次元大戦   作:ポコ太

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ファーストシーズン最終話です。


最終話 ~ 創造される新たな歴史(ものがたり) ~

~ ??? ~

 

ゼルドリス「...グラン・ゲインズが勝ったようだな。」

 

モンスピート「やれやれ...一時はどうなる事かと思ったけどね。」

 

デリエリ「ケツから言って、ヤバかった。」

 

フラウドリン「しかし、次元の王候補(ディオケイター)・ラグナめ...

 

       更に力をつけたな。」

 

グレイロード「ああ...もう人間の領域など遥かに超えているぞ。」

 

メラスキュラ「でも、これからどうするわけ?世界はこんな有様だし、

 

       これじゃ、魔神王様やギガデウスを

 

       復活させるどころじゃないんじゃないの?」

 

バリオス「それは言えてるかもね。いかがいたしますか?ヴォルクルス様...。」

 

ヴォルクルス「....一旦、我々はこの次元から手を引く。」

 

?①「何じゃと?」

 

?②「ヴォルクルス殿...よもや、人間如きに怖気づいたのではないでしょうな?」

 

?①「そうじゃ!!まだ『メリオダス坊ちゃん』にも会えとらんというのに!!」

 

ヴォルクルス「ここで朽ち果てたいのであれば好きにするがいい...

 

       お前達が私の命令に従う義務はないのだからな。」

 

ゼルドリス「『キューザック』それに『チャンドラー』!!

 

      ヴォルクルスの言う通リだ。

 

      事態は最早、我々魔神族だけでは

 

      どうにもならん状況となりつつある...。

 

      先の『バイキンショッカー』との戦い...

 

      そして、今回のジャックハルトの一件...

 

      次元の王候補(ディオケイター)・ラグナや

 

      メリオダス達グラン・ゲインズがいなければ、

 

      とうにこの次元は滅んでいた。

 

      奴らはもう、単なる『烏合の衆』ではないぞ。

 

      人間を見下してあぐらをかく時代はもう終わったのだ。

 

      これからは俺達も、もっと力をつける必要がある!!」

 

キューザック「ゼ...ゼルドリス様...何とご立派になられた事か!!

 

       このキューザック...感極まっております!!」

 

チャンドラー「フン...何じゃい!!仮にも、坊ちゃんと『次期魔神王』の座を

 

       争おうかという者とは思えん腰の引けたセリフじゃのう!!」

 

ゼルドリス「................。」

 

ルウェス(回想)「キャハハハハハ!!何心にもない事を言ってるのゼルドリスく~ん?

 

       君が誰よりもあのクソ爺の事を一番憎んでいる筈じゃない!!

 

       だってそうでしょ?君の大事な大事な恋人の『ゲルダ』ちゃんが

 

       死んじゃったのはあのクソ爺のせい何じゃないの?

 

       それにあのクソ爺ね...誰にも魔神王の座を

 

       譲るつもりなんてないよ。」

 

と、ゼルドリスは『次期魔神王』の言葉を聞くと、

 

以前、ルウェスに告げられた事が脳裏をよぎり、一瞬無口となった。

 

ゼルドリス「.....(次期魔神王....か。)」

 

エスタロッサ「おいおい...どうしたゼルよ?黙り込んじまって。

 

       魔神王になる気がねえんなら、俺が代わりになってやろうか?

 

       ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!」

 

キューザック「ゼルドリス様に向かって失敬だぞ、エスタロッサ!!

 

       お前は黙っておれ!!」

 

チャンドラー「.....(この男...相変わらず得体が知れん。

 

       確かに坊ちゃんやゼルドリスと兄弟ではあるんじゃが...

 

       何じゃこの違和感は?)」

 

バリオス「まあ、それは良いとして...魔神族組の意見はどうなんだい?

 

     私は無論、ヴォルクルス様にお供するよ。

 

     (それに...今の私ではもう、桑田進之介には歯が立たないだろう。

 

     だが、私もこのまま終わるつもりは毛頭ない。

 

     必ずまた力をつけて君を超えてやるぞ...)」

 

デリエリ「ケツから言って、この次元を離れてどこへ行くんだよ?」

 

モンスピート「まさかとは思うけど、『多元宇宙』に行くと

 

       言うんじゃないんだろうね?」

 

メラスキュラ「じょ...冗談じゃないわよ!!あんなヤバイ所に行くなんて、

 

       私はゴメンだわ!!」

 

フラウドリン「そもそも行くどころか我々程度の力では

 

       多元宇宙に到達することすらできんだろう...。」

 

ヴォルクルス「確かに始めはそう考えた。だがフラウドリンが言った通リ、

 

      『我々の力だけ』では多元宇宙に到達すらできないのと、

 

      『デルザリオ』という多元宇宙の中でも強大な組織の一つが

 

       現在、行動が活発になっているという点を考慮して断念した。

 

       その代わり...新たな協力者が我々にギガデウス様復活の機会を

 

       授けてくれることとなった。」

 

グレイロード「新たな協力者?」

 

バリオス「ほう....どちら様ですかな?そんな変わり者は...。」

 

ヴォルクルス「...入ってくれ。」

 

「シュン!!」

 

?「これはこれは...お久しぶりですね、『十戒』のみなさん。

 

  あの『モクモク野郎さん達』との戦い以来ですか?」

 

フラウドリン「なっ!!!!!!!!!?」

 

ゼルドリス「お...お前は!!!!!!!?」[newpage]

 

ゼロス「はい、私です。『全平行次元を統べし王』...

 

   『次元覇王キョウガ・クスル・グランバニア』様の

 

    家臣にして、『全平行次元一、謎多き神官』...ゼロスです!!」

 

と、そこへ『次元覇王キョウガ・クスル・グランバニア』の家臣にして、

 

自称『全平行次元一、謎多き神官』ゼロスが姿を現した。

 

メラスキュラ「な...何でアンタがここにいるわけ!!!!!!!!?」

 

モンスピート「君...自分達の『歴史』とやらに帰ったんじゃなかったのかな?」

 

キューザック「それに『全平行次元を統べし王』だと...?」

 

チャンドラー「フン!!何者かは知らんが生意気な!!」

 

「シューーーーーーーーン...。」

 

チャンドラー(力解放)「我々を偉大なる『最上位魔神』と知っての発言か

 

          あああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

キューザック(力解放)「我らの力を思い知らせてやろう...行くぞ『おしゃぶりの』!!」

 

「バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

 

と、激高したチャンドラーとキューザックは、

 

それぞれ力を解放してゼロスに襲い掛かったが...[newpage]

 

ゼロス「はあ...そう言われましてもですねえ...ホイ!!」

 

「シュパッ!!」

 

チャンドラー・キューザック(力解放)「...は?」

 

「ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

 

ゼロス「こうしちゃえば何もできないでしょう?エイ 」

 

「ポッ!!」「バアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

と、ゼロスはチャンドラーとキューザックの首を一瞬で掻っ切ると、

 

ニコニコと笑いながら掻っ切った首を手に取り、

 

そう語り掛けた後、魔力で軽く消滅させた。

 

そして、首を失った2人の体は大量の血を吹き出しながら倒れた。

 

フラウドリン・グレイロード「な...何いいいいいいいいいいい!!!!!!?」

 

メラスキュラ「あ...あ...あ...。」

 

モンスピート「こ...これは...。」

 

デリエリ「ケ...ケツから言って...ヤバイ...。」

 

バリオス「な...何者だ?この男は...。」

 

ヴォルクルス「愚か者め...ゼロス殿、我が同志が失礼をした。」

 

ゼロス「いえいえ!!こちらこそ手癖が悪くて申し訳ありません。

 

    では本題ですが...単刀直入に言いますと、あなた方を

 

   『我々の歴史の全平行次元』にご招待しようかと思いまして。」

 

ゼルドリス「何だと....?」

 

フラウドリン「お...お前達の歴史の『全平行次元』だと!?」

 

ヴォルクルス「そこでなら我々は何、不自由なく力をつけ...

 

       ギガデウス様も3000年前とは比べ物にならない程のお姿で

 

       復活できると見込んでゼロス殿の提案を受ける事にしたのだ。」

 

バリオス「ほう?それは素晴らしいではないか!!

 

     十戒の諸君...これは願ってもない申し出だと私も思うが?」

 

モンスピート「まあ...確かにそうだけどね。」

 

フラウドリン「だが...何、不自由がないという保証はあるのか?

 

       それに...その歴史にも

 

       バイキンショッカーやデルザリオとやらのような

 

       巨大組織が存在しているのではないのか?」

 

メラスキュラ「確かにあの男は化け物だったけど、

 

       もしそうなら、そこだって危ないじゃないのよ!!」

 

グレイロード「いくら『全平行次元を統べし王』と自称していてもな...。」

 

ゼロス「ああ、それなら心配いりませんよ。言ったでしょう?

 

    覇王様は『全平行次元を統べし王』だと。これは自称ではなく

 

    本当に『我々の歴史の全平行次元』は覇王様が牛耳っておられますので 」

 

メラスキュラ「なっ!!!!!!!!!?」

 

フラウドリン・グレイロード「な...何いいいいいいいいいいい!!!!!!?」

 

ゼルドリス「そ...そうなの...か?」

 

と、十戒達はゼロスから、キョウガが自分達の歴史の全平行次元を牛耳っており、

 

本当に『全平行次元を統べし王』だと聞かされて、驚愕と戦慄の表情を見せた。[newpage]

 

ヴォルクルス「これで納得したか?皆も知っての通リ、

 

       キョウガ殿はその歴史の『次元の王』を見事に倒し...

 

      『次元覇王』となった後に、その歴史の『全平行次元』を

 

       制圧して統べられている。

 

       我々の悲願を成し遂げる為にもぜひ助力を賜りたい。どうだ?」

 

メラスキュラ「そ...それは悪い話じゃないけど...。」

 

モンスピート「だけど、見返りは何だい?」

 

フラウドリン「それに...我々に手を貸して、

 

       あなた方にどんなメリットがあるというのかな?」

 

ゼロス「見返りなどいりませんよ。覇王様いわく

 

   『あのクソガキをケチョンケチョンにできるぐらいに

 

    力つけりゃあそれで構わねえぜ!!』だそうです。」

 

デリエリ「ケツから言って、なんだそれ...。」

 

エスタロッサ「ハッ!!面白くなってきたじゃないの。行こうぜゼル!!」

 

ゼルドリス「...わかった。神官ゼロス、あなたの提案を飲もう。

 

      これから厄介になる。」

 

ゼロス「さすがは魔神王様のご子息にして

 

    魔神王代行...賢明なご判断ですね。では!!」

 

「パチン!!」

 

「シューーーーーーーーーン...。」

 

キューザック「...は?」

 

チャンドラー「...ひ?」

 

と、ゼロスがそう言いながら指を鳴らすと、

 

キューザックとチャンドラーが

 

何事もなかったかのようにきれいに復活した。[newpage]

 

フラウドリン・グレイロード「な...何いいいいいいいいいいい!!!!!!?」

 

メラスキュラ「...もう、どうなってんのよ...。」

 

ゼルドリス「キューザック、チャンドラー...大丈夫か?」

 

キューザック「ゼ...ゼルドリス様ああああああああああああ!!!!!!」

 

チャンドラー「こ...ここにはいないが...坊っちゃああああああん!!!!!!」

 

ゼロス「良かったですえお二人共。満場一致で私共の提案を

 

    受け入れてもらえた、まあご褒美ですよ。ですが、

 

    次に変な真似をしたら...わかっていますね?あしからず!!!!」

 

「ジロッ...。」

 

キューザック「は...はい...。」

 

チャンドラー「わ...わかりました...。」

 

と、ゼロスは笑顔でそう語った最後に、残忍な鋭い目つきをして

 

キューザックとチャンドラーにくぎを刺した。

 

ゼルドリス「ではこれより、魔神王の名の下に

 

     『次元覇王の歴史の全平行次元』へと向かい...

 

      ギガデウスの復活と我等魔神族の強化へと乗り出す!!

 

      (メリオダス...俺はもっと強くなり、必ずお前を超えて見せる!!

 

      その日まで敗北する事は決して許さんぞ...!!)」

 

魔神族一同「はっ!!」

 

ヴォルクルス「では行くぞ...ゼロス殿、よろしく頼む。

 

       (次元の王候補(ディオケイター)・ラグナ...

 

       そして、グラン・ゲインズよ。

 

       しばらくの間、この次元はお前達に預ける。

 

       我らの強化とギガデウス様復活のメドが立てば、

 

       必ず、この次元をいただきに来るぞ。

 

       それまで精々、守り切る事だな。)」

 

ゼロス「かしこまりました。では参りますよ~!!」[newpage]

 

ゼルドリス「その前に神官ゼロス...一つ聞いていいか?」

 

ゼロス「何でしょうか?」

 

ゼルドリス「あなた達の歴史の全平行次元にも

 

      あの『闇黒神キングダーク』のような存在はいるのか?」

 

ゼロス「あの『モクモク野郎さんそのもの』は

 

    始めから存在してませんでしたけど、

 

    同じくらいの力を持つ存在はチラホラいましたよ。

 

    まあ、み~んな覇王様が消しちゃいましたけど 」

 

フラウドリン・グレイロード「な...何いいいいいいいいいいい!!!!!!?」

 

メラスキュラ「ちょ...ちょっと待って!!

 

       あの男...確かに相当な化け物だとは思ってたけど、

 

       そこまでの力があったの!?」

 

モンスピート「成程...どうりであのキングダークの姿を見ても

 

       平然としていた訳か。」

 

デリエリ「ケツから言って、平然とするどころか喧嘩売っていたからな。」

 

バリオス「もしや、その覇王様も桑田進之介と同じ

 

     あの『次元特異点』の力を持っていると...?」

 

ゼロス「それは...秘密です 

 

   (フフフ...面白くなってきましたね。

 

   さて、桑田進之介さん...覇王様をがっかりさせないように

 

   これからも頑張ってくださいね。

 

   まあ、その前に『存在が消えない事』を祈りますけど。

 

   それともう一人の私、神官レイス...

 

   貴方の今後も楽しみにしていますよ。)」

 

「シューーーーーーーーーーーーーン...。」

 

と、ヴォルクルスや十戒達はゼロスの力でその場から虚空へと消え、

 

『キョウガの歴史の全平行次元』へと旅立っていった。そして...[newpage]

 

~ 第5世界 ~

 

悟空「いちちちちち...。」

 

メリオダス「みんな...生きてるか?」

 

なぎさ「は...はい...!!!!!!」

 

零「何とかな...。」

 

龍斗「ふう...死ぬかと思ったぜ。」

 

コナン「ラン...大丈夫か?」

 

サトシ「セレナも...。」

 

ラン「う...うん!!!!!」

 

セレナ「コナンやサトシ...みんなも無事でよかったわ!!」

 

ソニック「まあ...ホントに吹っ飛ばされるかと思ったけどな。」

 

ディード「直撃してすぐに他の宇宙や次元に飛んでいったから、

 

     思ったより被害を受けなかったみたいだな。」

 

レジーナ「でも...シンは...?」

 

亜久里「シン様...。」

 

真琴「まさか...ジャックハルトと一緒に消えたんじゃないわよね!?」

 

アニエス「そんなこと...ある訳ない!!」

 

ねこ娘「そうよ!!だって彼は...。」

 

鬼太郎「次元の王になる男だからね!!」

 

ミリカ「...シン...。」

 

マナ「....シーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!」

 

と、マナが上空に向けて大声でそう叫んだその時...[newpage]

 

「シューーーーーーーーーン...。」

 

シン・ラグナ「..............。」

 

光「シン!!!!!!!!!」

 

マサト「進之介君!!!!!!!!!!」

 

バン「あの野郎...生きてたか!!!!!!!!」

 

ベジータ「フッ...当然だ!!」

 

メンバー一同「シーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!」

 

と、シン・ラグナが登場するとメンバー達は

 

一斉に駆け寄り、歓喜の輪を作った。

 

大神官「大したものですね。」

 

ウイス「はい。さすがは全王様もお認めになった方です。」

 

ビルス「まあ...それにしちゃあ、随分と手こずったようだけどね。」

 

エンマ大王「ヘッ!!それじゃお前は奴をどうにかできたってのかよ!?」

 

ビルス「....フン!!と...当然だ...あんなもの、僕ならすぐに破壊出来たぞ。」

 

アルト「おいおい...目が泳いでるぞ破壊神ビルス...なあバイエルン。」

 

バイエルン「フッ...しかし、彼は見事だったな。神官レイスよ...

 

      君の感想は...おや?」

 

レイス「....さすがだ!!我が主。」

 

シン・ラグナ「レイス...。」

 

レイス「君...いや、あなた様の活躍でこの次元は救われた。

 

    改めて...あなた様に忠誠を誓いましょう。

 

    未来永劫に渡ってこの次元に君臨し...

 

    我らを導いてくださる次元の王よ!!!!!!」

 

マナ「そうだよ!!!!!!!!!!!!」

 

鬼太郎「君にはもう...その資格がある!!」

 

さくら「私も...そう思います!!」

 

メリオダス「俺もお前が王となる気なら、どこまでもついていくぜ!!」[newpage]

 

シン・ラグナ「....そうはならないよ。」

 

美香「...えっ!?」

 

マサト「進之介君...。」

 

レイス「何故だい?せっかく最強の『次元特異点の力』を手に入れたというのに...

 

    最早、他の武器を集めずとも君はその力を得たというだけで

 

    十分に次元の王となる資格があるんだよ?」

 

バイエルン「神官レイスの言う通リだ、桑田進之介...

 

     『多元宇宙の力』をも打ち破った君は

 

      もう、ギガデウス一派でさえも敵ではないだろう。」

 

アルト「目の前にぶら下がっている王の座を

 

    ムザムザと捨てるつもりなのか?」

 

シン・ラグナ「...今の...ズタズタになってしまった

 

       この世界で僕に王様になれというの?

 

       それにこの世界が救われたのは、

 

       マナ...ミリカ...メリオダス...悟空さんを

 

       始めとしたこの次元のみんな...

 

       それに、この次元の人達じゃない

 

       龍斗...ディード...コナン君...安...沙淡...ちひろ...

 

       そして士さん達、別の平行次元のみんなの力が

 

       あったからなんだ!!」

 

コナン「シン兄ちゃん...。」

 

ディード「お前....。」

 

龍斗「な...何かそう言われると照れるじゃねえか!!」

 

安「そ...そうですよ、もう~!!」

 

ミリカ「...フフッ!!あなたらしいわねシン。」

 

士「ならばどうする?桑田進之介。」

 

シン・ラグナ「僕の答えは決まってるよ。この次元を...新たに創造させてもらう!!」

 

マーリン「フッ...そうか。」

 

ウイス「ですが...新たに創造するという事は...

 

    この次元はこれまでの物とは

 

    様子が変わってくるかもしれませんね。」

 

大神官「ええ。ですが、このままにしておくよりは遥かにいいですよ。」

 

ビルス「別にいいんじゃないの?おいしい物さえちゃんとあればね。」

 

ひかる「もう!!ウサギさんったら...。」

 

メリオダス「まっ!!そうなったらそうなったで新たな旅を始めればいいさ!!」

 

悟空「へへっ!!そうだな!!」

 

なぎさ「シン....。」

 

光「お願い!!」

 

ナツメ「やってちょうだい!!」

 

シン・ラグナ「わかった!!それじゃあ...(行くよ...次元の王!!)」

 

シン・ザ・バーネット(声)「(フッ...それがお前の選択なら構わんが、

 

             もう2度と...王にはなれんかもしれんぞ?)」

 

シン・ラグナ「....(なれるさ!!グラン・ゲインズのみんな...

 

       それに、この次元が存在する限りはね!!)」

 

シン・ザ・バーネット(声)「(フッ...仲間との絆...そして次元の存在か...

 

            お前はもう...我が生涯をかけても

 

            手にできなかったものを手にしたようだな。

 

            良かろう...やってみるがいい。

 

            楽しみにしているぞ!!再びお前に会えるのを。

 

            もう一人の...我よ。)」

 

「シューーーーーーーーーーーーーーン...。」

 

「パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

と、思考の中でシン・ザ・バーネットとの会話を終えたシン・ラグナは

 

残された『次元特異点の力』を全開放して、体が黄金に輝き始めると、

 

『次元大戦の世界』全てが眩い光に包まれて

 

一旦、無に帰した後、再構築されていく。[newpage]

 

ミリカ「次元が...創造されていく!!」

 

マナ「...きれい...。」

 

鬼太郎「これが次元の王の...いや、シンの...。」

 

さくら「世界を照らす光...命の生み出す輝き...」

 

メリオダス「さてさてさーて...こっからまたスタートだな。」

 

バン「ああ。どんな世界になってんのか楽しみだな♪」

 

悟空「オラ達...まだまだ強くなれっぞ!!!!!!!!」

 

ベジータ「当たり前だ!!サイヤ人の戦いや可能性に...終わりなどあるか!!!!」

 

ガルダ「良い事言うな、ベジータさん。」

 

ゴウガ「負けねえぜ龍斗!!」

 

龍斗「おうよ!!どっちが先に次元最強になるか勝負だぜ!!」

 

コナン「はは...例え世界が変わっても、

 

    龍斗兄ちゃん達は変わらないよね 

 

    なあルカリオ!!」

 

ルカリオ『ああ!!』

 

サトシ「そうだな でも...俺達ももっと強くならなきゃな!!なあピカチュウ!!」

 

ピカチュウ『うん』

 

ラン「これからも一緒に頑張ろうね、私のピカチュウ!!」

 

ピカチュウ(ラン)『はい、ママ!!』

 

士「また新しい旅が始められそうだな。」

 

海東「フフッ...士...またそれを言うかい?

 

   僕等の旅に終わりはないさ。命ある限りね!!」

 

「バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

そして...眩い光が消えていき、世界の再構築が終わると...[newpage]

 

~ ブリタニア・リオネス王国 ~

 

ハウザー「あれ?」

 

ギルサンダー「俺達...生きてるのか?」

 

マーガレット「ああ...ギル!!!!」

 

ギルサンダー「マーガレット!!」

 

グリアモール「ベロニカ様!!」

 

ベロニカ「グリアモール!!」

 

エレイン「きっと、バン達が...グラン・ゲインズの皆さんが...。」

 

ジェリコ「勝ったんだな...さすがだぜあいつ等!!

 

     けどよ...ここはブリタニアか?いつの間に戻ってきたんだよ?」

 

ギーラ「アルトさんとバイエルンさんの力で、リオネス王国は

 

    別世界に転移していたはずですが...。」

 

ウェンデイ「あの...すみません、グラン・ゲインズのみなさんを

 

      知ってるんですか?」

 

グレイ「それに今、バンって言ったか?そいつはひょっとして、

 

    七つの大罪のバンか?」

 

ハウザー「そうだが...そう言うお前等こそ、見た事ねえツラだけどよ...

 

     七つの大罪を知ってんのか?」

 

エルザ「知ってるも何も私達はつい最近、

 

    その者達と共に戦ったばかりなのでな。」

 

ルーシィ「良かった~...私達、生きてるんだねハッピー~!!」

 

ハッピー「あい~!!」

 

バルトラ「失礼だが...お主達は何者かね?」

 

ナツ「俺達は...フェアリーテイルの魔導士だ!!!!!!!!!」

 

マーガレット「フェアリー...テイル?」

 

と、ナツ達が自己紹介をしたその時...

 

?「あの~...悪いんだけど、ここがどこか教えてもらえないか?」

 

グレイ「何...っておい!?何だあ!?」

 

ルーシィ「ス...スライムが...しゃべったあああああああああああああ!?」

 

ハッピー「あいーーーーーーーーーっ!!!!!!!?」

 

ナツ「?誰だお前?」

 

リムル「俺の名前は『リムル・テンペスト』!!

 

   『ジュラ・テンペスト連邦国』の盟主だ!!」

 

と、ナツ達の前に突如現れたスライムは

 

『ジュラ・テンペスト連邦国』の『リムル・テンペスト』と名乗った。

 

どうやら突然、ブリタニアに国ごと転移してきた(させられた)ようである。[newpage]

 

 

~ D.B次元 ~

 

クリリン「良かった~...悟空達勝ったんだな。」

 

悟飯「さすが父さん達ですね!!」

 

トランクス(少年)「さっすがパパ!!」

 

ピッコロ「あれだけの面子がいて負けたのでは、話にならんだろう。」

 

Dボウイ「お前達...何故こんな所に!?」

 

ブルマ「あなた達は確か...。」

 

天津飯「Dボウイ!!それにスペースナイツの連中か!!」

 

アキ「お久しぶりです皆さん!!」

 

ノアル「どうやらお互い、どうにか生きてるみたいだな!!」

 

クリリン「ああ!!でもよ、こんな所にも何も...ここは俺達の世界なんだけどな。」

 

シンヤ「兄さん...どうやら、さっきの光の影響みたいだね。

 

    僕等の宇宙とこの者達の宇宙が融合してしまったようだ。」

 

Dボウイ「何だと!?一体、誰の仕業だ?まさか...ケンゴが!?」

 

シンヤ「いくらなんでもそこまでの力はないさ。

 

    あの次元の王とやらが関係してるんじゃないか?」

 

?「あの....その話、詳しく聞かせてもらえませんか?」

 

ピッコロ「何?」

 

クリリン「お...女の子!?」

 

悟飯「その姿...プリキュアではないですよね?」

 

アキ「テッカマンとも違うわね...。」

 

Dボウイ「誰だ?君は...。」

 

響「私の名前は『立花響』...S.O.N.G.所属の『シンフォギア装者』です!!」

 

と、悟飯達の前に.S.O.N.G.所属の『立花響』と名乗る少女が

 

『シンフォギア装者』の姿で登場したのだった。

 

どうやら突然、組織ごとD.B次元に転移してきた(させられた)ようである。[newpage]

 

~ 大貝町 ~

 

百田「ア...アニキ...俺達...生きてるんすね!!」

 

二階堂「あ...ああ!!マナ達が勝ったんだな!!!!」

 

あゆみ「あなた...。」

 

健太郎「よく頑張ったなマナ...ありがとう...グラン・ゲインズの皆さん、

 

    そして、進之介君...。」

 

セバスチャン「ジコチュートリオの皆様もご苦労様でした。」

 

ベール「危うく、1万年どころか永遠の眠りにつくところだったけどな。」

 

マーモ「まったくだわ。でもこれで、この前の借りは少しは返せたわね。」

 

イーラ「まあ、プリキュアやレジーナ様達は

 

    こんな程度の状況では済まなかっただろうけどな。

 

   (キュアダイヤモンド...またお前に会える日を待っている。)」

 

?「ふわあ~!!良かったですねみなさん...元気になって!!生きてるって感じです!!」

 

?「ワン!!」

 

?「そうラビ!!」

 

二階堂「ん...?」

 

マーモ「な...何よアンタ!?」

 

セバスチャン「プリキュア...ですかな?」

 

キュアグレース「はい!!あたしは『キュアグレース』!!

 

        この子は『ラテ』!!そして『ラビリン』です!!」

 

ラテ「ワン!!」

 

ラビリン「よろしくラビ!!」

 

と、そこへ『キュアグレース』と名乗る

 

つい最近誕生したプリキュアが登場し、自己紹介をしたのだった。

 

どうやら、第3世界防衛の為に誰かに連れてこられたようである。[newpage]

 

~ 友枝町 ~

 

桃矢「大丈夫か?ユエ」

 

ユエ「ああ...どうやら終わったみたいだな。」

 

?「はい!!全部元通リになって、ウルトラハッピーです!!」

 

?「また...きれいな花が咲いて良かったです!!」

 

ユニ「...?」

 

桃矢「...お前等...プリキュアなのか?」

 

キュアハッピー「はい!!わたしは『キュアハッピー』!!」

 

キュアブロッサム「わたしは『キュアブロッサム』です!!」

 

と、気が付いた桃矢とユエの前に

 

『スマイルプリキュア』の『キュアハッピー』と

 

『ハートキャッチプリキュア』の『キュアブロッサム』が登場した。

 

どうやらキュアグレースと同様、誰かに第3世界防衛の為に

 

連れてこられたようである。[newpage]

 

~ ゲゲゲの森 ~

 

カワウソ「良かったなー、みんな元通リ!!」

 

たんころりん「これでこの森が全滅したの2度目だな...。」

 

油すまし「鬼太郎が居なくても、この森は立派に守って見せるぞ!!

 

     と、大口いったけど情けないな...。」

 

?「いや、鬼太郎はそうは思わないだろう。」

 

?「少なくとも俺が知る鬼太郎さんはな。」

 

?「せやから、そう気を落とさんといて!!」

 

?「その通リです。」

 

山小蔵「え?」

 

提灯お化け「き...君達は?」

 

石動零「俺の名は『石動零』、この世界の鬼太郎とは面識はないが、

 

    奴の事は良く知っている。」

 

ナダ「ワイの名は『ナダ』や!!よろしゅう頼むわ!!」

 

尊「俺は希望ヶ花市の名家庭瀬家の当主...『庭瀬 尊』だ!!」

 

紗雪「『高社紗雪』と申します。」

 

と、ゲゲゲの森に『武士道は花と共に』の主人公『庭瀬 尊』と

 

その仲間たちが現れた。実はこのキャラクター達、アクア達次元管理局と

 

同盟関係にある『数多の次元をまたにかける大企業連合の若女社長』により、

 

第3世界防衛の為に派遣されたメンバー達であり、

 

後にグラン・ゲインズへとその若女社長の仲間と共に

 

彼女に率いられて加入する事となる。そして...[newpage]

 

~ 第5世界 ~

 

「シューーーーーーーーーーーン...。」

 

ラピス「.....んにゃ?」

 

アンズ「あれっ?」

 

リータ「わ...私達...確か...。」

 

さくら「ラ...ラピスちゃん!!!!!!!!!!!」

 

ねこ娘「アンズ!!リータ!!」

 

真琴「良かった...生き返ったのね....!!!!!!!!」

 

アクア「ラピス...アンズ...リータああああああああああ!!!!!!」

 

ラピス「ひ...姫姉...さま...。」

 

ラピス・アンズ・リータ「姫姉さまあああああああああ!!!!!!」

 

「ガバッ!!」

 

と、ジャックハルトに殺されていたラピス・アンズ・リータの3人も蘇り、

 

アクアと感動の再開を果たした。[newpage]

 

レジーナ「よがっだあああああああああああああ!!!!!!」

 

アニエス「うん...うん!!!!!!!!」

 

シャナ「それに...アラストール...。」

 

アラストール「うむ....」

 

ほのか「だ...第5世界も...。」

 

悠二「元に...戻った!!!!!!!!」

 

平家「終わりましたね...全てが。」

 

トウマ「じゃあ...この戦いは...。」

 

鬼太郎「僕達の....。」

 

マナ「あたし達の...!!!!!!!!!!」

 

アクア「しょ....しょ...勝....ううう....ううう.....。」

 

と、これまでの思いが一気に溢れ出て、感極まっているアクアは

 

中々、勝利宣言を言えずにいる。

 

ディード「アクア!!」

 

メリオダス「ミリカ!!」

 

士「女隊長!!」

 

シン・ラグナ「.....頑張れ!!ミリカ!!」

 

アクア「...勝利...ですねえええええええええええええええええ!!!!!!!」

 

メンバー一同「やったああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

 

と、アクアは号泣しながら懸命に勝利宣言を行うと、

 

グラン・ゲインズのメンバー一同は喜びを爆発させた。[newpage]

 

なぎさ「ほ...ほのか...あたし達...ついにやったんだね...うう....。」

 

ほのか「そうよ...なぎさ...う...う....。」

 

ひかり「お...お二人が...そうなってしまったら...私も....う...」

 

なぎさ・ほのか・ひかり「うわあああああああああああああん!!!!!!!」

 

ナツメ「なぎささん...」

 

アヤメ「ほのかさん、ひかりちゃん...。」

 

アキノリ「な...何か、こっちまで泣きそうじゃねえかよ!!」

 

トウマ「今までの思いが一気に出てきたんだよ。」

 

ケースケ「ジバニャンもお疲れ様!!」

 

ジバニャン「本当に疲れたニャン。」

 

光「海ちゃん...風ちゃん...これでもう一つのセフィーロのみんなや

 

  エメロード姫も少しは喜んでくれるかな...?」

 

海「ええ!!」

 

風「はい...そう願いたいです!!」

 

零「フッ...。」

 

刻「何だよ大神!!急に笑いやがって、気持ち悪いな。」

 

遊騎「ええやん別に。」

 

マサト「進之介君...ありがとう!!!」

 

シン・ラグナ「別に...礼を言われる事じゃ...うっ!?」

 

「シューーーーーーーーーーン...。」

 

進之介「くっ!?ううう...うわあああああああああああああああ!!!?」

 

「バリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

龍斗「お...おい、どうしたんだよ!!!!!!!?」

 

コナン「シン兄ちゃん!!!!!!!」

 

ディード「進之介!!!!!!!!!!」

 

と、進之介は突如、変身が強制解除されて元の姿に戻ると、

 

体からドス黒いスパークが放たれた。そして...[newpage]

 

「シュウウウウウウウウウウ.......。」

 

進之介「う...うう....。」

 

バン「なっ!!!!!!?」

 

ベジータ「ど...どうなってやがる!?」

 

ひめ「か...体が...。」

 

ねこ娘「消えていってるわ!!!!!!!?」

 

と、スパークを放出し終えた後、倒れた進之介は

 

何と、体が徐々に消滅しかかっていた。

 

鬼太郎「シン!!!!!!」

 

亜久里「シン様ああああああああああああ!!!!?」

 

アクア「な...何で...どうして!!!!?」

 

ウイス「『次元特異点の力』...まさかここまで負担が大きかったとは!!」

 

大神官「ええ...あれは『次元大戦の世界の歴史そのもの』と言っていい力...

 

    まだ、真の次元の王となっていない彼には

 

    やはり耐えきれなかったようですね...。」

 

真琴「そ....そんな!!!!!!」

 

六花「このままじゃ....シンが!!!!!」

 

レジーナ「い...嫌だよ...ふええええええええええええええええん!!!!!!」

 

アルト「やはりこうなったか...世話の焼ける奴だ。」

 

バイエルン「仕方あるまい...ここで使いたくはなかったが。」

 

「スッ...。」「ピカアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!」

 

電子音「KING DARK!!」

 

「バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

と、バイエルンはそう言いながら懐から『キングダーク・ウォッチ』をとりだすと、

 

進之介が光に包まれて、体の消滅が収まっていき、元の状態へと戻った。[newpage]

 

「シューーーーーーーーーーーン...。」

 

進之介「う...うう...。」「ガクッ...。」

 

マナ「シーーーーーーーーーーーン!!」

 

マーリン「どうやら...消滅が収まったようだな。」

 

さくら「良かった...。」

 

ケロベロス「世界を救った英雄にこんな消え方されたら、目覚め悪いで!!」

 

海東「君...もしかしてそのウォッチは...。」

 

士「キングダークの力か...?」

 

アルト「ご名答さ。」

 

バイエルン「もう力の大半を使って、残りカス程度の力しかなかったが...

 

      ひとまずはうまくいったようだな。」

 

レイス「だが...まだ安心するのは早いようだね。」

 

「スッ...。」

 

と、レイスはそう言いながら進之介の体に手を当てる。

 

アクア「....どういう事?」

 

アルト「ウォッチの力でひとまず抑えられてはいるが...

 

    まだ失敗作の中には『次元特異点の力』が

 

    種火程度には残っているようだな。」

 

バイエルン「その種火がまた一気に燃え上がれば、

 

      今度こそ...桑田進之介は消滅する。

 

      それを回避するためには...

 

      この種火を完全に封印するしか方法がないだろう。」

 

ゴウガ「おいおい!!そりゃねえだろ!!!!!!」

 

サトシ「何てこった...。」

 

ガルダ「大神官様...何とかできないのか?」

 

大神官「無理です。先程も言いましたが、

 

   『次元特異点の力』は『次元大戦の世界の歴史そのもの』と

 

    言っていい力...我々どころか、例え超ドラゴンボールを

 

    もってしてもどうにもならないでしょう。」

 

安「そ...そんな...。」

 

ちひろ「では...私達にできる事は何もないんですか...?」

 

ラピス「シンに....全部助けてもらったのに...あたし達から...

 

    してあげられることは何もないなんてよ...。」

 

ラン「そんな...そんな事って...。」

 

ハグタン「はぐ~...。」

 

ジン「...............。」

 

セイラ「やりきれないわね...。」

 

マナ「どうして...どうしてよぉ....。」

 

アクア「何で...シンばかりがこんな目に合わなければならないのよ...ううう...。」

 

レイス「だがバイエルン君...方法が全くないわけではないのだろう?」

 

バイエルン「ああ。奴がまた力を貸してくれるかはわからんが...

 

      行ってみるしかなかろう。」

 

士「...キングダークの所へ行くのか?」

 

マーリン「そう言えばお前達は、バイキンショッカーの一応の傘下だったな。」

 

アルト「フン!!そうは言ってもほとんど信用されてはないが、

 

    その失敗作を救うにはそれしか方法がないな。

 

    それに、そのせいか僕等はジェネシスにも信用されてないしな。」

 

海東「確かにね...キングダークとしても今、彼に消えてもらっては

 

   余興を楽しめないだろうから、行ってみる価値はあると思うよ。」

 

メリオダス「...頼めるか?アルト、バイエルン...!!」

 

鬼太郎「僕達には彼が必要なんだ!!!!!!!」

 

マナ「お願いします!!」

 

アクア「シンを...助けてください!!!!!!!」

 

と、メンバー達は一斉にアルトとバイエルンにそう懇願した。

 

アルト「わかったわかった!!!!!うるさい奴らだ。」

 

バイエルン「彼に消えてもらっては困るのは我々も同じだ。

 

      この件は我々が責任をもって預かろう。行くぞアルト!!」

 

アルト「了解!!」

 

「シュンシュン!!」

 

と、バイエルンとアルトはそう言いながら、その場から消えて

 

バイキンショッカー要塞『イーヴィルフォート』へと向かった。[newpage]

 

ぬらりひょん「みんな...悲しい気持ちはわかるが...。」

 

エンマ大王「俺達は...前に進まなきゃならない!!!

 

      進之介の思いを無駄にしない為にもな!!」

 

ナツメ「エンマ様...。」

 

泪「ああ、エンマやぬらりの言う通リだ!!」

 

ソニック「俺達はこの次元の危機を乗り越えて、

 

     こうして生きてるんだ!!胸を張ろうぜ!!」

 

士「女隊長...前にも言ったが、お前がしっかりしてなくてどうする?

 

  進之介の事はあの2人に任せて俺達は一旦戻り、

 

  今後の方針を決めるべきだと思うがな。」

 

メリオダス「士の言う通リだぜミリカ...俺達の旅はまだ続くんだ!!」

 

ディード「行こうぜアクア!!俺からも一つ提案があるしな。」

 

ベジータ「提案だと?」

 

バン「何だそりゃ?」

 

ディード「それは戻ってから話すぜ。さあ...!!!!!」

 

アクア「...わかりました。ではラスト・ウォーリア基地へ帰還し

 

    今後の方針を立てましょう!!」

 

メンバー一同「了解!!」

 

と、グラン・ゲインズのメンバーはそう言いながら、

 

ラスト・ウォーリア基地へと帰還し、今後の方針を立てる事となった。そして....[newpage]

 

~ 翌日 バイキンショッカー要塞『イーヴィルフォート』~

 

ばいきんまん「キングダーク。あのガキ共が勝ったみたいだな?」

 

キングダーク『当然だ。あの様な塵屑共如きに負けている様では話にならぬ』

 

ケイオス「キングダーク様がお認めになったと言うあの少年ですか…。

 

     バカなスーパーヒーロー共とそんなに変わりなさそうに見えますけど…」

 

サクリファイス「キングダーク様はあの少年をそれ程お気に召されたのですか?」

 

キングダーク『あの小僧には『正義も悪も超越する』と言う確固たる信念を感じた。

 

       確かに甘い部分もあるが…正義正義とほざき、人間中心の秩序を

 

       築く事しか頭にない愚かな者共に比べれば余程面白みがある…。

 

       我はあの小僧が『最強の次元の王』となり、

 

       我と並び立てる存在となれるか…

 

       或いは『無を超える存在』となれるかどうか興味があるのだ…』

 

フュー「へ~…面白いね彼。キングダーク様がそこまで興味を持つなんて…

 

    それに...多元宇宙の力に匹敵する『次元特異点の力』か...

 

    彼を使ったら面白い実験が出来そうだな~…。

 

    キングダーク様、試して見てもいい?」

 

キングダーク『まあ待てフューよ…。確かにお前には面白い実験になるかも知れぬが

 

       あの小僧はまだ熟しきっておらぬ…。どうせなら熟し切ってから

 

       行った方がより面白い実験になるのではないか?』

 

フュー「う~ん…そうだね。確かにあなたの言う通リ、

 

    どうせなら熟し切ってからの方が面白い実験が

 

    出来るかも知れないね。じゃあ、今は我慢するかぁ~。

 

    まあ、今回の『聖なる最終戦争(ラー・アルマゲドン)』を利用して

 

    色々面白い実験も出来たし、まあ満足かな♪」

 

ばいきんまん「ま~た変な実験したのかお前…」

 

フュー「な~にばいきんまん様。僕は好きなだけ面白い実験を

 

    させて貰えるって言うからこの組織に参加したんだよ?

 

    僕が何をしたって自由なんでしょ?」

 

ばいきんまん「まあ、そりゃそうだが…」

 

キングダーク『フューよ…。お前は好きなだけ楽しい実験をすればよい…。

 

       我はその実験がより楽しく素晴らしい実験になる様に

 

       それに相応しい場を提供するだけの事だ…』

 

フュー「ありがと♪キングダーク様」

 

エッグマン「やれやれ調子の良い事じゃわい…」

 

ばいきんまん「キングダーク、一つ聞くぜ。もしラグナのガキ共が負けたら

 

       あの次元をどうするつもりだったんだよ?」[newpage]

 

キングダーク『そうなった場合はあの次元には用はない…。

 

       あのジャックハルトと言う塵屑を始末して

 

       次元の王の力を回収したまでの事…』

 

ばいきんまん「はひ?そうなのかよ。」

 

キングダーク『冗談だ。フフッ...だが桑田進之介以外の者が次元の王になっても

 

       我にとっては不快にしかならぬがな。それに...』

 

ばいきんまん「それに?何だよキングダーク...もったいぶってよ。」

 

キングダーク『いや、何でもない...気にするな。

 

      (しかし、あの『小虫』め...ギガデウス一派を利用して

 

      何を企んでいるのだ...?奴にとっても桑田進之介は

 

      興味のある存在のはずだが...つくづく我の癪に

 

      障る事をしてくれる...気に入らん男よ...。)』

 

ばいきんまん「ふうん...まあいいぜ。しかし、ラグナのガキの周りに

 

       集まった他の平行次元の連中は何なんだ?

 

       あの例の『サイヤ人』のガキ共は知ってるがよ、

 

      『B.D.S』だの『勇者探偵隊』だの…

 

       訳の分からねぇ連中まで出て来やがって…」

 

クッパ「これもあのバイエルンやアルトの仕業なのか?」

 

キングダーク『喜ばしい事ではないか…。桑田進之介の家臣が

 

       増えたとでも見ておけば良い…』

 

ガイ「その『勇者探偵隊』なる者達がいる次元には

 

  『ダークネス帝国』とか言う組織もおるようですな…

 

   あ奴等の次元への侵攻はどうされますかの?」

 

キングダーク『そんな事はどうでも良い。我の今の一番の興味は

 

       桑田進之介を最強の次元の王とし、

 

       我と並び立てる存在とする事…他は後回しで構わぬ…』

 

フュー「最強の次元の王の誕生かぁ…。それはそれで面白い実験になりそうだ♪

 

    まあ、僕の今の一番の興味はそのサイヤ人達の方かな?」

 

ばいきんまん「それにしてもラー・カインの奴も最後は無様だったな。

 

       あれだけ他人を虫けら扱いしときながら自分は部下だと思ってた

 

       ジャックハルトの駒でしかなかったとはよ…。

 

       一番の虫けらは他でもないあいつ自身だったって事か…

 

       哀れなもんなのだ。ハッヒッフッヘッホ~♪

 

       しかし、俺様はあのジャックハルトを

 

       割と気に入ってたんだけどな。

 

       本来なら仲間を平気で消す奴なんざムカつくだけだが、

 

       あそこまでのドゲス野郎だと逆に面白い奴だったぜ。」

 

キングダーク『所詮はその程度の塵屑だったと言う事よ。

 

       愚か者に相応しく...そして醜い末路であったわ…クハハハハ…』

 

ラー・カインがジャックハルトの駒でしかなく、自身が一番の虫ケラだったと

 

嘲笑いながらキングダーク達は談笑していた。

 

ばいきんまん「後、キングダーク...そのラグナのガキの事だが...

 

       その『次元特異点の力』とかいう奴の代償で

 

       消えちまうかも知れねえみたいじゃねえか。

 

       今はお前のウォッチの力で抑えてるみたいだが...

 

       助けてやらねえのかよ?」

 

キングダーク『我が助けるのは簡単だ。だが...』

 

ブル・ドーザ「失礼いたします!!キングダーク様...

 

       次元の監視者(ダイダロス・アイ)のアルトとバイエルンが

 

       やってまいりましたが...いかがなさいますか?

 

       追い払うのであれば、お任せを!!!!!!!」

 

ばいきんまん「噂をすりゃ、何とやらだぜ。どうするよキングダーク?」

 

キングダーク『無論、ここへ通せ。我からもあ奴らに話がある。』

 

ばいきんまん「まあ、そうだろうな。おい新入り!!

 

       さっさとあいつ等をここへ連れてこい。

 

       それとな...お前みたいな2流のカスが

 

       あの2人を追い払える訳がねえだろうが!!」

 

ブル・ドーザ「は...はい!!かしこまりましたのであります!!!!!では!!」

 

と、ブル・ドーザはビビりながらもアルトとバイエルンを出迎えに行った。[newpage]

 

キングダーク『さてと...お前達、少し席を外せ。これだけの面子が一緒では、

 

       あの2人もさぞや話しにくいだろうからな。』

 

ケイオス「は...はい。」

 

サクリファイス「かしこまりました。では後程...。」

 

フュー「それじゃ僕は実験の続きでもしようかな♪じゃ~ね!!」

 

と、そう言いながらフューたちはその場を後にした。

 

ばいきんまん「さてと...そんじゃ俺様は

 

      『アスタロト』のとこにでも行ってくるか!!」

 

クッパ「『ナイツオブダークネス』にか?」

 

ガイ「どうしたんじゃバイちゃん...急に?」

 

ばいきんまん「あいつに『多元宇宙』の事を話しておこうと思ってな。」

 

エッグマン「ああ、この間のデルザリオとの戦いの件だな。」

 

ばいきんまん「もしあいつ等が俺達みたいに『多元宇宙』から

 

       宣戦布告でもされたら、ひとたまりもねえだろうからな。

 

      『アスタロト』と俺様の仲だしよ。

 

       どうせお前もその2人に多元宇宙の事を話すつもりなんだろ?」

 

キングダーク『うむ...ジャックハルトが『ダークマター』を使った以上、

 

       あの次元も最早、多元宇宙とは無関係ではいられんだろうからな。』

 

ばいきんまん「そりゃそうだな...そんじゃ俺様は行ってくるぜ。ばいばいき~ん!!」

 

クッパ「それじゃ、ワシ達も行くか!!」

 

ガイ「そうじゃな。」

 

エッグマン「ではキングダーク様...失礼します。」

 

と、続いてばいきんまん達もその場から撤収していった。[newpage]

 

キングダーク『さて...これで遠慮はいらんぞ。入ってくるが良い!!』

 

「シュンシュン!!」

 

アルト「邪魔するぞ。」

 

バイエルン「ご無沙汰してます、キングダーク様...

 

      ますますのご健勝で何よりです。」

 

キングダーク『気を使わずともよい...桑田進之介の事であれば

 

       我はいつでも相談に乗ろうではないか。

 

       早速、話してみるがいい。』

 

バイエルン「では...ん?」

 

?「キングダーク様、シンちゃんがどうかしたの!?

 

  おい...そこのクソ共!!シンちゃんに何があったんだよ!?

 

  さっさと話しやがれコラァ!!!!!!!」

 

アルト「何...?!!!!!!き...貴様は!!!!!!!!!?」

 

バイエルン「これはこれは...貴女もお久しぶりですな...『姫様』。」

 

と、アルトとバイエルンは突如現れた人物に驚きの声を上げた後、

 

キングダークに進之介に関するこれまでの経緯を話し始めたのであった。そして...[newpage]

 

~ 翌日 ラスト・ウォーリア基地 ~

 

進之介「...う...こ...ここは...?」

 

マナ「シン!!!!!!!!!!!」

 

メリオダス「気が付いたか!!!!!!!!!!!」

 

さくら「良かった.....!!!!!!!!!!!」

 

ラピス「この野郎!!!!!!心配させやがって...う...うええええええええええん!!!!!!」

 

と、倒れて丸一日たった進之介が気が付くと、メンバー達が安堵の表情を見せた。

 

コナン「シン兄ちゃん!!!!!!!!!!」

 

龍斗「やっと起きたかよ!!!!!!!」

 

安「良かったです!!!!!!」

 

ディード「ヤバかったみたいだけど...とりあえずよかったな!!」

 

アクア「ううう....シーーーーーーーーーン!!!!!!!!」

 

「バッ!!!!!!!!」

 

進之介「ほえええええええええええええええええ!!!!!!!」

 

さくら「ほえええええええええええええええええ!!!!!!!!」

 

ケロベロス「こらまた大胆やな~!!!!!!!」

 

小狼「........(ポッ!!)(顔が真っ赤になる)」

 

エリザベス「フフッ!!!でも...。」

 

犬山まな「良かったですね...アクアさん!!!!!!!」

 

悟空「へへっ...!!!!!!!」

 

メリオダス「イッシッシッ!!!!!!」

 

レイス「ミリカ君...良いところですまないが、

 

    皆に大事な話があるんじゃないのかな?」

 

アクア「う...うるさいわね!!!!!!!!あなたに言われなくても

 

    わかってるわよ、もう!!!!!!   」

 

真琴「相変わらずアイツは全然、空気読まないわね 」

 

ねこ娘「そうね 」

 

セレナ「サイテーだわ 」

 

ちひろ「良く言えば、お仕事熱心なんでしょうけど、ちょっと... 」

 

マナ「あはは... 」

 

進之介「ミリカ...また後でゆっくりと話せばいいよ。

 

    それよりも大事なことがあるんでしょ?」

 

アクア「う...うん...それじゃ...入ってきてちょうだい!!!!!」

 

「ザッザッザッザッ....。」

 

ナツメ「............。」

 

トウマ「..............。」

 

アキノリ「..............。」

 

ケースケ「...............。」

 

アヤメ「...............。」

 

零「...............。」

 

刻「...............。」

 

遊騎「..............。」

 

泪「..............。」

 

平家「.............。」

 

と、アクアがそう言うと、医務室の中にナツメ達妖怪探偵団と

 

コードブレイカーのメンバーが登場した。[newpage]

 

鬼太郎「ナツメ....。」

 

光「コードブレイカーのみんなもどうしたの?」

 

アクア「みんな...残念なお知らせだけど、ナツメちゃん達妖怪探偵団と

 

    コードブレイカーのみんなは、今日をもってグラン・ゲインズを

 

    脱退する事となりました。」

 

アニエス「...え?」

 

バン「おいおい...どういうこったよそれ?」

 

ぬらりひょん「理由は我々から話そう。」

 

エンマ大王「勝手ばかり言ってすまないけどな。」

 

と、そこへぬらりひょんとエンマ大王が姿を見せた。

 

シャナ「エンマ大王...ぬらりひょん。」

 

メリオダス「一体どうしたんだよ、急に。」

 

ぬらりひょん「みんなの活躍で、第5世界をレグルス帝国軍から取り戻し、

 

       この世界は新たな時代の幕が開けた。

 

       それで、旧連邦政府の幹部と協議した結果...

 

       これまでの体制を一新して、新たにこの世界の中核となる

 

       組織を設立する事となった。」

 

トランクス「新たな組織...。」

 

マイ「そうなんですか...もしかしたら、その新しい組織のトップに...。」

 

エンマ大王「ああ!!この俺...エンマ大王が初代議長に就任する事になったんだ。」

 

砂かけ婆「そ...そりゃ、凄いのう!!!!!!!!」

 

目玉おやじ「妖魔界のトップがそのまま人間界のトップになるのか...

 

      まさに新たな時代の訪れに相応しかろう!!」

 

ねこ娘「私達の世界じゃ、まだまだ考えられないけどね。」

 

ぬらりひょん「そして、妖怪探偵団とコードブレイカーには、

 

       新たな組織で我々のサポートをしてもらおうと考えてな。

 

       彼らに打診したところ、さすがに迷ったようだが、

 

       快諾をもらったという訳だ。」

 

ナツメ「みなさん...わがまま言ってすみません。

 

    この世界を救ってもらったのに、何の恩返しもできないまま

 

    抜けることになりますが...今までお世話になりました。」

 

零「確かにナツメの言う通リだ。だが...この世界を守る連中も

 

  必要だろうと考えた結果だ。しかし俺達はお前達と過ごした日々...

 

  そして、共に戦った経験を生涯忘れる事は無いだろう。

 

  さよならだ、グラン・ゲインズのみんな。」

 

マナ「気にする事なんてないよ!!!」

 

進之介「こちらこそありがとう!!僕がいなくなってた間、

 

    君達が頑張ってくれてたのはみんなわかってるからね!!

 

    だから今度は、君達が君達の為に戦う番だよ!!」

 

トウマ「進之介さん...。」

 

刻「そう言ってもらうと助かるぜ!!」

 

泪「今まで世話になったな!!」

 

アキノリ「みんなのこれからの戦い...無事を祈ってるぜ!!」

 

平家「あなた方の進む道に、栄光あれ!!」[newpage]

 

「シューーーーーーーーーン...。」

 

沖原「失礼します。」

 

マサト「失礼します。」

 

美香「失礼します!!」

 

と、そこへマサト達も室内へと入ってきた。

 

リータ「マサトさん...美香さん」

 

アンズ「ひょっとして、お二人とも...。」

 

美香「うん。私達もこの世界に残るわ。」

 

マサト「考えたけど...俺は木羅マサキとしてこの世界に

 

    多くの災いをもたらせてきた。

 

    だから、それを償う意味でもこの世界の新たな未来を

 

    築いていこうと思ったんだ。」

 

ラピス「そっか...寂しくなるな。」

 

マーリン「確かに、この世界にはゼロライザーの力も必要だろうからな。」

 

沖原「その件ですが...マサト。」

 

マサト「はい。進之介君...これを!!」

 

「スッ...!!!!!!!」

 

天滅槍(ゼロライド)「..............。」

 

と、マサトは進之介の前に、解放前の天滅槍(ゼロライド)を差し出した。[newpage]

 

ララ「オヨぉ!?」

 

アデル「あ...あれは!?」

 

キング「天滅槍(ゼロライド)...!?」

 

進之介「マサト君...美香ちゃん...これって...。」

 

マサト「...王様になってよ!!俺達にはもう必要がないものだからね。」

 

美香「あなたの戦いを見て確信したの。

 

   次元の王になれるのは、あなただけだって!!」

 

沖原「どうか受け取ってほしい。これは我々...いや、

 

   第5世界に生きる全ての人々の総意と考えてもらって構わない。」

 

レイス「ほう?この世界に来た当初は我が主に

 

    それを渡すのはかなり否定的だったが...

 

    君達も異論はないのかい?」

 

ぬらりひょん「異論など...あろうはずがない!!!」

 

エンマ大王「俺達としても、進之介に次元の王になってもらわねえと

 

      いざって時に守ってもらえねえからな!!

 

      頼んだぜ進之介...この次元の未来をお前に託す!!!!!!!」

 

進之介「ありがとう!!エンマ大王、そしてマサト君!!」

 

マサト「フフッ...最後に、君のような人に会えて光栄だったよ。」

 

美香「これからも...私達なんかより遥かに大変だと思うけど、

 

   あなた達なら大丈夫!!」

 

沖原「グラン・ゲインズの皆さん...これまでありがとうございました!!!!」

 

マーリン「こちらこそだ、沖原殿。」

 

ディアンヌ「マサト!!美香を泣かせたら駄目だからね!!」

 

美香「も...もう、ディアンヌったら!!」

 

マサト「フフッ...了解。」[newpage]

 

アクア「それじゃ挨拶はこれくらいにして...今後の方針を説明するわね。

 

    私達グラン・ゲインズは次に、『クロスフロンティア』へと向かいます!!

 

メリオダス「クロスフロンティア?」

 

コナン「その世界って確か、ディード兄ちゃん達の世界だよね?」

 

悟空「それは良いんだけどよ、何しに行くんだ?」

 

ディード「主に戦力強化が目的だ。今回の戦いで俺達は

 

     破壊神レベルの敵を打ち破ったとはいえ、

 

     この次元の敵のレベルの高さを嫌というほど認識したからな。

 

     これからは破壊神レベルどころかあのラー・カイン以上の敵が

 

     ゴロゴロ出てくるだろうと思い、アクアに提案して承諾をもらった。

 

     もちろん、ここにいるメンバー全員、

 

     一から徹底的に鍛えなおす意味でもな!!」

 

龍斗「おもしれえじゃねえか!!」

 

ゴウガ「ああ!!俺達はもっと強くならなきゃいけねえ!!」

 

ガルダ「進之介ばかりに負担をかけさせない意味でもな。」

 

サトシ「いくらシンがズバぬけて強くても、俺達全員が強くならなきゃ

 

    絶対にこれからのバトルを乗り越えられないからな!!」

 

コナン「元々、俺達はそのつもりでこの世界に来たんだからね!!」

 

ラン「そうだよコナン!!一緒に強くなろう!!」

 

安「私達も望む所です!!」

 

ちひろ「はい!!行きましょう、クロスフロンティアへ!!」

 

ソニック「その意気だぜ、みんな!!」

 

アクア(このすば)「徹底的にしごいてあげるから、覚悟しなさい!!」

 

ディード「じゃあ決まりだな!!クロスフロンティアもこの次元に負けないくらい、

 

     戦士のレベルは高いからな、きっとみんなびっくりするぜ!!」

 

悟空「ヘヘッ...そりゃ楽しみだな!!!!!!!」

 

ベジータ「カカロット...抜け駆けは許さんからな!!」

 

トランクス「父さん...俺ももっと強くなります!!!!!!!!」

 

さくら「..............。」

 

ケロベロス「さくら....どないしたん?」

 

小狼「それは...ネメシスのカードか?」

 

と、さくらは以前、聖魔天使ネメシスから託された緑色のカードを眺めていた。[newpage]

 

マーリン「結局、そのカードは発動しないままだったか。」

 

ノヴァ「そうだね...一体何なんだろうそのカード...。」

 

クレフ「今でも何の魔力も感じないからな...。発動してない所を見ると、

 

    我々が感じ取れないわけではないようだが...。」

 

マナ「多分だけど...ネメシスさんの力が目覚めるには

 

   何かきっかけがいるんだと思う。」

 

マーリン「きっかけだと?」

 

海「どういう事?」

 

マナ「あたしがリバーシアになれたのは、トランプ共和国での戦いで

 

   一度、消えちゃってパトリシアさんに『転生』させてもらったからなの。

 

   ネメシスさんの力が同じような出来事で目覚めるのか

 

   どうかはわからないけど、ただ一つ言えるのは...『願う』ことかな。」

 

小狼「願い....か。」

 

ケロベロス「せやけど...何を願えばいいんや?

 

      力を目覚めさせてほしい....とかじゃないんやろ?」

 

ホーク「わかったぜ!!残飯食わせろ!!だろ?」

 

バン「そりゃ師匠だけだっつーの♪」

 

マーリン「それにケロベロス殿...さすがにそれは単純すぎだろう。

 

     私はバイキンショッカーとの戦いでさくらが『ツバサ』へと

 

     突然変異した中にそのヒントがあるとみているがな。」

 

さくら「うーん...あの時はマーリンさんが私を庇って、

 

    頭の中が真っ白になってたからよく覚えてないんです。

 

    でも...言われてみたら何かありそうな気がする。

 

    私...早くネメシスさんに力を貸してもらえるように

 

    頑張ってお願いしてみます!!」

 

小狼「さくら...。」

 

ケロベロス「よっしゃ!それでこそワイが見込んだ

 

      カードキャプターさくらや!!」

 

知世「さくらちゃん、わたくしにできる事がありましたら、

 

   何でもお手伝いしますね!!」

 

さくら「ありがとう、小狼君、ケロちゃん、知世ちゃん!!」

 

ランティス「小狼」

 

小狼「ランティスさん!!」

 

ランティス「クロスフロンティアについたらお前との約束...

 

      ようやく果たせそうだな。」

 

光「小狼君を弟子に取るって言った件ね!!」

 

ランティス「ああ。小狼...いま一度聞くぞ。

 

      お前には今、俺が持てる全てを

 

      叩きこんでやる!!ついてくる覚悟はあるか?」

 

小狼「はい!!もちろんです!!よろしくお願いします!!」

 

光「よかったね、小狼君!!」

 

ケロベロス「小僧...途中で根を上げるんやないで~。」

 

さくら「もう!!ケロちゃんったら!!」

 

レイス「ところでミリカ君、我が主はどうするんだい?

 

    はっきり言ってしまえば修行どころではないし、

 

    破壊剣(ラグナロク)もこの有様なんだがね...。」

 

破壊剣(ラグナロク)(石化)「..................。」

 

と、レイスはそう言いながら力を使い果たし、

 

石化してしまった破壊剣(ラグナロク)をメンバー達に見せた。[newpage]

 

真琴「ラ...破壊剣(ラグナロク)が...。」

 

ユニ「石になっちゃってるニャン..。」

 

メリオダス「それじゃ...シンは戦えねえって事か...。」

 

レイス「破壊されたわけでも契約者の資格を失ったわけでもなさそうだから

 

    とりあえずそれによって死ぬことは無さそうだが...。」

 

アクア「そうよね...流石にこれでは一緒に行けないわ。

 

    とりあえず...あの二人が戻るのを待つしかないわね。」

 

「シュンシュン!!」

 

アルト「呼んだか?」

 

バイエルン「遅くなって申し訳ない。」

 

と、アルトとバイエルンがそう言いながらメンバー達の所に戻ってきた。

 

メリオダス「アルト!!バイエルン!!」

 

悟空「戻ってきたみてえだな!!」

 

マナ「それで...シンは...シンは助かるんですか!?」

 

アルト「..............。」

 

バイエルン「..............。」

 

レジーナ「ちょっと!!何よその沈黙!?」

 

士「キングダークの力を貸してもらえなかったのか?」

 

アルト「いや...力は貸してはもらえるんだがな...。」

 

バイエルン「違った形で...だがね。」

 

コナン「違った形...?」

 

龍斗「おい、オッサン!!どういう事だよそれ?」

 

レイス「とりあえず説明してもらえるかな?」

 

バイエルン「いいだろう。」

 

アルト「実はな...。」[newpage]

 

~ バイキンショッカー要塞『イーヴィルフォート』( 回想 )~

 

アルト「と言う訳さ」

 

バイエルン「何とかしていただけませんか?キングダーク様」

 

キングダーク『ふむ…』

 

アルトとバイエルンは進之介の現在の状況を一通り説明し終えたところで...

 

アルト「それと…さっきから僕らを睨みつけている

 

    あいつはどうにかならないのか?」

 

キングダーク『ん…?』

 

ルウェス「う~…!」

 

と、キングダークの近くには以前、進之介によって倒され、

 

その後キングダークの手で蘇生されたルウェスもその場で話を聞いていた。

 

そして、アルトとバイエルンを恨めしそうに睨みつけている。

 

バイエルン「姫様...そう言う訳でキングダーク様にご相談に

 

      伺ったのでございますが...何かありますかな?」

 

ルウェス「気安く声をかけるんじゃねぇよ」

 

バイエルン「おや...これは冷たいご反応ですな。」

 

ルウェス「お前の本性はとっくにばいきんまん様から聞いてんだよ。

 

     このクソバイエルン!!よくも僕を騙しやがったな!!!!!!」

 

バイエルン「フフッ...その節は失礼致しましたな。」

 

アルト「ふん、流石に聞かされてない方が可笑しいか。

 

    しかし…前に見た時よりも比較にならない程の

 

    力をつけているじゃないか。

 

    どこかで修行でもしたのか?」

 

ルウェス「あれから『多元宇宙』に対抗出来るように死ぬほど修行したからね。

 

     今ならお前ら程度を木っ端微塵にする位訳ないよ。試してやろうか?」

 

キングダーク『ルウェスよ…。こ奴等に手を出してはならんと命じた筈だぞ』

 

ルウェス「で...でもキングダーク様!!こいつらは!!」

 

キングダーク『こ奴に踊らされたお前にも責任はあるのではないか?』

 

ルウェス「うぐ…」

 

キングダークの言葉にルウェスはバツが悪そうな顔をする。

 

アルト「そうだな。大体、僕等だってあの後デアボリスに

 

    消されかけたんだ。お相子だろ」

 

ルウェス「知るかよそんな事!!このクソアルト!!」

 

キングダーク『あの時の事ならば心配はいらん。

 

       あのキョウガと言う小虫が現れずともどちらにしろ

 

       我がデアボリスを止めていたからな』

 

バイエルン「どちらにしろ、我々はあなた方の傘下に入らなければ

 

      ならなくなった訳ですが」

 

キングダーク『一応の形だけなのだから問題なかろう?現にこうして

 

       ここへの出入りも許可しているのだからな』

 

アルト「それはそうだがな」

 

バイエルン「それよりもキングダーク様…桑田進之介の件ですが…」

 

キングダーク『我がどうにかしてやるのは簡単だ…。だが、それでは面白くない』

 

アルト「あのな…。面白い面白くないの問題じゃ…」

 

キングダーク『お前達としても我に頼り続けてプライドが傷つかんのか?』

 

アルト「うっ....」

 

キングダークに痛い所を突かれてアルトは顔を顰める。[newpage]

 

バイエルン「ですがキングダーク様…。今回ばかりは我々の力でも

 

      どうにもならないのですが…」

 

キングダーク『正直我は『グラン・ゲインズ』にはがっかりしていてな』

 

バイエルン「...と、申されますと?」

 

キングダーク『あの『ジャックハルト』が多元宇宙の力を手にして

 

       全く歯が立たんと言うならまだ分かる。

 

       だが…あれだけの面子がいながら殆どが『ラー・カイン』の

 

       五流人形如きに歯が立たず全滅させられかけられるとは…

 

       桑田進之介の仲間としては役不足もいい所ではないのか?』

 

アルト「確かにな。だが、ラー・カインは少なくとも

 

    前のコイツよりは確実に力は上だったぞ。

 

    ディード・ブラウ・ヴィゼレーや鳳凰ガルダは

 

    そんなラー・カイン相手に中々よくやった方だとは思うがな。」

 

ルウェス「あ?おい、クソアルト!!この僕がラー・カインのバァカより弱いだと!?

 

     テメエ...やっぱりここで潰す!!!!!!!」

 

キングダーク『ルウェス!!』

 

ルウェス「うっ!?ご...ごめんなさい...キングダーク様...。」

 

キングダーク『わかればよい。それに...お前の目的の駒として使うにしても

 

       あれでは心配でたまらぬであろう?バイエルン…』

 

バイエルン「フッ...駒ですか。まあ、否定はしませんがね。」

 

ルウェス「キングダーク様の言う通リだよ!!

 

     正直シンちゃんに頼りすぎてんじゃないの?あいつらは!!

 

     このままじゃ、いつかシンちゃんが潰れちゃうよ!!

 

     こうなったら...僕がシンちゃんをもらってやる!!!!!!!!」

 

アルト「おいおい...今度は失敗作にベタ惚れか?姫様...

 

    案外、お前も変わり者じゃないか。

 

    まあ...奴を慕ってる女は、ほとんどそうだがな。」

 

ルウェス「!!!!!!!!?ば...馬鹿言ってんじゃねえよクソアルト!!

 

     だ...だれがあんな超が付くほどのお人よしなんか!!

 

     なん...か...うう~~~.........!!!!!!!!!!!!(〃▽〃)ポッ」

 

と、アルトに進之介にベタ惚れしているのを指摘されたルウェスは

 

否定しながらも顔を真っ赤にした。

 

バイエルン「アルト...話を戻すぞ。」

 

アルト「了解。じゃあどうしろと言うんだ?言っておくが

 

    僕らは『ジェネシス』に信用されてないんだ。

 

    おいそれと『全神界』には行けないんだぞ。

 

    他にあんたに匹敵する存在がいない訳じゃないが

 

    相手にして貰えるかどうかすら…」

 

キングダーク『ふむ…この際だ。『奴』を巻き込むか』

 

アルト「何?」

 

キングダークはそう言うと手紙の様な物を作り出してバイエルンに渡した。[newpage]

 

バイエルン「キングダーク様...これは?」

 

キングダーク『紹介状だ。それを持って『多元宇宙』へと行き

 

      『あの男』にこの手紙を渡せ』

 

アルト「あの男…?」

 

キングダーク『『我をも超える力を持つあの男』だ。

 

       そこまで言えばお前達ならば分かるだろう?』

 

バイエルン「!!!!!!!!!!?まさか…『あの男』ですか?」

 

アルト「おいおい、正気かアンタは!?『あの男』を巻き込むだと?

 

    それに、多元宇宙に行けなんて簡単に言うがな...

 

    僕等の力であそこに行くなんて無理な事くらいわかるだろう!?

 

    あそこに行く為には…」

 

キングダーク『心配するなそれは我の力でどうにでもなる。

 

       お前達を多元宇宙に送り込むことなど訳はない。』

 

アルト「確かにそうだが…」

 

バイエルン「ですが…『あの男』を巻き込んでしまって大丈夫なのですか?

 

      下手をすれば、間違いなく全並行次元は消し飛びますが…」

 

キングダーク『奴に限ってその様な事はせんさ…

 

       例え滅ぼした所で元に戻すだろうしな。

 

      『あの男』と『その部下の小娘達』は何れ必要になるだろう。

 

       ギガデウスの事を考えればな…』

 

アルト「ギガデウスだと…?おいおい今更奴が復活した所で何になる?

 

    今の失敗作に奴が対抗出来ると思うか?」

 

バイエルン「キングダーク様はギガデウスが復活すれば

 

      何かが起こるとお考えなので?」

 

キングダーク『ああ。恐らくだが…あの『ジャックハルト』以上の事態が

 

       起きるのは間違いあるまい。その時の事を考えて置かねば

 

       例え、次元特異点の力を使いこなせるようになったとしても

 

       桑田進之介はギガデウスに敗北するかも知れん』

 

バイエルン「ギガデウスがそこまでの力を手にすると?」

 

アルト「考えすぎじゃないのか…?」[newpage]

 

キングダーク『...お前達には話しておくとしようか。先程、あの小虫...

 

     『キョウガ・クスル・グランバニア』の家臣である

 

     『神官ゼロス』が、ヴォルクルスと魔神族...

 

      そして『他のギガデウス一派』を

 

     『自分達の歴史の全平行次元』へと連れて行ったようだ。

 

      おそらくはギガデウスをより強化させて

 

      復活させるつもりなのかもしれん。」

 

アルト「何だと!!!!!!!?」

 

バイエルン「キョウガ・クスル・グランバニアが

 

      ギガデウス一派と手を結んだというのですか?」

 

キングダーク『手を結んだかどうかまではわからん。

 

       そこでギガデウス一派を強化して、

 

       桑田進之介を成長させる為の肥やしにでも

 

       するつもりかどうかは定かではないが...

 

       いずれにしても以前とは比べ物にならん程の

 

       力をつけるのは間違いなかろう。

 

       それこそ...3000年前の次元の王やデアボリス等、

 

       爪の垢にも及ばぬ程にな。

 

       それに…多元宇宙に行くのは桑田進之介にとっても

 

       これからの戦いに向けての良い経験になる筈だ。

 

       どうだ?バイエルンよ…』

 

バイエルン「…少々考えさせていただけますか?多元宇宙の…

 

      しかも『あの男』の所に行くとなると

 

      一応、グラン・ゲインズにも

 

      相談しなければならないと思いますので。」

 

ルウェス「何だよ...せっかくキングダーク様が協力するって

 

     言ってくれてるのにビビっちゃった訳?情けないな~!!」

 

アルト「何だと貴様!!!!!!?」

 

キングダーク『止めろルウェス。下らん挑発をするな』

 

バイエルン「アルトも抑えろ。」

 

ルウェス「チェッ!!」

 

アルト「チイッ!!」

 

バイエルン「取りあえず時間を頂けますかな?何か動きがあれば

 

      こちらから連絡いたしますが故。」

 

キングダーク『良かろう…。どちらにしろ何れは多元宇宙の力は

 

       この戦いには関わってくる。これは必要な事になると思うぞ?

 

       じっくりと考えてみるが良い。ハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!』[newpage]

 

~ 現在 ~

 

アルト「...という訳さ。」

 

バイエルン「さてと...どうするかね?桑田進之介。」

 

進之介「多元宇宙か....。」

 

アクア「無謀にもほどがあるわ!!今のシンをあんな危険な場所に

 

    送り出せるわけがないでしょう!?

 

    それこそ自殺行為だわ!!!!私は大反対です!!!!!」

 

マナ「あの...その多元宇宙ってどういう所なんですか?」

 

メリオダス「そんなにヤバイ所なのか?」

 

鬼太郎「でも、そこに行って『ある男』という人物に会えば、

 

    シンは助かるかもしれないんだよね?」

 

悟空「だったらよ...行けばいいんじゃねえのか?」

 

アクア「多元宇宙の事を何も知らないくせに、無責任な事を言わないで!!!!!」

 

ララ「オヨぉーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!?」

 

ねこ娘「ア...アクア...。」

 

シャナ「何でそんなに怒るのよ?」

 

アクア「......くっ!?」

 

レイス「やれやれ...またいつものヒステリーが始まったようだね。

 

    では私から説明しようか。多元宇宙というのは、

 

    現在我々がいるこの『次元大戦の世界』を始めとする

 

    全平行次元の外側にある、『無数の宇宙の集合体』の事さ。

 

    だが、その規模や質量は桁違いで、環境や存在する生命体のレベルは

 

    全平行次元とは比較対象にもならない程に高く、そして過酷な所なんだ。

 

    とてもじゃないが、通常の平行次元の人間が言ったところで戦うどころか

 

    まともに活動することすらままならない。

 

    まあ、これ以上のことを言えば流石の君達もショックが

 

    大きいだろうから説明はこのくらいにしておこうか。

 

    しかし、そんな場所に簡単に行けと言うなんて

 

    キングダークも何を考えているのやら...。」

 

めぐみ「全平行次元の外側にある、『無数の宇宙の集合体』...?」

 

ひかる「そんな宇宙があるの!?キラやば~☆!!!!!!!!!!!!」

 

龍斗「うーん...わかったような...わからねえような...。」

 

ゴウガ「とりあえず、とんでもなくヤベエ場所という事だけはわかったな。」

 

ガルダ「つまりは、あのジャックハルト...もしくはそれ以上のクラスの奴らが

 

    その多元宇宙という所にはゴロゴロいるという事だな。」

 

バイエルン「まあ、そういう事だが...。」

 

アルト「はっきり言えば、そのジャックハルトやあの時の失敗作でさえ、

 

    多元宇宙ではまだまだ2流のカスなんだぞ。

 

    ましてやその部類の奴にデコピンの風圧で木っ端微塵にされた

 

    お前等4流レベル程度の人間が容易く踏み込んで

 

    いい場所ではないという事だ。わかったか?馬鹿共!!」

 

安「あ...あれで2流のカス...ですか....? 」

 

ちひろ「そ...それを言われたらさすがにショックですね 」

 

サトシ「まあ...なんとなくわかったけどな... 」

 

セレナ「でも何かあの言い方、腹立つわね   」   

 

ひめ「相変わらずメッチャ失礼   」

 

コナン「まあ...あの人なりに俺達を心配してくれてるんだよ。多分 」

 

バイエルン「では桑田進之介よ...どうするかね?

 

      いずれにせよこの全平行次元にはキングダーク以外に

 

      君を助けられる者は、ほぼ皆無と言っていいだろう。

 

      確かに、リスクの方が大きすぎるが、

 

      提案を受け入れるしか選択肢はないと私は思うがね?」

 

進之介「....僕は....。」[newpage]

 

レイス「....バイエルン君、その提案を飲む前に

 

    我が主と行ってみたい所がある。返事はそれからでも良いかい?」

 

アルト「何?行ってみたい所だと?」

 

バイエルン「どこかね?まさか、アテがあるというのか?」

 

レイス「私の友人である『佐田京也』にこの事を相談してみたい。

 

    もしかしたら彼の眷属達なら、なんとかできるかもしれない。

 

    可能性は低いかもしれないが、多元宇宙に向かうリスクを考えたら、

 

    行ってみる価値はあると思う。

 

    それに...今の我が主には休息も必要だと思うからね。」

 

進之介「レイス...ありがとう!!それじゃ、行ってみようかな。」

 

アルト「『佐田京也』だと!?」

 

ディード「まさか...『ジャスティスナイト』のリーダーの名か!?」

 

バイエルン「ほう?そんな大物がまさか君の友人だったとはな。

 

      成程...確か彼の眷属にはあの『オールフェス』もいたな。

 

      良いだろう...行ってみるがいい。リスクを負わずに彼を救える

 

      可能性があるのならそれに賭けてみるのも悪くはない。」

 

レイス「礼を言おうバイエルン君...ミリカ君、いずれにせよ

 

    すぐに、ここを発つわけではないのだろう?」

 

アクア「え...ええ...出発は明後日の予定だから。

 

    本当はあなたなんかに頼みたくなんてないけど...

 

    シンをお願いね...!!!!!」

 

レイス「フッ...私としても君に頼まれるのは調子が狂うんだがね。

 

    良いだろう。我が主の事は私が責任をもって面倒を見ようじゃないか。

 

    ではバイエルン君...明後日には戻って来るから、

 

    キングダークにもそのように伝えてくれたまえ。」

 

バイエルン「了解した...成果を期待しておこう。」

 

アルト「確かその次元には『ナイツオブダークネス』もいたはずだ。

 

    気を付けていけ!!」

 

レイス「ああ...もし彼らが現れても佐田君達が相手をしてくれるだろう。

 

    その辺はあまり心配してないよ。」

 

進之介「ミリカ...マナ...みんな、行ってくるよ!!」

 

マナ「いってらっしゃい!!」

 

亜久里「お早いお帰りを!!」

 

アクア「待ってるからね...シン!!!!!!!!!」

 

レイス「では...いざ参ろうじゃないか、我が主!!」

 

「シューーーーーーーーン...。」

 

と、進之介とレイスはそう言い残してその場から姿を消し、

 

『ジャスティスナイト』がいる平行次元へと向かって行った。[newpage]

 

鬼太郎「シン...。」

 

メリオダス「治るといいけどな、あいつ。」

 

悟空「ああ。」

 

バイエルン「では我々も一旦失礼しよう。キングダークに

 

      この件を伝えなければならないのでね。」

 

アルト「また明後日に来てやるよ。じゃあな!!」

 

「シュンシュン!!」

 

と、続いてアルトとバイエルンもその場から姿を消した。

 

バン「あいつ等も行っちまったか。」

 

マーリン「ではアクア殿...一通り終わった所で、出発準備と行こうか。」

 

ナツメ「私達も手伝います!!ねえ、みんな!!」

 

トウマ「うん、もちろん!!」

 

零「グラン・ゲインズとしての最後の任務だな。」

 

刻「っし!!いっちょやってやるか!!」

 

マサト「俺達も手伝おう、美香!!」

 

美香「はい!!」

 

アクア「わかったわ!!総員、作業開始!!」

 

メンバー一同「了解!!」

 

と、メンバー達は次なる目的地『クロスフロンティア』に向けての

 

出発準備を始めたのであった。そして...

 

~ 明後日 ~

 

マナ「そっか...結局ダメだったんだね。」

 

進之介「うん...京也や眷属のみんなも

 

    頑張ってくれたんだけど、仕方ないよ。」

 

レイス「だが、我が主にとってもいい休養になったはずだ。

 

    佐田君や眷属達とも仲良くなれたようだしね。」

 

エスカノール(普通)「それは良かったですね。」

 

アクア「行くのね...多元宇宙へ。」

 

進之介「うん。ごめんねミリカ...心配ばかりかけて。

 

    必ず良くなって戻って来るから!!」

 

龍斗「ったりめえだ!!!!!」

 

ゴウガ「お前は俺等の目標なんだからよ!!!!!」

 

ガルダ「俺達はもっと強くなる!!だからお前も、多元宇宙の奴らに負けるなよ!!」

 

コナン「気を付けてね、シン兄ちゃん!!」

 

進之介「うん!!ありがとう!!ディード...みんなの事、よろしく頼むよ!!」

 

ディード「ああ!!任せておけ!!」

 

メリオダス「また会うときにはお前より強くなってるかもな!!」

 

悟空「楽しみだな!!ようやく本腰入れて修行できっからよ!!」

 

ベジータ「今度こそお前より先に行ってやるぞカカロット!!」

 

「シュンシュン!!」

 

アルト「挨拶は済んだか?失敗作。」

 

バイエルン「キングダークが待っている。

 

      早く君に会いたがっているようだから行くぞ。」

 

レイス「では、諸君...しばしの別れだが、お互い頑張ろうじゃないか。」

 

進之介「それじゃみんな...行ってくるね!!」

 

亜久里「シン様!!!!!!必ずわたくしのもとへ帰ってきてくださいませ!!!」

 

レジーナ「あたしの所によ、亜久里!!!!」

 

ナツメ「シン!!!!!!ありがとう!!!!!!!私達の世界を救ってくれて!!!!!」

 

トウマ「君に救ってもらった世界を...今度は僕達が守っていくから!!」

 

零「必ずなれ...真の次元の王にな!!!!!!!!」

 

平家「その日が来ることを心から祈っていますよ。」

 

光「ありがとう、シン!!!!!!」

 

なぎさ「また会おうね!!!!!!!」

 

安「私達も頑張りますから!!!!!!」

 

士「気を引き締めて行ってこい!!」

 

ひかる「またね~!!!!!!!!!!」

 

ゴウセル「キュピーン☆彡!!!!」

 

ラピス・アンズ・リータ「シーーーーーーーーーン!!!!!」

 

「ガバッ!!」

 

進之介「ほえ!?」

 

と、ラピス・アンズ・リータの3人娘は目に涙を浮かべながら

 

進之介に一斉に抱き着いた。[newpage]

 

さくら「ほえええええええええええええ!!!?」

 

ケロベロス「こらまた大胆やな~!!」

 

ラピス「ぜってえ帰って来いよ!!!!!!!ううう...。」

 

アンズ「私達...あなたの為なら何だってやりますから!!!!!ぐすっ...」

 

リータ「あなたにもらったこの命の全てを...

 

    今度は、あなたに捧げます!!!!ふえええええん!!!!!」

 

進之介「はは...そこまで大げさにならなくて良いよ!!

 

    その気持ちだけで十分に嬉しいから!!」

 

メリオダス「イッシッシッ!!!!よかったな3人娘!!」

 

マーリン「これで保護者代わりも卒業だな、団長殿。」

 

アルト「フン...ホントに失敗作を慕う女は変わり者ばかりだな。」

 

バイエルン「フフッ...生みの親としては悪くはない気分だがな。」

 

レイス「では、我が主...そろそろ行こうじゃないか!!」

 

進之介「わかったよ。じゃあみんな、待たね!!!!!!!!」

 

「シューーーーーーーーーーーン....。」

 

と、進之介はアルトとバイエルン、そしてレイスと共に

 

バイキンショッカー要塞イーヴィルフォートへと向かって行った。

 

沖原「行ってしまったな...。」

 

美香「はい...また会えるといいですね。」

 

マサト「会えるさ...今度は真の次元の王となった彼とね!!

 

    そんな彼を出迎えられるようにこの世界を良くしていかないとな!!」

 

マナ「シン...待ってるからね!!!!!!!!」

 

アクア「あなたは私達の...ううん、この次元の希望だから!!!!

 

    それじゃ総員...『クロスフロンティア』に向けて出発よ!!」

 

メンバー一同「了解!!!!!!!!!!!!!」

 

と、進之介を見送ったグラン・ゲインズのメンバー達は、

 

ディードが用意した『次元ゲート』を使用して

 

次なる目的地...『クロスフロンティア』へと

 

向かって行ったのだった。すると...[newpage]

 

~ 物陰 ~

 

メリム「あいつが桑田進之介...次元の王の後継者か。

 

    まさか、あの神官レイスがついてやがるとはな。

 

    ミリカには悪いけどよ、桑田進之介が戻ってきたら

 

    この次元の今後を背負うにふさわしい男かどうか...

 

    確かめさせてもらうぜ!!

 

    3000年前の悲劇を繰り返す訳にはいかないからな!!」

 

と、以前木羅マサキとなったマサトを一蹴して食い止めた

 

謎の竜人の女性『メリム・サマンドラ』が

 

物陰から進之介を見た後にそう語るのであった。

 

後にこの2人はD.B次元編で初の邂逅を果たすこととなる。そして...[newpage]

 

~ ??? ~

 

ゼロス「覇王様...仰せの通リ、ヴォルクルスさん達を

 

   『例の場所』へとお連れしました。」

 

キョウガ「そうかよ。まあ、ご苦労だったぜ。

 

     さてと、後は奴らがどこまで俺様の思う通リに力つけんのか...

 

     そういや、あいつ等の仲間はまだいたんだっけな。

 

     何つったっけか...ザコ過ぎて忘れちまったじゃねえかよ。」

 

ゼロス「おやおや...覇王様ったら、ええっと確か...

 

   『テラゼウス』さんに『アイリス』さん達...

 

   『六祈将軍(オラシオン・セイス)』の皆さんに

 

   『理想郷(アルカディア)』の皆さんですよ。

 

    同じギガデウス一派ですが、それぞれ派閥が違う者達のようです。」

 

キョウガ「ったくよ...ギガデウスがいりゃあ、

 

     派閥なんざどうでもいいだろうが!!

 

     覚えんのも面倒臭えしよ。

 

     んな事より、あのクソガキも動いたようだな。」

 

ゼロス「しかし、あの方も大変ですねえ。あの歴史の全平行次元で唯一、

 

   『次元特異点の力』をどうにかできたであろうモクモク野郎さんの気まぐれで

 

    今の進之介さんでは明らかに荷が重い『多元宇宙』に

 

    行かされることになるとは...まさか、こうなる事を承知の上で、

 

    ラグナロク・ジエンドをお貸しになったのですか?」

 

キョウガ「あのクソゲス野郎に調子こかせんのも胸糞悪かったからな。

 

     たかだか多元宇宙の欠片如きを手にしたぐらいでよ。

 

     まあ、クソガキの方もあの程度の力を発動させたぐらいで

 

     消えちまう奴ならそれまでだけどな。

 

     ああ、そういやよ...欠片って言やあ、

 

     コイツをギガデウスの野郎にぶち込めると思うか?」

 

「スッ...」「ピカアアアアアアアアアアア!!!!」

 

と、キョウガが懐からクリスタルの欠片のようなものをとりだすと、

 

辺り一帯が眩く輝き始めた。[newpage]

 

ゼロス「相変わらず、憎らしい程に美しい光ですねえ。

 

    まるで覇王様の『覇滅力』と対極するかの如く....。

 

    まあ、ギガデウスさんがそれなりの力をつけたうえで

 

    注入すれば行けそうかと。」

 

キョウガ「これでも本体から脱皮した抜け殻みてえなもんらしいからよ。

 

     気に食わねえが、試してみる価値はありそうだぜ。

 

     この...『秘宝エンドレス・ルクス』の欠片をよ。」

 

ゼロス「『秘宝エンドレス・ルクス』...我々の歴史の全平行次元、

 

    そして次元力の集合体『オリジン・シン』を生み出したとされる存在...

 

    しかしその秘宝は誕生以来、何人たりとも目にした事がなく、

 

    我々の歴史の全平行次元に存在するのか、

 

    進之介さんがいる全平行次元、又は多元宇宙に存在するのか...

 

    どこにあるのかは定かではありませんね。

 

    ではその欠片は責任をもって私がお預かりしましょう。

 

    エンドレス・ルクスの本体を捜す手掛かりになるかもしれませんし、

 

    もちろん時が来ればギガデウスさんにプレゼント致しますけど。」

 

キョウガ「ああ、頼んだぜ。どうにかしてその石ころを

 

     あのクソガキが俺様と同じ域に来るまでには見つけねえとな。」

 

ゼロス「もし仮に発見できたとしたら...如何いたしますか?」

 

キョウガ「決まってんだろ...その秘宝をぶった斬る!!

 

     最強の力を持つのは俺様だけで十分だからよ。

 

     まあ、そん時が来るまではあのクソガキや

 

     ギガデウス一派の連中で暇つぶしするがな。」

 

ゼロス「かしこまりました。では行って参りますよ~!!」

 

「シュン!!」

 

と、ゼロスはそう言いながらその場から姿を消した。

 

キョウガ「フン...ちったあ面白くなってきたな。

 

     さてと、クソガキよ...この俺様に見せてみろや、

 

     テメエがこれから創る歴史って奴をよ!!

 

     アーーーーーーーーーーーーーッハッハッハッハッハッ!!!!!!!!」

 

と、キョウガはそう言いながら高らかに笑い出したのであった。そして... [newpage]

 

~ バイキンショッカー要塞 イーヴィルフォート ~ 

 

「シューーーーーーーーーーーーン...。」

 

ルウェス「あ、シンちゃん、久しぶり~!!良かった、元気そうじゃん!!」

 

進之介「あっ、ルウェス!!久しぶりだね!!」

 

アルト「何だ...今度はお前もいるのか?ブル・ドーザ」

 

ブル・ドーザ「いたら悪いか!?フン!!久しぶりに

 

       その憎っくきの弱者共の顔を見てやろうと思ったのだ!!」

 

キングダーク『よく来たな桑田進之介...この度の戦い、見事であったぞ。

 

       さすがは我が見込んだ者だ』

 

進之介「キングダーク...ってあれ?何か前に見た時と姿が違うような 」

 

キングダーク『ハハハ...そうだったな。我はこうして人型になる事もできるのだ。

 

       驚かせてすまなかった。では、本題に入るとしようか。

 

       さて...ここに来たという事は、やはり『次元特異点の力』は

 

       封印できなかったようだな?』

 

アルト「フン、やはり覗いていたか…。」

 

レイス「ああ。ジャスティスナイトにいる『オールフェス』に

 

    封印を試みてもらったが力及ばずだったよ。」

 

キングダーク『だから言ったであろう…多元宇宙へ行って『あの男』に会えと』

 

バイエルン「はい。ですが、桑田進之介も少しは骨休めができたでしょう。

 

      全くの無駄足ではなかったようです。」

 

アルト「そうだな。で?この2流のカスがここにいるのは

 

    失敗作に倒された恨み事でも言いに来たか?」

 

ブル・ドーザ「当然だ!!そこの弱者の小僧や神官には恨みがある!!」

 

レイス「やれやれ...ほとんど自業自得だというのにね。そうだろう?我が主。」

 

進之介「そ...そうだね 」

 

ブル・ドーザ「…と言いたい所だが、キングダーク様からお前達には

 

       手を出すなと言う仰せだからな。今は我慢してやる」

 

レイス「おや、流石にここで過ごす事になって

 

    レグルス帝国軍への忠誠心はなくなったのかな?」

 

ブル・ドーザ「未練が無くなった訳ではないがな…。

 

       だが最早、吾輩はレグルス帝国には戻れぬ。

 

       それに…あれ程の無様を晒したにも拘らず

 

       キングダーク様は吾輩を蘇らせて只でさえ強者だった吾輩を

 

       更なる高みへと駆け上がる道を与えて下さったのだ。

 

       忠誠を誓わぬ理由などないわ!!

 

       それにあのジャックハルトを見て、流石の吾輩も…な... 」

 

バイエルン「おやおや…あのジャックハルトの見事なゲスぶりを見て

 

      流石のお前も愛想が尽きたと言う訳か?」

 

ブル・ドーザ「別にレグルス帝国全てを見限った訳ではないわ!!

 

       だが…今更何も出来んしな。」

 

アルト「フン!!まさに生まれながらの二流のカスだな貴様は。」

 

ブル・ドーザ「だ...黙れええええええええええええええええええい!!!!!!!」

 

ばいきんまん「まあ、安心しろ。何れレグルス帝国軍は潰して

 

       傘下にでもして残してやるよ。

 

       いっそお前が新しいレグルス皇帝にでもなるか?」

 

ブル・ドーザ「うぬっ!?そ...それは本当でございますか!!!!!!!!!!?」

 

ばいきんまんからいっその事レグルスの新しい皇帝にしてやると

 

言われてブル・ドーザは目を輝かせる。[newpage]

 

レイス「やれやれ…やはり、ブル・ドーザ君は

 

    誰かに使われるのが性に合っている様だね。」

 

進之介「あはは… 」

 

アルト「そうだな。まあ、この二流のカスは置いといて…」

 

バイエルン「一応、他にこの全平行次元に宛てがない訳ではありませんが...」

 

キングダーク『止めておけ。『クリエイター』や『インフィニット』では

 

       完全に封印出来るとは限らんし、

 

       あの傲慢な『カイザーダーク』が

 

       お前達の相手などする筈があるまい』

 

バイエルン「..............。」

 

アルト「…あんたが封印してくれるんなら多元宇宙に行くなんて

 

    手間は必要ないんだが?」

 

キングダーク『言った筈だ。『あの男』と『その部下の小娘共』の力は

 

       何れ必要になるとな。だから態々紹介状も用意してやったのだぞ?』

 

アルト「おいおい、簡単に言ってくれるな…。

 

    前にも言ったが多元宇宙に向かうには僕等の力では…」

 

キングダーク『心配するな』

 

「ブオワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

バイエルン・アルト「!!!!!!!!!!!!?」

 

キングダークが手を翳すとバイエルンの持つ『キングダーク・ウォッチ』に

 

途轍もない力が注がれていった。

 

するとキングダーク・ウォッチが凄まじい紫色のオーラに包まれた。[newpage]

 

「キイイイイイイイイイイイイン....。」

 

キングダーク・ウォッチ「..................。」

 

バイエルン「キングダーク・ウォッチが...」

 

アルト「力が戻った...いや、それどころか何だ…この途轍もない力は!?」

 

キングダーク『キングダーク・ウォッチに力を注ぎ込んだ。

 

      『5000万道力』もあれば十分、多元宇宙を探索出来よう…』

 

アルト「『5000万道力』もの力を注ぎ込んだだと!?」

 

バイエルン「(簡単に言ってくれる...

 

      あの時の桑田進之介でさえ『3000万道力』だぞ!?

 

      それを超える力を容易く注ぎ込むとは...

 

      こいつはどこまで化け物なんだ!?)」

 

レイス「(やれやれ…つくづく次元の王すら比較対象にもならない存在だね…

 

    この化け物は…だがまあ、今はありがたいが。)」

 

キングダークが容易くキングダーク・ウォッチに『5000万道力』もの力を

 

注ぎ込んだ事にバイエルン達は驚愕と共にキングダークに恐怖を抱いていた。

 

ルウェス「キングダーク様…僕には修行で力を付けろって言ったのに…

 

     そいつらには簡単に力を上げちゃうの?」

 

ばいきんまん「そうなのだ!!俺様だって『デルザーナイン』の連中位の力は

 

       最低でも欲しいぞ!『ジャンヌ』ちゃん達やお前直属の部下共に

 

       何時までも負けている様じゃ大首領として威厳が…」

 

キングダーク『絶対的な存在に頼り切っては終わりだと

 

       教えているはずだぞルウェス、ばいきんまん。

 

       お前達は修行で力を付けるのだ。

 

       それに、こ奴らに力を与えたのはあくまで多元宇宙で

 

       最低限の活動ができる程度だ』

 

ルウェス「むすぅ…」

 

ばいきんまん「どケチ…」

 

ブル・ドーザ「(吾輩も...もっと強者になりたい…)」

 

ばいきんまんはキングダークに『どケチ』と言うがキングダークは無視した。[newpage]

 

キングダーク『今ならば多元宇宙に行くには十分なはずだ。問題なかろう?』

 

アルト「確かにそうだが…」

 

キングダーク『何だ?5000万では物足りんか?

 

       何なら『5000兆道力』位にしてやっても良いが?』

 

バイエルン「いえ、力はこれで十分です。

 

      我々は戦いに行くわけではありませんが故。」

 

キングダーク『それで結構』

 

アルト「やれやれ…消えてもらっては困るとはいえ、

 

    何で僕が失敗作の為にここまでしなきゃ行けないんだ。」

 

レイス「しかし…バイエルン君から聞いたのだが、

 

    貴方をも超える存在がいるとは驚いたな…

 

    その人物が先程言っていた『あの男』なのかい?」

 

キングダーク『ああ…。その男の名は『マスター・バリンジャー』...

 

      『多次元魔術師』の生き残りにして最強の男だ。

 

       桑田進之介よ...この名を覚えておけ。

 

       この男は必ずお前にとっても良き道標となろう』

 

進之介「『マスター・バリンジャー…』どんな人だろう...。」

 

進之介はまだ顔を知らない『マスター・バリンジャー』の名を徐に呟いた。

 

キングダーク『その男なら間違いなくお前の『次元特異点』の力を

 

       完全に封印する事が出来るはずだ。

 

       お前が『真の次元の王』となる事が出来るようになるまでな。

 

       しかも、ジャックハルトとの戦いで発動させたものは

 

       まだまだ本来の力とは完全とは程遠い』

 

進之介「やっぱり...ジャックハルトを倒した時の力はまだ完全じゃないんだね。」

 

キングダーク『当たり前だ。あんな程度の力は単なる爪の垢程度に過ぎん。

 

      『次元特異点の真の力』を完全に会得できれば…

 

       今の我にも引けを取らぬ存在になれる筈だ。

 

      (最も我は無限に力を増大し続ける存在だがな…)』

 

進之介「そうなんだ…。じゃあ、あなたの前に立つ為にも

 

    その力を必ずいつかは使いこなせるようになってみせるよ!!」

 

キングダーク『フフフフ…楽しみにしておるぞ?』

 

レイス「やれやれ…。その前に多元宇宙から無事に

 

    戻ってこられるかどうかだがね。」

 

キングダーク『万が一の時は呼び戻してやる。とは言え…

 

       この程度のお使いも出来ないようでは桑田進之介に…

 

      『グラン・ゲインズ』には未来はないだろうがな』

 

バイエルン「キングダーク様…多元宇宙へのゲートは開いて貰えるのでしょうか?」

 

キングダーク『無論だ。それ位はしてやる。バリンジャーのいる

 

       多元宇宙へのゲートを開く位はな…ふん!』

 

「ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンンン!!!!!」

 

多元宇宙へのゲート「.................。」

 

キングダークが力を込めるとバリンジャーのいる

 

多元宇宙へのゲートを開いた。[newpage]

 

キングダーク『そこを通ればバリンジャーのいる多元宇宙へと行けるはずだ。

 

       途中で何か起こるかもしれんが…まぁそれ位は乗り越えて見せよ』

 

アルト「何かってなんだよ…」

 

キングダーク『行けばわかるさ…さあ、早く行くが良い』

 

バイエルン「やれやれ…承知しました。では行って参ります。」

 

キングダーク『ああ、桑田進之介よ…』

 

進之介「何?」

 

キングダーク『バリンジャーとその部下の『特異魔法少女』に会えば…

 

       お前はより大きく成長出来る筈だ。

 

       より強き『次元の王』へとな…』

 

進之介「『特異魔法少女』か…ありがとうキングダーク。

 

    必ず戻って、更に強くなってみせるよ!!

 

    あなたの言う『全ての次元の責任』を背負う為にも」

 

キングダーク『ああ、期待しておる…。行って来るがいい』

 

進之介「うん!!」

 

バイエルン「行くぞ、桑田進之介。」

 

アルト「さっさと来い!!失敗作。」

 

進之介「わかった!!」

 

ルウェス「シンちゃん!!」

 

進之介「え?」

 

進之介が多元宇宙へのゲートを向かおうとした時、

 

ルウェスが声をかけてきた。

 

ルウェス「多元宇宙はシンちゃんが思っている以上に

 

     過酷で危険な所だよ…気を付けてね!!」

 

ばいきんまん「ええ!?ルウェスちゃん、何でこんなガキの心配なんか…」

 

ブル・ドーザ「そうですぞ姫様!!こんな弱者小僧の心配など…」

 

ルウェス「ばいきんまん様とバカは黙っててよ。」

 

ばいきんまん・ブル・ドーザ「あ...はい... 」

 

ルウェス「シンちゃんには何れ借りを返すつもりだから、

 

     死なれちゃ困るの!!それに...パワーアップした僕の力も

 

     見せてあげたいしね~ 」

 

進之介「ルウェス…うん!!楽しみにしているよ!!」

 

ルウェス「後、シンちゃんの家臣はともかくだけど、

 

     お前ら二人は死んでもいいからな。いや、寧ろ死んじまえ!!」

 

バイエルン「やれやれ…酷い言い草ですな。」

 

レイス「おやおや...ついに君までもお姫様に

 

    嫌われてしまったようだね、バイエルン君。」

 

バイエルン「フッ...。」

 

アルト「フン...そう簡単にお前の思い通りになってたまるか!!」

 

進之介「ありがとうルウェス。必ず戻ってくるからね!!」

 

ルウェス「う...うん!!き...気を付けてね!!

 

     行ってらっしゃい、シンちゃん (〃▽〃)ポッ」

 

進之介の笑顔を見てルウェスは思わず顔を赤くした。

 

ばいきんまん「(ル...ルウェスちゃん?ま...まさか、あのガキに…!?)」

 

ルウェスの態度にばいきんまんは焦った様な顔を見せた。

 

進之介「じゃあ、行って来るね!!」

 

「シューーーーーーーーン...。」

 

と、進之介達はゲートを潜りぬけて多元宇宙へと向かって行った。[newpage]

 

ルウェス「シンちゃん...」

 

ばいきんまん「おい、キングダーク...お前も意地が悪いな。

 

       多元宇宙は今、『デルザリオの残党共』が

 

       暴れまわってるって話だぜ?

 

       その事は伝えなくてよかったのかよ?

 

       まあ、残りカスばかりとは言えよ、

 

       そいつらを率いてる奴は

 

       あのジャックハルトよりも遥かに強いぜ?

 

       それにあのガキ...『破壊剣(ラグナロク)』が

 

       使えなくなってるみたいだしよ。」

 

ルウェス『ええええええええええええええ!!!!?

 

     それじゃシンちゃん...もしそいつに襲われたら大変だよ!!

 

     キングダーク様!!やっぱり僕もついていく!!ゲート開けて!!」

 

キングダーク『ならぬ。これは桑田進之介にとっても

 

       さらなる進化を促すチャンスなのだ。

 

       言ったであろう?絶対的な存在に頼り切っては終わりだとな』

 

ばいきんまん「そりゃそうだな。それにルウェスちゃん...

 

       これはあのガキ...いや、進之介が君に相応しい男となれるか

 

       どうかのテストでもある。だから、君の手を煩わせるようでは

 

       彼もお終いなのです。わかったかな?」

 

ブル・ドーザ「そ...そうなのでありますかああああああああ!!!!!?」

 

ルウェス「ぼ...僕に相応しいお...おと...こ...(〃▽〃)ポッ

 

     わ...わかったよキングダーク様、ばいきんまん様...。

 

     シンちゃんの帰りを信じて待ってる。」

 

キングダーク『結構』

 

ばいきんまん「さすがルウェスちゃん!!おりこうさんですね~。

 

       (くそっ...何で俺様がこんな心にもねえことを

 

       言わなきゃならねえんだよ!!ああ、虫唾が走るぜ...

 

       だが、俺様にここまで言わせたからには、

 

       必ず死んでも戻って来やがれ...ラグナのガキ!!)」

 

と、ルウェスを心にもない(?)セリフで大人しくさせたばいきんまんは、

 

冷や汗をかきながら心の中でそう呟くのであった。そして...[newpage]

 

~ 多元宇宙と平行次元を繋ぐ回廊 ~

 

アルト「ここが多元宇宙と平行次元を繋ぐ回廊か。」

 

レイス「いつも我々が使うものとはさすがに勝手が違うようだね。」

 

進之介「それに...何か体がやけに重くない?」

 

バイエルン「多元宇宙は全平行次元と比べて

 

      一劾倍の重力があると言われている。

 

      その影響かもしれないな。」

 

アルト「おいおい...そんなところで普通に生きてるのか?多元宇宙の連中は...。」

 

レイス「噂に聞いていた通リ、何もかもが規格外のようだね。」

 

進之介「でも...もう後戻りはできない!!

 

    みんなとの約束を果たす為にも、必ず生きて帰るんだ!!!!!」

 

バイエルン「フフッ...勇ましい事だな。

 

      我々と最初に出会った頃の君からは

 

      まるで想像ができない程のセリフだ。

 

      さて...そろそろ『境界』だぞ。」

 

境界「................。」

 

と、回廊を突き進む進之介達の眼前に多元宇宙を囲む『境界』が出現した。

 

アルト「フン!!あれが『境界』か...まずは第一関門だな。」

 

レイス「あれを突破すれば多元宇宙か。ん?」

 

進之介「何か来る!!!!!!!!!」[newpage]

 

「シュンシュンシュンシュンシュンシュン!!!!!!」

 

デルザリオ戦闘員×10「イーーーーーッ!!!(何だ?このザコ共は?)」

 

と、進之介達の前に突如、『デルザリオ残党軍』の戦闘員が10体登場した。

 

バイエルン「デルザリオ残党軍か...早速、かぎつけてきたか。」

 

アルト「こいつらはショッカー戦闘員共か。

 

    チイッ...本来なら10流以下の超ドカス共だが、

 

    こいつらはデルザリオ製だからな。最早、ザコとは呼べん連中だ!!」

 

レイス「我が主...君の多元宇宙デビューは思ったより派手になりそうだね。」

 

進之介「そうだね。それじゃ、『ラグナロク・フラッシュ』!!」

 

「シューーーーーーーーン...。」

 

ラグナロク・フラッシュ「............。」

 

と、進之介は『ジャスティスナイトの平行次元』で滞在中に、

 

レイスの魔法である『複製鏡(レプリカ・リフレクション)』により

 

複製された破壊剣(ラグナロク)....『ラグナロク・フラッシュ』を出現させた。

 

アルト「ほう?一応の戦闘準備はしていたようだな。」

 

レイス「さすがに丸腰ではね。ではバイエルン君...

 

    ウォッチを使ってもらえるかな?」

 

バイエルン「ああ。」

 

「スッ...」「ピカアアアアアアアアアアアン!!!!」

 

電子音「KIKIKIKING DARK!!!!!!!!!」

 

「バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

「シューーーーーーーーン...。」

 

進之介「凄い...力が漲る!!!!!!」=『1000万道力』

 

レイス「これは大したものじゃないか。」=『1200万道力』

 

アルト「やれやれ...だが、これでも心もとないがな。」=『1300万道力』

 

バイエルン「贅沢言うなアルト...もし、道力がありすぎて

 

      余計なものまで呼び寄せたらどうするのだ?目的を見誤るな。」

 

アルト「おいおい...ちゃっかり自分の道力を一番高くしといて何を言う?」

 

バイエルン「フッ...これは役得というものだ。

 

      では桑田進之介よ、強行突破と行こうではないか。」=『1500万道力』

 

進之介「わかった!!『魔法剣(アタック・ヴァイト)・一点突破(スクライド)』!!!!!」

 

「ドオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」

 

デルザリオ戦闘員×10「イーーーーーッ!!!?(クソがああああああ!!!!!!!!!!?)」

 

進之介「行っけええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!」

 

境界「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

 

「バリイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!」

 

「ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッカーーーーーーン!!!!!」

 

と、バイエルンがキングダーク・ウォッチの力を分け与えた後、

 

進之介は『魔法剣(アタック・ヴァイト)・一点突破(スクライド)』を

 

発動させて、デルザリオ戦闘員10体を撃退し、

 

そのまま境界も破って多元宇宙に突入したのであった。

 

 

レイス「という訳で、ついに第5世界を奪還し、

 

    一つの時代の終わりを迎えた『次元大戦の世界』。

 

    そして、新たな時代の訪れとともに

 

    グラン・ゲインズのメンバー達もまた、

 

   『妖怪探偵団』『コードブレイカー』『ラスト・ウォーリア』の

 

    面々との突然の別れに驚きながらも決意を新たに

 

    それぞれの戦いへと突入していくのであった。

 

    ついに大団円を迎えたこの次元大戦ファーストシーズン...

 

    次なるステージではどのような猛者達との戦い、

 

    そして、新たなる仲間との出会いが我々を待っているのか...

 

    それでは『次元大戦セカンドシーズン(仮称)』も....

 

    グラン・ゲインズのメンバー全員「刮目せよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

最終話 ~ 創造される新たな歴史(ものがたり) ~ ( 完 )




ファーストシーズン完結です。

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