歌の世界の【奏者】光の戦士   作:シャイニングピッグEX

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お久しぶりです!!!私だ!
待たせてごめん!
その分サプライズめちゃくちゃ込めたんで読んでください!!!


新たなシンフォギア!

その場のノリと勢いで無事に特異災害対策本部二課に入った零は早速自分のシンフォギアを作ってもらう事にし、弦十郎と共に開発室へ入った。

 

 「シンフォギアを作っているのは彼女、櫻井了子君だ。君のことは全て話してある」

 

 「ただいま紹介に預かりました櫻井了子でーす!よろしくねー零ちゃん」

 

 そう言うと櫻井了子と呼ばれた女性は零に飛びつくなり強く抱きしめた。

 

 「あ、あの…俺男なんですけど…」

 

 「んー?そんなのいいじゃない。どっちだって」

 

 「いやあすまんな。了子くんも悪い人ではないんだ、許してやってくれないか」

 

 「まあ、それは良いですけど…」

 

 「で、零ちゃんのシンフォギアだったわね。ゼノブラスターちょっと貸してもらえる?」

 

 「はい」

 

 零はゼノブラスターを了子に渡し、了子は早速ゼノブラスターを解析装置の中へと入れた。

 

 「ふむふむ〜…なるほど、これはまた地球にはないテクノロジーが詰まってるね」

 

 「作れそうなのか?」

 

 「んー、そうねぇ、翼ちゃんや奏ちゃんの普通の適合者と同じものを作ると装着するだけで絶唱をした時の様になるんだけど…零ちゃん専用に作ればなんとか作れそうよ」

 

 「時間はどれくらいかかりそうなんですか?」

 

 「普通に作るにしても一時間はかかるけど…何か注文とかある?」

 

 「じゃあ、ゼノブラスターの原型はそのまま残せたりしないですか?」

 

 「ええ、大丈夫よ。私天才ですから!」

 

 そう言って了子は自信満々に胸を張った。

 

 「むしろこの子を改造したりしなくて済むから手間が省けたわ。三十分くらいはかかるから、それまで適当に時間を潰してて」

 

 「ああ。ではここは任せたぞ」

 

 「よろしくお願いします」

 

 「この天才櫻井了子にお任せあれ」

 

 そう言って了子はウインクをし、弦十郎と零は開発室を出た。

 

 「さて、三十分の間、何もしないのも退屈だろう」

 

 「まあ…あ、そうだ、住むところを探さなきゃ」

 

 「そう言うと思って、もう既に手配は済んである。時間もあるし、案内しよう」

 

 「えっもう用意してあるんですか!?」

 

 「ああ。ちょうど時間も出来たしな」

 

 弦十郎と零は基地を出て近くのマンションの一室に来た。

 

 「高級なマンションとはいかんが、二課で働く以上はここで住んでもらう。家賃は給料から引かれてるから安心しろ」

 

 部屋の中には生活に必要な家具が一式揃っており、居間や寝室、風呂場やトイレなどの部屋分けもされていた。

 

 「結構良い2LDKですね…」

 

 「ああ。人一人が住むには不便しないだろう」

 

 「ありがとうございます、弦十郎さん!」

 

 「気にするな。その分君にもたくさん活躍してもらわないとな」

 

 そう言って弦十郎と零は笑った。

 

 「さて、まだ少し時間があるな…どうだ、俺と手合わせでもどうだ?」

 

 「て、手合わせですか?」

 

 「ああ。零くんの力量がどんなものかも見てみたい」

 

 「…わっかりました!よろしくお願いします!」

 

 早速二人は基地に戻り、演習場へ入った。

 

 「さあ、遠慮はいらん。思いっ切り掛かってこい!」

 

 「では…遠慮なく!」

 

 零は静かに構え、コンクリートの地面を強く蹴って勢いよく弦十郎に向かって飛び出した。

 

 「でやあッ!」

 

 零は全力の右手の拳を玄十郎に繰り出すが、弦十郎はそれを平手でいとも受け止めた。

 

 「な…ッ!?」

 

 「どうした!こんなもんか!」

 

 「…ッ!まだまだァッ!」

 

 零は左手を地面について脚を開き、ブレイクダンスの要領で身体を回転させて弦十郎を怯ませ、その隙に両手をついて後ろに飛び、間合いを取って構え直した。

 

 「!!」

 

 しかし、弦十郎はそんな小さな隙も見逃さず、零が顔をあげた時には既に眼前に弦十郎の右拳が迫っていた。

 

 「ハァッ!」

 

 「くっ!」

 

 零はとっさに腕で拳を防いだが、その隙に弦十郎は左拳で零の腹部に強い一撃を入れ、零は思わず後ずさった。

 

 「がはッ…!」

 

 「ウルトラマンとして闘っていた者はここまで弱いのか?」

 

 弦十郎は零をあざ笑うように言い放った。

 

 「くそ…ッ!」

 

 零は身体を丸めて高速で回転し、弦十郎に向かって突撃した。

 

 「ハァァーッ!」

 

 弦十郎はそんな零を強烈な一撃で零を撃ち落とした。

 

 「ガハァッ…!」

 

 零は腹部を手で押さえながらその場にうずくまった。

 

 「ふむ…スピード、パワー共に素晴らしいが…戦い方が直線的すぎる。決して悪くはないが…まあ、追々直していけば良いだろう…すまなかったな、おちょくるような真似をしてしまって」

 

 そう言って弦十郎は零に手を差し出した。

 

 「いえ…俺も色々やるべき事が見つかりました。ありがとうございます」

 

 零もその手を取って立ち上がり、それと同時に演習室の空間が元に戻った。

 

 「一応、君もウルトラマンなんだろう?なら、この世界にいたウルトラマン達の事も教えておいた方が良いかもな」

 

「この世界にもウルトラマンが?」

 

 「ああ。ついてきてくれ」

 

 二人は演習室を出て資料室へと移動した。

 

 「遥か昔になるが、この世界…君に合わせて言えば、この宇宙にもウルトラマンがいたんだ」

 

 そう言って玄十郎は資料室のPCの画面を見せた。

 

 画面の中には歴代のウルトラマン達が、来た年代と一緒に映されていた。

 

 この地球に現れた最後のウルトラマンはロッソ、ブル、そしてウルトラウーマングリージョだった。

 

 「一年間、あるいは半年滞在していた者もいれば、一時的に地球に来た者もいる。もちろん彼らの活躍もドキュメンタリードラマとして残っている。共に闘っていた防衛隊は今は解体されたが、その技術はシンフォギアとなって継承されている。流石にウルトラマン達の力は継承出来なかったがな」

 

 苦笑いをしながら玄十郎は零に軽く説明をした。

 

 「ウルトラマン達は…」

 

 「皆、自分の役目が終わった事を悟ると、宇宙に帰ってしまったよ」 

 

 「そうでしたか…」

 

 「もちろん、我々もウルトラマン達や共に戦ってきた防衛隊の方々に恥じないよう精一杯人々を守る事をこの胸に刻み込んでいるんだ。それはウルトラマンである君も同じだろう?」

 

 「もちろんです!」

 

 それを見て玄十郎は納得したかのように頷いた。

 

 「うむ!その心意気や良し!」

 

 そう言うと玄十郎は一枚のDVDを零に渡した。

 

 「これは?」

 

 「歴代のウルトラマン達の活躍の映像で、三十分程度にまとめたものだ。これで戦い方を学ぶといい。俺は君のシンフォギアが出来たかどうかを見てくるから、ここに居てくれ」

 

 「はい!」

 

 玄十郎は資料室から出て、零はDVDを再生した。

 

 すると、零に鈍い頭痛が走り、思わず頭を押さえ、目を瞑った。

 

 「う……ん…?」

 

 頭痛が治まり、零が再び目を開けると、光に包まれた空間にいた。光はどこか温かく、居るだけでとても心が落ち着いていく。

 

 「ここは…?」

 

 すると、零の前に七つの赤い光が現れ、やがて光は人の形に姿を変えた。

 

 「あなた達は…」

 

 「初めまして、と言うべきかな?別の宇宙のウルトラマン」

 

 零の前に現れたのはゾフィー、ウルトラマン、セブン、ジャック、エース、タロウ、メビウスのウルトラ兄弟の七人であった。

 

 「ウルトラ兄弟の皆さん…何故俺のことを…」

 

 「君が変身するウルトラマン、ゼノからの緊急信号を受け、君の事を助けに来た」

 

 「タロウさん…」

 

 「だが、まだ君の変身は不可能だ。他の武装も使うことは出来ないだろう」

 

 「そんな…それでは…」

 

 「そこで、僕達の力と、戦い方を授けます。この世界の武装のシンフォギア用に出力は抑えられてしまいますが…貴方なら使いこなせるはずです」

 

 「メビウスさん…」

 

 「時間はあまり無い。すまないが二日で物にしてもらうぞ」

 

 「はい!…二日?」

 

 「この空間での一時間は外界での一分だ。つまり、残された時間は四十八時間しかない」

 

 そう言うと、セブンは零の身体にテクターギアをつけた。しかし、テクターギアとは言え、アイスラッガーや光線が撃てるような構造などになった特別なテクターギアだった。

 

 「これは…」

 

 「我々の星で使っているトレーニング機器だ。これでゼロやタイガも鍛えてきた」

 

 「タイガ?」

 

 「私の息子だ。今は並行宇宙の地球人を守っている」

 

 「タロウさんの息子?」

 

 「うむ。我が子ながらまだまだポテンシャルは秘めている」

 

 「君も、タイガやゼロにも負けない戦士に鍛え上げる」

 

 「さあ、特訓を始めるぞ!」

 

 「はい!」

 

 早速、零はウルトラ兄弟達と特訓を開始した。

 

 一日目はウルトラマン、ゾフィー、タロウ、メビウスから光線技と体術を教わり、二日目はセブン、ジャック、エースからは切断技と武器について教わった。

 

 実戦形式での習得が多く、傷だらけになりながらも、その戦い方の基礎と応用だけでも物にすることが出来た。

 

 「よし、ここまで出来れば十分だろう。後は実践で身につけるんだ」

 

 「ありがとうございます!」

 

 「本当は僕達も一緒に戦いたいのですが…今はそれはかないません」

 

 「それは何故です?」

 

 「ゼノダークネスが放った結界の影響で我々は外界ではこの姿を維持する事が出来ない」

 

 「だが、君だけは唯一結界の干渉を受けずに変身することが出来る。君のウルトラマンとしての力がこの世界にとっては必要なのだ」

 

 「零さん。この世界を、この地球を貴方にお任せします」

 

そう言うと零のテクターギアが外れ、ウルトラ兄弟達は零の手元に光を送った。

 

 「これは…!」

 

 零の手元にはウルトラマン達が描かれた七枚のカードが握られていた。

 

 「これをシンフォギアにかざせば我々の力が使えるはずだ。だが、決して全員の力を一度に使ってはならない。使う時は、本当にどうしようもなくなった時だけだ」

 

 「はい!」

 

 「では、この地球を頼んだぞ。ウルトラマンゼノ…いや、柊零!」

 

 そして兄弟達は光に変わり、零の頭に鈍い痛みが走り、もう一度目を開けると元の世界に戻っており、特訓の中で負った傷や服の破れた跡も綺麗に治っていた。

 

 それと同時に資料室の扉が開き、弦十郎が入ってきた。

 

 「おっ、どうやらDVDは見終わったみたいだな。どうだ?良い勉強になっただろう?」 

 

 「はい!」

 

 「よし。では、これを渡そう」

 

 そう言って弦十郎は改造されたゼノブラスターを渡した。

 

 「これが君のシンフォギアのデバイスだ。君の注文通り原型も残すことが出来たが…中のウルトラマンのデータを元に作ったからかは分からないが、君には武器無しで戦う事になってしまう。その代わりと言ってはなんだが、光線技が使えるようになっているから、それでノイズを撃退してくれ」 

 

 「はい!」

 

 「とは言っても、最初に使うのが実践なのも大変だろう。演習室で練習をしておくといい。後は君に関する書類の処理だが、それは俺がやっておくから零君は今日は好きにしてくれ。練習をするもよし、帰って休むもよし、だ」

 

 「ありがとうございます。それでは」

 

 「ああ。お疲れ様」

 

 玄十郎と分かれて早速、零は演習室に向かい、ウルトラマン達の力を試すのと同時にノイズがどんな姿形をしているのかを見ることにした。

 

 「〜〜〜〜ーーッ!」

 

 早速、零の前に大量のノイズが現れた。ノイズとは言ってもシミュレーションなので殺傷能力はないが、戦闘力は本物とさほど変わらないのだろう。

 

 ノイズの姿形や大きさ、色もバラバラで、等身大のノイズもいれば高層ビルも追い越すくらいの大きさのノイズもいた。

 

 「それじゃ早速…シンフォギアッ!装着ッ!」

 

 零は叫びながらゼノブラスターを振り上げた。しかし、何も起こらず、ノイズ達も思わず首を傾げた。

 

 「…あれ?おーい、装着だって。おーい」

 

 零はゼノブラスターを叩いたり振ったりしたが、何も起こらず、うんともすんとも言わない。

 

 「おーい?ゼノブラスター?ゼノさーん?出番ですよー?あれー?」

 

 すると、頭上の上にはてなマークが浮かんでいる零の前にモニターが現れ、装着方法の映像が流れた。

 

 「これ…歌うのか!えっと、えっと…タットッバッ!タトバ!タットッバッ!」

 

 しかし、ゼノブラスターは何も反応しない。

 

 「…短い歌じゃダメなのか…よーし!ワナテイキューベイビー、ベイビーテイクミーハイヤー!」

 

 すると、ゼノブラスターのコアが眩い光を放ち、零の身体は真っ黒なインナースーツに包まれ、銀一色に包まれ、胸の真ん中に丸く青い水晶が埋め込まれたボディアーマーと上下半袖の洋服の様な衣装、そしてウルトラマンの足を思わせるシューズが現れ、衣装、ボディアーマー、シューズの順番で零に装着された。

 

 (これが…俺のシンフォギア!名付けて…シンフォ二ー・X!)

 

 新たなシンフォギア、シンフォニー・Xを纏った零は歌い続けながらノイズ達に向かっていく。

 

 「変わらぬ夜明けェェェッ!」

 

 零は水晶に両手をかざし、右手のギアを変形させて光線発射口を開き、ノイズ達に向けて青白く光る光線を放った。

 

 光線は一列にならんだノイズ達を一瞬にして灰に変えていく。零は全速力で駆け出して飛び上がり、ノイズだった灰を避けながら巨大なノイズの眼前にまで飛んだ。

 

 (凄い…!これがシンフォギアの力か!ウルトラマンさん、力をお借りします!)

 

 零は素早くウルトラマンのカードを胸の水晶にかざした。すると、シンフォニー・Xのボディのカラーリングがウルトラマンの様に変わり、赤いラインも刻まれた。

 

 『Be the TYPE・SPECIUM!』

 

 (ウルトラマンの力…これだ!)

 

 零の両手のギアが変形し、両腕の周りにプラズマの様なエネルギーが集まり始めた。

 

 「ーーーーーッ!」

 

 巨大なノイズは零に向けて光線を放ち、それと同時に零も右手を縦に、左手を横にしてクロスさせ、右手の外側からスペシウム光線を放ち、両者の光線が空中で激突した。

 

 「熱い鼓動をしんじーてぇーーッ!」

 

 零の気合いが加わり、スペシウム光線は更に威力を増し、ノイズに光線が直撃した。ノイズは灰となって崩れ去った。

 

 『Be the TYPE EMERIUM!』

 

 セブンのカードをかざし、ボディアーマーや洋服の色が真紅に変わり、セブンのカラーリングに変わり、さらに頭部にセブンの頭部を模したヘルメットが装着され、セブンのものと全く同じアイスラッガーが形成された。

 

 そして、零は空中から降りながらアイスラッガーを手に取り、地上にいるノイズ達に向けてアイスラッガーを投げつけ、アイスラッガーはノイズ達を一匹残らず切り裂いた後零の手元に戻り、零はアイスラッガーを頭上に戻した。

 

 そして、シミュレーションが終わり、元の演習室に戻り、零も元の姿に戻った。

 

 「これからまたよろしくな」

 

 そう言って零はゼノブラスターをネックレスの様に首にかけ、基地を後にして、マンションの自室に向かった。

 




てなわけで今回はここまでです。

一応最初はやれ剣を使わせようかとか槍を使わせようかなどなど色々主様と話しましたが、これに落ち着きました。(多分落ち着いてないw)

良ければ感想、高評価などなどよろしくお願いいたします!
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