レッツラゴー⊂('ω'⊂ )))Σ≡
「いいか、ここが上忍中忍下忍全ての忍者が任務を受ける受付所だ」
ボルト達第7班の担当上忍猿飛木ノ葉丸が言った。
「その内容は国家間の紛争解決から里の平和維持活動、要人の護衛、はては個人の遺失物探しまでと多岐にわたる」
そう後ろのボルト達に解説しながら向かう。そんな木ノ葉丸の解説にスミレが聞く。
「任務はランクで分かれてるんですよね。確か低いものからDからSランクまでで上層部が能力に見合った任務に振り分けるんですよね。」
「委員長よく知ってるね。」
そう呟いたミツキにスミレは少し暗い顔をした。そんなスミレにボルトは心配そうに聞いた。
「どうしたんだってばさ?」
「うんうん。何でもない。」
「·····俺にはあんなに嘘つくなって言ったのにか?」
ビオラがまだいた時にスミレと弁当を食べた時にビオラの事を隠そうとしてスミレに嘘ついちゃダメって言われた時の事だ。それを覚えていたのだろうスミレが少し俯き呟いた。
「·····お父さんと修行したりしていた時に、ね。」
「・・・そうか。」
その時ボルトが少しスミレの手を繋いだ。スミレはそれで驚いたようにボルトを見たが不思議とボルトが伝えようとしてきた事が分かった。
『スミレは1人じゃないってばさ。』
そう聞こえた気がした。だが割と直ぐに手を離されボルトは自信満々に言った。
「いきなりAとかSランクやって俺達の力を見せつけてやろうぜ!」
「思いっきり張り切ってるところ悪いが下忍は基本はCとかDとかからなんだコレ。そしてコツコツと積み上げていくんだ。」
「だったら最初だしちゃっちゃと終わらして俺達の力を見せつけてやろうぜ。」
「ちゃっちゃと、か。自信過剰なのはいいがそういう奴が真っ先に倒れるんだってばよ。」
と何かボルトからすれば聞き覚えがありまくる声が聞こえボルトはそっちに振り向いた。
「じゃあ父ちゃんはどうだったんだってばさ!」
「ここじゃ7代目だ。俺の時はもうちょっとスマートになぁ。」
「ああじゃあ今度聞くってばさ。」
そう少しめんどくさいように言った。そんなボルトにまた何か言おうとしたが火影にはやる事がある。その後5人は火影室に向かった。ボルトは着替えを運びに何度も来たことあるが初任務で少し緊張している。普通なのは木ノ葉丸とミツキだけだった。
「初任務は火影自ら言い渡す習慣でな。有難く思えよ。」
「第7班の初任務は野盗の討伐だ。」
「依頼は火の国と風の国の国境付近にある小さな集落、緑の畔からだ。今年は日照り続きで収穫が悪かったらしい。で、隣接する村が緑の畔の貯蔵庫から食料を盗むんでそれを撃退してほしいって話だ」
「つまり村同士の争いって事ですか。」
そう木ノ葉丸が言った。
「そんな喧嘩直ぐに止めて見せるってばさ!」
「お前な〜、大切なのは」
「チームワーク、だろ?分かってるってばさ!」
そんな本当に分かってそうなボルトにナルトは露骨に安心した顔を見せたが直ぐに顔を引き締め頼んだぞと言われ一旦解散した。その後ボルトは家に一旦戻り準備していた。そしてその時ボルトは母親を聞いた。
「母ちゃんは初任務どうだったんだってばさ?」
「そうね…なんかドキドキしたってことだけは覚えてるかな」
「ドキドキってやっぱり楽しみだった?」
「ううん。あの頃はね、まだ戦もあって命がけの任務が多かったから…」
ヒナタの時代は忍びは大概は強制だった。ヒナタは由緒ある日向一族だったから余計にだ。
「初任務のときもワクワクはできなかったかな私は」
そう締めくくった。ボルトは時計を見て行ってくると行って出て行った。その後あんの門からボルト達は任務の地に向かった。そしてしばらく走り今は休憩中だ。そしてその休憩を利用して木ノ葉丸が確認で言う。
「大切なのはチームワークなのは分かってるな?それともう1つ大事な事だ。危機に面した時1人で解決しようとするな。必ず俺も含めた班全体、あるいはお前達3人で話し合って切り抜けろ。決して1人で突っ走ろうなんて思うなよコレ。」
その時、木ノ葉丸の後ろでガサガサとし思わずスミレ以外のボルトとミツキは立った。だが正体は猪だった。それにボルトは思わずへなへなとまた座った。そんなボルトに木ノ葉丸はにっと笑いながら言った。
「殺気の種類を嗅ぎ分けられないとはまだまだだなコレ。スミレはちゃんと分かってたみたいだぞ?」
「そうなのか?すげぇなスミレ。」
「·····うんうん。私はずっとビクビクして過ごしてたから。」
ボルトはそれを聞き何か言おうとしたがスミレは首を振り立ち上がった。それを見た木ノ葉丸が言った。
「よし、じゃあ行くか」
そう言った後再びボルト達は任務先へ向かった。道中は特に何も無かった。そして走ってる途中ボルトは何度かスミレの様子を伺った。スミレの顔は普通だ。だからその内面はよく分からない。そうこうしていたら橋が見えてきた。橋はボルト達が来て少し経ち動いた。ボルト達は橋を渡り村の入口に来た。そんなボルト達を迎えたのは老人だった。
「ようこそお越しくださいました。」
木ノ葉丸は横を見ながら聞いた。そこにあったのは何かの受付所みたいな所だった。
「あれは?」
「あれは橋の通行料を頂いております。先代の村長が資源が乏しく貧しい村の為に自ら指揮を執って橋を作ったのです。おかげで村は昔に比べて随分と潤いました。いつも村長は村人を家族だって言ってどんな時も矢面に立たれて·····身を挺して村を守る、そんな大きな方でした。」
ボルトはそんな話を聞いた時父親を思い浮かべた。過去の話をしてくれてた時にナルトは自分が生きられたのは3代目のじっちゃんのおかげだって言っていた。火影がただ1人を庇う訳にもいかず、だからといってナルトを英雄の4代目の息子とミナトの想いを汲んで言う訳にもいかず、それでも3代目は1人のナルトに寄り添い話をしてくれた。アカデミーにも行かせてくれた、そう言っていた。そしてその3代目がよく言ってた言葉は里の皆が家族って言っていた。
「先代と言うと今は引退されているのですか?」
「3ヶ月前突然亡くなられて今はご子女が継いでおります。」
「3ヶ月前・・・という事は村が襲われ始めた頃ですね。」
「えぇ、村長が代替わりしてそれが原因で近隣の村に舐められてるんじゃないかって噂になっています。」
木ノ葉丸はそれを聞き少し思慮した顔になった。その後4人は村長の所に通され膝をつきながら対面した。その時ボルトは思わず言った。
「まだ子供じゃねえか」
「しっ!」
そう木ノ葉丸が言ったからボルトは黙った。だが村長が言った事も似たようなものだった。
「こんな子供を我らの依頼に寄越すとは木の葉の里は人材不足か?」
それにボルトは思わず膝を上げ何か言おうとしたが木ノ葉丸とボルトの隣にいたスミレに引っ張られ止まった。木ノ葉丸が言う。
「腕は確かな者です。」
「そうか、その言葉が嘘にならぬと良いが·····」
·····実際腕はたつものばかりである。3人はまだ知らないがミツキは伝説の3人の1人大蛇丸のクローンでその実力はアカデミーの同期で普通に飛び抜けていたしスミレは木の葉に1度反逆しようと動いたのだからそれ相応に強い。そしてその状況判断能力はナルト達すら舌を巻く程のものだ。ナルト達もスミレが入院先から消えた時の状況判断能力はアカデミー生とは思えない程だと言っていた。そしてボルトはアカデミー時代から既に螺旋丸も出来、更には消える螺旋丸なんてものも出来る。そして師匠サスケに教えられた手裏剣術は同期のサラダともいい勝負が出来る程であり実力面で見れば既に中忍クラスだ。
「今年は日照り続きで作物の収穫がままならなかった。それは我が村に限らずどこの地域も同じ事。所が蒼い谷の者が我が村の貯蔵庫から頻繁に食料を盗むようになった。」
「はい。聞いております。その者達が二度と襲ってこないように撃退するのが我らの役目と」
だが村長は首を振った。
「当初はそうであった」
「当初は?」
「今まで我らは敵を自らの手で撃退していた。だが奴らは忍びを雇ったのだ。」
それを聞き木ノ葉丸が目を見張りボルト達に言った。
「少し外してくれ」
「えっ?何で?俺達も一緒に·····」
とボルトが残ると言おうとした所スミレがボルトの手を取った。ボルトがスミレを見るとスミレは首をふるふると振った。これがサラダなら反発しそうになるがボルトは不思議とスミレに従った。3人は大人しく部屋から出た。そしてスミレが言った。
「·····忍びが相手って事は本当ならBランク以上の任務の筈だよ。普通に考えたら私達の出番はない·····と思うけど」
「せっかくここまで来たのに何もしないで帰るのはかっこ悪いってばさ。」
「それでも·····命は大切にしてね?」
スミレはそう言った。本当はこんな事自分に言う資格がないのは分かっている。自分は班員2人の命を嘗て取ろうとしたのだから。だがそれでも·····ボルトには生きて欲しいのだ。自分勝手なのは分かっている。だけどそれでも・・・。ボルトはそれを聞き頷いた。·····そんな時
「ぐわああああ!」
その叫び声を聞き3人は現場に向かった。そこにあった光景は何かえらいごつい人が村人の人を1人刀で突き刺していた。そしてその刀を突き刺していた人·····忍びがその突き刺していた人をボルト達の方に投げた。
「ミツキ!その人を!」
そう言いながらボルトは走りながら手裏剣を投げた。その手裏剣は途中でカーブし横から忍びに向かった。忍びはその手裏剣を刀で弾いた。ボルトはそれに目もくれずクナイぶつけた。だがパワータイプらしく弾かれボルトは胴体を晒した。だが忍びがボルトを刺そうとした瞬間にスミレが間に入りパワーで勝てなくとも刀が当たらなければ良い。そう考え少し無理やり逸らした。そして影からボルトが出て来て右のクナイで刺そうとしたが忍びは咄嗟にもう1つの小太刀を取りそれをガードしついでにボルトとスミレを弾いた。ボルトとスミレは砂煙を上げながら後退した。それと同時に木ノ葉丸が降り立った。だが謎の忍びは閃光弾をやり辺り一帯を眩しすぎる程照らしてどこかに消えてしまった。そんな状況に木ノ葉丸が呟いた。
「どうやらこのまま引き下がったら木の葉の名折れだなコレ。」
先程刺されてしまった人をボルトは少し悔しそうに見ながら木ノ葉丸と村長の話を聞いた。
「敵の狙いは貯蔵庫ではありませんね?全て包み隠さず話してくださいますか?」
その時村長に意見する男性がいた。
「キリ様。命じて下されば我々も武器を手にして·····」
「無用だ!何の為に木の葉の忍びを呼んだと思う。私に任せておけ。」
そう言って先程の場所に戻る村長キリに木ノ葉丸とボルト達はついて行った。その道中ボルトはスミレに言う。
「スミレ、さっきはサンキューだってばさ。スミレいなかったら俺やられてたぜ。」
前までのボルトならば強がって俺の腕の見せ所だぜ!とか言いそうだが今のボルトには上には上がいる、それを分かっている。だから素直にお礼を言った。勿論やられっぱなしやあの忍びの方が上とは認めてないがが自分の感情よりも先に言うことがある。今のボルトにはそれぐらいの分別はついていた。スミレは首を振り微笑みながら言う。
「どういたしまして。ボルト君には返しきれない程の恩があるから·····ね。」
「いや、あれは」
「ボルト君がどう思ってるかじゃないの。私がそう思うの。だから少しづつ返させて?」
「·····分かったってばさ。委員長。」
「うん!」
·····最近のスミレは偶にされる委員長呼びも少しドキドキ案件になっていた。名前で呼ばれてからもドキドキするが偶に違う呼び方されるのもドキドキするのだ。·····まあ流石に任務中なので顔には出さなかった。そんな2人をミツキはニコニコ見ていたとさ。
その後4人は先程の場所に来てキリが箱を持ってきた。
「敵の狙いは何です?依頼は受けます。だからこそ全てを話してください。」
それを聞きキリは箱を前に押し出し言った。
「橋の権利書だ。奴らはこれを狙っている。」
「この事を知っているのはキリ様、あなただけなのですね?」
それによりキリは頷いた。ボルトはそこで少し苛立った。何で他の村人に言わないのだ?なぜ1人で抱え込もうとするのだ?村人はあんたの事を凄く心配しているのに何で·····。そう反射的に言おうとしたがスミレがまた手を重ね抑えた。·····何かスミレがボルトを制御出来る人になってきているのは気の所為だろうか?
その夜村の1つ一軒家が火事になった。
「予想どうりの展開だなコレ。」
それにスミレは頷きながら言った。
「はい。昼間襲ってきたのは私達の力を測る為だったんですね。」
そんな会話を繰り広げられている最中ボルトは火事が起きてる場所から少し離れた所にいる仮面の男に村人の1人が包丁を首筋にやられている。
「待てボルト!」
そう言われたが命の危機に瀕してる者を見捨てられずボルトは飛び出し村人のホールドを外させた。その時相手の仮面が外れその素顔が明らかになった。その正体は昼間ボルト達を迎えてくれた村人だった。そして動揺しているボルトにその村人は包丁を振り下ろした。
「ボルト君!」
そう再び間一髪でスミレが入りその後木ノ葉丸とミツキも降り立ちそれぞれ背中合わせで状況を分析する。スミレが言う。
「幻術、ですね。」
「とにかく術者を探すことだ。この中に紛れてる筈だが·····」
幻術で操られてる人の中に先程人質に取られていた村人も操られたのだろうか?キリを人質にとっている。ボルト達は術者を探すが
「クソ!どこだ!?」
「焦るな!考えろ、他に村人を傷つけずに術者を見つけ出す方法はないかコレ?」
「多少手荒なやり方だけど僕の風遁の威力を抑えて広範囲に使えばどうかな?」
「そうか、その風遁に耐えられる者が・・・」
「忍って事。」
そうとなれば直ぐに行動する。
「風遁・突破!」
そうするとボルト達の周りが風に包まれ吹き荒れた。それでほぼ全ての村人倒れていた。だがボルトは直ぐに気づいた。
「村長がいねえぞ!?まさかあのおっさん・・・」
「やつが敵の仲間だったって事だな。」
最初に人質に取られていた村人がまさか敵の仲間だったとは·····完全にやられた。ボルトは直ぐに追いかけようとしたが木ノ葉丸が制止する前にスミレが腕を掴んで止めた。
「待って!先走っちゃダメ!」
「でも!」
「悔しいのは私も先生達も一緒だよ!」
それにボルトはハッとした顔になり木ノ葉丸達を見た。木ノ葉丸はそれに頷きボルトは顔を下げた。そんなボルトにスミレは少し遠慮がちに肩に手を置いて覗き込みながら言った。
「·····キリさんを助けに行きたいのは皆同じ。でも・・・先走ったって何も良い事はないよ。敵の狙いは橋の権利書。だからまだ時間はある。今は·····耐えて。」
そう自分も悔しそうな顔を出しながら言った。そしてボルトは肩に乗ってるスミレの手に自分の手を重ねもう大丈夫と伝えた。
「·····すまねえ、スミレ。」
「・・・うん。」
そう神妙そうに頷いたスミレなのであった。その間に木ノ葉丸は周辺を捜索しあるものを見つけボルト達に言った。
「蒼い谷が雇った忍びが敵とみて間違いない。こんなものが残されていたからな。」
そう言って矢文を取り出し読んだ
「再三の警告にも応じないようなので最終手段に出る。キリの命と引き換えに橋の権利書を持ってこい」
「橋の権利書!?」
そう先程キリに提案しようとした男性、松葉が言った。それに木ノ葉丸は頷きながら続けた。
「つまり貯蔵庫の襲撃が警告だったって事なんです。」
「おかしいと思ってたんだ。わざわざあなた方に依頼するなんて·····」
一方その頃あたりは明るくなった時キリは自分を誘拐したおじさんに気を荒らげながら聞く。
「いつからあいつらと与していた?」
「お前の親父を殺すちょっと前だ」
「殺した!?」
「橋の権利書はこの辺りじゃ金塊と同じぐらいの価値があるからな。蒼い谷が高値で買ってくれることになってな。」
そう言いながらキリを転がした。
「あとは忍びの連中から蟲毒お前の親父に飲ませたまでだ。お前が父親の跡を継げばその負けず嫌いの性格だ。父親に負けじと背伸びをして誰にも相談すること無く1人で抱え込んで自滅する。そう思っていたのに…木の葉の忍びに依頼するはな。計算違いだよ。」
キリはそんなおっさんを睨みつけるのだった。
そして場面は変わって再びボルト達だ。ボルトは松葉が神妙そうに言った。
「先代は確かに偉大な方でした。けれどそれは問題を1人で抱え込むことなく皆の意見を聞く耳も持っていたからこそでした。キリ様はまだ若い。それ故にに真っ直ぐだ。緑の畔を守ろうとしている気持ちは私達にも痛い程伝わっている。どうかキリ様を助けていただけませんか?お願いします!」
「つまり村長を取り返すのが俺達の任務って事だな。」
そうボルトが纏めた。ボルトは·····ナルトは皆に認められて火影になった事を知っている。ナルトがサラダの伯父に言われた事がナルトが道を踏み外す所を止めた。
「『火影になった者が皆に認められるんじゃない。皆に認められた者が火影になるんだ。』」
「ボルト君?」
「俺の父ちゃんが言われた言葉だってばさ。村長は·····キリさんはそれを忘れている。だから俺が・・・俺達がそれを思いやらせてやるってばさ!」
それに松葉は少し驚愕した顔になったがそれに頷き巻物を渡して来た。
「良いんですか?これを守る為に村長さんが1人で踏ん張ってきたんじゃ·····」
スミレが聞いた。
「良いんです。こんなもの。キリ様の命には代えられない。それが皆の思いです。」
そして4人は入口に集まり作戦会議しながら言う。
「相手の力が分からない以上は俺が奴らを引き受ける。お前達は隙を見て村長を救い出し村に戻れ。」
「でもそれじゃあ兄ちゃんの負担が」
「現状これが確実に任務を成功させる作戦なんだ。心配するな。俺はそんなにヤワじゃない。」
「·····その言葉信じるからな兄ちゃん。」
「まあ初任務にしては随分と重くなってしまったなコレ。決して無理はするな。特にボルト!」
「分かっているってばさ。」
その後ボルト達はその後取引場所に向かった。その最中ミツキが探索に行かせていた蛇が異変があった事を伝え4人はスピードを上げ木ノ葉丸はキリ達が見える所に向かった。ボルト達は別の所に待機している。そこにいた忍びは2人だ。何故かキリを誘拐したおっさんはくたばってる。そんな木ノ葉丸に忍びの内の1人が言った。
「取り引きといこうか木の葉の者」
「穏やかじゃ無さそうだが?」
「気にするな。お互い目的のものが手に入れば問題なかろう。」
そう聞いた木ノ葉丸が巻物を見せつけ木の空いている所に入れた。
「何故持ってきた!?それがどれだけ大事かお前に話しただろう!」
そんな声を無視して木ノ葉丸は相手の忍びと入れ違いでキリの所に来た。だがおっさんの口に起爆札があり爆発が起きたが木ノ葉丸はキリを抱え飛んで躱した。だがそんな木ノ葉丸にボルトとスミレと戦った忍びと先程木ノ葉丸と位置を交換した忍びが木ノ葉丸に襲った。ボルトはそれを躱すとの同時にキリを上空に放り投げた。
「ボルト!」
「分かってるってばさ!」
そう言いながらボルトは上空でキリをキャッチした。ボルト達は木ノ葉丸の後ろに着地した。木ノ葉丸は相手側に聞く。
「権利書は手に入っただろ?」
「その娘がいると色々面倒なんだよ。それにお前たちもな。」
それにボルトは吠える
「ガキだからってなめんなよ!」
「ボルト!落ち着け。お前たちを守りながら戦える相手じゃない。心配するな、直ぐに追いつく。いいか、お前たちで初任務を達成するんだ。いいな?」
「·····分かったってばさ。」
そう言ってボルト達はキリを連れて村に戻る道を進んだ。ボルト達は振り返らずにただ進んだ。ボルト達はキリの応急処置をする為に一旦木々の間に隠れその間にミツキがトラップを仕掛けに行った。キリをスミレが応急処置をしている。そして今はミツキが帰ってきた所だ。
「あるだけのトラップは仕掛けたよ。」
「ひとまず時間は稼げるか。」
そしてボルトはキリに言った。
「辛いなら言わねえと分からないだろ?」
それは少しスミレにも言った言葉だ。この任務中、そして任務の前に少し暗い顔をしているのを知っている。何故辛いのを言ってくれないのか?·····ボルトはスミレは自分達に心配をかけたくないのだと分かっている。だが、だからこそ、自分達は仲間なのだからしっかり・・・自分だけでもいいから本音を言って欲しいのだ。
スミレは少し暗い顔をしたがキリの言葉が早かった。
「すまない。これ以上お前達の足でまといになりたくなかった。」
「·····お前は何で自分が村長になったと思ってる?」
そうボルトが聞いた。キリはそれに呆けた顔をした。
「何でって·····それは私が立派な父の娘で世襲で決めるしきたりだから·····」
「違うってばさ!」
そう遮った。その大声にキリやスミレはびっくりした。
「村の皆は·····お前の事を認めたから村長にしたんだってばさ!」
そんな事を言った時いきなりトラップの方から大爆発が起きた。ボルトはその爆発を見てミツキとスミレに言った。
「お前ら、俺はここであいつを迎え撃った方が良いと思うがどう思う?」
「僕も同意見かな。木ノ葉丸先生が言ってたチームワークってやつもやって見たいしね。」
「私もそれが良いと思う。」
そんな3人にキリは言う。
「私は誰にも頼らず1人で背負い込んでこんな事になってしまった。だから見せてくれないか?お前たちのチームワークを。」
それにボルトは頷きながら2人に言った。
「よし、じゃあ行くか!」
「「うん!」」
その直後ボルト達が逃げてきた方からやたらでかい音がしていたと言う。だがボルト達はもう1つ目の前にいる相手に向かって行った。ボルトは影分身を出して様子を見る。だが元忍びのだけあって簡単にいなされ消されていく。そして分身が経験した相手の動きを蓄積していく。だがナルトと違ってそんなにポンポン出来る訳ではない。だがボルトの才能をもってすれば3回で十分だ。ボルトとミツキのコンビネーションでも捌ききる。
「口寄せの術!」
「ぬえーっ!」
スミレが口寄せしたのと同時に鵺が飛び出し忍びに向かった。
「風遁・烈風掌!」
ボルトはそう言ってとんでもない風を忍びに送ったが忍びはそれを刀を振るい相殺した。だが一瞬でもボルトに気をやったのが間違いだった。
「ぬえーっ!」
「な、何だこいつ!」
刀で風遁を弾いたのと同時に鵺が忍びの顔面に飛びついた。勿論忍びは鵺を外そうとするが意地で食いついて離さない。
「水遁・水練波!」
その間にスミレは水練波を撃った。鵺はさっさと飛び退いた。そしていきなり来た水練波を顔面に·····そして目に当たった。普通の水なら少し目を閉じ回復すればいいがスミレの水練波は威力も放たれた形は目だけを当てる為に極限まで細くしている。
「ぐおおおお!·····絶対に許さんぞーーっ!」
叫んでいる。片目を潰されたのだから当然だ。そしてボルト達は集まり話す。
「スミレ!どうだ?」
「うん。やっぱりあの人攻撃を受けてから反撃に転じてる。」
ボルト達の作戦はスミレを程々に攻撃参加させこの忍びの弱点がないか、それを探させてもらったのだ。スミレの状況判断能力がなければ出来ない芸当だ。
「なら、やる事はやる事は分かってるな!?」
「勿論!」
「うん!」
「殺してやるーーーっ!」
何かそんな不謹慎な事を言いながら忍びが凄い形相で目を1つ閉じながら走ってきた。
「行くよ委員長!」
「うん!水遁・水華輪!」
そう言ってスミレは印を組み口から大量の水を勢いよく放出した。だが忍びは怒りながら突っ切っていく。威力は充分なのだがいかんせん忍びの怒り具合が半端ではなくダメージもお構いなく突っ切っていく。だがこれで終わりではない。
「雷遁・・・蛇雷!」
「なっ!?ぐわああああ!」
水に雷遁を掛け合わし水のある場所が全て感電させたのだ。だがそれでも意地でも進んでいる。それだけ自分の腕に自信があるのだろう。だがボルト達からすれば·····
「調子に乗るなーーーーっ!」
「お前の敗因は·····」
そう感電し終わった水の上を走りながらボルトの右手に青い球体が出てきた。忍びは激昴の声を上げながら刀を振り下ろした。だがその速度は当初と比べるまでもなく遅かった。最初に振り下ろしてきたスピードではボルトは躱す事が出来るか怪しかったが今の片目を潰されボルトを上手く見ることが出来ず感電によりビクビク動いている忍びの攻撃を避けるなんて造作もない。ダメ押しにボルトはこいつの動きを影分身で3回経験したのだ。刀をスレスレで避けながら青い球体·····螺旋丸を
「1人で俺達と戦ったからだーーーっ!」
そう言いながら螺旋丸をぶつけた。
「ぉぉおおおおお!」
「螺旋丸!」
そうボルトが叫んだ瞬間に森の中に忍びは吹き飛んだ。そしてボルトが見るとその忍びの目は白目を向いていた。それを見届けたあとボルト走りながらスミレとミツキの所に向かいハイタッチした。そしてそれを見てたキリの隣に木ノ葉丸が来た。
「どうです?あいつらも中々やるもんでしょ?」
「ふっ、そうだな。」
その後ボルト達は忍びを2人纏めて捕縛し村に戻った。そして入口で待っていてくれた村人にキリは頭を下げた。
「誰にも相談せず私が突っ走ってしまった事がこのような事態を招いた。本当に申し訳なかった!こんな私だが皆私に力を貸してくれるか?」
「はい。遠慮なく何でも言ってください。」
「ただ、父上のようにはなれないが。」
「いいえ。そうやって一生懸命な所は先代にそっくりです。」
「色々と経験を積んで先代と同じような·····」
だが松葉はそれを遮り言った。
「いえ、もっと凄い村長になると思います。なぁ!」
それに村人は同調した。その暖かさにキリは少し涙を流した。そして振り返りボルト達に言った。
「お前達にも礼を言わなければならん。私を助けてくれたチームワーク学ばせてもらったぞ。·····ボルト。」
「?」
「私は今よりも皆に認められる村長になる。そして私が本当の意味で父を超えた時、またここに来てくれ。」
「·····へへ。了解だってばさ!」
そう言った後ボルト達はキリ達と別れ木の葉の里に戻る道を走った。その後緑の畔の入口には「木の葉の忍び 第7班休憩所」という立て札が置かれた。
ボルト達は帰っていたがまた休憩をしていた。無理は良くないからである。だがそんな時スミレが木ノ葉丸に言った。
「すいません。少しあっち行って良いですか?」
そうボルト達から少し離れた所を指さした。
「良いがあまり遠くに行くなよ?」
それに頷きスミレは歩いて行った。そんなスミレをボルトは心配そうな顔で見ていた。そんな時ボルトは木ノ葉丸の視線に気づいた。木ノ葉丸はボルトに頷いた。それにボルトは頷き返しスミレの跡を追った。そこにいたのは木にもたれていたスミレだった。スミレはボルトに気づいたが何も言わなかった。ボルトはスミレの反対側に行きボルトも少しもたれた。
「·····心配性だね、ボルト君は。」
「·····当たり前だってばさ。」
背中合わせで会話をする。そして少しの沈黙の後
「·····お父さんに教えられた事は沢山あるんだ。」
そうスミレが言い始めボルトはそれを黙って聞いている。
「でも・・・その殆ど·····うんうん、全部親子の時間とは程遠かった。」
スミレが父親に教えられたのは戦闘技術は勿論復讐対象の木の葉の情報も含まれていた。その中に任務のランク分けについてもあったし父親からは殺気を見分ける修行もやらされた。それでもアカデミーに来た当初はビクビクしていた。周りは全て敵なんだと思っていたから。だがアカデミーでサラダやチョウチョウ、ワサビにナミダと触れ合っていく内に自分が何をしようとしたのかすら忘れるほどアカデミーは楽しかった。そして·····ボルトを初めて見た時の笑ってる顔が暫く頭から離れなかった。初めてボルトを直接見たのは入学式、ボルトがダイナミックな登場した時だ。スミレはボルトの笑った顔が太陽のように思えた。
·····そして、紆余曲折を経て今は恋心すら持っている。
「・・・本音を言うとね。寂しいって思う事もあるんだ。ボルト君の家に泊まった時とか特にね。この前はあんな啖呵切ったけど・・・やっぱり、ね。」
1度でいいから何か親子らしい事をしたかったと思わなかったと言えば嘘になる。スミレも1人の人間で・・・強くとも女の子なのだから。
ボルトの家に泊まった時の暖かさ、それを思い出すのと同時に頭の隅にどうしてもイフとして父親と何か親子らしい事をしている自分を想像してしまう。勿論スミレは今が幸せだ。木の葉の忍びになり・・・好きな人と同じ班になれたのだから。まあ勿論私情は分けているから大丈夫である。
「・・・スミレ。」
「·····ボルト君、手、繋いでも良い?」
そう頬を少し赤らめ言った。ボルトからは木で見えていないが。スミレは左手をボルトが繋げるように出した。ボルトはその手を見てゆっくりと右手で握った。女の子らしく少し小さかった。
「・・・俺はスミレとずっと一緒にいるってばさ。スミレから離れたりしない。スミレが寂しいと思う時、俺も一緒にいる。スミレは·····1人じゃないから。」
・・・正直これは根本的な解決にはなっていないがボルトにはこれだけしか言えない。自分がスミレと一緒にいて1人じゃない、そう言う事しか出来ない。・・・因みに今のは聞きようによってはプロボーズの言葉に聞こえるからスミレは頬を完璧に赤に染めた。そして・・・少し羞恥の声で言った。
「・・・じゃあその、少し甘えても良いかな?」
「勿論だってばさ。」
ボルトがそう言えば反対側にいるボルトの前に手を繋ぎながらボルトの前に来た。ボルトから見ればスミレの顔は赤かったがそれを指摘する前に行動に移された。スミレからボルトの胸に飛び込んできたのだ。ボルトは反射的に左手でスミレを抱きとめた。
「少しだけ、このままで」
そう真っ赤になりながら言った。ボルトはそんなスミレの頭を撫でた。スミレはそんな撫でに目を閉じ受け入れた。そして3分程経った時離れた。
「もう良いのか?」
「うん。充分。」
そう言って微笑んだ。
「分かってる。私は1人じゃないから。」
それにボルトは頷いた。2人はその後木ノ葉丸達の所に向かったのだが·····
「お前達、そろそろ・・・」
そろそろ行くぞと言おうとしたのだが木ノ葉丸は途中で止まった。2人は何故そうなってるのか分からず首を2人揃って傾げた。そして木ノ葉丸がどこかを見てると思い2人は視線を追った。そしてそこにあったのは2人の先程から繋がれていたままの手だった。それを認識した途端2人は謝りながら離した
「す、すまねえってばさ!」
「はわわ、ごめんなさい!」
その2人の顔は真っ赤だった。
「えーっと行くぞコレ?」
「あ、ああ。」
「は、はい。」
そんな3人の様子をミツキはニコニコして見ていた。その後ボルト達は無事何事も無く報告し終えた後解散した。木ノ葉丸は残って更に詳細な報告をナルトにしていた。そして今はそれが終わった所だ。
「今回はご苦労だったな、木ノ葉丸。」
「でも3人ともしっかりやってくれましたから。」
「そりゃきっとお前の指導がよかったんだってばよ。これからもしっかり頼むぞ。第七班隊長」
そこで少し木ノ葉丸は少し微妙な顔をした。ナルトは疑問符をつけながら聞いた。
「どうしたんだ?」
「いえ、大したことでは無いのですが・・・ボルトとスミレの仲が良すぎなのでは?と思って。」
それに今度はナルトが微妙な顔をしてその後苦笑いした。ナルトは事情を知っているからだ。·····まさか木ノ葉丸もあの赤ん坊が2人にやたら関係してるとは思うまい。
「ま、まあ仲が良いのは良い事じゃねえか!」
それもそうかと何か釈然としないが木ノ葉丸はそれに頷いた。・・・後に割と早く状況が動くとは思わなかったが。一方その頃ボルト達第7班は雷バーガーに集まって初任務の話をしていた。
「で、お前らの初任務はどうだったんだ?」
「聞くな。思い出すのもめんどくせえ。」
「俺らはよォ土くれの中に隠れてやがったやつを叩きだしてよ」
そうイワベエが言ったのに反応した。
「おっ!バケモンか何かだったのか?強かったのか?」
「お、おうよ。スポンとやってやったぜ!!」
「退治っていうか大きなカブを引き抜くのを手伝ったんだよ。」
「何だよそれ、ちょっとだせえってばさ。」
デンキの補足にそう思わず言った。だがイワベエは自分の初任務がバカにされたからムキになってボルトに詰め寄る。
「じゃあお前達の初任務はどうだったんだよ!?」
それにボルトはニヤニヤとしながらイワベエに言う。
「それ聞いちゃう?俺達は忍びと戦ったんだぜ?」
「マジか?」
「相手も中々だったけどな、バシッと倒してやったぜ」
そんな面白そうな話をデンキは聞きたくてしょうがなくワクワク顔で聞いた。
「凄いねボルト君!その話詳しく聞かせて!」
「相手はとんでもねえ奴らでさ。木ノ葉丸の兄ちゃんもテンパっちまってよ。そこで先ずスミレとミツキの合わせ技が炸裂して俺が最後に螺旋丸でズッカーん!って決めたんだってばさ!」
そんな話をしてるボルトを見ながらサラダは向かいにいるスミレを見て聞いた。
「そうなの?」
「うん。合ってるよ。」
だがそこでボルトが続きを言った。
「でもMVPはスミレだってばさ!」
「へ?・・・はわわ、そんな事ないよ!最後はボルト君が・・・」
「何言ってんだってばさ!スミレが片目を使えなくさせてくれなきゃ勝負はまだ分かんなかったってばさ!それに俺を何回か助けてくれたしな。」
そう言って1人でうんうん言ってるボルト。だがスミレの顔は真っ赤に染まっていた。そしてよくよく見ればめっちゃ注目されている。それにまたテンパるのだった。その後男メンバーはまた何やら話し込んでいた。そんな男どもを横目に見ながらサラダはスミレに聞いた。
「・・・ねえ、スミレさ。」
「?なに?」
「もしかしてボルトの事・・・好きなの?」
それを聞いて暫くスミレは止まり再び真っ赤に染まった。·····サラダとしては何故バレないと思ったのか逆に知りたい。修学旅行後からそれっぽい兆候があり卒業試験辺りから完全にわかった。極めつけはボルトが自分に突撃しそうになった時のスミレがボルトを思いっきり「ダメ!」って言いながら引っ張った時にもう殆ど確信した。
「はわ、え、えと、はわわ」
「あ、うん。もう良いよ。」
「ああう・・・」
もう既にオーバーヒートしているスミレなのであった。
その後解散し2人は互いの分かれ道まで歩いていた。そして分かれ道の時ボルトが言った。
「じゃあ、明日からもよろしくな!スミレ。」
「うん。こちらこそ。よろしくボルト君。」
そう言って2人は別れた。スミレは帰り道を歩きながら唇に触れた。そこにある感覚は覚えている。・・・まあいきなりだったのに覚えていられたのが凄いが。そしてスミレは先程サラダに言われた事を思い出していた。
(私は·····ボルト君が好き。でも·····)
人間としては正解なのかもしれない。だけど忍びとしてはどうなのだろう?それで任務に支障をきたしてしまったら忍び失格だ。だけどスミレはボルトの隣を歩きたい。そんなジレンマになりながらスミレは帰路を歩いたのだった。
お疲れ様でしたm(*_ _)m。
アンケートは7日の10時に締め切ります。
次回はハグルマさんの話・・・どうしようか。まあアンケート次第という事で。
水遁・水華輪、漫画ボルトのスミレの紹介ページの使える術って所にあったんですけどアニメじゃ出た事ないのでオリジナルでやりました。
スミレ、弱点というか癖を割り出す。写輪眼で洞察力が上がると言っても結局考えるのは脳なのだから別に超スピードとかじゃないならスミレでもいけそうとなりこうなりました。
(*´∇`)ノ ではでは~
修業パート誰目線でやる?
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ボルト&ナルト
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スミレ&ビオラ
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自来也&サスケ
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最早全部やれ