【完結】剣製の魔法少女戦記   作:炎の剣製

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更新します。
結構重要な話ですので一週間くらいかけて修正に修正を繰り返しました。


抑止力の声によってシホは選択を迫られる。
しかし、もうとっくの昔に答えは出ていた。
シホは決して一人ではないのだから…。

それではどうぞー。


第百六十五話  『決戦(9) 抑止力の声、そして―――』

 

急浮上する聖王のゆりかご…。

それによってはやては追いつけずに中に侵入することもできずにいた。

 

「シホちゃん、アルトリアさん、ネロさん、なのはちゃん、オリヴィエさん、ヴィータ、フィアちゃん…! みんな!!」

 

まだ中にいるみんなの名前を叫び、涙腺が緩みそうになるのをはやては必死に堪える。

そこに回線が開き、映りだしたのはクロノだった。

 

『はやて! ゆりかごが急に上昇速度が上がったと聞いたが…!』

「く、クロノ君…。どないしようか…。このままじゃ…ッ!」

『落ち着け、はやて!』

「でも、クラウディア艦隊の方も…」

 

はやての言葉にクロノは沈痛な表情になり、

 

『…ああ。このままではクラウディア艦隊はゆりかごが軌道上に到着する予定時刻までには間に合わない…。くっ…、ここまで来て、これとは…!』

「そか…。もう、手はないんかな?」

『そう弱気になるな。まだ、ゆりかごの中には“シホ”がいる!』

「…ッ! そうや。まだシホちゃんならなんとかできるかもしれない!」

『そうだ。だから今はもうシホにすべてを託すしか道はない…信じよう』

「そやな!」

 

それではやては先ほどの二倍以上の速度で上昇していくゆりかごを眺めた。

 

 

 

 

 

 

…それは立派なストライカー級魔導師にまで成長したフォワード達も見ていた。

全員合流していたために、一同は空を眺めながら、

 

「シホさん…なのはさん…」

 

スバルが弱気な声で二人の名を呟く。

 

「スバル。今はシホさん達を信じましょう…。きっと、なんとかしてくれる…」

「うん、ティア…」

「(そうですよね、私の師匠(マイ・マスター)…?)」

 

そこにティアナがスバルを勇気づける。

自分も不安になりながらもなんとかしてくれると信じて…。

 

「そうですよ! きっとシホさん達なら…!」

「はい! きっとなんとかしてくれます!」

「キュクー!」

 

エリオとキャロにフリードもゆりかごに残っているシホ達の事を信じていた。

 

「シホさん…。弱さを克服した僕をまた見てもらうために、無事で帰ってきてください!」

「レン…。きっと、大丈夫よ! シホさん達なら!」

「そうよ、レン君。あのシホさん達だもの。なんとかしてくれるわ!」

「はい…!」

 

レンがそう言葉を発し、ランもシホ達ならやってくれると信じる。

ギンガはその二人の肩に手を起きながら信頼の笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

「フェイト…」

「大丈夫だよ、アリシア。なのは達なら、きっと大丈夫…」

「うん…」

 

スカリエッティのラボから外に出てきたフェイトとアリシアはゆりかごの一報を聞いて今にも飛び出しそうな思いで、しかしシホ達の事を信じて、ただ無言で空を眺めていた。

そこにランサーが険しい目つきをしながらも、

 

「…シホの嬢ちゃん。早まんじゃねぇぞ? 世界と契約だけは絶対にするなよ…」

「「ッ!?」」

 

ランサーの言葉に二人は思わず振り向く。

どういう事かと問いただすと、

 

「今、俺達サーヴァントにも世界からのバックアップの恩恵がきやがった。それでこの事態をなんとかしろ、ってことなんだろうよ。おそらく今、シホの嬢ちゃんは選択に迫られているだろうよ…」

「それじゃ、今、シホは抑止力と対話しているって事…?」

「多分な…。このまま自身の力で乗り切るか、それとも生きた英霊になってこの事態に対処するか…道は険しく限られているぜ」

「そんな…。シホ…」

 

 

 

 

 

士郎とキャスター、シグナムにリインも空を見上げていた。

 

「ッ!? ご主人様(マスター)! この気配は抑止力です! わたくしにも力が回ってきました!」

「抑止力からのバックアップが来たということは…今まさに世界の危機ということか!」

「シホさん…」

「シュバインオーグ…信じているぞ」

 

四人はただ眺める事しかできないでいた。だがシホならなんとかしてくれると信じていた。

 

 

 

 

 

 

また場所は変わり、地上でいまだに黒い獣と戦っているアルクェイド達。

 

「ッ! こんな時にバックアップの力が増したわ!」

「そうだな! しかし、俺たちではあそこまで飛んでいけそうにないからな…」

「なら代わりにこいつを倒さなきゃね!」

「ああ!」

 

それで二人はまた態勢を整えて爪とナイフを黒い獣へと向けていった。

 

 

 

 

 

アースラの一室。

そこではすずかが目をつぶり、両手を組んで祈っていた。

 

「(シホちゃん…シホちゃん達は無事で帰って来れるよね?)」

 

すずかはただそう祈るしかできないでいた。

そこにアースラの護衛任務を勤めていたライダーが、

 

「スズカ…。世界からのバックアップで力が上がりました。私は、どうすればよいのでしょうか…」

 

珍しく弱気な発言ですずかに尋ねるライダー。

 

「今は、信じるしかないよ、ライダー…。シホちゃんを、信じよう」

「はい。今まで幾度の困難を乗り越えてきたシホならばあるいは、この状況も打破できると信じています」

 

二人でシホ達を信じることにしたのだった。

 

 

 

 

 

 

アリサ含む魔術事件対策課も通常の魔導師隊と同じくガジェット迎撃任務についていた。

だが、それもクアットロがシホの斬撃となのはの砲撃によって倒された事によって全機が機能停止した事によって余裕が出来たのか、アリサは魔術師隊の指揮を執るのをやめて空を見上げていた。

 

「…シホ。なのはを助けているわよね…?」

 

そうアリサは呟く。

 

「アリサよ…」

 

そこに少し険しい顔をしたアサシン、李書文が話しかけてきた。

 

「どうしたの、アサシン?」

「抑止力からバックアップが来たようだ。力が上がってきている…」

「ッ!? まさか!」

 

それで再度アリサは空を見上げて、

 

「シホ…。なにが起きているかわからないけど、負けるんじゃないわよ!」

 

そう言葉を発するのだった。

 

 

 

 

 

 

とある場所で、一人の老人と金髪に赤い瞳の少年が空を眺めながら、

 

「…さて、お姉さんはこの事態をどう切り抜けますかね? 僕が手助けをしてもいいんですけどね」

「さてな。しかし、ここで終わるわけがなかろう。儂の弟子を舐めてもらっては困るぞ…?」

「ふふっ…。確かに。では僕らはいつでも動けるように待機していましょうか」

「そうじゃな…」

「それに…」

 

少年は空から視線を外し、ある場所…そう、今アルクェイド達と戦っている黒い獣を険しい目つきで見ながら、

 

「僕の“盟友(とも)”を勝手に使っているあの憎たらしい“魔術師(雑種)”にもそのうち顔合わせもしたいですしね…」

「ほう…。やはりあれは…」

「ええ。その通りですよ、“宝石翁”」

「そうじゃな。じゃが、まずはこの困難を切り抜けたらシホにご褒美でもやらんとな。なぁ、“ギル”よ」

 

二人は焦る仕草もせずにのんきに空を眺めているのだった。

 

 

 

◆◇―――――――――◇◆

 

 

 

Side シホ・E・S・高町

 

 

 

【我を求めよ…】

 

抑止力の声が私の脳に直接響いてくる。

まさか、抑止力が動く事態にまで発展してしまうなんて…。

隻眼の魔術師…いえ、ヴォルフ・イェーガー。許さないわ。

 

《シホ! これは…!?》

《シホ! もしかしてこれって抑止力!?》

「アルトリア!? それにイリヤも時間は停止していなかったの!?」

《ええ。なぜかはわかりません。ですが私にも聞こえてきます》

《うん。私もシホと一緒に聞こえるよ》

 

まさか、アルトリアとイリヤにも聞こえているなんて。

そんな思惑は関係なく抑止力の声は響いてくる。

 

【死後を対価にその身を世界に捧げよ。さすれば人を超越した力を手にいれこの世界を救う事が出来る…】

 

そう、抑止力は囁いてくる。

一回目の時と同じ言い回しをしてくるのは、学習能力がないのか、はたまたそういうシステムなのか…。

でも、もう私の答えは決まっている。

とっくの昔に一度断ったではないか。

 

「残念だけど、その誘いは断らせてもらうわ」

【ほう…。我の誘いを断ればこの世界は滅ぶぞ? お前はそれでもよいのか…?】

「お生憎様。あなたの力を借りなくてもなんとかして止めてみせるわ。…あなたが接触してくれたおかげで頭を冷やすこともできたしね」

【理解できぬ…。世界と天秤にかければその身を我に捧げるくらい容易いだろう】

「人間を、舐めるな…! こんな困難、越えられないほど私達人間は弱くない! 脆くない!!」

【………】

 

それで抑止力の声は止まる。

この停止した時間は彼らにとって無限に等しいもの。

でも、それと同時に私達にも有利に働いてくれる。

 

【…後悔するぞ。我と契約しなかったことを…】

「ハッ! 後悔なんて今まで何度もしてきたわ。でも、その度に乗り越えてきた。これを言うのは二度目ね。もう一度言うわよ? 人間を、舐めるなァァァァーーーッ!!」

 

私の叫びとともに抑止力の声は聞こえなくなってきて色褪せていた世界ももとに戻っていく。

止まっていた時間が動き出したのだろう。

それで止まっていたなのはも私の方に必死な表情で向いてきて、

 

「シホちゃん! ど、どうしよう!?」

「なのは、落ち着いて…。なんとかするわ。

…オリヴィエ陛下、破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)でゆりかごとの繋がりを絶っても、もうこの暴走は止まりませんか…?」

 

涙を流しているオリヴィエ陛下にそう語りかける。

 

「はい…。私がいなくても暴走してしまったゆりかごは私の最後の命令を忠実に実行してしまい、地上を焦土に変えてしまうでしょう…」

「そうですか…それじゃやっぱり…」

 

と、そこに、

 

「奏者よ! 気絶している戦闘機人を持ってきたぞ!」

 

そこにネロがクアットロを担いで戻ってきた。

次いで、

 

「シホ!」

「お姉様!」

 

ヴィータとフィアも玉座の間に入ってきた。

見れば私が道中倒した戦闘機人も担いでいる。

おそらくこちらに来る途中に見つけてきたのだろう。

 

「お、お姉様!? すごい怪我ですよ!?」

「なのは! 目を覚ましたんだな!」

 

みんなが騒ぎ出したが、私は目をつぶり神経を集中させる。

そして心の中で呟く。

 

《アルトリア、イリヤ…。今から少し、いえ、かなり無茶をするわ》

《うん。シホの覚悟はもうわかっているよ。抑止力の誘いを断ったんだから後は私達が後始末をしないといけないもんね》

《そうですね、イリヤスフィール。シホ、サポートはお任せ下さい。シホの全力を支えきってみせます!》

《ありがとう、アルトリア、イリヤ。いくわよ!!》

《《うん(はい)!》》

 

それで私は特注の品のカートリッジを取り出してエクスカリバーフォルムに三本差し込んでいく。

それに気づいたのだろう、フィアが驚いた顔をしながら、

 

「お姉様!? ま、まさか、あのカートリッジを使う気ですか!?」

「ええ。もう後、私に出来ることはこのゆりかごを完膚無きまでに破壊すること。

でも、今のままじゃ魔力が圧倒的に足りない。だからこの『一つに一ヶ月分の私の魔力が濃縮して込められているカートリッジ』を使用する時が来たわけよ!」

 

 

 

 

そう、このカートリッジは私の思いつき。

五年くらい前から一本のカートリッジにどれくらいまで魔力が注ぎ込められるのかをすずかとともに研究・発展させてきたカートリッジの進化系。

一ヶ月分の魔力を濃縮させて一本に収めるにはかなり改造しなければいけなかったが、完成した時には、その危険性からまず使うときは来ないだろうなと思っていた私の切り札。

副作用による負荷がどれくらい体にかかってくるかわからないからだ。

でも、今こそ使う時なのだ。

 

 

 

 

「シホちゃん!……………ッ、………」

 

なのはが何かを言いたそうな瞳だったが、なにかをグッとこらえたのだろう。

少し悲しそうな表情になりながらも、無理して笑顔を浮かべてただ一言、

 

「……………頑張って!」

「ありがとう、なのは」

「あたし達はもうカートリッジも残されてねぇから、頼むぞ、シホ!」

「ええ。なるべく頑張るわ。ヴィータ」

「奏者よ! 頑張るのだぞ! 余は応援しているからな!」

「ええ。ネロ!」

「お姉様…帰ったらすぐにシャマル先生に体を見てもらいますからね!?」

「ふふっ…ええ。覚悟しておくわ」

 

全員から言葉を貰って私も覚悟が決まった。

最後に私はいまだに玉座に縛り付けられていて涙を流し続けているオリヴィエ陛下に近寄り、

 

「オリヴィエ陛下…。このゆりかごを破壊させてもらいます。ですから罪を感じる必要はありません」

「シ、ホ…」

「悪いのはすべてヴォルフ・イェーガーです。だから…」

「ごめんなさい…シホ。……………任せます!」

「はい!」

 

最後にオリヴィエ陛下の言葉をもらい私は玉座の間の中心に立ち、神経を集中させる。

 

「…さて、いくわよ! イリヤ!!」

《うん! 全魔術回路(オールマジックサーキット)、及びリンカーコア接続! オーバードライブ!!》

 

イリヤの叫びとともにイリヤの400本の魔術回路と私の27本の魔術回路、そしてシルビアさん譲りのオーバーSランクのリンカーコアをすべて接続する。

それに伴い私の体が悲鳴をあげ出す。

それだけタイムリミットがあるということだろう。

私は今、固有結界以上の無茶をしようとしている。

でも、私は一人じゃない!

 

「次! アルトリア!!」

《はい! すべての魔力の流れは把握しています。暴走しないように常に監視しています!

さらにシホの体に宿る“全て遠き理想郷(アヴァロン)”と私の持つ“全て遠き理想郷(アヴァロン)”をコネクト! シンクロ、オン!》

 

二つの“全て遠き理想郷(アヴァロン)”を同調させることによって私とアルトリアのユニゾン適合率を120%にまで引き上げる。

それによって全力機動によって起こる反動による傷をすぐさまに修復させる効果を発揮する。

 

「よし! アンリミテッド・エア、行くわよ! カートリッジロード!」

《了解! カートリッジロード!》

 

まず、一本カートリッジをロードする。

それによって私の中の魔力がただでさえ全部接続したことで膨れ上がっているのに、さらに一気に何十倍にも増大する。

そして発動する。

アンリミテッド・エアのラストフォルムを!

 

「リミットブレイク!!」

 

それによってエクスカリバーフォルムが光り輝き、次第に一本の剣が二本の双剣に分かれていく。

その光り輝く双剣はアンリミテッド・エアの干将・莫耶をもとにして出来た双剣形態『ツヴィリングフォルム』の発展進化系。

二刀それぞれがエクスカリバー以上の出力を秘めている性能を発揮する。

やはり私には双剣が手に馴染むわね…。

そして、フォルム名は…。

 

「エクスカリバー・ツヴィリングフォルム!」

 

黄金に光り輝く双剣を左右に構えてさらにもう二本のカートリッジをそれぞれロードする。

それによってさらに双剣は光り輝いてくる。

 

「いくわよ! 伸びろ! エクスカリバー・ツヴィリング!!」

 

瞬間、二刀の先から鋭い黄金の極光の刃が伸びていき、ゆりかごの内部をそれぞれが何度も貫いていく。

そして私は目をつぶり、外側まで貫通するのを待つ。

ただでさえ巨大な聖王のゆりかごだ。

貫通するにはかなりの魔力が必要になってくるが合計三ヶ月分の魔力が今私の中に渦巻いているのだ。

これくらいできないでどうする!?

そしてしばらくして外側まで貫通したのを確認したのか、アンリミテッド・エアが、

 

《マスター! 外側まで貫通しました!》

「よし! 後は…切り裂くだけよ!!」

 

エクスカリバー・ツヴィリングを握る手に力を込める。

足場をきちんと固定してその場で大回転を始める私。

 

「うわぁああああーーーーー!! 切り裂けぇーーーーー!!」

 

エクスカリバー・ツヴィリングは約束された勝利の剣(エクスカリバー)の秘めたる神秘をそのままに、ただ“切り裂く事”だけに特化させたラストフォルム。

 

 

本来、再構築など不可の宝具、しかも宝具の中で最高位に近い聖剣、そして星が作り出した神造兵装で最強の幻想(ラスト・ファンタズム)である約束された勝利の剣(エクスカリバー)だ。

しかし、デバイス化したことにより、中身を詳しく解析できるようになったのだ。

それによりアンリミテッド・エアの中に複数あったブラックボックスを数年かけて解凍・解析していき、ある一つのブラックボックスの中に約束された勝利の剣(エクスカリバー)をさらなる高みにまで強化できるプランが記録されている事が判明した時にはアルトリアとともにとても驚いたのは記憶によく残っている。

 

 

ーーー閑話休題

 

 

ゆえに、切り裂けないものなど例外がない限りは今の私には存在しない!

そのままなのは達のいる空間だけを切り裂かないようにエクスカリバー・ツヴィリングを何度も振り回していく。

何度も体から軋みの音が鳴り、他にも神経、毛細血管がちぎれる音が聞こえてくるが、その度に“全て遠き理想郷(アヴァロン)”が破損箇所をすぐさまに修復していく。

視界が何度も赤くなったり元に戻ったりとを繰り返している。

ここが踏ん張りどころよ。耐えて! 私の体…!

 

 

 

 

 

 

 

それを外で見ていたはやては驚きの表情をする。

 

「まさか!? ゆりかごを粉々に切り裂こうとしているんか!? シホちゃん!」

 

今もなお黄金の二本の極光の刃はゆりかごを高速で切り裂いていく。

その度に機能を停止したゆりかごの部品は地上へと落下していく。

次第にゆりかごから『ガギギギギギギギギッ!』と盛大になにかが崩壊するような音が轟いてくる。

そして最後には、

 

 

 

ドドドドドドドドドォーーーーーーンッ!!

 

 

 

盛大にゆりかごは大爆発を起こして粉砕された。

その光景を直で見ていた魔導師達は「おぉおおおおおーーーーーッ!!!」と歓喜の雄叫びを上げた。

でも、はやてはまだ内部にいただろうみんなの事が心配でならなかった。

だが、爆発の中から一つの光が地上へとゆっくりと降りてくる。

そう、それはまさしく風王結界(インビジブル・エア)を広範囲に展開してみんなを包み込むようにして爆発から身を守っているシホの姿があったのだ。

そこには誰も欠けていなかった。

捕らわれのなのはとオリヴィエの姿も確認された。

シホとともに侵入したフィアットとヴィータ、ネロの三人も無事であった。

倒した戦闘機人二名もしっかりと抱えられている。

そう、みんな無事だったのだ。

 

「シホちゃん! みんな…ッ!!」

 

はやても安全を確認して安心したのか周りの魔導師達と一緒に歓喜の涙を流したのだった。

ただ、シホだけは地上に降り立ったと同時にアルトリアと強制ユニゾン・アウトもせずに気絶して深い眠りについてしまった。

それで直様シホは聖王病院に搬送されることになったのだった…。

 

 

 




「みんな! 私に元気(魔力)をわけてくれ!」的な展開は無理です。

他にもシホ、イリヤ、アルトリア+アンリミテッド・エアのやり取りがなんか、スパロボのSR○のH○Bキャノンを思い浮かべたのはきっと私だけではないはず…。

………


カートリッジは一個に一ヶ月分は果たして多いのか、少ないのかわかりません。
でも五年前からの製作ですからこれくらいが限度だったと言うことで。

最初に全員が見上げることができるゆりかごの姿をそれぞれの視点で描写しました。

そして抑止力の声を振り切ったシホ。

発動する奥の手『エクスカリバー・ツヴィリング』。
宝具名を出してルビを振るとしたら『約束された勝利の双極剣(エクスカリバー・ツヴィリング)』ですね。

例:「約束された勝利の(エクスカリバー)―――………双極剣(ツヴィリング)ッ!!」

な、感じですかね。
これくらいしか思いつかなかったのです。

もし、世界と契約していたのならカートリッジなんてまどろっこしいものは使わずに、溢れる魔力で普通にゆりかごを切り裂いていたかもしれませんね。

これでStrikerS編における伏線はほとんど回収したかと思います。
ですが、あくまでほとんどなために、残っているものがあったらそれはこの章以降のものですね。

次回は細々な話を書いてやっとStrikerS編は最終話ですかねー?

はてさて、アルトリアとのユニゾンが強制解除されないのには理由がいりますかね…。





それではご意見・ご感想・誤字脱字報告をお待ちしております。

では。
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