~ ラスト・ウォーリア基地内 ~
沖原「これが君だ。阿久津マサト君...。」
マサト「これが...僕?」
と、マサトは沖原そして美香と共に、15年前の記録映像を見ていた。
そしてそこには、研究者達が試験管ベビーを作り出している所だった。
マサト「僕が試験管ベビーだったって...そういう事ですか!?」
沖原「君はある目的の為に、純粋培養された唯一の個体なのだ...。」
美香「次元の王候補(ディオケイター)となる為にね。」
マサト「..........。」
~ 鉄血龍(オル・ドラゴン)要塞 ~
ユラ「...........。」
リ・アイン「ヴァンスターが死んだ...。」
リ・マイン「ゼロライザー...まさかこれほどの力とはな...。」
ドーカベン「ユラ様!!次こそはこの私に出撃の命を!!」
バルキリス「いいえ!!このバルキリスに!!」
エグザイム「奴の首は...この私が!!」
ユラ「皇帝になるまでは...私も七龍星(セブン・シュテルン)の1人だった...。
そして...天滅槍(ゼロライド)は本来ならば、私の物となるはずだった...。
次は...私が出る!!」
一同「!!!!!!?」
と、ユラの言葉に驚きを隠せない七龍星(セブン・シュテルン)の一同であった。
~ アルテミスブリッジ ~
ラピス「.......。」
メリオダス「.......。」
鬼太郎「......。」
さくら「......。」
ホーク「みんな、どうしちまったんだ?黙り込んじまって...。
せっかく勝ったってのによ...。」
ケロベロス「当たり前や。あんな化けもんみたいな力を見た後やで...。」
マーリン「ゼロライザーか...確かに、とんでもない力だったな...。
しかしアクア殿、良かったのか?このまま撤収しても...。」
アクア「このまま残っても私達に出来る事は何も無いわ...。
それに、ラスト・ウォーリアもこちらと会うつもりも
無かったようだし...。」
レイス「とりあえず、エンマ大王からの依頼は果たしたからね。
ラスト・ウォーリアとゼロライザーについては、
我が主から話を聞くとしよう...。」
「シューーーーン。」
進之介「みんな、ただいま。」
マナ「シン!!」
亜久里「シン様、お帰りなさいませ!!」
真琴「無事で良かった!!」
レジーナ「あの人達に、変な事されなかった!?」
進之介「うん。みんなも無事で良かったよ!!
それとミリカ...沖原さんからの伝言だけど、
『基地の防衛感謝する。』だって。」
アクア「そう...やっぱり、私達と接触する気は無かったみたいね。」
ねこ娘「何よそれ!?シンに伝言頼んだ上に、その一言だけで
終わらせるなんて!!」
ディアンヌ「感謝してるなら、自分で言えば良いのに!!」
レイス「我が主、早速ですまないが...ラスト・ウォーリアと
ゼロライザーについて何かわかった事はあるかい?」
進之介「あまり大した事じゃないけど...。」
と、進之介は、ラスト・ウォーリアとゼロライザーについて、
わかった事をみんなに話した。
アクア「なるほどね...つまり、天滅槍(ゼロライド)は元々、
鉄血龍(オル・ドラゴン)という組織が所持していたけど、
1人の裏切り者に奪われて、ラスト・ウォーリアに
もたらされた...。」
レイス「そして、その天滅槍(ゼロライド)と契約して、
次元の王候補(ディオケイター)・ゼロライザーとなったのが、
『阿久津マサト』という少年と、『小室美香』という少女という訳か。」
メリオダス「じゃあ、そのゼロライザーってのにその2人が
変身してるって事か?」
進之介「僕が見た限りでは、美香って子が天滅槍(ゼロライド)を解放して、
マサト君が変身しているみたいだった。
その後、すぐに2人は消えちゃったからそれ以上の事は
わからなかったけど...。」
レイス「何にせよ、ゼロライザーについてはまだまだ謎が多そうだね。
『次元力』を使用した事も含めて...。」
アデル「次元力...?」
アニエス「さっきも言ってたけど、それって何なの?」
レイス「『次元を破壊する力』さ...。」
バン「ああ!?」
トウマ「次元を破壊する力...?」
ねずみ男「いや、サラッと言っちゃってるけどよ...
それって激ヤバなんじゃねえのか!?」
レイス「その通リ。次元力は『次元の王』のみが使える
神々の力すら足元にも及ばない程の力だからね...。」
ナツメ「でも、さっきゼロライザーが使ってたのも、
その『次元力』何ですよね...?」
レイス「ああ...。だが、『次元の王』が表に出てきた我が主なら
ともかく、まだ次元の王候補(ディオケイター)である
ゼロライザーが本来、使えるはずが無いのだが...。」
リータ「えっ!?」
ラピス「お前、今何て言った...?」
鬼太郎「『次元の王』が表に出てきた...?」
アクア「本当なの?シン...。」
進之介「うん...。ゴクウブラックと戦った時にね...。」
六花「あちゃー...。」
ありす「言っちゃいましたね...。」
マナ「レイスさん!!何でしゃべっちゃうんですか!?」
レイス「良いじゃないか。遅かれ早かれ、いずれわかる事だ。
それに...あの時、我が主が使った力にせよ、
ゼロライザーが使った力にせよ、次元力本来の力からしたら、
ほんのごく一部に過ぎないのだからね。」
アキノリ「あれでほんのごく一部なのかよ!?」
アヤメ「恐ろしいわ...。」
アクア「そう...本当に恐ろしいのよ...。『次元力』...
そして、『次元の王』というのは...。
けど私...もう決めたから。これから先、何があっても
あなたを信じるって。だから大丈夫よ、シン!!」
進之介「ミリカ...ありがとう!!」
アクア「マナちゃん達にも変な気を使わせちゃったみたいね。
ごめんなさい。」
亜久里「いいえ、かまいませんわ!!」
マナ「でも、本当に良かった、アクアさん!!」
メリオダス「そういや、マナ...。さっきお前が使ってた力、
ありゃ『パトリシア』の力か?」
マナ「メリオダスさん、パトリシアさんを知ってるんですか?」
メリオダス「知ってるも何も、3000年前の俺の仲間だったからな!!」
マナ「えっ!?そうなんですか!」
マーリン「しかし、プリキュアであるお前が何故、『聖魔天使』の力を?」
マナ「話せば長くなるんですが...。」
エリザベス「パトリシア...聖魔天使...どこかで聞いたことが...。」
ホーク「エリザベスちゃん?」
メリオダス「エリザベス...(まさか、記憶が...。)」
マーリン「...まあ、いいだろう。この話は、おいおい聞くとしようか...。」
犬山まな「アクアさん!!エンマ大王とぬらりひょんさんが
艦の前方に来ています!!」
アクア「来たわね...繋いでちょうだい!!」
エンマ大王「よう!!ラスト・ウォーリアの防衛、ご苦労だったな!!
礼を言わせてもらうぜ!!」
アクア「いいえ、どういたしまして...それより、
あのラスト・ウォーリアとゼロライザー...そして、
鉄血龍(オル・ドラゴン)について教えてもらいたいのですが?」
と、冷めた眼差しでエンマ大王を見つめながら語るアクア。
エンマ大王「あはは...やっぱそういう顔になるわな...。」
ぬらりひょん「彼らについては、残念ながら我々も多くはわからない...。
鉄血龍(オル・ドラゴン)は15年前に一度、壊滅したが
最近になって復活し、世界征服を企てる組織。
そして、その鉄血龍(オル・ドラゴン)を倒す為に
結成されたのがラスト・ウォーリアである...
という所までしか把握していない。」
レイス「本当にそれだけかな?」
エンマ大王「どういう意味だ?」
レイス「これはあくまで私の想像だが...あのゼロライザーを
生み出すのに君達も一枚噛んでいるんじゃないのかな?」
ぬらりひょん「だとしたら、その想像は的外れだな。君達も知っての通リ
我々はレグルス帝国軍、そして、ラー・カインと戦う同志を
集めている。その過程でラスト・ウォーリアと
鉄血龍(オル・ドラゴン)の事を小耳に挟んだだけに過ぎない。」
レイス「...まあ、良いだろう。そういう事にしておこうか。これからは
我々と君達はその同志とやらになる事だしね...。
だがこれだけは覚えておきたまえ。天滅槍(ゼロライド)は
我が主がいただく!!」
ぬらりひょん「.........。」
アクア「ああ、それともう一つ...。もしゼロライザーが我々にとって
危険な存在と判断した場合は然るべき処置を
取らせていただきますので、あしからず...。」
エンマ大王「わかった...その辺はお前達に任せるぜ。それじゃ、
俺達の拠点に案内するからついてきてくれ。」
と、そう言い残すと、通信を終えた。
ナツメ「エンマ様...ぬらりひょんさん...。」
メリオダス「まあ、深く考えても仕方ねえさ。ミリカ、行こうぜ!!」
アクア「そうね...行きましょう!!アルテミス、発進!!」
と、アクアの号令と共に、アルテミスはレジスタンス軍の拠点がある
東京へと向かっていった。そして、翌日...。
~ 東京タワー周辺 ~
光「海ちゃん!風ちゃん!お待たせ!!」
海「遅いよ、光!!」
風「うふふ...それじゃ行きましょうか。」
と、赤い髪で三つ編みをした少女『獅堂光』、
水色のロングヘアーの少女『龍咲海』、
黄色の髪で眼鏡をかけた少女『鳳凰寺風』
の3人が、待ち合わせ場所へと集合し、
東京タワーへと向かおうとしていた。
海「あれからもう一年経つのね...。」
風「セフィーロの皆さんは元気にしているでしょうか...。」
光「大丈夫だよ!!クレフやフェリオ、そしてランティスもいるし...。
そう言われたら、何だか会いたくなっちゃったなあ...。」
海「でも、セフィーロが平和になった今、もう私達が
行く事はできないわ...。」
風「レグルス帝国軍なら行けるかもしれませんけど...。」
光「レグルス帝国軍...あの人達が来たせいで、
わたし達の世界は...。」
海「光...。」
町民女性「キャーーーーーーーッ!!」
レグルス兵①「女...レジスタンスだろう...。アジトは何処にある!?」
町民女性「違います!!私はレジスタンスではありません!!」
レグルス兵②「嘘をつけ!!調べはついているんだぞ...?
シラを切るつもりならまあいい...。
お前の体にじっくりと聞くとしよう...来い!!」
町民女性「いやーーっ!!誰か助けてーーっ!!」
海「レグルス兵!?」
風「ひ...ひどい!!」
光「何て事を...やめろーーーーーーーっ!!」
「バキーーーーーッ!!」
レグルス兵③「ぐわっ!?」
と、襲われている女性を助けようと、持っていた木刀で、
レグルス兵を追い払う光。
光「大丈夫ですか!?」
町民女性「あ...ありがとうございます!!」
レグルス兵①「小娘...キサマ!!」
レグルス兵②「天下のレグルス帝国軍に舐めた真似を...。」
レグルス兵③「覚悟はできているんだろうな...?」
と、光に銃を突きつけながらそう語る3人のレグルス兵。
海「光!!」
風「光さん!!」
光「何が天下のレグルス帝国軍だ...わたし達の世界から
出て行けーーーーーーーっ!!」
「バアーーーーーーーーーーッ!!」
と、そう叫びながら、レグルス兵に向かっていく光。
レグルス兵①「馬鹿が...死ね!!」
と、レグルス兵3人が光を攻撃しようとしたその時...。
?「燃え散れ...!!」
「ブオワーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
レグルス兵①「うわーーーーーーーっ!!」
レグルス兵②「ぐわーーーーーーーっ!!」
レグルス兵③「ひでぶーーーーーーっ!!」
海「えっ!?」
風「こ...これは...?」
光「青い...炎?」
と、突如、青い炎が出現し、レグルス兵3人を一瞬で燃え散らした。
?「.......。」
海「あの人...。」
風「どなたでしょうか...?」
光「あ...ありがとうございます。あの、あなたは...?」
?「ゴミ掃除のバイトだ。気にしなくていい...。」
と、レグルス兵3人を一瞬で燃え散らした『?』の少年は
そう言いながらその場から去っていった。
海「ゴミ掃除のバイト...?」
風「あの人...もしかして、レジスタンスの方かも知れませんね...。」
光「炎か...わたしもまた『魔法騎士(マジックナイト)』になれたら、
レジスタンスに参加して、レグルスと戦うのに...。」
風「光さん...。」
海「私も同じ気持ちよ。でも...。」
「ドオーーーーーーーーーーーーーーーン!!!」
風「キャーーーーッ!!」
海「な...何!?今の爆発は!!」
光「あっちの方からだ...。海ちゃん、風ちゃん、
行ってみよう!!」
と、光、海、風の3人は、爆発が起きた方角へと向かっていった。
~ アルテミスブリッジ ~
犬山まな「東京タワー周辺で爆発が発生!!映像、出ます!!」
マナ「あれは!?」
キング「魔神族だ!!」
なぎさ「何でこんな所に...?」
ほのか「それに...誰か追われているみたいだけど...。」
マーリン「あれは...魔導士か?」
さくら「大変...助けなくちゃ!!」
アクア「そうですね。でも、みんな出て行ったら艦の守りが
手薄になりますから...。マナちゃん、人選して
出撃してくれる?」
マナ「えっ?あたしがですか?」
ねこ娘「確かに...トランプ共和国での戦いでも、
うまくみんなをまとめてたし、リーダーに
適任かも知れないわね!!」
マナ「そしたら...シンやメリオダスさん達はアルテミスに
残ってもらって、他のみんなはあたしと一緒に
出撃してください!!」
鬼太郎「わかった!!」
さくら「はい!!」
ナツメ「よーし、行くわよ!!」
ディアンヌ「僕達、待機なの...?」
バン「相手は魔神族だぜ...?」
ラピス「心配すんなって!!魔神族はいっぺん
ぶちのめした事があるからよ!!」
メリオダス「だからって油断するなよ、3人娘!!」
アンズ「はい!!」
リータ「行ってきます!!」
マーリン「団長殿...まるで、あの少女達の保護者の様だな。」
メリオダス「そうか?そういうマーリンさんこそ、随分と
さくらに肩入れしている様に見えますが?」
マーリン「フッ...さくら、気を付けて行け。」
さくら「はい!!マーリンさ...。」
「キーーーーーン...。」
光・海・風「はあ...はあ...はあ...。」
謎の魔導士「私はまだ...やられるわけにはいかない...。」
と、さくらの脳裏に光・海・風が走っている様子と、
白装束を着た白髪で背が低い魔導士の様な男性が
ボロボロになっている様子が映し出されていた。
さくら「えっ?(何だろう...今の人達...?)
小狼「さくら...?」
ケロベロス「どないしたん...?」
さくら「な、何でもないよ!!それじゃマーリンさん、行ってきます!!」
マーリン「ああ...。」
エリザベス「マーリン様、どうかなさったのですか?」
マーリン「いや、何でもない...。(さくら...何かを感じ取ったのか?)」
進之介「マナ、みんな、気を付けてね!!」
マナ「うん!!」
真琴「アルテミスをお願いね、シン!!」
亜久里「シン様!!わたくしの活躍をしっかりと見ていてくださいね!!」
レジーナ「わたしの活躍もよ、シン!!」
アニエス「わ...わたしの事も見ててね!!」
真琴・亜久里・レジーナ「えっ?」
と、一斉にアニエスの方へと向く真琴・亜久里・レジーナの3人。
進之介「アニエスちゃん...だっけ?気を付けてね!!」
アニエス「...はい!!」
と、進之介の言葉に感激しながら返事をするアニエス。
ねこ娘「良かったわね、アニエス!!」
六花「フフッ...ライバルが増えたわね、マナ。」
マナ「あはは...それじゃみんな、行くよ!!プリキュア!ラブリンク!!」
「ピカーーーーーーン!!」
と、進之介やメリオダス達『七つの大罪』のメンバーを除く
全てのメンバーがアルテミスから出撃していった。
ぬらりひょん「大王様...彼らは来ているでしょうか...?」
エンマ大王「ああ、多分な...。」
進之介「ほえっ?」
アクア「エンマ大王...彼らとはいったい...?」
エンマ大王「それは...次回のお楽しみだ!!」
~ 東京タワー周辺のとある場所 ~
?①「フフン、ここっスか...今メリオダス達がいる世界は...。」
?②「どうやらその様だな...あの妙な船の中から気配を感じる。」
?③「しかし、まさかセフィーロの魔導士までこの世界に来ていたとはね。」
?①「セフィーロ?ああ、この前あっしらが襲撃した世界っスか...。
確かその際にとある魔導士が世界ごと時の狭間に
封印したらしいっスけど...」
?②「そのおかげで、セフィーロにはもう干渉できなくなってるんだったな。」
?③「大したものだよ。あの男、『導師クレフ』は...。
だがあの様子では、魔神族のエサになるのも時間の問題か。」
?①「まあ、そんなの事はどうでもいいっスよ。さっさとメリオダス達を
やっちゃいましょうか、ドロール君?」
ドロール「そう慌てるなグロキシニア...どうやらあの中には
次元の王候補(ディオケイター)・ラグナ、そして、
例のエスカノールという者もいる様だ...。
少々、厄介かもしれんぞ。」
グロキシニア「ふうん...まあ、その辺はちゃんと考えてるんでしょ?
バリオス君?」
バリオス「ああ。ギガデウス様の復活も近い...。その前に
次元の王候補(ディオケイター)はできるだけ排除せねばならない。」
と、『十戒』である初代妖精王『安息のグロキシニア』
巨人族の始祖『忍耐のドロール』
そして、『ギガデウス一派』のバリオスが
東京タワー周辺へと魔神族を送り込み、姿を現していた。
ドロール「ギガデウスか...まさか今度は我々の同志になろうとはな...。」
グロキシニア「そんだけ、事態は深刻って事っスよ。
『次元の王』の復活だけは何としても阻止しなければ
ならないっスからね...。でないと、3000年前の
繰り返しになっちゃうっスよ。」
バリオス「では...始めるとしようか!!」
と、東京タワー周辺は、今、まさに戦火の渦に巻き込まれようとしていた。
戦場へと駆け出して行った光・海・風の3人と
『セフィーロ』と呼ばれる異世界から第5世界へと逃れてきたクレフの運命は...。
又、『十戒』のグロキシニアとドロール、
『ギガデウス一派』のバリオスの目的とは...。
そして、鉄血龍(オル・ドラゴン)の次なる一手とは...。
更に激しさを増す第5世界での戦いにグラン・ゲインズは
どう立ち向かっていくのであろうか!?
第27話 ~ 疑惑と謎 ~ ( 完 )
第27話です。