ISオリ主最強系二次創作   作:XYZ+

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前回のあらすじ。
神様に転生させて貰ったよ!
具体的にはギルガメッシュで赤セイバーな感じで!!

後、ドイツで一夏助けたら織斑千冬に誤解されて一触即発だったよ!

5/19:改訂。旧2話と旧3話とくっつけてちょっと足しただけ。


第1話:IS学園初日にて、あるいはクラス代表選出における一幕

「いや、しかしよく生きていたものだ。」

「死んだかと思ったよ!むしろアレが一番怖かったんだよ!!」

 

唐突に時間と場所は飛ぶ。

ここはIS学園。

織斑一夏は原作通りにIS学園に入学する羽目になり、俺もまた入学する事にした。

学園の方に多額の‐もう止めて下さいと泣くまで‐善意の寄付を投げつけておいて

ある程度の<融通>は利かせてもらった。

 

‐例えば織斑一夏と同じクラスにしろ、とか。‐

 

そんなわけで入学初日のHR開始前から俺と一夏は駄弁っているのである。

周りはそんな俺たちに興味深々と言った面で‐一人、この不埒者め!と言った様子で-見ているが

そんな事は気にしないのが俺のジャスティスである。

 

「なぁ、その格好何とかならないのかよ………」

「余の格好に不審な所があると言うのか?」

 

表向きには「余」で通している。

さすがに女の子が「俺」と言うのもどうよ?と言う理由。

まさか「我」と言い出すわけにもいくまい。

 

「不審な所はないけど、それ不味いだろ?」

「何もおかしなところはないぞ?」

 

IS学園の制服は改造が認められている。

そう言う訳でこの俺に相応しく煌びやかで優雅なデザインを採用し、

嫌味にならない程度に宝石やアクセサリーをあしらって豪華さを演出したのだ。

 

「………なぁ、本気で言ってるのかそれ?」

 

信じられない、と言った顔の織斑一夏。

会話に耳を傾けてた女子たちも一斉に頷いていたりする。

 

「何を言うか戯け。服と言うのはその者を示す証明書のようなものだ。

余がどのような立場でどれだけ裕福なのか、それを示すステータスだ。

日本の諺にも<武士は食わねど高楊枝>とも言うではないか。

見た目ではなく中身と言うが、見た目で選ばれなければ中身は見て貰えんのだぞ?」

「だが、それは制服の範疇を超えているぞ馬鹿者が。」

 

直後、振り下ろされた出席簿(だろう)の一撃を甘んじて頭部で受ける。

王とは時に苦難を背負う事もあるのだ。

それに巻き込まれて頭部に一撃を食らった織斑一夏はご愁傷様だが。

 

「いつまで駄弁り続けてる貴様ら。既にSHRは始まっているんだぞ。」

 

出席簿を振り下ろした張本人、織斑千冬に言われて教卓の方を見れば、

涙目の巨乳+眼鏡+天然の属性持ち教師・山田麻耶がいたりする。

うむ、ついつい話し込んでしまったらしい。

 

「何、このクラスどころか校内で唯一の男子生徒であるこの男を

少しリラックスさせてやろうとだな」

「いいから席につけ、返事は<はい>か<Yes>だ。」

 

二発目の出席簿アタックを素直に頭部に食らうと、肩を竦めて自分の席に戻る。

窓際の一番後ろの席だ。

 

「それからウルク。その席もちゃんと元に戻しておけ、いいな。」

「ふん………わかっている。」

 

理想的なまでのチョークの投擲フォームを取った織斑千冬に素直に返事を返しておく。

この俺に相応しい実用性を兼ね備えながらも気品溢れる机と椅子の何がいけなかったのか。

解せぬ。

 

後、「私の自宅の執務机より高級な物をこんな所にまで………」なんて某イギリス貴族が

呟いていたが俺の知ったこっちゃない。

 

 

「ネロ・ウルクだ。………そう、貴様らが知っている<その>ネロ・ウルクで合っている。

だが、余とて一人の学生としてこの場に来ているのだ。あまり畏まれてもそのなんだ、困る。

まぁ何が言いたいかと言うと、この3年間仲良くやっていこうではないか!という事だ。」

 

などと言う無難にも程がある自己紹介を終えて既に数時間。

休憩時間のたびに篠ノ之箒に連れ出されるわ、セシリア・オルコットに絡まれるわ。

我らが主人公、織斑一夏は見ていて退屈しない。

 

とは言え織斑一夏も<原作>ほどアーパーな事はしていない。

極々無難に授業をこなし、オルコットには「オリンピック代表候補選手まで網羅するほど

その競技に詳しい人間はそうそういないだろ?」などと言ってやはり怒らせているくらいである。

 

むしろ、オルコットの沸点が現時点では低すぎるのか。

女尊男卑のテンプレのような初期設定だからな、こいつは。

 

そんな中で行われたクラス代表選出会。

当然のように他薦させる織斑一夏。

その希少性を考えれば当然の成り行きとも言えよう。

その辺は織斑一夏も理解しているのだろうが、一言多いのは相変わらずか。

大体、織斑千冬が妥協するわけがない。

 

公私の区別はきちんとつける女だ………そのはずだ。

多少の甘さは心の贅肉と言う奴だろう。

 

そして現在英国淑女、セシリア・オルコット嬢の独演会真っ最中。

前世が前世なだけに当然ながら親日派の俺であるが、その俺からしても

そこまで言わんでもと言うか色々ストレス溜まってたのかと思うほどによく喋る。

周りの空気と言うのが読めんのか、こいつ?

 

注)壮絶なブーメランです

 

そろそろ織斑一夏がメシマズがどうこうと言いそうだから先に俺が言わせて貰おうか。

‐セシリアの料理もクソ不味いのだから、事実の一面ではあるんだよなアレ‐

 

「ふん、奴隷貿易と阿片売買で外貨を稼いで繁栄した国はいう事が違う。」

「な………何ですって?」

 

俺のセリフに首をこちらに向けるセシリア・オルコット。

 

「聞こえなかったのか?他所の国からの盗品と略奪物で博物館を成り立たせてる国は

いう事が違うなと言ったんだ。余の声が小さすぎたか?」

「貴方、私の国の事を馬鹿にしておりますの?」

 

口を開きそうになった織斑一夏をアイコンタクトで‐睨みつけて‐黙らせ、立ち上がる。

 

「何、貴様の下らぬトークショーを一言で表せばまさにそう言う感想だろうよ。

こんなものは長々と語らずとも、端的に語れば済む話ではないか。」

 

それだけ言うと咳払い。

 

『このわたくし、セシリア・オルコットがイギリス代表候補の誇りにかけて立候補いたしますわ。

さぁ表に出なさい織斑一夏。わたくしとあなた、どちらがクラス代表に相応しいか決闘ですわ!』

 

俺の本人よりもそっくりと言わしめる完璧な声帯模写がセシリア・オルコットの声を出すと

教室の全員が‐その事を知ってるはずの織斑一夏も‐びっくりした目でこちらを見る。

 

『望む所だ、セシリア・オルコット! その決闘受けて立つぜ!!

ISバトルなら条件は互角。男は女より弱いなんて言わせねぇ!』

『あら、専用機持ちたるこのわたくしに大きく出ましたわね? 

吐いた唾は飲み込めませんことよ?』

『男に二言はねぇよ。泣いたり笑ったりできなくなるくらいフルボッコにしてやる!』

 

「おいちょっと待て!俺のセリフまで捏造するのは止めてくれ!!」

「私もですわ!!勝手にセリフを捏造しないで下さいませ!!」

 

二人揃って仲良く俺を止めに入る。

だがしかし、俺の話はまだ終わっていない。

 

「でだ。余も立候補するぞ。」

 

は?と言った空気の流れる教室。

 

「立候補するのか、ウルク。」

「うむ、セシリア・オルコットと同様にな。」

 

沈黙を保っていた織斑千冬が確認を取って来るので頷く。

それを聞いて慌てた様子のセシリア。

 

「ちょ、ちょっと待ってくださいませ!?」

「やらんのか?まさか他薦を待っていたのか?出待ちか?

上に立つ者、自ら率先して行動を起こさずして下が付いてくると思うのか?」

「し、しないとは言っておりません!おりませんけど………。」

 

セシリア・オルコットめ、存外に煮え切らない女だな。

一体何が不満だと言うのか。

あぁ、確かに俺自身が出待ち状態だったか。

だが余が手を挙げる前に織斑一夏を他薦する声が上がり、それが一通り済んだかと思えば

セシリア・オルコットのソロトークショー開幕である。それも致し方ないではないか!

………そういう事にしておいて欲しい。

 

手を叩いて場の注意を向ける織斑千冬。

 

「よし話はまとまったな。」

「ちょ、ちょっと待ってくれよ!?」

「そ、そうですわ!!」

 

やはり二人が抗議の声を上げるがこれは決定事項だと言い切り、1週間後の放課後に

試合をすることを告げる織斑千冬。

この辺りはまさに暴君と言った所であろう。

 

「他に候補に立つものはいないな?ならば織斑とオルコットがまずは試合をしろ。

その勝者がウルクと戦って勝ち残った者がクラス代表だ。」

「余自らが先陣を務めてもよいのだぞ?」

 

なんなら2対1でも余は一向に構わんが、と言うとチョークが飛んできた。

解せぬ。

 

「連携の取れない二人が一人と戦った所で勝負にもならん。

ましてや貴様相手ならなおさら、だ。」

 

分かっているではないか。

自分の席で同意するかのように頷く織斑一夏。

だが、1対1よりはワンチャンあると思うがな。

 

「ちょっと待ってください織斑先生!代表候補たる私が何故最初に戦う事になるのです!?」

「ウルクは国家代表だからだ。」

 

さらっと吐いた織斑千冬の言葉にえっ?と言う空気がクラスに漂う。

俺も聞かれなかったし言ってないしな。

俺の国に1機しかISがなくて、その操縦者が俺だってことは俺が自動的に国家代表である。

そもそもにして何で俺が国家代表だと知らないセシリア・オルコット。

ちゃんと登録もしてるのだが。

あれか、所詮中東の小国なんて最初から勘定に入れてなかったか。

 

「は、初めから私をバカにしてらしたのですね………。」

 

真っ赤な顔で身体をプルプル震えているセシリア。

まぁそりゃ散々周りに「私はイギリス代表候補生、凄い!」アピールをしてたらこの有様だし。

 

「ふん、貴様が一人で道化を演じていただけだろうが戯け。それともこう言ってやろうか?

『余を知らない?このネロ・ウルクを?中東某国国家代表にして入試首席のこの余を?』とな!」

「………!」

 

セシリアの声音でそっくり台詞を改ざんして言ってみたが効果は抜群だ。

もう怒りのあまり今度こそ「決闘だ!」と叫びそうなセシリアだったが。

 

「そこまでにしておけ。」

 

と言う織斑千冬の一言で(強制的に)沈静化する事になる。

 

「って言うか主席だったのかよ?」

「聞かれてないし、言うタイミングもなかったからな。」

 

織斑一夏の質問にふふん、もっと褒めていいのだぞ?と胸を張る俺。

そう、セシリアは首席ではない。

俺が首席だ。

 

「相手は山田先生か?」

「余が試験を受けた時の模擬戦の相手は織斑千冬だ。結果は………言っていいのか?」

 

調べればわかる事だろうが一応確認を取る。

 

「織斑先生だ。礼儀を守れ馬鹿者。

それと結果だが、私が負けた。それだけの強さだと思っておけ。」

 

実際の所は壮絶な死闘と言うか「模擬戦ですよね、これ!?」とデータ取りをしてた山田先生が

涙目になるような激戦・熱戦・超烈戦だったのだが。

公式チートマジ怖い。

 

しん、と周りが今度は静まり返る。

そして再起動。

 

「えっ、嘘でしょ………」

「千冬お姉さまが負けただなんて………」

「きっと手加減されてたんだわ!!」

「スペシャルで、二千回で、模擬戦ですもの………!(震え声)」

 

などとざわめき始めるクラス。

だが、一番最後は日本語として成立しておらんぞ。

フォローくらいはしておいてもいいだろう。

 

「あくまでも試験教官が模擬戦で使用するのは量産機。ゆえに織斑千冬は完全な本気ではない。

………と判断するのは各人の自由ではあるが惰弱な想像は現実逃避の証拠でもあるぞ?」

 

現に表向きはそういう事にして<織斑千冬最強伝説>を揺るがないようにしているようだ。

全く度し難い話である。

この場合、そうまでして偶像であることを求められる織斑千冬に同情するべきか。

その頃にはセシリアも再起動しているようで。

 

「よろしいでしょう………でしたら私も加減は致しません。

最初から全力で挑ませてもらいますわ。」

「当然だ。加減などして余に勝てるつもりでいたならば片腹痛い。

むしろハンデを付けてやろうか?」

「結構ですわ!」

 

吠えるセシリア。

うん、程よく落ち着いてるようで落ち着いていない。

 

「だがその前に、そこの男を倒してから余に勝つ算段を立てるべきだな。」

 

既に織斑一夏、セシリア・オルコットからアウトオブ眼中の模様。

………少し気の毒な事をしたか?

 

「あら、たかが男風情がこの私に勝てるとでも?」

「だそうだが?」

 

余裕の表情を取り戻したセシリアに対し、織斑一夏に話を向ける俺。

 

「勝負はやってみなきゃわからないだろ。」

「根拠のない自信だけはおありのようですわね。

いいでしょう、まずは貴方に格の違いと言う物を教えて差し上げますわ。」

 

とことんまで上から目線である。

………本当にフラグが立つのか、これ?

まぁ、立たないなら立たないでそれは一向に構わんのだが。

 

俺のフラグではないからな!

 

「まぁ、仮に織斑一夏に勝った所で余に格の違いと言う物を教えられる羽目に

なるんだろうがな。」

「ど、どこまでも貴方と言う人は………っ!!」

「いいから貴様らその辺にしておけ。授業を始めるぞ。」




主人公さんがイギリスをボロカスに言ってますが歴史云々の話をするつもりはないので。
あくまでもこれはフィクションであって歴史的にどうこうとか語る場ではございませぬ。


Q:チョーク?
A:実際の所はハイテクな教室なんだろうけど作者の中では普通の教室です。
普通の学校で使うような木製の机に黒板があって………。

Q:もしかして作者ってアニメ見てないの?
A:小説は全部読んだ。後「あいえすっ!」と「シュガー&ハニー」ならある。

Q:せっしーがアホの子になってね?
A:気のせい、あるいは慢心がうつった。

Q:織斑先生負けちゃったの?
A:量産機の<打鉄>で<王の財宝>からの雨あられに勝つのは
さしもの織斑千冬でも難しかった。

Q:中東某国ってどこ?
A:どっか。
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