「さて、今日は主様に冒険への基礎知識をつけるために、クエストに行きましょう」
「英雄さんはどこにいったの?」
「英雄様は、街を散策するといって朝早く出かけてしまわれました」
ユウキとコッコロは、朝食を食べ、クエストを受注するためにギルドに向かっていた。
ギルドに行き、簡単な採取クエストを受注した。
「では主様、目的地に向かいましょうか」
ユウキとココッロは目的地に行くために、城壁の門まで歩いていった。
(英雄様はどこに行かれたのでしょうか)
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その頃、ギルガメッシュはランドソルにある薄暗い路地を歩いていた。
「我としたことが迷ってしまったわ」
そう、ギルガメッシュは道に迷っていた。
「そういえば、昨日から気になることがあったな」
ふと、昨日の出来事が頭にうかんだ。
突然、聖杯に呼び出されたギルガメッシュは昨日から自身の体について疑問に思っていることがあった。
魔力供給となるマスターがいない。
さすがにギルガメッシュでも気はなっていた。本来、英霊とは魔術師の膨大な魔力によって現世に召喚される。マスターの魔力供給なしに現世にとどまることは不可能に近い。だが、ギルガメッシュは聖杯に呼び出されて1日は経過している。体に異変が出ててもおかしくはないのだが…
(まぁ、我の体はどうでもよい。こんな面白い世界に来たんだ。今は楽しもうではないか)
ギルガメッシュは自分の体の異変にはあまり興味はなかった。だが、それよりも、ギルガメッシュはユウキとコッコロに興味をわいていた。
(記憶を失ってはいるがユウの内に秘めている力はなかなかにおもしろい。その力、どのようなものか我が見極めてやろう)
一目見た時からユウの力にきずいていた。この力にきずいたからこそユウたちと同行している理由の一つだ。
(コロはまだ謎が多いが、コロが口にしていたアメスという雑種も気になる。これは見ものだな)
と、思い不敵に笑った。
「…」
ギルガメッシュの背後の物陰では何者かがギルガメッシュを見ていた。
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「ふむ、どうしたものか」
ギルガメッシュは今道に迷っていおり、元いた場所への抜け道を探していた。が、ここで問題が発生した。道端にメイド服を着た少女が慌てているのである。
(まあ、見てしまったからには仕方があるまい)
迷った結果、ギルガメッシュは少女を助けることにした。
「そこの娘よ、何やら慌てているがどうかしたか」
「ふえ、あの、道に迷ってしまいまして…」
(道を聞こうと思ったのだが、小娘も道に迷っているのか)
「早く帰らなければお嬢様にまた叱られてしまいます…」
きずけば日が落ち始めていた。
(夕時か、我も帰らなければいけないな、娘は声かけてしまったからには仕方あるまい)
「娘よ、名をなのれ」
「あ、はい!お嬢様のメイドをしているスズメと申します!」
ギルガメッシュは最後まで聞かずにスズメに近づき持ち上げた。
「あわわわ、急に何するんですか!」
スズメはお姫様抱っこされている状態だった。
「スズメよ、しかとつかまっておれ」
ギルガメッシュは軽々と屋根の上まで飛んだ。スズメは突然のことで驚いている。
「ふむ、ずいぶん奥まできてしまってたみたいだな。スズメよ、貴様の帰る場所を教えよ」
ギルガメッシュは、この場にスズメをおいて帰るわけにもいけまいと思い、ついでに送ることにした。
すると、スズメは無言でその方角をさした。そして、
「あなたのお名前は…」
「ふむ、まぁ良い。我は英雄の中の英雄王ギルガメッシュである!我の名を教えたのだ、その胸に刻むが良い!」
と、同時にギルガメッシュはスズメがさした方向に顔を向け、その場を後にした。
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「英雄様、おかえりなさいませ」
「うむ、出迎えご苦労」
スズメを送った後、特にすることもなっかたので宿に帰ってきていた。
「主様、英雄様が帰ってきましたので夕食を食べに行きましょう。」
「今日は2人でいって来い、我は疲れたから早めに休む」
コッコロにそう告げると、ベットにダイブした。
「そうですか…では、主様と夕食を食べに行ってきますので、英雄様はおやすみくださいませ」
ユウキとコッコロは夕食を食べに行き、ギルガメッシュは眠りについた。
次回「英雄王と誓約女君(レジーナゲッシュ)」