次元大戦   作:ポコ太

21 / 73
第19話です。


第19話 ~ 新たなる決意 ~

~ ゲゲゲの森 ~

 

鬼太郎「...と言う訳なんだけど、みんな...

 

    僕はどうしたらいいと思う...?」

 

ねずみ男「やめとけやめとけ!!そんな戦いに首突っ込んだら、

 

     命がいくつあっても足りゃあしねーよ!!」

 

ねこ娘「ねずみ男...あんたねえ!!」

 

ねずみ男「俺ゃあ、鬼太郎の為に言ってやってるんだぜ!!

 

     俺達妖怪が、そんな人間の駒にされちまって

 

     良いのかって言ってるんだよ!!」

 

子泣き爺「ほう...ねずみ男にしては、真っ当な事を言っとるのう...。」

 

ナツメ「ねずみ男さんの言ってることも分かります...。

 

    人間と妖怪が仲良くなるには、まだまだ時間が

 

    必要だって事も...。」

 

ねこ娘「けど、これでも随分、進歩したのよ。

 

    以前は、人間とああやって一緒に戦うなんて、

 

    考えられなかったもの...。」

 

アニエス「私も、まなに出会って、人間の印象が随分と変わったもの...。」

 

アデル「アニエス...そうだな...。」

 

目玉おやじ「鬼太郎...お前はどうしたいんじゃ?」

 

鬼太郎「正直言って、僕がこの森を離れるわけにはいかないと

 

    思います...。」

 

トウマ「鬼太郎さん...。」

 

アキノリ「そうか...そうだよな...。」

 

鬼太郎「でも、彼の...シンの力になりたいと思っている自分もいる...。」

 

犬山まな「鬼太郎...。」

 

砂かけ婆「何を迷っとるんじゃ!!そこまで惚れ込んどる少年ならば、

 

     一緒に行けば良かろう!!自分の気持ちに正直に

 

     ならんかい!!」

 

鬼太郎「でも、僕が離れたら、この森は...。」

 

「おーーーーーい、鬼太郎!!」

 

油すまし「......。」

 

タンコロリン「......。」

 

提灯お化け「......。」

 

山小僧「......。」

 

かわうそ「......。」

 

鬼太郎「みんな...。」

 

かわうそ「おいら達の事なら気にするな!!」

 

油すまし「鬼太郎が居なくても、この森は立派に守って見せるぞ!!」

 

山小僧「だから鬼太郎...自分の気持ちに正直になってよ!!」

 

ねこ娘「あんた達...。」

 

目玉おやじ「鬼太郎よ...答えはもう出とるんじゃないかのう...?」

 

鬼太郎「......。」

 

ナツメ「鬼太郎さん...。」

 

鬼太郎「...わかった!!僕も君達と行くよ!!」

 

アキノリ「本当か!?」

 

ケースケ「やったあーっ!!」

 

ねこ娘「そう来なくっちゃね!!」

 

砂かけ婆「ようし、これからワシらも忙しくなりそうじゃのう!!」

 

鬼太郎「砂かけばばあ...ついてくる気なのかい?」

 

砂かけ婆「当然じゃ!!それに、ついてくるのはワシだけでは

 

     ないぞい!!なあ、子泣き爺よい?」

 

子泣き爺「ほえっ?ワシもかいのう?」

 

砂かけ婆「当ったり前じゃろうがい!!鬼太郎が行くというのに、

 

     お主はのんびり酒でも飲んどく気かい!?」

 

子泣き爺「まあ...違う世界にもうまい酒があるなら良いがのう...。」

 

ナツメ「わたし達の世界を取り戻したら、いくらでもごちそうしますよ、

 

    子泣き爺さん!!」

 

ぬりかべ「ぬりかべー...!!」

 

ねこ娘「ぬりかべも、やる気マンマンみたいね!!」

 

一反もめん「ワシもおるばーい!!」

 

アニエス「わたしも...一緒に行く!!」

 

アデル「アニエス...。」

 

アニエス「わたし...今回の戦いで思ったの...バックベアード

 

     みたいな奴に苦しめられている人達がまだまだ大勢いるって...

 

     力不足かもしれないけど、1人でも多くの人達を救いたいの。

 

     それに.....。」

 

ねこ娘「それに...?」

 

犬山まな「どうしたの?アニエス...顔、赤いよ?」

 

アニエス「な...何でもない...。」

 

と、顔を赤くしながら、ねこ娘とまなに話すアニエス。

 

アデル「アニエス...(ああ...そういう事か...。)」

 

鬼太郎「君もシンの事が気に入ったみたいだな、アニエス...。」

 

ねこ娘「マジっ!?」

 

犬山まな「アニエス...そうなんだ!!」

 

アデル「鬼太郎...余計な事を...。」

 

アニエス「そ...そうよ...悪い!?」

 

ねこ娘「ううん、良いんじゃないの?彼、いい子だし...。」

 

犬山まな「応援するよ、アニエス!!」

 

アニエス「まだ話したこともないけど...ありがとう、まな!!」

 

砂かけ婆「ほほう..そんなにいい男なのか...こりゃあ、会うのが

 

     楽しみになってきたわい!!」

 

ねこ娘「あはは...。」

 

ナツメ「鬼太郎さん...みなさん...ありがとうございます!!」

 

目玉おやじ「よいよい!!こうせんと、きっとワシらも後で

 

      後悔すると思うからのう...。」

 

鬼太郎「そう...これは僕の...いや、僕達の選択したことなんだ...。

 

    お礼なんて必要ないよ。これからもよろしく、

 

    妖怪探偵団のみんな!!」

 

トウマ「はい!!」

 

アキノリ「こちらこそ!!」

 

アヤメ「よろしくお願いします!!」

 

ケースケ「鬼太郎さん、よろしく!!」

 

ねずみ男「ケッ!!どいつもこいつも...俺ぁー絶対に行かねーぞ!!」

 

鬼太郎「いいや、お前も来るんだ、ねずみ男...。」

 

ねこ娘「どうしてよ鬼太郎!!こんな奴、ほっとけば良いじゃない!?」

 

鬼太郎「僕が留守の間に、また悪い事を企んでもらっては困るからな。

 

    だから、僕の目の届くところに居てもらう。」

 

ねずみ男「冗談じゃねえ!!何で俺が!!」

 

ねこ娘「うっさいわね!!鬼太郎を困らせる気!?」「シャキーン!!」

 

と、ねこ娘は、鋭い爪を両手から伸ばし、ねずみ男に向ける...。

 

ねずみ男「わ...わかったよ、行きゃー良いんだろ行きゃー!!」

 

ナツメ「うふふ....。これから賑やかになりそうね!!」

 

こうして、グラン・ゲインズに正式に加わる事を決めた

 

鬼太郎ファミリーであった...。一方、その頃...。

 

~ 友枝町 ~

 

さくら「........。」

 

知世「さくらちゃん...。」

 

ケロベロス「さくら...悩んどるな...。」

 

「ザッ...ザッ...ザッ...」

 

小狼「さくら...。」

 

さくら「小狼君...ねえ、小狼君はどうしたいの...?」

 

小狼「俺は、お前が決めたことについていく。それだけだ...。

 

   ただ...今後は、これまで以上に激しい戦いになるのは

 

   間違いないと思う...だから、俺はお前に、気安く

 

   戦おうとは言えない...。」

 

さくら「小狼君...でも、わたしは強くなりたい...。」

 

小狼「さくら...?」

 

さくら「戦うのは怖いけど、もっと怖い思いをしている人達を

 

    守ってあげられる様に、強くなりたいの...。」

 

小狼「...俺もだ、さくら...。」

 

さくら「小狼君...。」

 

小狼「そりゃあ、シンみたいにはいかないけど、俺だって、

 

   さくらや、大好きな人達...そして、この町を守れる様に

 

   強くなりたい...それには、グラン・ゲインズのみんなと

 

   一緒に行くのが一番だと俺は思う。」

 

ユエ「ならば...己の気持ちに素直に従うといい...。」

 

と、そこへケロベロスと同じもう一人の守護者であるユエが

 

さくらの傍へとやってきた...。

 

さくら「ユエさん...。」

 

小狼「ユエ...。」

 

ケロベロス「何やお前、来とったんか。」

 

ユエ「ただし...行くのなら、お前の家族にもちゃんと

 

   話しておけ...特に、桃矢にはな...。」

 

桃矢「呼んだか...?」

 

さくら「お兄ちゃん!?」

 

ケロベロス「あ...あかん!!」「........。」

 

と、そこへ、さくらの兄である木之本桃矢がやってくると、

 

ケロベロスは慌ててぬいぐるみのフリをした。

 

桃矢「...もうバレバレだぞ、しゃべるぬいぐるみ...。」

 

ケロベロス「何やてーーっ!!誰がぬいぐるみや!?」

 

小狼「.......。」

 

桃矢「.......。」

 

さくら「小狼君...?お兄ちゃん...?」

 

ユエ「桃矢...実は...。」

 

桃矢「わかってるって。さくらだって、もう子供じゃないんだ。

 

   自分が進むべき道は、自分で決められる...。俺はそれを

 

   止めるつもりはないし、止める権利もない。」

 

さくら「お兄ちゃん...。」

 

桃矢「ただし、これだけは約束しろ...必ず無事に帰ってくるってな!!

 

   父さんには、俺から説明しておくから。」

 

さくら「えっ!?お父さん...もしかして、わたしの事を...?」

 

桃矢「知ってたみたいだぜ...まあ、さすがに戦いに首を突っ込んでる

 

   事までは知らないみたいだけどな...。」

 

さくら「お兄ちゃん...心配かけてごめんなさい...

 

    それから、お父さんにも...。」

 

桃矢「別に、お前一人で行くわけじゃないんだろう?お前はお前の

 

   できる事をすれば良いんじゃないのか?それに...

 

   聞いたところによると、あのプリキュア達も一緒なんだろ?」

 

さくら「うん!!それにプリキュアのみんなだけじゃないよ。

 

    アクアさんに鬼太郎さんに、そしてシンさん...

 

    みんないい人達ばかりなんだよ!!」

 

桃矢「それなら、何も心配する事はねーわな。

 

   行ってこい、さくら!!」

 

さくら「お兄ちゃん...ありがとう!!」

 

ユエ「しかし桃矢、なぜ急に...?」

 

桃矢「昨日から、様子がおかしかったからな...大方、

 

   また何か悩んでるんだろうと思ってついてきてみたら、

 

   案の定だった...と言う訳だ。」

 

ケロベロス「はは...やっぱり桃矢兄ちゃんにはかなわんな、さくら!!」

 

さくら「うん...。」

 

ケロベロス「ところでユエ...お前はどうするんや?」

 

ユエ「俺は残る...お前達が留守の間、誰かがこの町を

 

   守らなければならないだろう?」

 

桃矢「ユエ...。」

 

ケロベロス「そういう事やったらわかったわ。まかせたで、ユエ!!」

 

ユエ「お前もなケロベロス...主の傍から決して離れるなよ...。」

 

桃矢「さくらを頼むぞ、ケロベロス...。」

 

ケロベロス「桃矢兄ちゃん...よっしゃーっ!!まかせとき!!」

 

桃矢「あと...小狼だったか?お前も頼んだぞ。」

 

小狼「...は...はい!!」

 

知世「お兄様!!さくらちゃんの活躍は、わたくしがちゃんと

 

   記録して参ります!!楽しみにしててくださいね!!」

 

桃矢「あ...ああ。よろしく頼むな...。じゃあ、俺は

 

   もう行くわ。もうすぐバイトの時間だから...

 

   さくら、出発する前に、ちゃんと準備は済ませておけよ!!」

 

と言いながら、桃矢はその場から去っていった。

 

さくら「お兄ちゃん、ありがとう...行ってきます!!」

 

と、さくらは去っていく桃矢に対して、

 

一礼をしながらそう言った...。

 

小狼「さくら...これから大変になるだろうけど、

 

   何があっても俺がお前の傍にいる。

 

   だから、頑張ろうな!!」

 

ケロベロス「小僧だけやないで。ワイ達もや!!」

 

知世「ケロちゃんの言う通りですわ!!」

 

ユエ「お前なら大丈夫だ...自分を信じろ...そして、

 

   仲間を信じろ。」

 

さくら「ありがとう、ユエさん...。

 

    それじゃあ、みんな、行こう!!」

 

小狼「ああ!!」

 

知世「はい!!」

 

ケロベロス「よっしゃーっ!!行くでーっ!!」

 

こうして、さくら達もグラン・ゲインズに正式に加わる

 

決意を固め、帰路へと着いていくのであった。

 

そして、大貝町では...。

 

~ 大貝町 進之介の家 ~

 

マナ「シーーーン!!そっちの準備はどう!?」

 

進之介「もうすぐだよ、マナ!!」

 

なぎさ「マナ、これはどうするの?」

 

マナ「それはこっちにお願いします!!」

 

ほのか「そしたら、これは?」

 

マナ「それは向こうへお願いします!!」

 

レイス「...マナ君...君は、家出でもしてきたのかい?」

 

マナ「えっ?違いますよ。どうしてですか?」

 

レイス「いきなり、これだけの荷物を持って押しかけて

  

    来るとは...しかも、我が主の部屋を勝手に模様替えを...。」

 

マナ「だってえーっ...なぎささん達がシンの家に泊まるって聞いたら、

 

   居ても立ってもいられなくって...。」

 

なぎさ「大丈夫よマナ!!横取りなんてしないから!!」

 

ほのか「本当?なぎさって、シンみたいなタイプ、

 

    けっこう好みだと思ったけど?」

 

ひかり「私もそう思いますよ!!」

 

なぎさ「うっ....。」

 

マナ「ほら、やっぱり!!だからこうやって押しかけてきたのよ!!

 

   それにシンも、みんなでいたほうが楽しいって言ってたし、

 

   後から、六花達も来るんだ!!シンの部屋は広いから、

 

   ちゃんと片付ければ2~3人は一緒に寝られるし。」

 

進之介「ありがとうマナ。おかげで楽しくなりそうだよ!!」

 

マナ「シン...。」

 

レイス「どうでもいいが、早く終わらせてくれないか?

 

    私も忙しいんだがね...。」

 

なぎさ「よーし!!それじゃあ、頑張りますか!!」

 

「ピーンポーン!!」

 

六花「シーン、マナーッ!!」

 

ありす「今、到着しました!!」

 

真琴「はあーい!!」

 

亜久里「お邪魔しますわ!!」

 

レジーナ「来てあげたわよ、シン!!」

 

進之介「みんな!!いらっしゃい!!」

 

マナ「さあ、こんな所に立ってないで、上がって上がって!!」

 

レイス「...いつから、ここは君の家になったんだい?マナ君...。」

 

と、進之介の家に六花達も到着して直ぐに、全員総出で部屋の

 

模様替えを終えると、決起集会パーティーの準備に取り掛かった。

 

その頃、大貝町では...。

 

~ 大貝町上空 ~

 

?①「フン...ここが『次元の王候補(ディオケイター)・ラグナ』が

 

   いる町か...。」

 

?②「汚らわしい人間共がウヨウヨしてるな...奴への挨拶代わりに

 

   滅ぼしていくか?もう一人の私よ...?」

 

?①「それもいいな...だが、下手に行動して、『ラー・カイン』の

 

   手下共に見つかったら何かと面倒だからな...

 

   我らの計画を本格化させるまで、ここは我慢だ...。」

 

?②「情けない話だ...我ら神が人間ごときに気を遣わねば

 

   ならないとは...。計画が成功したら、今度は奴らも

 

   滅ぼしてくれる...。」

 

?①「ならば、行くか!!『次元の王候補(ディオケイター)・ラグナ』の

 

   品定めにな...。」

 

?②「んっ?...あれは何だ?」

 

「シューーーーーーーン」

 

と、トランプ共和国に現れた謎の2人組の近くに、

 

謎の円盤が出現した。

 

?①「宇宙船か...?」

 

?②「中から何か出てくるぞ....。」

 

謎の宇宙人「まったく...どうなってるんだ!?急に時空の歪みが

 

      現れて飲み込まれるとは...しかもここはいつもの観星町でも

 

      わたし達の世界でもないではないか!!まあいい...

 

      せっかく来たのだ。この世界の地球を我ら『ノットレイダー』の

 

      支配下にして、『ダークネスト』様へ献上してくれるわ!!

 

      この...『カッパード』様の手でな!!」

 

と、大貝町上空に『カッパード』と名乗る河童の姿をした宇宙人が

 

姿を現し、こう宣言した。

 

?①「...何だ、あのゴミは...?」

 

?②「消していくか...?」

 

?①「いや...どうやら、あのゴミ...使えそうだな。

 

   奴をおびき出すエサに利用させてもらおうか。

 

   消すのはそれからでも遅くはない...。」

 

 

と、鬼太郎やさくら達が正式にグラン・ゲインズのメンバーに

 

加わる決意をした直後、大貝町上空にトランプ共和国に現れた

 

謎の2人組と、『ノットレイダー』の『カッパード』と名乗る

 

宇宙人が姿を現した。『A.D次元第5世界』に旅立つ前日に、

 

大貝町は再び、戦火に巻き込まれる事になってしまうのであった!!

 

 

第19話 ~ 新たなる決意 ~ ( 完 )

 

 




第19話終了です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。