【完結】剣製の魔法少女戦記   作:炎の剣製

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日々の日常風景の回です。


第百三十八話  『母と子』

 

 

 

 

Side ラン・ブルックランズ

 

 

 

ヴィヴィオがなのはさんとフェイトさんの部屋で一緒に寝るようになって翌日、朝の訓練で、

 

「うー…やっぱり重い」

「僕も、二つとも巨大化して少しつらい…」

 

私はバルムンク、レンはアウルヴァンディルのモード2に苦しめられていた。

エリオはブースターが増えた。

ティアさんはダガーモードになった。

だけど私とレンのモード2は両方共巨大化した。

私のバルムンクはモード2はドラッチェンフォルム《Drachen form.》。

スリムなシグナム副隊長のレヴァンティンと似た剣であったのに1.5mはある巨大な大剣に変化してしまった。

特徴的なのは片刃の反対側の峰部分に三箇所ブースターがついていることだ。

そしてレンのアウルヴァンディルのモード2はギガシルトフォルム《Gigaschild form.》。

二つの盾が一回り大きくなり腕部分を覆い隠すくらいの巨大な盾に変化した。

当然、二重構造のギミックは変わらず展開すれば巨大な魔力刃が突き出てくるといった仕様である。

ここまで大幅な変化をするとは…。

これだとセイバーズ隊は対巨人戦闘に特化したものに仕立て上げたいのかと勘ぐってしまう。

でも、魔力を込めると私の剣は龍の模様が浮かび上がるようになっていてそれが輝く事に力を増していくという仕様らしい。

 

「ランはガジェットを軽く薙ぎ払えるようにってシホちゃんが提案してのモード2。

ブースターを吹かす事でとんでもない突撃斬りが出来るのが魅力だね。

そしてレンはさらに広範囲で味方を守れるようにモード1より強力なシールドと反射が展開できるモード2。

どっちも魔術師でもある二人なら扱えるだろうというシホちゃんやシャーリーの魔改造が施されているんだよ」

「な、なるほど…」

「それじゃ慣れないといけないですね…」

「二人共。身体強化の魔術を使えば軽く扱えると思うから試してみて?」

 

シホさんの言葉に私とレンは身体強化を施してもう一度武器を持ってみた。

 

「あっ…」

「軽いです…」

「二人のデバイスは魔導師と同時に魔術師の力も併用して使われるタイプだから四人とは違って特殊だけど慣れていってね? モード3も二人はまた違う味を出しているからね?」

「「は、はい…頑張ります」」

 

それから訓練は行われていって主に私が切込隊長をやらされ、レンがみんなをガードする部分に特化したスタイルだという事が判明した。

そして今日の訓練も終了し、汗をシャワーで流しに行く途中で、

 

「…でも、モード2もみんな大体慣れてきたね」

 

スバルさんがそういうが私とレンはまだやっとコツを掴んだ程度だ。

 

「変化が少ないあたしとキャロはともかく、エリオとティア、ランにレンは大幅に変わったから大変そうだよね」

「形から変わってますもんね」

「あたしは別に…。ダガーモードはあくまで補助だし…それより大変なのはエリオ、ラン、レンでしょ?」

「ストラーダはセカンド、過激だもんね」

《そうでしょうか?》

「私はかっこいいと思うよ。ストラーダ」

《ありがとうございます、レディ》

「それにセイバーズの二人は巨大化したもんね」

「そうなんですよー。

私のはガジェット三型と同等の大きさの大剣ですから少しまだ振り回され気味で…モード1の時と違って動きを変えるのがまだ慣れていないんですよ。

ブースターを吹かすとさらに振り回されますから」

「僕は…もう慣れたかな? プロテクションもまた格段に強化されたからこれでさらにみんなを守れるし…」

「レンはメイン盾だもんね」

「ちゃんと攻撃もできますよ!」

『あははッ!』

 

それで全員で笑いながら隊舎へと戻っていきました。

 

 

 

◆◇―――――――――◇◆

 

 

 

Side シホ・E・S・高町

 

 

 

なのはと私で訓練場の後片付けも終了し、隊舎へと歩いていくとヴィヴィオを連れているフェイトの姿があった。

それでなのはと一緒にフェイト達に寄った。

 

「ヴィヴィオー!」

 

なのはがヴィヴィオの名前を上げながら駆け寄っていく。

私はその後ろを歩きながら寄っていく。

ヴィヴィオもなのはにとてとてと歩きながら抱きついた。

 

「おはようヴィヴィオ。ちゃんと起きられた?」

「うん」

「おはようフェイトちゃん」

「おはようね、フェイト」

「うん、おはよう。なのは、シホ。…ヴィヴィオ、なのはさんとシホさんにおはようって」

「おはよう」

「うん、おはよう」

「おはよう、ヴィヴィオ」

「朝ごはん、一緒に食べられるでしょう?」

 

フェイトがそう聞いてきたので、

 

「うん」

「大丈夫よ」

 

それで四人で歩いていきながら食堂へと向かった。

それで食堂へと到着すると今日は機動六課に移動してくるために顔出しで来ていたらしいアインスが近寄ってきて、

 

「あ、シュバインオーグ」

「ん? どうしたの、アインス」

「いや、なに。ツルギが今日来ることになっているから話しておこうと思ってな」

「へー、ツルギが来るのね。ヴィヴィオ、よかったわね。もうすぐお友達が来るわよ?」

「お友達…?」

「うん、ヴィヴィオと同い年くらいだからいいお友達になれると思うんだ」

 

なのはがそう付け足してくる。

 

「お昼過ぎに迎えに行ってくるから楽しみにしておいてくれ」

「ええ」

「ではな」

 

アインスはそう言って隊舎の外に出ていった。

それから食堂で士郎の料理を食べながら、

 

「んむっ…士郎の料理の腕が上がったわね」

「うん。さすが六課のコック長だね」

「おいしーね」

「そうだね、ヴィヴィオ」

 

それで四人で料理を食べ終わってからデスクワーク作業をしようとなのはと一緒にオフィスに歩いている時だった。

ティアナがはやてに呼ばれて部隊長室へと向かっていった。

おそらく本局に行くのだろうからクロノにでも挨拶にいくのと一緒にティアナの紹介にいくのだろう。

それで残っているスバル、ラン、レンにデスクワーク作業が終わったら訓練でもつけてやろうという話になった。

ライトニング…フェイトとエリオ、キャロは前の現場調査にいったし、シグナム達副隊長陣はオフシフトだしね。

なのはがスバルに、

 

「前線メンバーは私とシホちゃん、スバルにセイバーズの五人だけだね」

「何も起きないことを祈ります…」

「そうですね。事件が起きないことはいいことです」

「うん…平和が一番」

 

そうね。予言の件もあるしランとレンにもクーデターの件をそれとなく吟味しておくのもいいかもしれない。

もしもの事態になって固まったらそれまでだから。

 

 

 

◆◇―――――――――◇◆

 

 

 

Side ティアナ・ランスター

 

 

 

あたしは八神部隊長の案内の下、本局にやってきたのだけど、これからフェイトさんのお兄さんであるクロノ提督に会うというから緊張はするものだ。

 

「はーやて」

「ようこそ、クラウディアへ」

 

二人の男性が歩いてきたのでどちらかがクロノ提督だろう。

あたしはしっかりと敬礼をしておいた。

 

「すごい船やね。さすが新造艦や」

「まぁな。…臨時査察を受けたと聞くが大丈夫だったのか?」

「うん。即時査問は回避できたよ」

 

何の話だろうか? 査察? 六課になにか問題があったのだろうか?

気になるわね。

 

「あ。そうやね。紹介しておくよ。うちのフォワードリーダーで、執務官志望の…」

「ティアナ・ランスター二等陸士であります!」

「ああ」

「よろしくー」

 

それから部屋に移動して階級の低いあたしは立っていようと待機している。

アコース査察官にどうだい? と誘われているけどその欲望には耐えないといけない。

こんなところでボロを出したらいけないからね。

これもなにごとも経験。だからしっかりとしないと。

 

 

 

◆◇―――――――――◇◆

 

 

 

Side スバル・ナカジマ

 

 

 

今日の分の書類仕事もなんとか終了。

それでこれからどうしようかと思っていたら、ふとなのはさんの方を見てみるとデータのセットが終わっているのにぼーっとしている光景が目に入った。

 

「なのはさん…? えっと、なのはさん?」

「えっと、ごめん。なに?」

「いえ、データのセットが終わってますよって…」

「あ、本当だ。ダメだね。ボーッとしちゃって…」

「いえ…」

 

なのはさんが開いていたデータはやっぱりヴィヴィオ関連のデータだった。

なのはさんも悩んでいるんだろう。

今後、ヴィヴィオがどういった人に預けられるのかとか悩みどころだし。

そこでお昼の鐘の音が鳴り、

 

「ちょうどお昼だ。これからヴィヴィオとお昼を食べるんだけどスバルもどう…?」

「それではご一緒します」

「よかった。それじゃ…他には、あ! いたいた」

 

なのはさんが見た方には黙々とデータを打ち込んでいるシホさんの姿があった。

シホさん、あれでかなりやり手だから非の打ち所がないというのはこの事だろう。

デスクワーク作業はお手の物だし。

それにあたし達に特別訓練と称して教えてくれる地球発祥だというチュウゴクブジュツ…?という武術。

この魔力を一切使わない攻撃方法はとても有効だということが判明しているのである。

センターガードのティアとフルバックのキャロはともかく、あたしとエリオ、ラン、レンは習っている。

それでガジェットにシントウケイ?という攻撃方法を試しに使ってみたらAMFを無視して中身に浸透し爆発を引き起こした時はびっくりした。

他にも瞬動術という移動法はマッハキャリバーを使っているあたしは併用できないけど、他の五人は使っていて全員ソニックムーブをしているのではと思うほどの動きをしている。

エリオなんか瞬動術とソニックムーブを同時使用して移動が倍以上になったと喜んでいた。

総じて隊長、副隊長陣は全員シホさんに習ったと聞くからやっぱりシホさんも超人の一人かもしれない。

昔は機械一式はアナログがデフォの魔術師だから全然ダメだったと後に聞いたけど、信じられないというのが最初の感想だった。

ティアにも聞いたんだけどシホさんは才能があんまりないと聞いた。

それなら必死に努力して色々な技能を会得してきたんだろう。

シホさんは謂わば努力の人なのだ。

魔術も魔法も武術も全部昔に戦場で渡り歩いていた時に必死に習得したという話だし。

シホさん自身は私の教導は反面教師なのよと言っていたけど、それもあたし達の経験にしっかりと重なっていくのでいいことだと思う。

だから無駄な教え方もしないし、なのはさん同様実に覚えやすい教導をしてくれるので嬉しい限りである。

 

 

 

閑話休題

 

 

 

「シホちゃーん。シホちゃんも一緒にお昼はどう?」

「そうね。それじゃご一緒させてもらおうかしら。待ってね、すぐにデータのセットを終わらせるから」

 

それからシホさんはあたしと比べてもかなり素早い操作をしてデータ処理を終わらせてやってきた。

それで三人で歩いている時にふとさっき思ったことをなのはさんに聞いてみた。

 

「この先、ヴィヴィオってどうなるんでしょうか?」

「ちゃんと受け入れてくれる家庭が見つかればそれが一番なんだけどね」

「そうよね。それに…」

 

シホさんはそこで少し思案顔になる。

なにか隠しているのかな?

それはともかく、

 

「難しいですよね。普通と違うから…」

「そうだね…。見つかるまで時間がかかると思うから…だから当面は私が面倒を見ていけばいいのかなって…。

ファイターもそこらへんは同意してくれたし。

エリオやキャロにとってのフェイト隊長みたいな保護責任者みたいな形にしておこうと思って」

「いいですね。ヴィヴィオ、喜びますよ!」

「そうね。ヴィヴィオってなのはに一番なついているから」

「喜ぶかな…?」

「はい。きっと!」

「そうね」

 

なのはさんが嬉しいことを言ってくれたのであたしも嬉しい気分になった。

それで部屋についてファイターさんが一緒になって遊んであげているヴィヴィオに聞いてみたけどヴィヴィオはわからないって顔だった。

 

「ほらね。やっぱり分からないよ」

「…うーん。なんていえばヴィヴィオはわかってくれるかなぁ…?

うん…。つまりしばらくの間はなのはさんがヴィヴィオのママだよってことだよ」

「ママ…?」

 

それでヴィヴィオはなのはさんを見上げる。

でも、少し言葉を間違えたかな?

なのはさんは、

 

「いいよ。ヴィヴィオのママでも…」

 

なのはさんはそう言って笑みを浮かべる。

 

「ヴィヴィオの本当のママが見つかるまでなのはさんがママの代わりだよ。

ヴィヴィオは、それでもいい…?」

 

「ママ…」

「はい。ヴィヴィオ」

 

なのはさんがそう答えるとヴィヴィオは突然泣き出してしまった。

それでなのはさんも慌ててあやしていた。

 

「ど、どうしましょう…?」

「平気よ、スバル。これはヴィヴィオなりの嬉し涙だから」

「そうですか? シホさん…」

「きっとね」

 

それからみんなで一緒に昼食を食べました。

士郎さんの手作りのサンドイッチだと聞いたからとてもおいしかったです。

その後、ランとレンと合流してティアやエリオ、キャロはいないけど三人でなのはさんとシホさんの教導を受けました。

そして訓練も終わって帰り際に前から歩いてくる士郎さん、アインスさん、キャスターさんともう一人…小さい男の子がいました。

歳はヴィヴィオと同じくらいかな?

朱銀髪の男の子でシホさんにどこか似ていました。

 

「訓練は終わったか、シホ」

「ええ。ところで…」

 

シホさんが笑みを浮かべながら、

 

「ツルギ君。こんにちは」

「こんにちは。シホお姉ちゃん!」

「あの…シホさん、こちらの子は?」

 

あたしが思い切って聞いてみると、

 

「ああ、スバルは会うのは初めてだったわね。この子は士郎とアインスの子供で…」

「僕の名前は八神ツルギです! よろしくお願いします!」

「…士郎さんとアインスさんの!? わぁ~、可愛いですね」

「ありがとうございます!」

 

ツルギ君はやっぱりどこかシホさんに似ている笑みを浮かべた。

それに男の子だと教えてもらって初めて気づいたけど、どこか女の子みたいな中性的な顔つきだ。

 

「まだ小学校に通っていないから今日からヴィヴィオの遊び相手として機動六課で過ごす事になる。可愛がってやってくれ、スバル」

「ヴィヴィオ。お前の遊び相手だ。ツルギはしっかりとしているから色々と遊んでもらえ」

 

士郎さんとアインスさんがそうヴィヴィオに話す。

 

「ヴィヴィオちゃんって言うの…?」

「う…」

 

どうやらまだ同い年の子と話す機会が初めてなのかなのはさんに抱きついている。

だけどツルギ君は笑みを浮かべて、手を差し出し、

 

「僕の名前は八神ツルギ。握手しよう?」

「………うー、はい」

 

ヴィヴィオは怖々と、だけど勇気を出してツルギ君と握手をする。

握ったらツルギ君も「よろしく!」とブンブンとヴィヴィオの腕をふっていた。

純粋な子だね、ツルギ君は。

ヴィヴィオもそれから少しだけ心を開いたのか笑みを浮かべていた。よかったよかった。

それからあたしもツルギ君とお友達になった。

 

「それじゃまた明日ね。シホお姉ちゃん、なのはお姉ちゃん、スバルお姉ちゃん、ヴィヴィオちゃん!」

 

それで士郎さん親子は自室へと向かっていった。

この様子だとエリオとも歳が近いから男の子同士でいい仲になりそうだね。

それでなのはさん達とも別れて夕食時。

食堂でエリオとキャロとフリードとラン、レンと一緒に食事をとっている時だった。

 

「…それにしてもなのはさんとフェイトさんがママって…」

「ヴィヴィオ、ものすごい無敵な感じ…」

「そうだね」

「うん」

「あははっ! それだったらエリオとキャロはフェイトさんの非保護者で、ランとレンもシホさんの非保護者、そしてなのはさんの教え子じゃない」

「えっと、それはそうなんですけど…」

 

それで四人とも苦笑いを浮かべている。

 

「そういえばエリオとキャロ的にフェイトさんはお姉さん? それともお母さん? どっち?」

 

つい興味本位で聞いてみた。

まずキャロが、

 

「私は優しいお姉さん、ですね」

「僕はどっちだろう? 難しいかもしれないですね」

「エリオ君はフェイトさんの子供なのと、弟なのとどっちが嬉しいのかな? 明日、聞いてみようか?」

「ごめん、キャロ。それはやめて!」

「あはは! それでランとレンはシホさんはどうなの?」

「そうですね。厳しくも優しいお姉ちゃんって感じです」

「はい…。魔術を教えてくれる時はとても厳しいんですけど普段はああで優しいですから」

「だよね。思い悩んでいたティアも立ち直らせたくらいだからね。あ、そうそうエリオにレン」

「はい…?」

「なんですか?」

「士郎さんとアインスさんの子供で六歳の男の子のツルギ君って子が今日からアインスさんと一緒に機動六課で暮らすそうなんだよ。

だから暇があったら一緒に遊んでやったら? 男の子同士として」

「そうなんですか?」

「ツルギ君が来てるんですか」

「あれ? レンは知っているんだ」

「はい、うちは八神部隊長の近くだからよく会っていましたし。ね? ラン姉さん」

「そうね、レン」

「そっか。うん、それじゃエリオ。ツルギ君は元気な子だから仲良くなれると思うよ。…あ、でも少し女顔だから見間違うかもね?」

「エリオ君。変な間違いをしちゃダメだからね?」

「え? え? 突然なに? キャロ?」

 

突然キャロはエリオに顔を寄せてそう言い含めている。

なにを間違うというんだろう?

 

「とにかく伝えたからね?」

「はい」

「わかりました」

 

うん、これからもっと楽しい毎日になりそうだね。ティアにも伝えてあげよう!

でも、シホさんに聞いた話でティアは思わず嫉妬するかもしれないかもね。

ツルギ君、かなりスペック高いから。

 

 

 

◆◇―――――――――◇◆

 

 

 

108部隊ではある部屋でマリー、ゲンヤ、ギンガの三人が揃ってナンバーズ達の映像を見ていた。

 

「現場検証を合わせて、あらためて六課からデータをもらいました」

 

そして展開される映像ではナンバーズ達の足元に映し出される魔法陣状のテンプレートについて話し合う。

 

「使ってる動力反応、従来のものと比べるとかなり高性能です」

「それじゃ、間違いねーようだな…」

「はい。この子達全員、最新技術で作られたのだろう戦闘機人で間違いありません」

 

それでゲンヤは厳しい顔つきになる。

 

「マリーさんとの解析を六課とすり合わせないといけないのですが…」

「通信で済む話って訳にはいかねーな。しかたがない…俺が出向くとする」

「はい。八神部隊長のお戻りは八時過ぎになるそうです」

「マリエル技官はお忙しいかい…?」

「私もご一緒します。最近はスバルの顔も見ていないですし」

 

それでゲンヤはふっと笑い、

 

「ありがとうよ。それじゃ時間まで好きにやっていてくれ」

 

それでマリーはギンガと一緒に休憩室へと向かっていった。

それをゲンヤは見送りながら一枚の写真立てに目を向ける。

そこにはゲンヤの今は亡き妻、クイント・ナカジマの姿が映されていた。

眺めながら、

 

「やっぱりと言えば、やっぱりか…。

まだ、なんにも終わっちゃいねぇんだな」

 

どこか疲れたような声でそうゲンヤは呟くのだった。

そして移動中の車の中でギンガは、

 

(あの時の事件は、まだ終わっていない…。

母さんを殺した戦闘機人事件)

 

それでギンガはブリッツキャルバーを握り締めるのだった。

 

 

 




ランのバルムンクのモード2が某死神の鬼○丸!?

さらに某零式の対艦武器っぽくブースター装置付き。

ツルギと初邂逅のヴィヴィオ。

ここからお友達を始めていきます。

それではご意見・ご感想・誤字脱字報告をお待ちしております。

では。
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