりし始めた。

 

「ラテ・・・!!」

 

「やっぱりビョーゲンズだ!!」

 

アスミもラテの様子が変わったことに驚く中、ニャトランはかすみとラテの反応からビョーゲンズの仕業であると察知する。

 

「こっちだ! バレない場所は!!」

 

かすみは、正体がバレないようにのどかたちみんなを隠れられるような場所へと走る。それを察したみんなはかすみへと着いて行く。

 

少し離れた場所にある建物の裏で、ちゆが抱いているラテにアスミが聴診器を当てて診察をする。

 

(近くでトウモロコシさんが泣いてるラテ・・・近くで小さな冷蔵庫さんが泣いてるラテ・・・)

 

「! そういえば、近くにトウモロコシ畑があったよね!!」

 

「小さな冷蔵庫って、何だ・・・?」

 

ひなたがそう言う。どうやら狙われたのはこのドックランの近くに有る畑のトウモロコシと、その小さな冷蔵庫のようだった。

 

「「うわあぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

遠くで誰かの悲鳴が聞こえてきた。もしかすると、トウモロコシ畑の農家のおじさんかもしれない・・・・・・。

 

「みんな!!」

 

のどかが号令をかけると、みんなは頷き変身アイテムを出す。

 

「「「スタート!」」」

 

「「「プリキュア、オペレーション!!」」」

 

「エレメントレベル、上昇ラビ!!」

「エレメントレベル、上昇ペエ!!」

「エレメントレベル、上昇ニャ!!」

 

「「「キュアタッチ!!」」」

 

ラビリン、ペギタン、ニャトランがステッキの中に入ると、のどか、ちゆ、ひなたはそれぞれ花のエレメントボトル、水のエレメントボトル、光のエレメントボトルをかざしてステッキのエネルギーを上げる。

 

そして、肉球にタッチすると、花、水、星をイメージとしたエネルギーが放出され、白衣のような形を形成され、それを身にまといピンク、水色、黄色を基調とした衣装へと変わっていく。

 

そして、髪型もそれぞれをイメージをしたようなものへと変わり、のどかはピンク、ちゆは水色、ひなたは黄色へと変化する。

 

キュン!

 

「「重なる二つの花!」」

 

「キュアグレース!」

 

「ラビ!」

 

のどかは花のプリキュア、キュアグレースに変身。

 

キュン!

 

「「交わる二つの流れ!」」

 

「キュアフォンテーヌ!」

 

「ペエ!」

 

ちゆは水のプリキュア、キュアフォンテーヌに変身。

 

キュン!

 

「「溶け合う二つの光!」」

 

「キュアスパークル!」

 

「ニャ!」

 

ひなたは光のプリキュア、キュアスパークルに変身した。

 

そして、アスミは風のエレメントボトルをラテの首輪にはめ込む。すると、オレンジ色になっているラテの額のハートマークが神々しく光る。

 

「スタート!!」

 

「プリキュア、オペレーション!!」

 

「エレメントレベル上昇ラテ!!」

 

「「キュアタッチ!!」」

 

キュン!!

 

ラテとアスミが手を取り合うと、白い翼が舞い、ラテが舞ったかと思うとハートの中から白い白衣のようなものが飛び出す。

 

その白衣を身に纏い、ラテが降りてきたかと思うとハープが飛び出し、さらにアスミは紫色を基調とした衣装へと変わっていく。

 

衣装にチェンジした後、ハープを手に取り、その音色を奏でる。

 

「「時を経て繋がる、二つの風!」」

 

「キュアアース!!」

 

「ワン!」

 

アスミは風のプリキュア、キュアアースへと変身した。

 

「「「「地球をお手当て!!」」」」

 

「「「「ヒーリングっど♥プリキュア!!」」」」

 

変身を終えた4人はポチットとラテを木陰のそばに置く。

 

「クゥ~ン・・・・・・」

 

「二人とも、ここで隠れててね」

 

「すぐに、戻るからな」

 

不安そうな顔をするポチットを、スパークルは撫で、かすみは優しく励ます。

 

そして、5人はメガビョーゲンがいる場所に向かおうとするが・・・・・・。

 

「メェ~~~~ガァッ!!!」

 

トウモロコシのメガビョーゲンは、畑から土煙を上げながら飛び上がると、なんとドッグランのそばへと飛来してきた。

 

「ビョ~~~~ゲンッ!! ゲンッ!! ゲンッ!!!」

 

メガビョーゲンは口から赤い玉のような光弾を発射し、ドッグラン内を攻撃し始める。

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

突然の攻撃に犬と飼い主は慌てふためき、悲鳴をあげて逃げ始めた。

 

「メェー・・・ガァッ・・・!!」

 

パキパキパキパキパキパキッ!!!!

 

冷蔵庫型のメガビョーゲンは胴体の扉を開けると冷気を放ち、自身の周囲の広範囲を氷漬けにして蝕み始めた。

 

「う、うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

犬と飼い主たちは氷漬けになっていく地面に恐怖して逃げ出していく。

 

「いいですよぉ、そのままここ一帯を蝕んでしまいなさい」

 

ドクルンは不敵な笑みを浮かべながら、メガビョーゲンに指示を出している。

 

ふと、建物の方向へと見ると、そこには4人のプリキュアと脱走者の姿が。

 

「今日は随分と早いわね・・・まさか、ここにいたとか?」

 

ドクルンはあまりにも来るのが早すぎるプリキュアたちに、今日はこのドックランを訪れていたのであろうと推測し、笑みを浮かべる。

 

クゥ~ン・・・・・・。

 

「ん?」

 

何やら声がするのを微量に感じ取ったドクルンは訝しげな表情を浮かべながらその方向へと振り向く。そこには建物の裏に生きていると感じられるものが二つ。

 

しかも、そのうち一匹は・・・!

 

「!! ふふふ・・・」

 

ドクルンは驚いた表情の後に不敵な笑みを浮かべながら、その方向へと歩いていく。

 

「メガビョーゲンは2体いるぞ。どうする?」

 

一方、メガビョーゲンの様子を見ていたかすみはプリキュアのみんなに指示を仰ぐ。

 

「私とグレースで、1体のメガビョーゲンを食い止めるわ! アースはもう1体のメガビョーゲンを食い止めて!! その間にスパークルとかすみはみんなを安全な場所へ!!」

 

「「わかった」」

「OK!」

「わかりました」

 

フォンテーヌの指示を受けて、みんなは頷き、それぞれの持ち場へと急ぐ。

 

「うわあぁぁぁん!!」

 

白い犬の飼い主の少女はあまりの恐怖にへたり込んで泣いており、その場から動けずにいた。

 

「メガビョーゲン」

 

トウモロコシのメガビョーゲンはその少女に尻尾を伸ばして襲いかかろうとする。

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「メガァ!?」

 

そこへフォンテーヌが尻尾を蹴り上げて、少女に到達するのを防ぐ。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「ビョーゲン!?」

 

さらに背後にいたグレースが駆け出し、パンチを食らわせてメガビョーゲンを吹き飛ばす。

 

「メェーガァッ!!!」

 

別の方向から冷蔵庫型のメガビョーゲンが上の小さな扉を開けて、そこからやや大きな氷の塊を少女に目がけて発射する。

 

「はぁっ!!」

 

少女のそばへと駆け寄ったかすみが氷の塊を蹴り上げて上に飛ばす。

 

「ふっ!!!」

 

そこへアースが飛び上がり、渾身の蹴りを加えて氷の塊をメガビョーゲンへと返す。

 

「ビョーゲン!?」

 

氷の塊はメガビョーゲンの顔面へと当たり、背後へと倒れていく。

 

「さあ、キミ。今のうちに逃げよう!」

 

「うん・・・」

 

かすみは少女の体を抱える。アースはメガビョーゲンの攻撃が再びこちらに来た時に備えて構える。

 

「ワン!!」

 

「「!!」」

 

少女の飼い主はかすみを見つめ、白い犬はアースとかすみを見つめる。まるで、助けてくれてありがとうと言ってくれているかのようだ。

 

アースとかすみはその犬に何らかの思いを感じたような気がした。

 

「・・・アース、頼んだぞ」

 

「あ、はい!」

 

かすみはアースにその場を任せると、少女を白い犬と共に安全な場所へと届けるために走る。

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

スパークルは腰を抜かしてしまった中年の男性を背負って安全な場所へと駆け出していた。

 

一方、トウモロコシのメガビョーゲンと戦うグレースとフォンテーヌは・・・。

 

「氷のエレメント!!」

 

フォンテーヌは氷のエレメントボトルをステッキにセットする。

 

「はぁぁぁぁ!!!」

 

「メェガァ・・・?」

 

冷気を纏った光線を放ち、メガビョーゲンを足元から凍らせる。

 

「実りのエレメント!!」

 

グレースは実りのエレメントボトルをステッキにセットする。

 

「はぁっ!!」

 

「メガビョー!?」

 

ピンク色の光弾をステッキから放ち、メガビョーゲンに直撃させる。

 

「メェガァ、メガァメガァメガァ・・・」

 

冷蔵庫型のメガビョーゲンは上の小さな扉を開いて、やや大きな氷の塊を次々と発射する。アースは駆け出していきながら、片なく避けていく。

 

「ふっ!! はぁぁぁぁ!!!!」

 

「メガ・・・ビョーゲン!?」

 

アースはメガビョーゲンに一定まで近づくと、飛び上がって渾身の蹴りを繰り出す。メガビョーゲンは両腕の氷で防ぐも、威力を抑えきれずに再び地面へと倒される。

 

「何よ・・・あっさりとやられてるじゃない。このままだと私の目的が潰えそう・・・」

 

ドクルンはその様子を不機嫌そうな表情で見つめていた。

 

「あの新入り、意外と侮れないわね・・・」

 

ドクルンは自分のメガビョーゲンを相手にするアースを見つめながら言う。

 

「少し遊んでやらないとダメかしら」

 

ドクルンは不敵な笑みを浮かべると、片足を振り上げて地面へと叩きつけた。

 

「速やかに浄化しましょう」

 

アースはそのまま浄化の構えへと入ろうとする。しかし・・・・・・。

 

ドドドドドドドドドッ!!!!!

 

「!!」

 

そこへ氷柱のような氷の線が迫っていき、アースが飛び上がって避けると立っていた場所に氷の柱が伸びた。

 

「そんな簡単にはやらせませんよ、新入りさん」

 

アースが氷の迫ってきた方向を見やると、建物がある丘の上にドクルンが立っていた。

 

「っ・・・!!」

 

「ふっ・・・」

 

アースは敵が出現したことに構えるも、ドクルンは不敵な笑みを浮かべるとその場から姿を消す。

 

「!? あぁ・・・!!」

 

アースの横へと現れたドクルンはミドルキックを繰り出し、とっさに気づいたアースは防ぐも威力を殺せずに吹き飛ぶ。

 

吹き飛んだアースは倒れないように踏ん張って耐える。その隙にドクルンはメガビョーゲンの緑色のかけら、メガパーツを取り出す。

 

「メガビョーゲン、こいつを与えてやりますから、プリキュアを倒しなさい」

 

ドクルンはメガパーツを宙へ放り投げてキャッチすると、それを自身のメガビョーゲンに目がけて放り投げた。メガパーツは倒れているメガビョーゲンに当たると、その体に飲み込まれていく。

 

「メッ、ガァ!? ビョビョビョビョビョビョビョビョー・・・!!!!」

 

メガビョーゲンは苦しむ声を上げながらも、その体は禍々しいオーラに包まれていき、膨大な力へと満ちていく。

 

「メガ、ビョーゲン・・・!!!!」

 

メガビョーゲンは巨大化してパワーアップし、さらに両手両足の氷も数倍に大きく巨大化を遂げた。

 

パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキ・・・!!!!!!

 

さらにその余波なのか、かなりの広範囲が氷漬けにされて、蝕まれていく。

 

「ほほぉ~・・・確かにメガパーツは急成長を促進させるようねぇ」

 

ドクルンは急成長したメガビョーゲンに愉快そうな表情を浮かべながら言った。

 

「!?」

 

アースは飛び上がって、その余波を交わし、氷漬けになった地面へと着地する。

 

「かなり危険な感じがします・・・!」

 

アースはパワーアップしたメガビョーゲンの様子により一層の警戒心を抱く。

 

「!? な、なんだ・・・!?」

 

かすみは安全圏に避難させている途中で振り向き、地面の氷漬けが迫ってきたことに驚く。

 

「メガァ!?」

 

「な、なんだこれは!?」

 

しかも、それはグアイワルが投げたメガパーツでパワーアップさせたメガビョーゲンのところまで氷漬けになり、メガビョーゲンとグアイワルが突然の出来事に驚く。

 

「どういうこと・・・!?」

 

「なんで地面が氷漬けに・・・!?」

 

飛びのいて交わしたフォンテーヌとグレースも、このような事態に驚きを隠せなかった。

 

「うわぁぁぁ~、追いつかれる~!!!」

 

スパークルも逃げ遅れた人を背負っている途中で、地面の氷漬けが迫り、スピードを速めていた。ようやく安全圏へと避難させて人をおろし、ドッグランの方向を振り向く。

 

「嘘・・・ドックランが一面、氷の世界じゃん・・・!?」

 

スパークルはドックランが何もかも氷漬けになったことに驚きを隠せなかった。

 

「急いで浄化をしなければ・・・!!」

 

アースは立ち上がったメガビョーゲンに構える。

 

「メェェェェェェェ・・・・・・」

 

冷蔵庫型のメガビョーゲンは、上の小さな扉を開けるとそこに禍々しいオーラを溜めていく。

 

「ガァァァ・・・!!!!」

 

ビィィィィィィィィィィ!!!!

 

そして、それを青色のレーザー状にしてアースに目がけて放った。

 

「!?」

 

アースはとっさに横に飛びのいて交わす。

 

ドォォォォォォォン!!!!

 

しかし、地面へと一直線に放たれたレーザーは直前状で爆発を起こし、ドックランだけでなく、その遠くにある木や自然までも氷漬けになって蝕まれていく。

 

「っ・・・!」

 

「私もいるのを忘れていませんか?」

 

「!! あぁぁぁ!!!」

 

ドクルンがアースの背後へと出現しており、彼女がこちらを振り向いた瞬間に腹部に足を入れ、そのまま押し出すように蹴り飛ばした。

 

「メェッガァ・・・!! メェガァ・・・!!!!」

 

メガビョーゲンは遠方にレーザーを放って爆発を起こし、その場所を氷漬けにして蝕んでいく。

 

「私のメガビョーゲンは大丈夫そうねぇ。あとは・・・」

 

ドクルンはその様子を見て笑みを浮かべると、懐からあるものを取り出す。

 

「クゥ〜ン・・・ウゥ〜ン・・・」

 

「活動に邪魔なこいつをどうするか、かしらねぇ」

 

それは、アースのパートナーであるラテであった。

 

「!! ラテ!!」

 

倒れないように踏ん張ったアースは、ドクルンの手元にあるラテの姿を見て驚愕する。見つからない場所に隠しておいたはずなのに、いつの間にか囚われていたとは・・・!

 

「おっと、動かないでくださいよ。そこから少しでも動いたらこいつを氷漬けにしますからねぇ。ああ、それかあのメガビョーゲンの中に入れてやるのもいいですねぇ」

 

ドクルンは不敵な笑みを浮かべながら、オーラを集中させた指先をラテに向ける。また、別の案が思いついてメガビョーゲンの方に視線を向ける。

 

「くっ・・・なんて卑怯な・・・!!」

 

「なんとでも言ってください。痛くもかゆくもありませんからねぇ」

 

アースはラテを人質に取られていてその場から動くことができない。その様子を見てドクルンはさらん笑みを深くする。

 

「メェェェェ〜ガァ・・・!!!」

 

「っ・・・!!」

 

メガビョーゲンはその動けないアースに目がけて、やや大きな氷の塊を放つ。アースは目を瞑り、両腕をクロスさせて防御をしようとする。

 

「はぁぁぁぁ!!!!」

 

「ぷにシールド!!!」

 

そこへ間一髪でかすみとスパークルがシールドを展開する。氷の塊はシールドに着弾して爆発を起こす。

 

二人はシールドを解除して、アースへと振り向く。

 

「アース、どうしたんだ!?」

 

「そうだよ!! いつもならメガビョーゲンなんかあっという間じゃん!!」

 

かすみとスパークルはアースが苦戦を強いられているのを信じられない様子でいた。

 

「ラテを、あのビョーゲンズに・・・!」

 

「っ!! ラテ!!」

 

「ラテ様!!」

 

かすみとニャトランは、ドクルンの手の中にいるラテを視線に移すと叫ぶ。

 

「おやおや、遅かったですねぇ」

 

「ドクルン、この野郎!! ラテ様を離せ!!」

 

不敵な笑みでこちらを見据えるドクルンに、ニャトランが怒りの声を上げる。

 

「簡単に切り札を見す見す手離すとでも思っているのですか?」

 

「ラテを離さないと、許さないぞ・・・!!」

 

かすみが怒りの声をあげて、黒いステッキを構える。

 

「許さないからなんなのですか? それに許さないのはこっちの方です。メガビョーゲン、こいつらを倒してしまいなさい」

 

「メガァ・・・!」

 

ドクルンが笑みから冷たい表情へと変えると、メガビョーゲンに指示をし、メガビョーゲンは前に出る。

 

「っ・・・行くぞ、スパークル・・・!!」

 

「OK!」

 

かすみとスパークルは、お互いを鼓舞しながらメガビョーゲンへと構えた。

 

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