ではどうぞッ!
明け方の空から雨が降る朝、未来は商店街を歩いていた。
ふと細い路地の方を見ると、クリスが傘もささず座り込んでいた。
ノイズの痕跡やイチイバルの反応があったと言う事もあり、朝から零達機動部二課も現場にいる野次馬達を通り抜けて辺りを調べていた。
「人的被害はとりあえず無し。残ってるのはノイズがやられた跡だけ。あのイチイバルの嬢ちゃんが知らぬ間に解決してたってこった」
風舞はしゃがんでノイズの炭を指で摘んで見ていた。
「けど、そのクリスはどこに行ったんだ?」
「さあな。誰か親切な人に助けられてるといいんだが…」
「零君、君のシンフォギアで通信なんて出来ないだろうか?」
「うーん…シンフォギアは起動してないと反応を示さないし…展開していないこのネックレスの時でも探知機代わりにはならないし…ダメだ」
「そうか…何か手がかりでも掴めればいいんだがな…」
その頃、未来はお好み焼き屋の「ふらわあ」に部屋を借りてクリスを手当てしていた。
「…ッ!はっ!」
クリスは目と口をかっと開くと上体を起こし、肩で息をして、少し落ち着くと未来の方を向き、そして周りを見渡して今の状況を把握した。
「良かった。目が覚めたのね。びしょ濡れだったから、着替えさせてもらったわ」
そう言われてクリスは自分の体を見ると、服はあの赤い服ではなく、小日向と書かれた体操服を着ていた。
「勝手なことを!」
荒々しくクリスが立ち上がると、響は眼前に現れたものを見て顔を赤くした。
「な、なんでだッ!」
「さ、流石に下着の変えは持ってなかったから…」
それを聞いてクリスも気付き、顔を赤くしてダルマのように布団を被った。
「未来ちゃ〜ん。どう?お友達の具合は」
声の方を向くと、ふらわあの店主が洗濯物のカゴを持って二人の様子を見に来ていた。
「目が覚めたところです!ありがとうおばちゃん、布団まで貸してもらっちゃって」
「気にしないでいいんだよ。あ、お洋服洗濯しておいたから」
「…!」
「私、手伝います」
「まあ、ありがと」
そう言って二人は庭の方に行ってしまった。
洗濯物を干し終わった未来はクリスの身体をタオルで拭いていた。
「…あ、ありがと…」
「うん」
未来は優しくクリスに頷いた。
「…何も、聞かないんだな」
「…うん。私は…そういうの苦手みたい…今までの関係を壊したくなくて…なのに、一番大切なものを壊してしまった…」
それを聞いてクリスは未来の方を向いた。
「それって、誰かと喧嘩したってことなのか?」
「…うん」
奏者と一般人。守る者と守られる者。その壁を乗り越える事は簡単では無いのだろう。
晴れ渡る空とは対照的に、響は曇らせた顔で屋上から景色を眺めていた。
「未来、無断欠席するなんて一度も無かったのに…」
ふと横を見ると、杖をつきながら歩いてくる翼の姿が見えた。
「…!翼さん…」
響と翼は近くのベンチに座った。
「…私、自分なりに覚悟を決めたつもりでした。守りたいものを守るため、シンフォギアの戦士になるんだって。…でも駄目ですね…小さなことに気持ちが乱されて、何も手に付きません。私、もっと強くならなきゃいけないのに…変わりたいのに…」
「…その小さなものが、立花の本当に守りたいものだとしたら、今のままでもいいんじゃないかな」
響は翼の方を向いて、話を聞いていた。
「立花は、立花のまま強くなれる」
褒めるのに慣れていないのか、少し顔を赤くしながら翼は言った。
「翼さん…」
「奏の様に人を元気づけるのは難しいな…」
「いえ、そんな事ありません!前にも同じような言葉で親友に励まされたんです。それでも私はまた落ち込んじゃいました。駄目ですよね〜」
笑顔になった響を見て安心したのか、翼の顔も自然と緩んでいた。
「翼さん、まだ痛むんですか?」
「大事を取っているだけ。気にするほどではない」
「そっか、良かったです」
「絶唱による肉体への負荷は極大。正に、他者も自分も全てを破壊し尽くす滅びの歌…代償と思えばこれくらい安いもの」
「絶唱…滅びの歌…で、でもですね翼さん!」
翼はいきなり立ち上がった響の方を見た。
「数ヶ月前、私が辛いリハビリを乗り越えられたのは翼さんの歌に励まされたからです!翼さんの歌が滅びの歌だけじゃないってことを、聴く人に元気をくれる歌だってことを、私は知っています!」
「立花…」
「だから早く元気になってください!私、翼さんの歌が大好きです!」
「…私が励まされてるみたいだな」
翼は小さく笑って言った。
「え?」
「喧嘩か…私にはよく分からない事だな…」
そう言いながらクリスは元の服に着替えていた。
「友達と喧嘩したことないの?」
「…友達いないんだ」
「…」
「地球の裏側でパパとママを殺されたアタシは、ずっと独りで生きてきたからな…友達どころじゃなかった」
「そんな…」
「たった一人理解してくれると思っていた人も、アタシを道具のように扱うばかりだった…誰もまともに相手してくれなかったのさ…」
クリスの脳裏には自分自身の過去が過ぎり、その顔には怒りが浮かんでいた。
過去に怪獣が現れていた頃、人は為す術もないまま蹂躙され、ウルトラマンが来ても大人達は自分を置いて逃げていたのだ。
「大人はどいつもこいつもクズ揃いだ…自分の身に危険が迫れば私達の自由も解かないまま逃げ出し、私達の叫びも聞いてくれなかった…」
それを聞いて未来は何も言えなかった。
「…ごめんなさい」
「…なあ、お前その喧嘩の相手ぶっ飛ばしちまいな」
「え?」
「どっちが強えのかハッキリしたらそこで終了。とっとと仲直り。そうだろ?」
「…出来ないよ、そんな事…」
「…わっかんねえよなぁ」
「…でも、ありがとう」
「ああん?私は何もしてないぞ」
礼を言われたことに驚き、クリスは未来の方を向いた。
「ううん、本当に、ありがとう。気遣ってくれて。えっと…」
「…クリス。雪音クリスだ」
「優しいんだね。クリスは」
少し驚いた後、クリスは顔を赤くして背中を向け、小さく「そうか」と呟いた。
「私は小日向未来。もしもクリスが良いのなら―――」
そう言って未来はクリスの手を取り、クリスも未来の方を向いた。
「私は、クリスの友達になりたい」
驚いた表情のままクリスは何も返せず、手を振り払って部屋を出ようとしたが、踏みとどまった。
「…私は、お前達に酷いことをしたんだぞ…」
「?」
すると、街中にアラームが鳴り響いた。
外では、大我が商店街の避難誘導をしていた。
「こっちです!早く!」
そして、ふらわあから出てきたクリスは外の光景を不思議そうに眺めていた。
「おい、一体何の騒ぎだ?」
「何って、ノイズが現れたのよ!」
「…!?」
「警戒警報知らないの?」
「…!」
クリスは悔しそうに歯軋りさせた。
「おばちゃん逃げよう!」
そして、二人が逃げ出そうとした途端、クリスは人々とは逆の方向へ走っていった。
「クリス!」
(バカだ…!アタシってば何やらかしてんだ…!)
クリスは商店街を抜けて、人気のないところに出た。
足ももつれ、咳が出るほどに体力を消費し、膝に手を当てて立ち止まった。
「アタシのせいで関係の無いヤツらまで…!」
クリスは怒りと悲しみが入り交じった叫びをあげた。その目からはいつしか涙が流れていた。
「アタシがしたかったのはこんな事じゃない…!いつだってアタシのやることは…!いつもいつもいつもォッ!」
座り込んで泣いているクリスの元にノイズが接近していた。
それに気付いたクリスは立ち上がり、ノイズを睨みつけながら振り返った。
「アタシはここだ…だから関係ないヤツらのとこになんて行くんじゃねぇ!」
クリスはノイズの攻撃をかわしながらイチイバルを展開しようとしたが咳が出てしまい詠唱が失敗し、襲われそうになった時だった。
「ウルトラァァー!スラァーッシュ!!」
青白い光輪がノイズを切り裂き、クリスの前に零が着地した。
「お前…!」
「…とにかく今は関係ねぇ!」
エースとタロウの力を読み込ませたシンフォギアを纏った零はクリスを腕で自身の後ろにしながら迫り来るノイズに向かってファイティングポーズを取っていた。
そして、襲ってきたノイズに向かってバリアを発動し、その隙をついてクリスを抱え、近くの建物の屋上にまで飛び上がった。
「大丈夫か?」
「…!」
クリスは何も言わずに立ち上がり、逃げようとした途端、目の前に飛行可能なノイズ達が現れた。
クリスもイチイバルを装着し、向かってくるノイズ達を全て撃ち落とした。
「奏者はここに二人も要らねぇ!他のとこに救助に行きな!」
「だ、だけど…」
「こいつらは纏めてアタシが相手してやるって言ってんだよ!」
そう言ってクリスは巨大なガトリングガンを構えて飛び上がった。
そして、瞬く間に地上のノイズ達を一掃し、空中にいたノイズ達も一掃した。
[ 魔弓・イチイバル Vo.雪音クリス]
「な、なんて野郎だ…」
零はクリスの戦いっぷりを見ながら辺りを見ていた。
クリスは次々と向かってくるノイズを淡々と処理し、懐に入られた時でもお構い無しにノイズを掴んで背負い投げをし、銃を押し付けて連射し、ノイズを撃破した。
クリスの派手な銃撃戦に気がついた他のノイズ達もそこへ向かって飛ぼうとした時だった。
「おっと。お前らをここで通す訳にはいかねえなぁ」
そう言いながら零は左手を腰に当てた右手に重ね、大きく横に振り、無数の光弾を放って近くのノイズを一掃した。
「お前達の相手は俺だ!ついてきな!」
そう言って零はノイズを先導し、クリスから離れさせるようにして走り出し、ノイズもそれに釣られて零を追いかけ始めた。
その頃、響がノイズを探して街を走っているとどこかからか悲鳴が聞こえ、響はその声がした建物の中へ入っていった。
「誰かー!誰か今…!」
すると、雄叫びが聞こえると同時にノイズの触手が響に襲いかかり、響は手すりを使って大きく飛び上がり、下の足場に飛び映った。
ノイズは手応えがないのを感じて触手を引っ込めた。
その大きさを見て響は叫び声をあげようとした途端、口元を誰かに手で覆われた。
そこにいたのは、欠席したはずの未来だった。
未来は響に向かって人差し指を立てて口元に当て、響の口から手を離すと携帯を取り出して文書で意思を伝えた。
[ 静かに。あれは大きな音に反応するみたい]
もう一度未来は携帯を操作し、再び画面を見せた。
[あれに追いかけられて、ふらわあのおばちゃんとここに逃げ込んだの ]
未来は顔を動かし、響もつられてその方を見ると、そこにはふらわあの店主が横たわっていた。
この状況下では、シンフォギアの詠唱をした途端にノイズが襲いかかってくるだろう。シンフォギアを纏うよりもノイズが二人を炭にする方が早いのは火を見るより明らかだ。
迷う響に未来は三度携帯を見せた。
それを見て響も未来に文書で伝え、響もそれに返し、未来はまたそれを返し、響が返そうとすると未来は何も言わずに笑って携帯を押さえ、響は操作を止めた。
店主の唸り声に反応したノイズがゆっくりと触手を伸ばし始め、二人もそれに気がついて店主の方を見た。
「私…響に酷いことした。今更許してもらおうなんて思ってない。それでも、一緒にいたい。私だって戦いたいんだ…!」
未来はノイズに気付かれないように響の耳元で言った。
「ダメだよ…未来…」
「どう思われようと関係ない。響一人に背負わせたくないんだ…」
それは、未来の揺るがない意思の表れだった。普段物静かな未来からは考えられない程に、闘志が感じられた。
「私、もう迷わない!」
ノイズは未来に気が付き、未来はノイズを引きつけるように走り出し、追撃をかわしながら外に飛び出した。
そして、ノイズが未来に注意が行った所を見計らって店主に近付き、響はシンフォギアを纏った。
響は店主を抱き抱えて建物から飛び上がって脱出し、丁度走ってきた昴も響を見つけた。
「響!」
「昴さん!」
響は昴の元に着地し、昴も響の元に駆け寄った。
「昴さん、おばちゃんをお願いします」
「お前は…」
響は昴に店主を引き渡すや否やすぐに先程のノイズの元に駆け出していった。
[ 私ト云ウ 音響キ ソノ先二 Vo.立花響]
未来が囮になり、その隙に響が店主を助けるという至ってシンプルは作戦だったが、無事成功したようだ。
後はその未来を救い出すだけである!
戦っているのは決して響一人だけではない。助けられる者も必死に戦っている。人助けは一人だけでは出来ない。だからこそ、あの日奏は響に「生きることを諦めるな!」と叫んだのだ。今ならその理由が少しだけ響は分かった気がしていた。
響は悲鳴を聞き付けてその方に向かって走り出し、腰のブースターで加速し、更に飛び上がった。
響の生きる理由は、あの惨劇を生き延びた負い目からでは無い。奏から託され、受け取った命だからである!
未来のすぐ後ろにはノイズが迫っていた。
もう足を動かすのも精一杯で、立ち止まってしまった。
ノイズも未来が観念したと判断し、トドメを刺しにかかり、大きく飛び上がった。
しかし、未来には響との約束があった。
まだ響と流れ星を見ていない!その約束が彼女の足を少しだけ動かし、ノイズの攻撃を免れた。
しかし、ノイズの攻撃で地面が崩れ、未来とノイズは山道から落下した。
「未来!でもこの距離じゃ…!」
未来を見つけて困っている響の元に、零が近くに走り込んできていた。
響は零の方を向き、零も響の方を向いてお互いに頷き、零は響に向かって飛び出し、響の足を掴んで超音速で振り回し、凄まじい勢いを付けて響を未来の方に投げつけ、響もその勢いのままジェット噴射で未来とノイズに向かって飛び、壁を蹴ってノイズに一撃を食らわせ、ノイズを拳で貫いて木っ端微塵にし、空中でジェット噴射をして未来に向かって飛び、未来の身体を抱き抱えた。
着地は成功したものの、傾斜に着地してしまったため、二人仲良く池の近くまで転げ落ちてしまった。
戦いが終わって響も変身を解除し、お互いに背中を押さえているのがなんだか可笑しくて、お互いに笑っていた。
「カッコよく着地するって難しいんだなぁ」
「あちこち痛くて…でも生きてるって気がする」
二人は立って服の泥や土を払いながら言った。
「…ありがとう。響なら絶対助けに来てくれると信じてた」
「ありがとう。未来なら絶対諦めないって信じてた。だって私の友達だもん」
そう言って笑う響を見て未来は泣き出し、響に抱きついて押し倒した。
「怖かった…怖かったよ…」
「私も…凄い怖かった…」
二人の目からはいつしか涙が溢れていた。
「私、響が黙っていたことに腹を立てていたんじゃないの…誰かの役に立ちたいと思っているのはいつもの響だから…でも最近は辛いこと、苦しいこと全部背負い込もうとしていたじゃない…私はたまらなくそれがいやだった。また響が大きな怪我をするんじゃないかって心配してた…だけど、それは響を失いたくない私のわがままだ…そんな気持ちに気付いたのに…今までと同じようには出来なかった…」
「未来…それでも未来は私の…」
響は未来の顔を見て話そうとした途端、吹き出してしまった。
「髪もボサボサ、顔も涙でグチャグチャ、なのにシリアスなこと言ってるし!」
「もう!響だって似たようなものじゃない!」
未来は顔を膨らませて腕を組んでそっぽを向いた。
「えっ!?ウソ!鏡貸して!」
響も焦りながら髪を弄っていた。
「鏡はないけどこれなら…」
そう言って未来は携帯を取り出し、二人が入るようにインカメラで撮影を始めた。
出来た写真は、想像以上だった。
「おぉぉ〜!すごいことになってる〜!これは呪われかけてるな!」
「私も想像以上だった…」
それがやっぱり可笑しくて、二人はまた笑っていた。
そして、街の人達も元の生活に戻り、響と未来は商店街で機動部二課と会っていた。
「ほらよ、ふらわあのとこから回収しておいたぜ」
そう言って昴は未来に鞄を渡した。
「ありがとうございます」
「おう」
「零さんも、ありがとう。まだちょっとくらくらするけど…」
「わ、悪かった。急いでるって聞いてたもんだからつい…」
そう言って一同は笑った。
「あ、あの、師匠…この子に戦っている所をじっくりバッチリ見られてしまって…」
「ち、違うんです!私が首を突っ込んでをしまったから…」
「詳細は報告書の形でしっかり聞く」
「まー、不可抗力ってやつだよな」
「それに、人命救助をしてくれたんだろう?それなら何も言う事はあるまい」
大我とタイタスも二人に笑って言い、それを聞いた二人は仲良くハイタッチをした。
すると、ピンクの車がドリフトをしながら現場に駆けつけ、中から了子が降りてきた。
「主役は遅れて登場よ。さ〜て、どこから片付けましょうかね」
その様子を見て響達は呆気に取られていた。
「さ、後は俺達の仕事だ」
「お前達は帰って休むんだぞ。零、送って行ってやってくれ」
「ああ」
「あ、あの、避難の途中で友達とはぐれてしまって…雪音クリスと言うんですけど…」
「雪音クリスって言うと、あの子だよな。被害者が出たっていう知らせは出てないから、連絡が取れるようになるだろう。心配はない」
「良かった…」
未来は安心した様に笑い、零と響と共に学校まで戻って行った。
「で、二人は仲直り出来たの?翼さんから困ってたって聞いたけど…」
「はい!未来は私の大親友です!」
「ちょ、ちょっと響…」
そう言って未来は少しだけ顔を赤くしていた。
「えっと、零さん…でしたよね?私は小日向未来です。まだちゃんと自己紹介してませんでしたよね」
「そう言えばそうだったね。俺は柊零。こんなナリだけど、一応男」
「えっ零さん男性だったんですか!?」
「これは誰だって間違えるよね…私も最初間違えたもん」
「ま、これのお陰でたまーに助かる時もあるんだよな。レディースデーとかで映画とか安く見れるし、悪いことばっかじゃないぜ」
「でもね、零さん奥さんにたまに着せ替え人形にされてるらしいんだよ〜」
「そうなんですか?」
「あんまりやらないで欲しいんだけどなぁ…」
「それでも奥さんの事は愛されてるんですね」
「まあな。服選びには困らなかったりするし、良いと言えばいいんだけど…それがあるから止めさせられないのもなあ〜…」
「ふふ。零さんの奥さんは今どこにいらっしゃるんですか?」
「…ずっと遠く。今は会えない」
そう言って零は夜の星空を見上げていた。
「でも、向こうできっと頑張ってる。響が未来の知らないとこで頑張ってた様に、俺の嫁も…百合も頑張ってるよ」
「素敵ですね、零さん」
「ありがとよ。っと、学校に着いたぜ。それじゃあな!」
「ありがとう!零さん!」
「ありがとうございました」
「おう。風邪ひくなよ」
「はーい!」
そう言って二人は学校の寮に帰って行った。
今回はここまでです!
結局ひびみくも書くことにしましたよ
ここ書かないと後々響きそうだしね。
響だけにね!
ね!
あっちょっ響さんギアで殴るのをやめなさい、痛っ、ごめん!ごめんて!悪かったから!