霊感少年の幽雅な生活 (完)   作:ケツアゴ

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今日は眠いので短めです ……お気に入りがまた低下 次回は外道成分予定


閑話 外道が行く運動会 幕間

「……なん…ですって…?」

 

「聞こえなかった? って言うか俺は白音ちゃんに言ってるんだ。冥府に所属しないかってね」

 

リアスは一誠の言葉に固まり、直ぐに苛立った表情を見せる。しかし一誠は気にした様子もなく小猫の方を見て微笑んでいた。

 

「私を冥府にですか……?」

 

当の本人である小猫は一誠の言葉に戸惑う。主を殺して逃げ出した黒歌の事を怖がっていたが、全ては自分を守る為だと知り、今は会えなかった時間を埋めるように触れ合っている。正直言えば姉と一緒に暮らしたい。しかし、リアスには大恩がある。黒歌が逃げ出した後、白音は貴族達に殺されそうになり、サーゼクスに助けられてリアスの眷属になり、リアスは小猫の事を可愛がってくれた。

 

「……お断りします。姉様と一緒に居たいですが、会えない訳ではありませんし、部長を裏切る訳にも……」

 

「……そう。ま、無理強いはしないよ? でもさ、よく思い出してごらん? 君達姉妹が酷い目にあったのは腐った貴族のせい。そしてそんな貴族を放置しておいたのは何処の誰? ……そもそもさ、合理主義の悪魔がなんで大して関わりのない君を助けたんだろうね? 最上級悪魔クラスの姉が居るんだから、妹もって打算的な考えがあったんじゃない?」

 

「失礼な事言わないで! そんな訳ないじゃない!」

 

「おお、怖い怖い。んじゃ、俺はもう行くね? もうグレモリーについても未来は無いから考えておいてよ」

 

ついに怒り出したリアスに背を向け一誠は去っていった。

 

 

 

「……大丈夫かなぁ。リアス・グレモリーは我が儘で婚約を破棄。更に数々の失態でもはや評価は最底辺。マトモな結婚相手が見つかるとは思えないし、ライザーみたいな好色だったら眷属まで危ないよね。でも、無理やり攫う訳にもいかないし。……今日は種を植えただけで満足しよう。脈無しって訳じゃ無かったしね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご主人様ぁ。このハンバーグ、初めて作ったんですが……お味の方はどうですか?」

 

「うん、美味しいよ。玉藻は料理上手だね」

 

「えへへ~♪」

 

競技は一旦休憩となり昼食時間、手作りのお弁当を食べる一誠に不安そうに訊ねた玉藻だが、どうやら一誠はお気に召したらしく玉藻の頭を優しく撫でている。敏感な耳の辺りを撫でられ、擽ったそうな顔をしつつも幸せそうだ。その顔があまりにも魅力的に見えたので一誠が撫で続けると背中に重量感と柔らかさを併せ持つ物体が押し当てられた。

 

「にゃん♪ ねぇ、私も撫でて欲しいんだけど」

 

「あ~、はいはい」

 

「其処じゃないにゃ♪ こっちを撫でて♥」

 

黒歌は頭に向けられた手を取るとそのまま服の中に入れ、胸に持っていく。一誠の指が柔らかい乳肉に包まれた。

 

「あ…あぁ…。そう、上手にゃ…。あ、其処弱いからもっと優しく…あぁぁ」

 

「ちょっとぉっ!?何羨まけしからん事をやってやがりますかっ!? ……敏感な耳を撫でて貰い続けるか、下を撫でて貰うか迷いますね……あん!ご、ご主人様? あまり其処ばかり撫でられては、玉藻辛抱たまりません!」

 

《じゃあ、あっしは此処で我慢するでやんす》

 

ベンニーアはそう言うなり一誠の膝の上にチョコンと座る。周囲の男性陣から殺気の篭った視線を送られる一誠であったが、別の事で困っていた。

 

「……そろそろご飯食べたいんだけど」

 

大食漢の一誠にとって食事が出来ないのは非常に困る事態であるのだが、今二人を撫でている手を止めたり、ベンニーアを退かしたりしたら後が怖い。一誠が心底困っていると横から救いの手が差し伸べられた。

 

「はい、お兄ちゃん。あ~ん」

 

「次は何食べたい?」

 

ありすとアリスは一誠の口にお弁当を運んで行く。何時もなら慌てて反応しそうな玉藻達であるが、先程から敏感な所を撫でられ続けたせいで発情しておりそれ所ではなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ~。お腹一杯♪」

 

《……あの2人は放っておいて良いんでやんすか?》

 

「ご、ご主人様ぁ」

 

「イ、イッセー」

 

既にどこが敏感か一誠に知り尽くされている二人は容赦ない手技で追い込まれ、今は足腰が立たなくなるまで発情しきっている。切なげな吐息を漏らし潤んだ目で見つめてくる姿は非常にエロかったが、一誠にとっては食事の方が優先順位が高かったようだ。

 

《……にしてもよく食べるでやんすね》

 

ベンニーアが呆れたように見つめる先には空になった重箱がある。どう見ても4~5人前は有る中身は全て一誠の腹の中に消えていった。

 

「仕方ないよ。部下に仮初の肉体を与えるのも霊力を使うんだ。そして俺にとって霊力を回復させる手段として効率が良いのが食事って訳。普通に必要な栄養以外の余剰分は霊力に換算されてるよ」

 

《今すぐ全世界のダイエッターに謝ってくるでやんす!! なんすかそのチート!? あっしが体型維持の為にどれだけ苦労していると思ってるでやんすか!?》

 

「君はもう少し肉を付けたほうが綺麗になると思うよ。俺の好みもその位だし」

 

《そ、そうでやんすか? なら、一誠様の好みに近づけるよう頑張るでやんす!》

 

ベンニーアは嬉しそうに笑うと一誠に正面から抱きつく。そのまま一誠に抱き留められ、更に嬉しそうにしていた。

 

 

 

 

 

 

 

一誠が三人とイチャついている頃、別の場所でもイチャついているカップルが居た。

 

「ほら、私の手作りだ。……悪かったな、午前中応援に来れなくて」

 

「いえ、お気になさらずにハニー。本当はオフだったのに、急に出かける事になった私が悪いんです」

 

ガウェインと一緒にいるのはどうやら奥さんである戦乙女の様だ。身長は小猫位で童顔だが、写真では分からない威風堂々とした空気を纏い、まるで凄腕の軍人のようだ。流れるような銀髪にオッドアイを持つ美少女だが、ガウェインを迎えに来たのが彼女なので驚いた事にロスヴァイセより年上だ。なお、体型もほとんど小猫と同じだが胸だけは黒歌以上あった。

 

「ふっ、そうだな。では、今晩は寝かせないぞダーリンよ。……早く子供が欲しいからな。互いに出来ない体ではないのだが……」

 

「そうですね。同盟先に子宝を司る神様が居ますから相談しますか?」

 

「ああ! 良い考えだ!」

 

この二人、かなり熱々の様で周囲の独り身達はブラックコーヒーを買い求めていた。

 

 

 

 

なお、求婚したのは妻からである。いきなり唇を奪うと、『お前は私の夫にする! 意義は認めん!』と宣言したらしく、後輩の戦乙女達の間で未だに噂になっている。

 

 

 




次回は 騎馬戦 綱引き 玉入れ 等等 そして恒例の……

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