Re:ナナから始まる異世界生活 リメイク   作:ホミキ

4 / 5
お久しぶりです、余裕ができたので投稿再開します


執事クラウドの一日

ラム「ここが貴賓室」

 

 

 

 

 

ラム「ここが浴室」

 

 

 

 

ラム「ここが厨房」

 

 

 

 

ラム「そしてここがお手洗い」

 

クラウド「わかった」

 

ガチャ

 

ベアトリス「にーちゃすてき!最高の毛並みなのよ〜!」

 

クラウド「…」

 

ベアトリス「あぁ…」

 

クラウド「その…なんだ…」

 

ベアトリス「…」

 

クラウド「誰にも言わないから安心し

 

ベアトリス「‼︎」ブンッ‼︎←風魔法

 

クラウド「うぉ‼︎」

 

ガチャン!←扉の閉まる音

 

クラウド「…屋敷の扉がどこからでも自室に繋がってるのか」

 

ラム「これがベアトリス様の扉渡りよ、一度ベアトリス様に気配を消されたら、屋敷の扉を総当たりしないかぎり、見つからないわ」

 

クラウド「…」

 

ガチャン

 

ベアトリス「‼︎」

 

ベアトリス「また正解をひきやがったのよ…!」

 

パック「すごいねクラウド、2回も扉渡りを破るなんて」

 

クラウド「悪気はないんだ…失礼する」

 

ガチャン

 

 

 

 

 

ラム「それじゃ、雲、夕食の準備をするわ、料理の経験は?」

 

クラウド「ない」

 

ラム「わかっていたわ」

 

クラウド「じゃあなんで聞いた」

 

ラム「今日はふかし芋を作るわ、まずじゃが芋の皮を包丁で剥くのよ」

 

クラウド「わかった」ザクッッ

 

ぶしゃーーー‼︎

 

ラム「…」

 

クラウド「…」

 

クラウド「痛みには慣れてる」

 

ラム「無様ね雲、剣を背負っているのに、包丁使いはお粗末なものね」

 

レム「さすが姉様は、野菜の皮むきする姿も絵になります」

 

レム「…」

 

クラウド「?」

 

ラム「レム、よかったら雲の髪を少し整えてやるといいわ」

 

レム「姉様?」

 

クラウド「もう髪のことは言わないでく

 

ラム「髪が気になるからさっきからずっと雲を見つめてるんでしょ?」

 

レム「…はい、そうです。ちょっと毛量を抑えるだけでも、見栄えが変わると」

 

ラム「だそうよお言葉に甘えるといいわ、レムの手さばきで天国に行けるから」

 

クラウド「…嫌なら嫌って言ってもいいんだぞ」

 

レム「いえ、そんな事は、レムも少し、かなり少し、とても少し気になるのは事実ですから」

 

クラウド「…そんなに変なのか」

 

ラム「ところで雲」

 

クラウド「なんだ」

 

ラム「浴槽掃除の後何か?」

 

クラウド「いや?寝るだけだ」

 

ラム「じゃあ、後で行くから部屋で待ってなさい」

 

クラウド「?」

 

 

 

 

 

 

浴室  

 

クラウド「…」ゴシゴシ

 

ガチャ 

 

レム「…」

 

クラウド「なんだ?」

 

レム「お昼の時のお話ですけど」

 

クラウド「昼?あぁー髪の話か、」

 

レム「…」

 

クラウド「…今からか?」

 

レム「いえ、差し出がましいことを言ってしまったと思い、申し訳ありませんでした。同僚と言ってもクラウド君はエミリア様の恩人で立場が違うのに」

 

クラウド「気にするな、気になるのは真実なんだろ?俺もこれ以上髪型のことで何か言われたくない。時間ある時に切ってくれ」

 

レム「承りました」ガタ

 

クラウド「?」

 

レム「…」ゴシゴシ

 

クラウド「手伝ってくれるのか?」

 

レム「クラウド君は初めての浴室清掃でしたので、一緒にやった方が効率的かと」

 

クラウド「そうか…」

 

クラウド「…」ゴシゴシ

 

クラウド(さて、帰る方法も探して行かなくちゃな、今頃ティファ達が心配してるはずだ…使用人として雇って貰ったのはいいが、屋敷を出て情報を集めなきゃな)ゴシゴシ

 

クラウド「レム」ゴシゴシ

 

レム「なんでしょう?」ゴシゴシ

 

クラウド「明日、村に用事があったりしないか?買い出しとか」

 

レム「確か香辛料が心許ないので、明日にでも村に行こうと思っていましたけど」ゴシゴシ

 

クラウド「なら、買い出しは俺に任せてくれないか?俺はルグニカに来る前は配達業をしていた。」えっへん

 

レム「いいえ、買い出しはレムもついていきます」ゴシゴシ

 

クラウド「…なんで?」

 

レム「クラウド君は文字が読めないじゃないですか」

 

クラウド「…」

 

 

 

 

 

 

クラウド「そういえば、今からラムがくるんだっけ」

 

クラウド「何しにくるんだ?」

 

クラウド「…」

 

クラウド「…」

 

クラウド「…」

 

クラウド「///」

 

クラウド(ちょっと待て!まさか‼︎いや落ち着け、まだあって数日なのに、いやないこともないんじゃ、ダメだ俺にはティファがいるんだ俺には)

 

クラウド「ティファが!」

 

ラム「騒がしいわ雲、もう夜なんだから静かにしなさい」

 

クラウド「///」

 

ラム「雲、こっちに来なさい」

 

クラウド「待て‼︎俺にはティファが子供達が!」

 

ラム「何を言っているの?」

 

ラム「読み書きを教えるから、早く座りなさいっていってるでしょ」

 

クラウド「…」

 

ラム「早く座りなさい」

 

クラウド「…わかった」

 

ラム「雲が読み書きできないのは見ていてわかったわ。読み書きができなければ、買い物も任せられないし、用件の書き置きもできない、まずは簡単な童話集、これから毎晩ラムが勉強につきあうわ」

 

クラウド「親切だな」

 

ラム「えぇ全部ラムが…いいえラムが楽をするためよ」

 

クラウド「言い直せてない」

 

ラム「雲のやれることが増えれば、それだけラムの仕事が減る、ラムの仕事が減れば、必然的にレムの仕事も減る、いいことずくめよ」

 

クラウド「確かにずっと外出の時についてきてもらうわけにも行かないしな」

 

ラム「じゃあ始めるわよ、ペンを持ちなさい雲」

 

クラウド「あぁ」

 

ラム「まずは基本のイ文字から、ロ文字とハ文字はイ文字が完璧になってから」

 

クラウド「3種類か…流石に漢字よりは少なくあってほしいな…」カキカキ

 

(一刀両断)

 

ラム「そんな絵を描いて遊んでる暇なんてないわ。明日も早いし時間も限られてる…ラムも眠いし」

 

クラウド「それが本音か…」 

 

ラム「素直なところはラムの美点だと思ってるわ。さぁ始めるわよ」

 

 

 

 

 

 

 

クラウド「…」カキカキ

 

クラウド「その…ラム…ありがとう…同僚とはいえ、新人の俺に色々よくしてくれて…いつか役に立つようになるからそれまで待っててくれ」カキカキ

 

ラム「…」

 

クラウド「…ラム?」

 

ラム「…」

 

ラム「…」zzZ

 

クラウド「…」




リゼロは2期が終わり、スマブラにはセフィロスが参戦、胸が高鳴りますね

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。