暁と申します。これより、司令官様の指揮下に入ります 作:血濡れの人形
代わりにキャンこれのラストワン賞とれたんでよしってことにします。そうじゃないとやってられんですて・・・
~鎮守府 食堂~
朝食後、私は響とチョコレートの交換をしていた。
「おはよう、暁姉さん。はいこれ」
響はそう言いながら綺麗にラッピングされた箱を渡してくる。一緒に作ったためサプライズ感は薄いが、それでもこうして渡されるとうれしいものである。
「ありがとう響。それじゃあはいこれ」
そういいながら、私も箱を差し出す。妹たちのために買ってきた専用の包装である。提督用は別に確保してあるので問題ない。
「ありがとう姉さん。あとでゆっくり食べさせてもらうよ」
響はそう言いながら自身のポーチにそれをしまい、そのまま食堂から出ていった。その直後、待ってましたとばかりに周囲にいた艦娘たちがチョコレートを渡してくるが、量が多すぎたので、とりあえず部屋で受け取ることになった。その結果・・・
「どうしましょう。部屋に置いておいた冷蔵庫に入りきらないわ・・・」
大型の冷蔵庫はチョコレートのみですべてが埋まってしまった。それでもわかりやすい位置に姉妹が作ってくれたチョコが置いてあるのは、それだけ大切に思っているという証拠だろう。
「あ、あの~、チョコレートを渡しに来たのですが、大丈夫ですか?」
突然声をかけられ、驚きながら扉のほうを見る。すると、少しだけ開いた扉から速吸がこちらを覗きこんでいた。ぶっちゃけ軽くホラーである。
「大丈夫、と、言いたいところなのですが、見ての通り冷蔵庫が埋まってしまいまして」
「あ、それに関しては大丈夫です。チョコはチョコなのですが、茶葉と同じような保存の仕方でいいので、それ用の棚のほうに一緒においていただければなぁと」
チョコなのに茶葉?と考えながらも、言われたとおりに、うけとった箱を茶葉用の箱に収納する。甘味の報酬として用意された妖精さん特性の収納箱は、中が常に真空に保たれるという謎アイテムである。
「あ、味は保証しますよ!一緒に飲んでいた龍驤さんはいったい何を飲んだのかわからないような反応していましたが、ちゃんとおいしかったので!」
それでは!といって、速吸は部屋から出ていった。まるで嵐みたいだな、なんて思いながらも、せっかくもらった茶葉なので、響たち姉妹艦からもらったチョコレートと一緒に飲んでみることにした。
「・・・香りはチョコなのにほうじ茶のような味・・・龍驤さんが困惑するのも納得ね。まぁ、チョコレートとの食べ合わせはいい感じだし、面白いというのも納得ではあったけれど」
あれ?何かを忘れているような、と、思いつつ、こののんびりした時間を過ごす暁であった。
このあと提督がチョコレートをもらっていないと泣きつきに来たとかどうとか。
暁
本作主人公。実は所属している人数分形や種類を変えてチョコレートを作っていた。部屋にある大型冷蔵庫は業務用のやつである。
響
渡したチョコはハート形の綺麗な奴。ミリレベルでずれのない一品であるとかなんとか。
速吸
尺稼ぎで飲んでたレモンサワーに書かれていたので採用された。渡したお茶は実際にあるもののはず。名前忘れましたが。