霊感少年の幽雅な生活 (完)   作:ケツアゴ

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ccc アーチャーが厳しい 直前にクリアしたセイバーやエクストラでクリアした玉藻はデレッデレだったのに……・゜・(ノД`)・゜・

まぁ、そうなったらキモいんだけど ってか彼のSG画 (;^Д^)キメェ  カーッ(゚Д゚≡゚д゚)、ペッ


閑話 外道が行く運動会 中編

ロスヴァイセが頭痛に苛まされながら目覚めて最初に見たのは見慣れぬ天井。痛む頭を押さえつつ思い出してみると与えられた社宅だった。冥界などから色々搾り取った冥府は様々な事業を展開。そのどれもが神がかかった成果を上げている。なお、最近では日本神話勢から譲渡された地脈の終着地に本社を置いた不動産業を始め大成功。彼女がいるのは会社所有のマンションの一室だ。

 

そしてシーツに包まった彼女は一糸纏っていなかった。

 

「……え~と、昨日は新人歓迎会を開いて頂いて、兵藤君は玉藻さん、黒歌さん、ベンニーアさんの三人を連れて先に帰って私はランスロットさんと飲み直す事になって…あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

二日酔いに苦しみながらロスヴァイセは全て思い出した。酒癖の悪い彼女はランスロットの忠告も聞かずに何件も飲み屋をハシゴ。挙句の果てに部屋まで送ってくれた彼を……襲った。シーツには血によるシミが出来ており、股の間は何やらベトベトする

 

「わ、わたす何て事を!?」

 

思わず訛りが出た彼女の脳裏には昨日の事が克明に蘇る。隙を見て服を脱いでランスロットをベットに押し倒し、着やせしていて服の上からでは分からない巨乳で彼の顔を塞ぐと服を脱がせそのまま行為を行う。最初は慌ててたランスロットだが、アーサー王から妻を寝とった際も相手に迫られるまま流された彼は今回も反抗しきれなかった。

 

「あ、あんなに激しく突かれるんなんて……いや、こ、恋人だし良いのかしら? うん! そうですね!」

 

「おや、起きましたか。申し訳ありませんが台所をお借りして朝食を作りましたよ」

 

「は、はひ! お早う御座います!」

 

ランスロットの作った朝食を食べている間ロスヴァイセは彼の顔を真っ直ぐ見れなかった。彼の顔を見るたび思い出すのは昨晩の姿。繋がった状態で強く抱きしめて自分の名を呼び、深く口付けする彼の姿を思い出す度に顔が火照り……少々濡れてきた。

 

そんな時である。仕事用に渡された携帯電話に一誠からメールが入って来た。

 

「へぇ、運動会ですか。一応同盟相手だから招待を無視したら外交能力を疑われるかも知らないからから一応参加するので街の警護を私に任せたいんですね。あれ? 大勢参加するんですよね? テロ対策は大丈夫なんでしょうか?」

 

オーディンの警護を学生であるリアス達に任せたのもテロ対策で人手が足りないからだ。しかし、運動会には幹部などの実力者も大勢が参加するという。ロスヴァイセはその事に首を傾げずにはいられなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

レーティングゲーム用の空間を使った会場の空に花火が上がる。一誠が会場に着いた頃には既に三大勢力の選手達は集結し、あとは同盟相手からのゲスト選手を待つだけなのだが……。

 

「あれま、あまり来ていませんねぇ♪」

 

玉藻の指摘の通り、ゲスト選手は殆ど来ていない。チーム毎の色は天使が白、堕天使が黒、悪魔が赤、ゲストが青なのだが青色のジャージを着た選手は他のチームの十分の一にも満たない。

 

「仕方ありませんよ。同盟関係上、招待を無視できないから仕方なく派遣したといった感じらしいですから。……私も今日は本当はオフで朝からハニーと子作りに励む予定だったのですが……おっと、お久しぶりですね」

 

「あ、ガウェインさん、久しぶり」

 

「今日はランスロットは来ていないのですね。オフですか? オフですね? ……私も冥府に就職すれば。いやそうしたら年下巨乳のハニーとは……」

 

ガウェインは真剣な顔で悩み出す。その後もゲストは殆ど集まらず、一誠は仕方なしに部下を数人と助っ人を呼ぶ事にした。

 

 

 

 

「はっ! 仕方ないねぇ。この私に任せときな!」

 

「……」

 

「頼りにしてるよ、口裂け女さん。巨人さん」

 

一誠が呼んだのは異界の住人の中でも運動神経が高い組。口裂け女と廊下に出現する巨大な足の持ち主の巨人だ。周囲はその異様な姿と噂の赤龍帝である一誠に視線を送る。もっとも、男性陣は彼の部下に視線を送っていたが……。

 

 

なお、口には出さなかったが口裂け女のブルマ姿はキッツイと一誠は感じていた。

 

 

「ご主人様ぁ。この格好どうですか? お好きなようなら今晩はこの格好で……」

 

「にゃはははは! さっき白音と話ししたんだけど、胸を見て睨まれたわ」

 

「恥ずかしい……」

 

「全く! 妾に力を貸して貰えた事を感謝せよ!」

 

「ど、どうでしょうか一誠様?」

 

注目されているのは一誠の部下の中でも美人の女性陣。上から玉藻、黒歌、お市、ハンコック、レイナーレ。全員ジャージの上からでもわかるほど抜群のスタイルを持っており、動くたびに揺れている事から着けていないのは明白。天界側では堕天しそうな男性陣が続出している。なお、ありす達も一部男性陣から注目されていた。

 

 

「やぁ、よく来てくれたね」

 

「あ、これはサーゼクス殿。お久しぶりですね。いやはや、随分と集まりましたね」

 

ガウェインは挨拶をしてきたサーゼクスに挨拶し返す。その顔は微笑んでいるが目は笑っていなかった。

 

「ああ、この運動会は勢力間の友好を図るための物だからね」

 

「それはそれは。……同盟先の主神を警護する時は人手不足と言って未熟な学生を寄越しておいて、イベントに参加させる人手はあるとは。一ヶ月もしない内に子供達が急成長しましたか?」

 

ガウェインは自分の嫌味に言葉を失ったサーゼクスを置き去りにし持ち場に着く。開幕式が始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……友好の為って言っておきながらこれだもんね」

 

一誠は各勢力の決起集会を遠くから見て呆れたような視線を送る。いや、実際に呆れているのだろう。堕天使側は普段から思う所があるのだから暴れ回れ、天界側は終末を彼らに、悪魔側はハルマゲドンっと大声で叫び、殺気立っている。

 

《一誠様は何か叫ばないんでやんすか?》

 

「別に良いよ。俺は基本的には戦いに思いを持ち込まないから。敵は殺す、それだけで十分でしょ」

 

 

 

そしていよいよ競技が始まった。

 

 

 

 

 

「あたしの走りは世界一ぃ!!!」

 

「……」

 

口裂け女は他の選手に圧倒的差を付けてゴールし、巨人は数跨ぎでゴールする。出だしはゲストチームの圧勝で終わった。

 

 

 

 

『借り物競走』

 

「あ、俺の番だね」

 

「ご主人様、頑張って下さい♥」

 

玉藻は飛び跳ねながら一誠を激励し。その度に乳が激しく揺れる。またしても堕天しそうな天使が続出した。

 

 

 

『位置についてヨーイ、ドン!』

 

一誠は直様禁手して駆け出す。そして真っ先にお題の入った封筒を取った。このお題は各勢力ごとに数枚ずつ出し合い、それをランダムで入れている。

 

「エターナルロリータって誰だよ!?」

 

「裁縫好きのドラゴンなんている訳無いじゃない!」

 

「コスプレババア!? セラフォ……ひぃ!」

 

どうやら他の選手は一誠が書いたお題が当たったらしく、戸惑っている。そんな中、一誠はお題を見るなりゲスト側の応援席に向かい、ガウェインの手を取った。

 

 

 

「お題を確認します」

 

「はい、これ彼の奥さんの写真」

 

「ゲスト側が一位です!」

 

 

 

 

 

 

 

「……お題は何だったんですか? 妻帯者? 幸せ者?」

 

『ロリコン』である。写真に映った彼の奥さんは胸以外は小猫位の年にしか見えなかった……。

 

 

 

 

 

 

 

競技もひと段落し休憩時間。一誠は会いたくない面々に遭遇した。

 

「……何だ、君達も来ていたんだ。謹慎にでもなっていると思ったのに」

 

一誠は偶々会ったリアス達に冷たい視線を送る。この間の一件で誰かが責任を負わなければならず、評価が下がっていたリアスが生贄に選ばれた。評価が上がってきているソーナを生贄にあげた場合、民の士気に関わるので選ばれたのだ。悪魔側が冥府に出した賠償方法は大量の示談金とサーゼクス達が持つ株式をいくつか譲渡、タンニーンの持つ領地も少々譲渡される事となり、

 

 

 

リアスは残った駒を全て没収される事となった。彼女の夢はゲームのタイトル制覇。その夢は暗礁に乗り上げようとしており、一誠の口からトドメとなる言葉が放たれた。

 

 

「ねぇ、白音ちゃん。俺の所に来ない?」




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運動会は8巻(短編)後あたり 七巻でテロで人手不足って言ってたのに…… (・3・) アルェー?

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