三者面談であります。·····言うて面談自体は速攻終わりますが。ここのボルトはアニメ版よりも強化やアカデミー時代から人間性も進歩してますから色々変わってるという。
卒業試験が本格的に迫ったある日ボルトは母親のヒナタと共にアカデミーの応接室にいた。そんな2人の前にはボルトの担任でヒナタと同じ班だった油女シノが成績表を持って座っている。そのシノが言った。
「ボルトの成績はオールラウンドに優秀だ。ただ授業中不真面目な部分があるがそれを除けば完璧だ」
成績の所まではエッヘンって感じだったが授業中の話が出た瞬間にやべって顔になった。そんなボルトをヒナタはため息をついて見ていた。そして成績の話は終わり次はどんな忍びになりたいかの話になった。
「それでボルトお前はどんな忍びになりたいんだ?」
ボルトは少し悩んだ。ビオラと会う前の自分なら恐らく何故忍びになりたいか·····そんな事は考えなかっただろう。しかし今は螺旋丸を教えてくれた父や師匠のサスケのおかげで漠然とだが忍びになる理由が出来た。
「俺は·····俺の大切なものを守るために最強の忍びになるってばさ!」
修学旅行の時の後悔、そして·····ナルトに聞いたがまだ大筒木が残っている。その大筒木が来た時、人任せなんて絶対にごめんだ。皆が弱いと言ってる訳では無い。寧ろ強いと思っている。だが万が一、いや億が1でも自分しか立てない状況になったら·····最近のボルトはそんな事を考えるようになった。家族を、仲間を、そして……スミレを守る為に。その為には目標が必要だ。それが最強の忍びになる事だ。
シノとヒナタはこの大きな変化に微笑んでいた。そして思わずというふうにシノは聞いた。
「お前は火影に興味はあるのか?」
少年時代のナルトがよく言っていた事だ。だからボルトも興味か……それとも夢にしているのか聞いたのだ。だがボルトは首を振った。
「俺はどちらかと言うとサスケさんみたいな忍びになりたいってばさ!」
サスケみたいな·····今のサスケは影から火影を支えている。ボルトはそう言う忍びになりたいと言ったのだ。
「じいちゃんや父ちゃんが火影だからって俺が火影になる事はねえってばさ。俺は俺の道を行くってばさ」
正直修学旅行が終わってからの短期間でこんなに将来を見据えているのにはシノは驚いた。前までなら1番考えて無さそうだったボルトが今はしっかり考え目標を持ったのだ。シノは何故ボルトが今みたいになったのか漠然とだが理解している。恐らく最後の実技試験でヒナタが連れてきた赤ん坊が関係しているのだろうと考えている。……それからそれにはスミレも関係しているということも。だが悪い変化ならばいざ知らず良い変化なのにあーだこーだ言う必要はない。そう考えボルトの三者面談は終わった。
「じゃあ私は買い物して帰るからボルトもあまり遅くならないようにね」
「分かってるってばさ」
そう2人はアカデミーの校門前で言い別れボルトはサスケとの修行の修練場に、ヒナタは買い物に向かった。サスケはもう整理や調べ自体はとっくに終わっているから本当ならばもう遺跡調べに行けるのだがその遺跡はカラスキのおかげで割とストレートに行けるから放浪しながら探すよりも休んで行ってからでも誰も文句は言わないと諭されもう少し残る事になっていた。
そしてボルトは修練場に来てサスケに声をかけた。
「サスケさん!」
「来たか、では修行の成果を見せてもらおうか」
そう言いサスケは木々にある的を見た。そのコースはどれもサスケに居る位置からならば今までに教えた手裏剣術で当てることが出来る·····1つずつならば、が付く。ボルトは何か嫌な予感がしたのと同時にサスケが言った。
「この的全てに1度で真ん中に当ててみろ」
そう、1つずつならば難しい事には変わりないがサスケが宿題として出しといた手裏剣術を出来るようになったボルトには出来る。だが1度全てとなればその難易度は遥かに上昇する。それにボルトは冷や汗を流しながらカバンを置いて手裏剣を出した。それを構えながら言う
「上等だってばさ!」
「や、やっと半分だってばさ·····」
そう言いながらボルトは汗を拭った。思ったよりも難しかったのだ。頭の中で使う手裏剣術と軌道を計算しながら投げても他の場所に当てるための計算しなくてはならず混んがらがって余計にミスしたのだ。ボルトは手裏剣術を始めてからは手裏剣術は計算なんてしなく、無意識下にまでしたら出来るという事は分かっているのだがそれが難しいのだ。だがボルトはそんな手裏剣術を半分の的に当てる事が出来た。つまりそれは今のコースならば半分は無意識下に出来るようになったという事でそれはそれで凄いがボルトは満足しなかったらしい。サスケはそんなボルトを見た後に渋々……だが少し満足そうに言った。
「だが成長はしているようだな」
「ほ、本当に!?」
それにボルトは嬉しそうに反応した。そんなボルトに頷きサスケは周りを見て言った。
「そろそろ終わるか」
それを聞きボルトは周りを見たら確かに暗かった。本当はもう少しやりたいがヒナタに遅くなるなと言われたので素直に頷いた。だがサスケは帰る前に1つ言った。
「それからボルト、俺は卒業試験まで俺は事情があってお前の修行を見れん。明日からは自習だ」
「え、まじですか!? まあ事情があるならしゃあねえか、分かったってばさ。じゃあ今度はサスケさんが行っちまう前か?」
「ああ、そうだな、卒業試験が終わった後ここに来い」
「了解だってばさ。じゃあ帰るってばさ、じゃあまた今度だってばさ!」
だってばさを3回連続言った後ボルトはカバンを背負い帰った。そして誰もいなくなった修練場にいたサスケに近づく影があった。その人物にサスケは言った。
「何か用か? カカシ」
「いや、何、お前が弟子をとったって聞いたから気になって見に来ただけだよ」
そう言いながら木々の間から顔を半分マスクで隠して額当てを付けて中忍以上が貰えるベストを来ている人物·····六代目火影はたけカカシは言った。
「そんな事か」
「そんな事って、お前を知っている面子が聞けば皆驚くよ?」
·····確かにそうだ。だがサスケは特に反応せず逆に聞いた。
「それで、先代のあんたが一アカデミー生を何故見に来た? 俺の弟子と言ってもまだ日は浅い。そんなボルトを見に来る理由にはならんだろ?」
それに肩を竦めながらかつての教え子に言う。
「情報収集、とだけ言っとこうかな?」
「·····なるほど」
これだけ聞いてカカシがこれからやる事が分かるサスケが凄い……とまあそれは置いときカカシはボルトが走って行った方向を見据えていた。その眼光は激戦を駆けてきた忍びの目だった。
次の日、ボルトはまだ昼間のアカデミーの校門を出ようとしていた。今日は修行をしようかどうか迷っていた。最近あまりヒマワリに構ってやれずヒマワリが寂しそうな顔をする事が増えたのだ。自分は修行から帰ってご飯を食べてお風呂入って歯を磨いてその後疲れて寝る事が多くなったのだ。だから少なくとも今日の夜位は構ってやりたい。·····まあだから昼はまだ自由だが修行をしてまた疲れてベッドに直行してしまうかもしれないから悩んでいる。そんな時何か前からカメラの音が聞こえボルトは前を見た。そこに居たのは目の辺りに紫色のものを付け唇の左斜め下にホクロがある人物だった。そしてその人物がボルトに聞いてきた。
「やあ! ここの生徒だよね?」
ボルトは訝しげな目を向けながら聞いた。
「おっさん誰?」
「おっさんは酷いな。僕はスケア、フリーの記者だよ。もう直ぐ卒業試験を迎える生徒達に取材に来たんだ。意気込みとか将来の夢とか生の声を聞きたくてね」
ボルトはこれだと思った。体力を過剰に使うこと無く且つ暇を潰せるものだと思い言った。
「何か面白そうだし俺が協力してやるってばさ! まだ下校してない奴ら集めて来てやるよ!」
そう言って出たばかりのアカデミーの校舎に逆戻りした。スケアは最初はボルトに聞こうと思っていたのだがボルトの行動が早く苦笑いしながらボルトを追った。その後2人は色んな同期を回ってインタビューした。そして将来について聞かれた皆の答えは色んな考えがあった。
父親のような強い忍びになる為、画家よりも儲かるから、親の期待、火影になりたいから、だが忍びになる者だけではなかった。実家の寺を継ぐ、普通科の中等部に進む。色んな同期を見つけては聞いていった。ボルトは内心色々関心していた。皆案外考えてるんだなって。そんな時特徴的な髪を持つ少女を見つけてボルトは思わず止まった。その少女とは修学旅行からの短期間で色々ありすぎた。少女の手作り弁当を一緒に食べたりビオラと一緒に寝たり最終日には2人で寝たし何ならビオラを混ぜてお風呂にも入ったことがある。そして·····不可抗力で2人は互いの初めてをした。その日の事はお互いにあまり触れていない。だからといって仲が悪くなった訳ではない。それ所かビオラが来る前より仲良くなった。だからこそ少し悩んでいる。自分はあの少女を·····筧スミレをどう思っているのだろうか? と。そんなボルトをスケアは不思議そうな顔で聞いてきた。
「あの女の子がどうしたんだい?」
「な、何でもないってばさ。じゃあ次はスミレだな」
そう言って早歩きでスミレに声をかけた。
「スミレ!」
それにビクッとしてスミレは振り返りボルトに微笑んだ後スケアを見て不思議そうな顔をした。そんなスミレに追い付き事情を説明した。それを聞いたスミレは少しテンバった。
「はわわ! か、カメラもう回ってるんですか?」
「うん。君はアカデミーを卒業したらどうしたんだい?」
「はわ、私は·····忍者になりたいです!」
そうはっきり言った。スケアはそれにOKと言いながらカメラを収めた。スミレにお礼を言って違う生徒の所に向かおうとしていたがボルトが止まってるのを見て聞いた。
「どうしたんだい?」
「あ、いや、その。スミレは三者面談どうするんだってばさ?」
そうボルトは聞いた。スミレにはもう家族はいない。だから気になったのだ。スミレは頷いて答えた。
「私は·····1人で受けたよ」
「そうか、なんかすまないってばさ」
「うんうん、大丈夫」
そう言い2人は別れた。だがボルトは少し暗い顔のままだった。そんなボルトとスケアは最後に屋上に来てチョウチョウにインタビューし今はチョウチョウが帰った後だ。そんな暗そうなボルトにスケアは聞いた。
「どうしたんだい? さっきのスミレって子と会ってからずっとそんな顔をしているけど」
「ああ、いや、何でもないってばさ。それよりスケアさん、もう殆ど俺のクラスは回ったぜ?」
「もう1人いるじゃないか?」
それに不思議そうな顔をしたがそんなのはほっといてスケアは言う。
「君だよ。君は何でアカデミーに入ったんだい?」
ボルトは暫く考え言った。その間にカメラは回っていた。
「俺は……さ。最初は父ちゃんの鼻を明かすつもりでアカデミーに入ったんだ。父ちゃんと同じ道を行って父ちゃんよりもすげぇ事をすれば誰の目から見ても俺の方が凄いと分かるって思ってさ」
「最初は·····ね。じゃあ今は違うの?」
「アカデミーに入って皆と色んな事をして色んなことがあってさ。そしてそんな出来事の中に危うく大事な友達がいなくなっちまうような時もあった」
かぐら·····そしてもしかしたらスミレだって力づくで止めなければならなかったかもしれない。幸いボルトの説得が利いたから良かった。
「だから……もうそんな事ないように、皆を守れるぐらい強い最強の忍びになりたいってばさ!!」
そうカメラに向けてニカッと笑った。その後2人は別れボルトは帰路についた。スケアは明日も来ると言ってたからまた捕まえようとボルトは思ってる。そんなボルトが校門前に来た時何かデジャブのような光景があった。そんな光景にいる人物にボルトは走って声をかけた。
「スミレ」
「あ、ボルト君。もうあの人とインタビュー終わったの?」
「ああ、また明日も来るみたいだから明日もくっつくけどな」
そう言いながら2人は並んだ。だがあまり会話がない。さっきのボルトの質問で少し会話しにくいのだ。ボルトはスミレを横目で見ながら様子を伺うがスミレの顔も少し赤い。そうこうしてたら互いの別れ道に来てしまった。
「じゃ、じゃあなスミレ」
「うん。さようなら、ボルト君」
そしてスミレは少し暗い道を辿って帰って行った。ボルトは見えなくなるまで見送り自分の帰路についた。
「俺、馬鹿だってばさ」
スミレにあんな質問したら傷つくかもしれないのに心配だからって聞いた事を少し後悔していた。そうして後悔したままな顔のままボルトは帰路についた。
次の日、ボルトは割と早めにアカデミーに来た。特に理由があった訳じゃない。ただ何となくだ。今日もまだ面談だからお昼までだ。そんな事考えながら教室に入れば先客がいた。サラダと雀のナミダと伊豆ワサビだ。前者は本を、後者2人は喧嘩というかワサビが言いよっていてナミダはそれを謝っている。その事について小声でサラダに尋ねた。
「あいつらどうしたんだ?」
「ナミダが普通科の中等部に行くんだって」
「それって忍者になるのを諦めるって事か?」
「うん……。今日の面談で親御さんと一緒にその話をするんだって」
(そんなやつもいるんだな)
そう考えながらボルトの足は割と無意識にビオラがいた時にスミレと座った席に向かった。そして座ってまたぼんやりと考え事をする。皆色んな将来ってやつを見据えてるんだなと感心した。……という事を考えてたのは半分くらいでもう半分はスミレの事だった。やっぱり今日謝ろうと決心して1人でうんうん言ってたら隣に人が来たのが分かり見た。
「おう、おはようだってば……」
途中で止まったのは件のスミレだったからだ。
「? うん。おはよう、ボルト君」
ボルトは教室を見渡したら確かにもう少し殆ど人がいて余ったのがここだったのだろう。·····ここは2人にとっては何か特別の席だ。ボルトはいきなりの事で先程決心した事を言いそびれそのままスミレがホームルームの挨拶をしてその日の授業が始まった。
「あの、ボルト君」
午前の授業が終わりスケアとの待ち合わせ時間までまだ少しあるから購買でも行こうと思った矢先横からスミレに声をかけられてボルトは思わず少しドキッとした。
「な、何だってばさ?」
「少し訓練手伝ってくれないかな?」
どうやらもう少しの卒業試験、その後にある下忍試験が不安なようだ。スミレはクラスの中でだいぶ強い方なのだが本人は不安で声をかけたのだろう。ボルトは訓練の途中か終わり間際に謝ろうと考え快諾した。2人はそのまま修練場に行きそれぞれカバンを置いて修練場に降り立った。普段はサラダが居そうなものだが今日サラダは面談でいない。時間的に一本勝負しか出来ないがスミレはそれでも快諾した。
「じゃあ行くってばさ!」
「うん!」
そう言い2人は走り真ん中で激突した。そしてお互いにアカデミーや自分達の修行で得た体術を繰り広げる。·····もうそのレベルはアカデミー生を超えているのだが。
ボルトはスミレの胸の辺りに拳を向けたがスミレはその拳に手を重ね受け流しボルトが前のめりになった所を殴ろうとしたがその前にボルトが振り向きながら蹴りを放った。スミレは殴る動作を止め顔の横に腕を置いてガードした。そして直ぐに拳を向けたが今度はボルトが腕を顔の前に置きガードし2人はまた体術を繰り広げた。その時スミレは隙を見つけてボルトの腹に拳を入れたがボルトはギリギリ反応しガードと後ろに飛ぶことで威力を減らした。
「影分身の術!!」
下がったと同時にボルトは印を組み影分身を今自分が出せる最大人数4人を出した。サスケへの弟子入り前は3人だったが弟子入りした後に1人増やす事が出来た。だがボルトのチャクラ量では出せてもその分身の動きが少し雑になってしまう。それを証明するかのようにスミレは落ち着いて分身を2体蹴散らして本体ボルトに迫った。その間にボルトは……
「風遁・烈風掌!!」
そう言い並の下忍すら超えてるスピードで打ち出された。スミレは初めて見るそのやり方に目を見張って思わず反応が遅れた。それでも躱したのは流石としか言えなかった。だが躱した時の体勢が悪く普通の体勢に戻ろうとした所後ろを取られた。
「はわ、降参です」
そう手を上げながら言った。それと同時にボルトは影分身を解除してにっと笑った。
「やっぱりスミレは強いな!」
「そんな事ないよ。実際今負けちゃったし」
「そんな事ねえって、もう次からは名を『ボルトストリーム』も通じないだろうしな。今回は運が良かっただけだってばさ」
ボルトがボルトストリームを思いついたのは修学旅行の時で自称新忍刀七人衆と戦った時だ。それ故にスミレはそんなものがあるとは知らなかった。·····まあ忍びになった時に初見だったからなんて言い訳は通じないが。そしてボルトは今しかないと思って息を吸って言った。
「その、スミレ」
「? なに?」
「昨日あんな事聞いて本当にすまないってばさ」
スミレは少し顔を傾けたが直ぐに思い至り少しクスッと笑った。ボルトは何故笑われるのか分からず呆けた顔をした。
「もしかして今日ずっと元気なかったのはそれを悩んでたの?」
「え?」
「そっか、偶に私の方を向いてたのは謝る機会を伺ってたんだね」
ボルトはそれを聞いて赤面になった。なんせ意識してなかったのだ。勝手に顔が動いてスミレの様子を見ていたのだ。それを指摘され赤面になったのだ。そしてスミレは微笑みながら言った。
「昨日ちゃんと大丈夫って言ったでしょ? ボルト君がそれ以上気にする必要はないよ。それに·····」
「?」
「·····確かに私は昔なら幸せなんて程遠かったかもしれない。生まれた時からお父さんの怨念がまとわりついて修行させられて·····お母さんとお父さんが死んで私は……正直生きるのも疲れてた。本当にお父さんの·····根の復讐をしたいのかも分からずアカデミーに名字を変えて入学して」
ボルトは黙ってスミレの話を吸い込まれるように聞いた。
「最初はアカデミーも全然楽しむ所じゃなかった。……それ所か私は周りは全員敵だと思ってアカデミーに来て復讐の為の策で委員長になったんだ。でも·····サラダやチョウチョウ、ワサビにナミダたちと触れ合ってく内に自分がやろうとした事も忘れるぐらいその日々が楽しくて」
それを言いながらスミレがどんどん涙声になった事に気がついたボルトはスミレが遠くに行ってしまう気がして思わず少し寄っていき抱き寄せた。スミレはそんな行動に目を見開いたが呼吸を落ち着かせて話を続けた。
「でも·····それでも私は怨念に囚われて……チャクラを奪い続けた」
「それは!」
何か言おうとしたがボルトの胸の中でふるふる顔を振った。
「それで·····あの日、私が本格的に反逆した時にミツキ君と·····それにボルト君が来た時、私はね……冷酷な悪役で通してボルト君が清々しく私のことを忘れられるように出来たらいいと思ったんだ」
「スミレ·····」
スミレは少しボルトから離れ微笑んだ。
「でも·····ボルト君が止めてくれた」
その後またボルトに体を預けた。
「それで·····私がアカデミーに帰ってきた時、皆が迎えに来てくれた時凄く嬉しくて……今までよりもずっとずっと幸せって思えた。私がアカデミーに来たのは復讐の為なんかじゃなくて·····アカデミーの皆に·····ボルト君に会う為に私はここに来たんだって本気でそう思えたし、今も思ってる」
そんな2人が抱き合いながら話を続ける。スミレの顔はもう赤く目に涙も溜まってる。それでも言葉を繋ぐ。
「だからね、ボルト君はそういう事は気にしなくて良いの。私は"今"が幸せなんだから。お父さんやお母さんがまだ生きていたら違う幸せだってあったかもしれない、だけど今ここにいる私は今のこの瞬間が1番幸せなんだ」
根が戦後誹謗中傷されなかった世界、そんな世界ではスミレはもしかしたらアカデミーに来ることが無かったかもしれない。そうしたらスミレは今のアカデミーの仲間達にも会うことが無く違う道があったかもしれない。だが今いるスミレの現実は紛れもなく根が戦後誹謗中傷を受け、スミレの父親はスミレの母親と夜逃げし、スミレを鍛え復讐をさせようとした。それをボルトが止めた世界は紛れもないこの世界だ。つまりスミレははっきり言えば父と母が死んだからこそ今があると言ったのだ。勿論父と母が亡くなったのは悲しい、だが逆に言えばそれがなければスミレはアカデミーに来ることもなく皆と·····ボルトと会えなかった、そう言ったのだ。そのまま2人は無言で互いを抱きしめていたが流石に2人はオーバーヒートを仕掛けているがボルトは自分からしたから離しにくく、スミレは·····オーバーヒート仕掛けてももう少しこのまま·····と思っていた時に何故かカメラのシャッター音みたいなものが聞こえ2人はばっとその音の方に向けた、そこに居たのは·····
「いやー、いいショットを貰ったよ〜」
「ススススケアさん!?」
「はわわわわわわ!!」
にんまりと笑ってカメラをチラつかせていたスケアだった。そしてボルトは今の状況を思い出しばっとスミレから離れスケアに迫りそのカメラを取ろうとした。
「スケアさん何撮ってんだってばさ!!」
だがスケアは記者とは思えない程ケラケラ笑いながら避けていく。
「ボルト君が遅いなーと思って探しに来たら2人があんな事してるとは思わなかったよ〜」
「い、いいから消せってばさ!」
「丁重にお断りするよ。ボルト君が遅刻したのが悪かったって事で!!」
そして暫く2人は鬼ごっこしてボルトの体力がなくなり鬼ごっこは終わった。そして結局消しては貰えず羞恥の顔のままボルトとスミレは明日も訓練するって事で別れた。
ボルトは朝のような暗い顔ではなく羞恥の顔だったが朝に比べれば断然マシな顔になった。その後2人は取材の続きをしてまた校門前に来た。
「ボルト君助かったよ。ありがとうね」
「そう思うんだったらあれ消せってばさ」
「それはお断りするよ」
「うぐぐ」
「それよりも人生の先輩から1つアドバイスだ」
「?」
「夢に向かって突き進む、そんなモラトリアムも悪くは無いさ。ただ、それだけでは破れない壁にぶち当たる事もあると覚えておくといい」
「よく分かんねーけど·····俺
それを聞いたスケアは少し目を見開いたが直ぐに戻って背を向けた。その背中にボルトは聞いた。
「そうだ、スケアさんは卒業試験見に来るのか?」
「うん。その時にまた会えるかな」
「そっか。じゃあなスケアさん!! 俺達全員で合格してみせるから派手に記事にしてくれよな!!」
そう言ってボルトは帰路を走った。そんなボルトをスケアは口元を緩ませ反対に進んだ。
お疲れ様でしたm(*_ _)m。
所々ボルトのセリフがアニメ版と違います。
あと何かナミダとワサビが仲直りする場面が飛びましたがスケアと回ってる時に教室の所に来てサラダがいたからボルトがアニメ版どうり発破かけました。
次は卒業試験ですが·····ぶっちゃけ言います。アニメ版よりもこのボルトには簡単になってます。ビオラから見てくれた方は分かりますね。そういう事です。ボルトは直ぐに違和感に気づいてしまう。·····あれ?卒業試験いるかこれ?
そういう訳で最初はサスケにも試験官になってもらおうかなって思ったんですがいやダメだ生徒の親が試験官はダメだとなり泣く泣く却下。( ´∀`)ハハハif書くのも疲れるなこれ。
いやー漫画版も超展開来ましたね〜。果心居士がね〜自分の目で見てくださいm(*_ _)m。
(*´∇`)ノ ではでは~
修業パート誰目線でやる?
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ボルト&ナルト
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スミレ&ビオラ
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自来也&サスケ
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最早全部やれ