【完結】剣製の魔法少女戦記   作:炎の剣製

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戦闘ばっかでつまらないと思いますができるだけ分かりやすく表現していきますので見ていってください。

では、どうぞー。


第百四十六話  『公開意見陳述会(4) 激化する戦闘』

 

 

 

 

Side ヴィータ

 

 

 

フォワード達のお守りはアルトリアに任せてあたしとリインは異変と同時に感じたオーバーSランク相当の何者かに向かってユニゾンをして飛びだった。

 

「リイン! 呼びかけ頼む!」

《はいです!》

 

そして直様リインは、

 

『こちら時空管理局です! あなた達の飛行許可と個人識別データが確認できません。直ちに停止してください! それ以上進めば迎撃に入ります!』

『…………』

 

リインが警告するが、反応なしか…。

停止の指示も聞かなかったので、しかたなく迎撃態勢に入ることにした。

それであたしはまずシュワリベフリーゲン――鉄球――を複数放って牽制に使い、相手の男がそちらに気を回している間に、その隙をついてグラーフアイゼンでギガントハンマーを叩き込む。

 

「おらぁーーー!!」

「ッ!」

 

裂帛とともにアイゼンを振り下ろす。

相手との接触、次いで爆発が起こる。

すぐに距離を取って反撃がこないかを確認する。

手応えは確かにあった。だが…、

 

《ヴィータちゃん、未然に防がれてしまいました!》

「あー! わかってるよ、リイン!」

 

リインの言葉にすぐに答える。

そしてハンマーを防がれた先には先ほど叩き込む前までは黒髪の見た目寡黙そうな槍を持った男の姿は、今は髪が黄金色に変わって魔力が実態を持ってオーラとなり立ち上げている。

おそらく一緒にいたあの前の廃都市戦の時に捕まえそこねた赤いチビ、確か…名前はアギトとか言ったか?の融合騎とユニゾンしたんだろう。

なにやら小声でつぶやいている。

シホに鍛えられた読心術で男の口の動きを読み取る。

 

(すまんな、アギト、か…)

 

…ってことは、あいつ等はあたしの攻撃に咄嗟に融合騎のアギトが無理にユニゾンしてあたしの攻撃を防いだってことか。

ということは、あたしの動きに反応が遅れたということになる。

 

《リイン…》

《はい? なんですか、ヴィータちゃん?》

《油断はできねーが、あの男が本気を出さない限りはあたし達は多分負けることはねぇ》

《そうですね。でも、そんな事を言っていると士郎パパに『そんなことを言っていて負けたら恥ずかしいぞ? 油断は慢心を招く。舐めていると足元を掬われるぞ』とか言われちゃいますよ? ヴィータちゃん》

《わかってるよ! 油断も慢心もねー! 最初から本気で奴らを叩き潰すぞ! リイン!》

《それでこそ、鉄槌の騎士ヴィータちゃんです!》

 

この会話を数秒で終わらせ、あたしはグラーフアイゼンを男に構えた。

相手もおそらく騎士タイプ。

なら戦いの前に前口上が必要だろう。

多分、やつも答えてくれると思うし。こう…直感で。

 

「時空管理局機動六課所属スターズ分隊副隊長、鉄槌の騎士ヴィータだ!」

「………ゼスト」

 

あたしの口上に低い声で、しかしはっきりと男は名前を名乗ってきた。

あたしは聞いたことのない名前だったが、後で調べればいくらでも出てくるだろうから、今は戦闘に集中する。

 

「勝負だ!」

「………ッ!」

 

あたしが声を大きくそう宣言する。

そして男―――ゼストは無言で槍をあたしに向けて構えた。

そしてあたしは一気に魔力をスピードに転換させブーストしゼストに突っ込む。

ゼストも両手で槍を構えて疾駆してくる。

動きは遅いが、その代わりに重さがかなりある。

最初のアイゼンと槍のぶつかった衝撃で、瞬時にパワータイプだという事をあたしは悟る。

だけどな、あたしだって叩き込むことに関してはヴォルケンリッター1を自負している。

負けていらんねー!

 

「うらあああーーー!」

「ぬぅ!?」

 

アイゼンを思いっきり振り抜きゼストを後方に弾き飛ばす。

よし! あたしでも対応可能範囲のレベルだ。

ゼストの防御力はなのはよりかなり下、フェイトよりスピードはない、シホよりも俊敏でない。

サーヴァント連中と比べればその差は一回打ち合っただけで一目瞭然。

今まで人間では決して敵わないと言われてきたサーヴァントの奴らにフォワード陣だけじゃなくあたしも鍛えられてきたんだ!

だから、このくらいの敵を相手に遅れをとってはいけない。

ぜってー勝って目的を聞き出してやる!

 

それから何度もゼストと打ち合いを続けて、

 

「でやああーーー!!」

「はあああーーー!!」

 

グラーフアイゼンとゼストの槍が衝突を起こし、力が拮抗して、結果は鍔迫り合いと相成った。

そこであたしは「聞き出すなら今しかねぇ!」と思い咄嗟に問いかける。

なのはじゃねーけど、ただ叩き潰すだけじゃなく理由を聞かないことには話になんねーからな。

 

「ゼストって言ったな!? 目的を言えよ! 何を企んでやがる!」

「………」

 

語りかけてもあえて無言を通すらしい。なら、まだ続けさせてもらう!

 

「納得できる内容なら管理局はちゃんと話を聞く! だからお前の話を聞かせろ! どうにかできるかもしれないぞ!」

「―――若いな…(話で解決できればこうして戦いなど起こらないのだぞ? 幼き騎士よ)」

 

あたしのセリフがなにかの琴線に引っかかったのだろう。

ゼストはただ一言、「若いな」というセリフを残し、鍔迫り合いでさらに力を込めてきた。

舐められたな…。

そして、パワーで押し切ろーってか? 上等じゃん!

 

《リイン!》

《はいです!》

 

リインとの連携でさらにあたしの方でも力を上げて鍔迫り合いをさらに押し返す。

 

「なら、もう言葉は必要ねー! 叩き潰してから白状させる!」

「くっ…!」

 

鍔迫り合いは続く。

するとゼストの体から次々と炎が上がりだして槍に集中していっている。

 

(弾き飛ばされるのにそう時間はかからねーな…!)

 

あたしの考えは、どうやら正解らしく、やがてあたしとゼストの力が臨界点を超えたのか鍔迫り合いが耐え切れなくなり、この場の空気が悲鳴を上げだして魔力がバーストして爆発を引き起こす。

それで鍔迫り合いは一旦終了となり、あたしとゼストは距離をとる。

ゼストは槍を構えながらも薄く、しかしはっきりと口を緩めて、

 

「(若いが、だが…)―――いい騎士だ」

「ありがとよ!」

 

褒められたので素直にそう返しておく。

なにか気のせいかな? 融合騎のアギトがゼストの中で「褒めてる場合かよー!」と駄々をこねている姿が幻視したような?

でも、何度か打ち合って分かったことがある。

それでリインに話しかける。

 

《気づいたか、リイン?》

《はい! 融合相性があまり良くないみたいですね。ユニゾンアタックの時に微妙にですがタイミングがずれています!》

 

二人で相談をしながらもさらにゼストと打ち合う。

やっぱりな。手応えに若干違和感がある。

押し切れば勝機はこちらにある…!

今がその時だ!

だけどあちらもそれは分かっているらしく、

 

「アギト! ユニゾンを解除しろ。あの騎士にフルドライブの一撃を叩き込む!」

「(フルドライブか…。やつの切り札だろうが、どうやら底が見えたみたいだな! あたしはまだ全力を出し切ってねー!)」

《ヴィータちゃん! 叩くなら今です! タイミングを見誤らないようにお願いします!》

《おうよ!》

 

さらに見てみれば内輪揉めでも起こしているのかユニゾン解除はされないで、代わりに槍に炎が宿るという分かりやすい反応までしてくれる。

 

「…いくぞ!」

「来い!」

 

それからまた戦いは激化していくのだった。

 

 

 

◆◇―――――――――◇◆

 

 

 

Side アルトリア・ペンドラゴン

 

 

 

ノーヴェという少女は何度も私に向かって椀部の武装からビームを撃ってきますが、

 

「そんなものが効くとお思いですか?」

 

剣を振るいすべて弾く。

 

「てめぇ、一体なにもんだよ!」

「私ですか? 私は機動六課セイバーズ隊隊長の融合騎ですが?」

「融合騎がこんなに強くていいのかよ!?」

「何を言いますか。強さなど千差万別、貴女は融合騎を舐めている節があるようですね」

「くっそ! ウェンディ! あたし一人じゃこんな化物相手は無理だ! 援護を頼む!」

 

ノーヴェがウェンディという少女に助けを求めますが、無理でしょうね。

なんせあちらは私達が手塩にかけて鍛えてきたフォワード陣四人が相手なのだ。

その答えとも言うべきか返事が帰ってきました。

 

「む、無理っスよ~! こいつら戦闘機人の戦い方を分かっているのかセンサーでも幻術が作用してどいつが本物かわからない!」

 

私が見た先ではスバル達が何人にも出現してウェンディを包囲してジワジワと壁際に追い込んでいます。

数機のガジェットと連携して射撃をして戦っているようですが、数をものともしないでスバルとエリオが突っ込んでいき、ガジェットのほとんどを破壊している。

いつの間にかこんなに強くなっていたのですね。

最初のあのガジェットとの模擬戦闘から比べればかなりのものです。

エリオなどは瞬動術を駆使してウェンディの背後に回り込んでストラーダによる電気を帯させた連打を叩き込んでいます。

ランサー持込みの槍による刺突だ。

その攻撃はさながらガトリングを連想させられる。

名前を付けるとすれば『サンダーレイジ・ガトリングシフト』でしょうか。

 

「やぁあああーーー!!」

「うわわわわぁーーースッ!!?」

 

ウェンディは盾と射撃融合型の盾をなんとか前面に出して防いでいるが、見るからに盾にストラーダによる傷が重ねられていきます。

そしてとどめを指すかのようにエリオの背後からスバルがウィングロードの道をマッハキャリバーで走り距離を一気に縮めて、交換と言わんばかりに連打を繰り返していたエリオは二歩、三歩と下がり、人一人が入れるスペースを作る。

ウェンディは連打の雨が止んでホッと一息をついたようですが、それが罠です。

 

「うおおおおおーーー!!」

「ッ!?」

「受けろぉーーー! シホさん直伝! 炸裂拳!!」

 

ズガンッ!というものすごい音がして、ウェンディは盾ごと吹き飛ばされていました。

そして壁に少しめり込んでいます。

あれは相当のものですね。

 

「ガフッ!?」

「ウェンディ!? てんめぇーーー!」

 

ノーヴェが私の剣を振り切り、ウィングロードに似たスキルでスバルに向かっていきますが、スバルは振り向きざまに、

 

「せいやぁーーー!!」

「なっ!? うわぁ!」

 

後ろを向いていて見えていないというのに、気配だけでスバルはノーヴェの居場所を察したらしく回し蹴りを叩き込んだ。

それにノーヴェはものの見事に直撃してしまい、地面を削りながら何度も跳ねてウェンディのいた場所のとなりまで吹き飛ばされていった。

そしてようやく止まったと思えば、すでに私達が包囲しているという現状。

私は剣を向けて、

 

「チェックメイト、ですね」

「「くっ…!」」

 

二人の悔しがる声が漏れてくる。

ティアナとキャロがバインドの作業に入ろうとしたその時だった。

突如として地面が盛り上がってきて二人と私達の間に次第に狭い通路いっぱいいっぱいの岩石巨人が出現する。

 

「なっ!? アルトリアさん!」

「心得ました! 風よ、唸れ! 風王鉄槌(ストライク・エア)!!」

 

ティアナの声に即座に私は反応をし、巨人を砕くべく風王鉄槌(ストライク・エア)を放つ。

風圧の塊は即座に巨人に衝突して粉々に砕け散る。

 

「エリオ君!」

「うん!」

 

キャロの声にエリオが反応し、巨人が砕けたあとに中心に残っていて再生しようとしているコアを真っ二つに切り裂く。

魔術師の繰り出すゴーレムはこうして一度粉々にしたあと、コアを破壊して二度倒さなければ完全には倒せないという厄介さなのです。

まずいですね。こいつを倒している間に彼女らにわずかな時間を与えてしまいました…!

それで私は即座に二人がいた場所に目を向けると、逃げたのでしょう。すでに二人はその姿を忽然と消していた。

逃しましたか。

 

「くっ…、逃したか!」

 

スバルが心底悔しがっている。

自分と関係している事だけにやるせないのでしょう。

私もまさか魔術師が手助けをするまいと油断をしていたのがこのザマです。

これではアーチャー(エミヤ)に笑われてしまいますね…。

今度出会ったら、次こそは捕らえてみせましょう。

そう決意して、気持ちを落ち着かせた後、

 

「スバル、今はしょうがありません。また、倒す機会があるでしょうから今は私達の目的であるシホ達との合流に努めましょう」

「はい…」

 

 

 

◆◇―――――――――◇◆

 

 

 

アルトリア達からなんとか逃げおおせたノーヴェとウェンディは、

 

「うへ~…最後のタイプゼロの攻撃を受けてから手がシビレっぱなしッス…」

「く、悔しいぜ! 特にあの融合騎のアホ毛! なんなんだよ、あいつ!?」

「あれがまさしくチートって奴っスかねー…?」

「知らねーよ!」

 

ウェンディがのんきに、そしてマイペースにそう呟いている。

その受けごたえに思わずノーヴェが癇癪を起こしたかのように悔しがる。

だが、そこに通信が開く。

相手は二人の姉であるチンクからである。

 

『ノーヴェ、ウェンディ。聞こえるか?』

「なにっスか…?」

『タイプゼロと魔導師二人の計三人と私とトレディの二人で交戦中だ。できれば手助けをしてほしい』

「了解っス!」

「わかったよ、チンク姉!」

 

ウェンディは軽く承諾し、ノーヴェに至っては敬愛しているチンクからの頼み事で先ほどの悔しい出来事も脳裏から吹き飛んでしまったのか、勝気な表情を浮かべて現場に向かう。

 

 

 

◆◇―――――――――◇◆

 

 

 

Side ギンガ・ナカジマ

 

 

 

戦闘機人二名と遭遇した私とランにレン君。

でも黒髪のショートカットの女の子とはどうやら二人は知り合いらしい。

特にレン君は信じたくないのかかなり動揺してしまっている。

でも事実戦闘機人だということには変わりないという事でなんとかランと一緒に説得をして、

 

「いくわよ。二人とも!」

「「はい!」」

 

私は眼帯をしている少女の方に、ランとレン君は手になにかを装着している少女に挑んでいった。

 

「お前は捕獲しろと言われている、だから倒させてもらうぞ!」

「できるものならやってみなさい!」

 

そして私はウィングロードを展開してブリッツキャリバーで走り眼帯少女に左手のリボルバーナックルを構えて疾駆する。

だけど眼帯少女が数本ナイフを構えて、

 

「IS、ランブルデトネイター…!」

 

彼女の足元に戦闘機人特有のテンプレートが輝いた。

そしてナイフを私に向かって投擲してきた。

ただの投擲か…?

でも、その時瞬時に脳裏にシホさんとの訓練光景が流れてくる。

 

 

 

 

 

 

 

『いい、ギンガ? もし敵がなにかを放ってくる事があったら何事にも警戒を怠らないことよ』

『警戒、ですか?』

 

私はその時、何かはわからなかった。

 

『もし、その投擲が急に軌道を変えたりして迫ってきたら、ギンガはどうする?』

『それは、ガードするかプロテクションを貼ると思います』

『甘いわよ。もしそれが爆発してきたらどうするの? ガードしても衝撃までは防げないわよ。だからガードするくらいなら即座にその場から離脱したほうがいいわ。

離脱と同時に同時展開でプロテクションも維持しておいたほうがいいわね』

『わかりました。不測の事態に警戒しろってことですね』

『その通り。だから今からその訓練をしておきましょう。それでギンガも慣れてきたら今度は全員で一緒に相手をしてあげるわ』

 

そういってシホさんは魔法ではなく、おそらくシホさんの魔術である転送魔術で複数の剣を空中に浮かせていた。

 

『いくわよ! 全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)!』

 

それを一斉に私向かって放ってきた。

それをなんとか交わすが、複数追尾機能でもついているのだろう私の後を追いかけてくる。

それで私はプロテクションを展開しようと手を構えるが、

 

『甘い! 壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)!』

 

それで私の眼前に迫ってきていた剣達は一斉に爆発を引き起こして、私は思わず衝撃を和らげることもできずに地面に吹き飛ばされる。

 

『くっ…!』

『なまじ防御できる魔法があるからといってそれに頼りきりじゃ、いつか足元を掬われるわよ。もっとあらゆる事態を想定して考えて防御するか、回避するか、攻撃に移るかを決めなさい! マルチタスクもあるんだからそれくらい可能でしょう?』

『はい! 頑張ります!』

 

それからシホさんにありとあらゆる攻撃手段を叩き込まれた。

剣も実態剣だけあって非殺傷なんて生ぬるい攻撃じゃなく、一撃でも喰らえば即致命傷の攻撃だったからより集中できた。

 

 

 

 

 

 

 

それがすぐに思い起こされて、私は咄嗟にウィングロードの軌道を曲げて回避行動をとる。

すると先程まで私がいた場所にナイフが刺さり、次には爆発が起こって地面を吹き飛ばしていた。

あのまま直進していたらと冷や汗を流すとともに、シホさんの訓練を思い出してよかったと実感する。

 

「ほう…あの一瞬で私の能力を予想し見抜いたか。さすがだな」

「お褒めいただきありがとうございます! でも、もう種は分かりました。今度はこちらから行かせていただきます!」

 

ナイフの軌道はほぼ一直線。爆発するタイミングは指定できるようだけど、能力名を宣言しない限り爆発までに僅かなタイムラグがある。

そのわずかな時間を回避に使い、反撃に移る。

これが射撃武器がリボルバーシュートしかなく、他はほぼ打撃の攻撃しかない私の戦闘方法だ。

もちろんもう一人の攻撃が逸れてくることも想定しながらも私は挑む。

その時だった。

 

「ああっ!?」

「ラン姉さん!」

 

ランの悲鳴とレン君の叫びが聞こえてきた。

もしかして…!?

 

「お前に他を気にする時間などこの私が与えると思うか?」

「くっ…!?」

 

また投擲されるナイフを咄嗟に回避する。

あちらは状況がわからないけどかなり押されているようね。

戦闘を長引かせるわけにはいかないわ。

短期決戦で仕留めないと!

 

 

 

◆◇―――――――――◇◆

 

 

 

一人、単独行動をとっていたランサーは謎の敵と相対していた。

 

「貴様、何者だ…?」

「………」

 

敵は無言。

その姿は全身ローブ姿で顔まで覆い隠している。

しかしローブの上からでも分かるその体つきからして女性であることはあきらかである。

そして特徴的なのはその手に青白く輝く槍を持っているということだ。

さらによく目を凝らしてみれば穂先にはルーン文字が刻まれている。

 

「ランサーのサーヴァントか…? しかし、サーヴァントの気配は…それに半分は人間か?」

「………」

 

やはり無言。

しかし代わりに槍をランサーに向けて構えてくる。

ランサーはそれを戦いの合図と受け取ったようで、

 

「…いいぜ。なら戦おうじゃねぇか! 謎の槍使いの女よ!」

 

ここにまた戦いが始まろうとしていた。

 

 

 




ラン、レンとトレディの戦闘は次回に持ち越しです。

ランサーと対峙する敵は誰か?

シホ達の出番はまだかー!?

それではご意見・ご感想・誤字脱字報告をお待ちしております。

では。
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