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「おはよう。」
そう言いながらボルトは自室からリビングに目を擦りながら入って行った。そんなボルトを迎えたのは母娘だった
「おはようお兄ちゃん。」
「おはよう。今日はスミレちゃんと修行だっけ?」
「うん。ミツキは何か親に会いに行くって言ってた。」
そう眠そうな顔をしながらもその胸は言いようのないドキドキ感があった。
(スミレと2人きりなら今までもあっただろ。)
そう自分に言い聞かせる。そしてテレビに目を向けた。そこにあったニュースは昨日までに色々あった白夜団という集団が全員逮捕されたというニュースだった。白夜団・・・自分達は義賊と名乗っていて富があるものから何かしら盗みそれを貧しい人達に分け与えるということをしていた奴らである。·····まあボルトは解決の瞬間に立ち会ったから色々思うことはあるのだが。ボルトはそんなニュースを見ていて言いようのない気分になりヒナタに出された朝飯をガツガツと食べた。その後スミレとの待ち合わせ場所は演習場だったのだがボルトは時間が早いが家を出た。そして歩いて行きスミレのアパートの前に来た。
別にボルトは白夜団を捕まえた事を後悔してる訳では無い。あんな人から盗ったもので助けるのは間違えてる。例え助けられる側がいいんだとしても。・・・だがボルトはあまり反論が出来ない。自分ははっきり言えば坊ちゃんなのだ。7代目火影と日向の姫の息子なのだから。·····だから何一つ不自由したことなど無い。そんな自分がどうこう言っても助けられる側の人達を説得など出来ない。出来る筈がない。出来る人なら・・・そう思いスミレのアパートを見たがその時一室が開いた。そこから少女・・・筧スミレがカバンを持って出てきた。そしてスミレはしっかりと鍵をかけてアパートの前を見たら割とびっくりした顔になった。ボルトはそんなスミレに手をあげる。スミレはボルトの前に来ながら言った。
「おはようボルト君。」
「ああ、おはようスミレ。」
「どうしたの?こんな早くにアパートの前なんて」
「いや、·····ちょっと早めに体を動かしたかったんだってばさ。」
「・・・そうなんだ。それじゃあ行こうか。」
それにボルトは頷き2人並んで歩き出した。そして1度街に出る。そこから演習場に行けるのだ。そんな時ボルトが止まったのを見てスミレは首を傾げてボルトの見てる方に向いた。そこに居たのは何やら少しボロボロな服を来ているが足取りは軽そうな人がいた。ボルトはその人に走って近づいていった。スミレも近づいていき漸くその人物が分かった。
「ハグルマさん!」
その言葉にハグルマと呼ばれた人は振り返り笑って言った
「ボルト君!」
「久しぶりだってばさ。」
ハグルマ·····白夜団の事件が頻発する前にボルトが出会った人物だ。ただ出会った時は銀行強盗の1人と忍びとしてだが。なぜハグルマが銀行強盗をしたのかと言うと色々黒い所がある。ハグルマはあるゲーム会社に務めていたのだがその会社の社長が普通なら無理だと思われるスケジュールを出してきたのだ。だがそれでもハグルマとハグルマの同僚はゲームを作るのを成し遂げた。だが無理なスケジュールのせいで何人も体を壊しハグルマは会社に抗議しようとしたのだがそれを知ったリーダーがハグルマがライバル会社に自社の情報を渡したとでっち上げ会社をクビにされたのだ。そして自社の情報を渡したと言う噂が広まりどこの会社にも拾って貰えず嫌になったのだ。その後借金などしてそれがまた悪い借金取りで雪だるま式に増えていってしまったのだ。そして何より裏方でもゲームを楽しんでくれたらいいと仕事を頑張ってきたのにその声すら聞けないならもういいやとなり自殺しようとしたのだ。だがボルトがその時にハグルマが作ったゲームを持っておりそれがきっかけでハグルマを止めることが出来た。
「君のおかげでこれからもやっていけそうだよ。」
そう嬉しそうに言った。ボルトはハグルマの就職先を世話したのだ。·····と言ってもアカデミーの同期で雷門カンパニーの御曹司のデンキに事情を話しただけなのだが。
「そうか。良かったってばさ!」
そう笑顔で言い合い別れた。ハグルマの姿を見ていたボルトにスミレは声をかけた。何か入りにくかったのだ。
「元気になったね、ハグルマさん。」
だがその声にボルトからの反応が無くスミレはボルトを見て聞いた。
「どうしたの?」
「・・・いや、もうハグルマさんの時から白夜団は動いていたんだなと思って」
ハグルマから事情聴取をした結果ハグルマを銀行強盗させた奴らがいるという事が分かったのだ。ボルトも後に木ノ葉丸から聞いた。スミレはそれに頷き2人は少しそのままだったが
「あっ、わりぃ。行こうぜ。」
そうボルトが言い出して歩き始めたからスミレもついて行った。ボルトは白夜団の事を思い出してある1幕も思い出し思わず体を抱きしめた。
「?」
「あーいや。あの金庫室寒かったなって」
それを聞きスミレはその時の事を思い出してクスッと笑った。その時のボルトが面白かったのだろう。銀行強盗が行われていた同時刻ある金庫室から宝石が盗み出された。ハグルマを使って注意を逸らさせたのだ。そしてボルトは現場検証に立ち会わせてくれと何か面白いことないかなって思い言った。警務部のコウタロウは防寒がないと寒いと言われたがボルトは鍛えてるから大丈夫と言い見事に凍りかけた。そりゃそうだ。マイナス20度に保たれてる金庫室だったのだから。1度でも上がれば警報がなるはずが鳴らなかった言えに油断したのだ。そういう訳で最初は内部半を疑ったのだがミツキが待ってる間にスミレが手に取った瓶に入ってた花を見て気がついた。
『綺麗だね。』
『これ氷ってるね。』
『はわ、本当だね。でもどうして・・・?』
そう困惑した声で思わずミツキに聞いた。ミツキは少し顎に手を当て考えた。今は確かに冬だが暖房が効いているここで凍るとは思えない。つまりこれは人為的という事。そしてそれを可能にする人物又わ術は
『もしかして氷遁じゃないかな?』
基本はチャクラ性質は5属性だが例外でそれ以外を持つ人もいる。氷遁は雪の国のルーツを持つもの達が多いのだ。そしてその名の通り凍らせる事が出来る忍術だ。早速スミレとミツキは金庫から出てきた木ノ葉丸とコウタロウに凍ってる花を持って説明した。因みにその時ボルトはガチガチに震えていた。
『ぼ、ボルト君大丈夫?』
『だだだ大丈夫じゃないってばさ。』
そうガチガチになっていた。その後暖かいスープを飲み無事回復しましたとさ。そしてその後ボルト達と木ノ葉丸とコウタロウは別れた。
『氷遁か』
そうボルトがぽつんと呟いた。
『何か心当たりあるの?』
スミレが首をこてんとしながら聞いた。だがボルトは首を振った
『父ちゃんが初めて任務で戦った人の中に氷遁を使う人がいたんだって。』
『へぇ、・・・初めての戦いの相手が氷遁使いって・・・』
氷遁使いという事は相手は忍びだろう。木の葉の任務のランク制度は変わってないということだから最初はCかDランクの任務の筈なのだがそれだとBランク以上の任務だ。·····変な所でも親子を発揮するんだなと思ったのだ。
「そう言えばあのカタスケさんって人は個性的だったね。」
「あの人は結構変わってるってばさ。」
カタスケ・・・科学技術研究所の主任でありよくうちの科学忍具を使ってくださいとボルトの父・・・7代目火影のナルトによく張り付いてるという人だ。家にまで来たことあるからボルトも知ってる。新作ゲームを貸してくれるがボルトは割と丁重に断っている。やっぱりするなら自分でお金を貯めて買った方が何倍も嬉しいのだ。楽するよりもそっちの方が良い・・・そう1人でうんうん言った。
「でも悪い人じゃないってばさ。」
「うん。そうだね。取引場所調べるのも手伝ってくれたそうだもんね。」
「まあ結局逃げられっちまったけどな。オマケに木ノ葉丸の兄ちゃんには怒られっちまったし。」
氷遁使い・・・又わ白夜団の居場所を調べようとしたのだが皆目見当がつかなくてボルトとミツキは知ってそうな人物の所に向かった。それがカタスケだったのだ。カタスケは話を聞き火影の息子をあろうことかブラックマーケットなどに連れて行ってそこにある連絡板みたいな所で宝石を買い取る人を探してるという書き込みがあった。ボルトとミツキは客としてなりすましそのまま白夜団の1人を捕まえようとしたのだが見事に気が付かれ逃げられた。ボルトが影分身と変化をして金の入ったバックになりすまして相手の所に着いた瞬間に元の姿に戻って捕まえようとしたが相手はそれを読んでおり全く関係ない人を幻術にかけて取引場所にいさせた。勿論ボルト達は本物を追った。そして辿り着いた場所は高台にある村だった。その場所は水を汲んで来るのに水車を使っていたのだが長い時間使い続けた事により壊れてしまったのだ。貧しい村に水車を直す余裕などなかった。だが白夜団が盗んだ宝石を資金に変えて水車を直した。
『取り返せるものなら取り返してみろ。うずまきボルト』
ボルトはその時その白夜団の人にそれでも間違ってると叫びたかった。だがその人に言われた通り自分は何一つ不自由したこと無かった。父親との関係も改善されたから余計にだ。だがら反論が出来なかった。宝石は保険で賄われる事になったがボルトの心に保険なんてもんはない。ボルトはそこまで思い返してたら何かスミレが少し怒ってる顔になってる事に気が付き少しタジタジになった。
「え、えっと・・・スミレ?」
「ボルト君、私本当は少し怒ってるんだ。」
・・・スミレの怒った時、ボルトは母を思い浮かべる。おしとやかそうな人ほど怒った時は怖いのだ。
「何で私を置いて行ったの?」
そう、ボルトはカタスケの所に行った時はスミレとミツキとで行ったのだがその後別れてからカタスケがいきなり思い出したとか行ってブラックマーケットに行ったのだ。そして翌日の任務の休みの日にスミレに内緒で取引場所に行った。スミレは自分を置いて行った事を怒ってるのだ。
「え・・・えっとそれは·····」
·····正直に言えばスミレを危険な目にあわせたくなかったのだ。強いのは勿論知ってる。だけど何が起こるか分からなかった。だから悪いと思いながらもスミレには黙ってミツキと2人で捕まえに行った。・・・まあ失敗し木ノ葉丸に知れて危険な事はするなとお怒りを貰ったのだが。
「・・・スミレを・・・危険な目にあわせたくなかったんだ。」
「·····私は・・・ボルト君が知らない内にいなくなる方が嫌。」
そう少し涙ぐみながら言った。・・・ボルトはスミレの涙に弱い。罪悪感が胸を貫く。スミレはそんなボルトに少し頭を預けた。
「ちょっ!スミレ。」
「一緒にいてくれるって・・・言ってたのに。ボルト君達が取引場所に行ったって聞いた時・・・凄く怖かった。」
ボルトやミツキが強いなんて知っている。アカデミー時代から見てきたのだから。ミツキに関しては状況が特殊だったが戦った事もある。2人が簡単に負けるとは思わなかったがそれでも絶対に何て言葉は戦いの世界にはない。ましてや相手は実力も分からない組織だったのだから。ボルトは何か言おうとしたが結局何も言う事が出来ずせめて頭を撫でようとしたがその前にスミレが離れた。
「・・・本当にすまなかったってばさ。」
スミレはそれに首を振って言った。
「うんうん。私もごめんなさい。少しだけ独占欲出ちゃった。」
そう笑って言った。2人は再び歩き出し演習場に到着した。自分達が1番と思ったのだが先客がいた。
「シカダイ!!」
「ん?なんだボルトか。」
奈良シカダイ、木ノ葉隠れNo.2の息子でも風影の甥である。そんなシカダイは何故か突っ立っているだけなのに汗が出ている。
「何してんだってばさ?」
「影で俺のクナイを取る練習をしてんだよ。」
影でクナイを取る。聞いてるだけならば地味なことこの上ないが割と重要だったりする。影縛り中は相手は動けないが自分も動けなくなる。だが影でクナイを取る事が出来るようになれば動けない相手に投げつけてグサグサ・・・とイメージしたらえぐい事が出来るようになる。それを練習しているのだ。
「お前らは修行か?」
「うん。」
そうスミレが笑顔で答えた。
「そうだ、シカダイも混ざらねえか?」
「俺は今こっちで手一杯なんだよ。掠りもしねえ。」
だがその言葉とは裏腹にあまりイラついてる顔ではなかった。ボルトはそんなシカダイに何があったのか知ってるからそうかと言って少し離れた場所に行こうとしたのだが昨日約束した事を思い出して振り向きながら言った
「いつ新作バーガーとポテトとジュース奢ってくれるんだってばさ?」
ボルトはシカダイをある事で手助けする代わりにその3種を奢ってくれる事になっていた。
「そう言えば忘れてたわ。そうだな・・・じゃあ今日の昼にでも・・・」
そこでシカダイはボルトの後ろにいるスミレがカバンをぎゅっとしたのを見た。それで何かを悟ったシカダイは首を振り
「悪い、やっぱり明日の昼でいいか?」
「おう、分かったってばさ。」
その会話の果てにスミレは割と露骨に安心した顔になった。・・・この時シカダイはスミレがボルトの事をどう思っているのか何となく察した。2人はシカダイから離れスミレはカバンを置いた。
「じゃあウォーミングアップするか。」
「そうだね。」
そう言って2人は構えて激突した。
そして2人は気づいたらもう3時間程修行していた事に気がついた。いつの間にかシカダイはどこかに行っている。スミレはスミレが1本取って地面に横たわって息をぜえぜえしてるボルトに頬を少し赤くしながら言った。
「ボルト君、その·····お弁当作って来たの。だから一緒に食べよ?」
ボルトはそれを聞きばっと起き上がって笑顔で言った。
「本当か!?スミレの弁当美味しかったからまた食べたかったんだってばさ!」
それを聞いたスミレは嬉しそうな顔をした。2人は木の下に行き弁当を広げた。
「おーっ!美味しそうだってばさ!」
「ふふ、良かった。」
「あっ、そういやお金·····」
「私が勝手に作ってきたんだから大丈夫だよ。」
「え・・・いやでも·····」
「・・・それじゃあこれを貸1つって事にするよ。」
「·····分かったってばさ。」
2人はそれで笑い合い手を合わせて言った。
「「頂きます!」」
先ずボルトが何やら少し辛そうな野菜炒めを少し食べた。スミレはドキドキしながらボルトの感想を待った。
「んー!美味いぜスミレ。」
「はわわ、良かった。」
「辛さ加減が丁度いいってばさ。」
「ボルト君って辛いハンバーガーよく食べてるけど極端に辛かったら無理そうだったから結構気を使ったんだ。」
そう言いながらスミレも少し食べた。その味にスミレは満足だった。スミレは基本的に好き嫌いはない。貧乏だったから好き嫌いしてるのは論外だったのだ。そんなボルトを見て微笑んだ後何やら瓶を出してきた。その中には
「漬物か?これ。」
「うん。そうだよ。」
そう言ってスミレはボルトが食べて空いた弁当スペースに入れた。ボルトは早速という感じで漬物をパクッと食べた。
「おーっ!これはこれで美味いってばさ。」
「良かった!」
そう本当に安心したように微笑んだ。そんなスミレにボルトは少し頬を染めたがスミレは気づかなかった。
「こんな美味い漬物よく作れたな。」
「・・・うん。趣味なんだ。味付けとか好きに出来るし保存しとくだけで出来るからね。」
「へぇー。」
2人はその後弁当を完食した。
「ご馳走様だってばさ。」
「はい。お粗末さまでした。」
スミレはそう言い弁当をカバンにしまった。その後2人は心地よい風が出ているのをいい事に少し寝そべった。そして少し無言だったのだがスミレが聞いた。
「ねえ、ボルト君昨日の解決の現場にいたんでしょ?話を聞かせて欲しいな。」
「・・・スミレは俺が走ってるシカダイを見つけて追ってた事までは知ってるよな。」
「うん。その後は全然知らないんだ」
ボルトとミツキが白夜団の1人を見逃した次の日警務部の招集が下忍皆にかかり言われた事は白夜団を見つけ次第中忍か上忍を連れてくる事。場合によっては追跡まで。交戦の許可はなかった。だがその日イワベエ達第5班は任務の最中白夜団を見つけイワベエが自分の土遁で白夜団を捕まえようとした。そして土遁が氷遁に破られそのままデンキに迫ったのをメタルが止めようとしたのだが止めきれず骨にビビが入り入院してしまった。その第5班は来週には復帰出来る。
そして更に翌日の夜にとうとう白夜団が本格的に動いた。デンキの父親の会社・・・雷門カンパニーが不正やらなんやら甘い蜜を吸ってるとデマを幻術を一部の人にかけて何人ものデモ隊になってしまったのだ。そして厄介なのがこれが忍者でもない一般人という事だ。忍び相手なら多少荒々しく出来るのだが一般人ではそうはいかない。だからボルト達の任務は出来るだけ丁重にその人達に帰ってもらう事だった。だがボルトは任務に行く前にシカダイが何やら焦ってるのを見てボルトはついて行ったのだ。ミツキとスミレは流石に持ち場を離れる訳にはいかなかったからシカマルを見つけて事情を説明しシカマルがボルト達を追って行った所までしか知らない。
「白夜団はデモ隊を囮にしてカタスケ先生の所に行ったんだってばさ。」
「え?どうして?」
確かにあの場にあった道具はスミレも興味を持った·····研究者だった父親の血だとは思う。だけどそんなに白夜団が狙う程の価値があるものはあっただろうか?と失礼ながら考えたのだ。
「んー、よく分かんねえけど何かありとあらゆる忍術とかを記したものなんだって。」
「・・・それは確かに凄いものだね。」
少しスケールが大きくなり苦笑いしながらスミレは言った。スミレは続きを促した。
「で、それは盗まれたけど先生が追跡できる発信機を着けてくれてたおかげで楽に追えたってばさ。それで追いついたけどあの白夜団のボスは部下に足止めさせて・・・リョウギって奴と一緒に逃げたんだ。」
「・・・シカダイ君と将棋をしてた子?」
「ああ。・・・まああいつにも色々訳あったから罪はそんなにだろうってコウタロウさんが言ってたってばさ。」
「そうなんだ。良かった。」
スミレは解決の大筋しか知らない。リョウギが幻術にかけられていたのも知っている。
「それでそのボスに一杯食わされっちまった。」
「?」
「・・・幻術に俺がかけられっちまった。鏡を使ってな。」
「・・・ボルト君は幻術の修行もした方が良いんじゃないかな?」
「·····努力するってばさ。」
そう苦笑いで答えたボルトなのであった。実際ボルトは幻術には割と弱い。そういう所では父親そっくりだ。・・・まあ今のナルトにはクラマがいるから全くと言っていいほど幻術は通じないのだが。
「それでどうなったの?」
「シカダイがリョウギにかけられていた幻術を解除したんだってばさ。でもボスは電車の車両を切り離して追いかけられなくなっちまって・・・と思ったら父ちゃんがすげぇ速さで俺達とボスの乗った電車を追い越してとっ捕まえてたってばさ。父ちゃん速すぎだってばさ。」
ボルトとシカダイとリョウギは取り敢えず止まった電車から降りてどうするかを考えたが諦めるのは何か癪に障ると思いボルトは追うだけ追う事にした。そして走っていたら何やら横を黄色い閃光が駆けて行き少し経った時いきなりボルトの前から何やら大きい音がしボルトが追いついた時ボスをひっ捕らえていたのはナルトだった。
『父ちゃん!もしかして今の父ちゃんだったのか?』
『おうボルト。ああ、そうだってばよ。今回はお手柄だったな。』
そう言ってボルトの頭に手を置いて少しわしゃわしゃとした。だがボルトは微妙な顔のままだ。
『何か父ちゃんにいい所全部取られた気がするってばさ。』
『ははは、それはすまないってばよ。でもここで逃げられる訳には行かなかったからな。お前が力不足って言ってる訳じゃないんだ。だから許してくれ。』
『じゃあ今度帰ってきた時父ちゃんの初任務の時の話をしてくれってばさ。』
『おう!良いぞ。』
「そんな事あったんだ。」
スミレは全部聞いた後そう呟いた。
「まあ父ちゃんは暫く他の里とかの連絡で忙しいって言ってたからもう少し待つと思うけどな。」
「ふふ、仲良いんだね。」
「そ、そうじゃないってばさ。父ちゃんから学ぶもんは学んどいた方が良いんだよ。」
そう少し照れたように言った。ボルトは気を取り直すようにスミレに聞いた
「そう言えば父ちゃんが何か演説したらしいけどどうったんだ?」
ボルトとシカダイ達が白夜団を追ってる間ナルトは雷門カンパニーで演説した。ボルトはその演説は聞いてないがスミレは聞いてるから聞いたのだ。
「うん。凄く良かったよ。里の人と共に在る、そんな演説だったよ。」
「へ〜、あの父ちゃんがね。」
ボルトはそのまま空を見ていたが立ち上がった。スミレもそれを見て立ち上がる。
「よし、じゃあやるか。」
「うん!」
そう言い合い2人は再び激突した。
2人の午後の修行が始まり2時間ほど経ち休憩中にボルトが何やら印を練習しているのを見てスミレは聞いた。
「どうしたの?」
「いや、サスケさん曰く俺は雷遁のチャクラ性質が濃いから修行すれば強力な雷遁を使えるようになるだろうって言われたけどやっぱり全然イメージ出来なくてさ。」
「なるほど。新しい術が欲しいんだね。」
「ああ。術はいっぱい持ってても困らないしな。」
「そうだね。確かにどんな術を目指すのかをイメージしとくのは良いかもね。」
「それで最初はサスケさんの千鳥を教えてもらおうとしたんだけどあれは写輪眼があって初めて成り立つ術だって言われてさ。」
「そうなんだ·····あっ、それじゃああれはどうかな?」
「あれ?」
ボルトが疑問符を浮かべて首をこてんとした。
「6代目が使ってる"紫電"はどうかな?確かあの術は6代目が写輪眼を失った後に出来なくなった雷切・・・千鳥の代わりに生み出された術って聞いたよ。下忍試験の時も使ってたでしょ?」
ボルトはそれを聞き何その名案的な顔をして
「おお!それだ!・・で、どうすんだってばさ?」
「·····さあ?」
確かに千鳥がダメなら紫電を学ぶのは名案だ。だがやり方が全く分からない。直接見たのは下忍試験の時だけだしあの時は合格する為に精一杯で観察何かする暇はなかった。
「・・・いい案なんだけどな〜」
「何か・・・ごめんね?」
「いや、大丈夫だってばさ。その内カカシのおっちゃんを捕まえて教えてもらうってばさ。」
そうボルトが笑って言ったがスミレは自分で言ったのにぬか喜びさせたのが申し訳無くて少し顔を下げた。そんな時
「あれ?ボルト君じゃないか!」
そんな声にボルトとスミレは仲良く一緒に振り向いた。目線を向けた先にいたのは何やら見覚えのあるジャーナリスト・・・
「スケアさん!?」
そうボルトが思わず叫んだ。スケア・・・ボルト達がアカデミー時代の卒業試験の前に何やら卒業試験を迎えた生徒達を取材しに来たジャーナリストである。·····その正体は6代目火影・・・はたけカカシその人なのだがボルト達は知らない。カカシとしては卒業試験でネタバレしようかと思ったのだがそうする間もなく超短期決戦で終わってしまった為に結局明かす機会もなかった。
「どうしたんだってばさ?」
「もう少しで中忍試験だからね。今度は下忍の皆に話を聞きに来たんだよ。」
・・・まあこれはスケア・・・何かめんどくさいからカカシと言うがカカシの趣味だ。カカシは笑顔でビデオを取り2人に焦点を合わせた。
「はわわ」
「そう言えば言ってなかったね。下忍試験突破おめでとう。君達の事はちゃんと見ていたよ。」
「どこにいたんだってばさ?」
「ん〜、まあ特等席?」
·····確かに試験官としていたから特等席だ。ボルトとスミレは疑問符を浮かべたがカカシが聞いた。
「2人は中忍試験どうするの?」
「勿論受けるってばさ。父ちゃんに俺のすげぇ所を見せつけるチャンスだからな。」
「私も受けます。」
「はい。OK」
そう言ってビデオを止めた。スミレはそれに思わず
「ふぅ」
「スミレ緊張してたのか?」
「ふ、普通するよ?」
「そうか?俺は全然だってばさ。」
そんな仲睦まじい2人の様子を見てカカシは聞いた。
「ねえ?君達って付き合ってるの?」
それを聞き10秒程2人ともフリーズした。そしてどちらもめちゃくちゃ赤面になりながら全力で否定した。
「つつつ付き合ってないってばさ!」
「そそそそうです!」
・・・だが2人の内心は何かチクッとした。何かそうしたい本心とは別のように・・・。だがその考えを振り払った。そんな2人の慌てようを見てカカシは楽しんでる部分もある。そして声をかける前に何やら話してたのを思い出して内容までは知らないから聞いた。
「そう言えばさっき2人は何を話してたの?」
「あ〜それはカカシのおっちゃんが使ってる紫電?って術のやり方が分からないって話だってばさ。」
それを聞いて余裕もってたのにまさか自分の術の話をしてるとは思わず少し目を見張った。そして口元を隠して聞いた。
「なんで6代目の紫電を学びたいんだい?」
「まあ1つはやっぱりカッコ良くて強い術が出来るようになりたいってのもあるけど・・・」
「けど?」
「誰かを守る力が増えるのはいい事だろ?」
そんな返答にカカシはふっと笑って背を向けた。
「もう行くのか?」
「ああ、他の下忍にも話を聞かなくちゃいけないからね。」
「そっか。また中忍試験も取材するのか?」
「ああ、そのつもりだよ。」
そう言って手を振り演習場からスケアもといカカシは出て行った。そんな嵐のように去って行ったカカシにボルトとスミレは苦笑いした。
「何か・・・あっという間だったな。」
「そ、そうだね。」
「そう言えば・・・鵺のコントロールはどうなんだ?」
ボルトとスミレは下忍試験後もよく一緒に修行するようになった。そのお陰かスミレの口寄せ獣の鵺もパワーアップして里を襲った時にはまだ程遠いが虎サイズにまで大きくなったのだが何故か言う事を聞いてくれないのだ。スミレはそれを聞き首を振った
「うんうん。あんまり・・・」
「·····そうか、俺も協力するからさ、頑張ろうぜ?」
スミレはそれを聞いて頷いた。そして思い出した事がありちょっと聞いてみた
「ねえ、ボルト君鵺口寄せしてみてよ。」
「え?何でだってばさ?」
「忘れたの?アカデミーの時に男女対抗戦があったでしょ?その最後の時にボルト君鵺を口寄せしたんだよ?」
「あっ」
ボルトはそれで思い出した。確かに自分は鵺を口寄せした事がある。だが何故出来たのかは全く知らない。父親にでも聞いてみるか・・・まあそれは置いときボルトも何か面白そうとなりやってみる事にした。
「口寄せの術!!」
そして・・・何も起きなかった。そのまま少し静寂が過ぎた。
「や、やっぱり無理だったな。」
「何か・・・ごめんね?」
「ま、まあ俺は鵺と契約してる訳でもないからな。へ、平気だってばさ。」
そう少し苦笑いで言った。
「それにやっぱり鵺はスミレが呼ぶべきだしな。」
スミレの今の唯一の家族であり友人である鵺はスミレが呼ぶべき・・・まあ確かにそうなのだがスミレは別にボルトが鵺を呼ぶなら呼ぶで構わないと思っている。鵺もボルトには·····というよりうずまき一家には懐いてる。 ビオラに関してはめちゃくちゃ懐いた。
「・・・そっか。でも鵺が認めてくれた時はきっとボルト君の力になってくれるよ。」
「・・・ありがとな。」
そのまま2人は少し沈黙の時を過ごした。言葉は交わして無いが不思議と心地よかった。そのまま2〜3分過ぎた時また足跡が近づいてきた。まさかこんな里の中でいきなり何か敵が来るとは思えないがボルト達は少し臨戦態勢を取った。だが来たのは
「カカシのおっちゃん!!」
「ん?ボルトじゃない。どしたの演習場で。」
さっきまでボルトと一緒にいたのに少しあれだがボルト達はそんなもん知らないから普通に答える。
「俺達は修行だってばさ。今は休憩中だけど」
まあその休憩は色々話してたから長くなったが・・・。そしてボルトは先程の紫電の会話を思い出して聞いた。
「そうだ!カカシのおっちゃんの紫電教えてくれってばさ!」
「ん〜、まあ構わないよ。時間は限られるけどそれでもいいか?」
6代目火影として相談役としてカカシは割と忙しい時がある。何にもない時は温泉に行ったりしてるが時間は割と不定期だ。·····まあ今回は時間を作ったのだが
「本当か!?ありがとうだってばさ!!」
そんな嬉しそうなボルトにカカシも微笑んだ。・・・割とカカシは嬉しかったりしてる。確かに自分はナルトの師匠だがナルトに自分の忍術を教えた事はなかった。だから世代を超えて自分の術を教えるのが何か嬉しいのだ。
「あの、6代目。」
「?どうしたの?」
スミレが声をかけてきたから聞く
「その・・・口寄せ獣をコントロールする為にはどうしたらいいですか?」
「そうだね・・・普通は互いに信頼関係を築いていけば自ずと出来るようになるけどスミレの鵺は色々特殊な口寄せだからね。普通のやり方とは違うのかもしれない。」
「信頼関係・・・」
信頼関係·····どうなのだろうか?木の葉を襲った時は·····信頼関係というよりスミレは復讐の兵器として鵺を育てたが鵺はスミレを親だと思っていたからスミレが危険な事になった時はスミレの命令を無視して助けに来てくれた。でも・・・それは信頼関係と言えるのだろうか?そんな悩んでるスミレに申し訳なさそうにカカシは言う
「えーっと、何かごめんね?アドバイスらしいアドバイスじゃなくて」
「いえ、大丈夫です。地道に鵺と仲良くなれる方法を探します。」
そう言った。実際どうするのかは分からないがそこは言った通り地道にやるしかない。そして2人はカカシの元で・・・何故かスミレは幻術の修行する事になった。カカシ曰く1人ぐらい幻術タイプはいた方が良いということでそうなった。そういう訳で修行を始めたのだった。
「疲れたってばさ。」
「そ、そうだね。」
2人は本当に疲れてそうに言った。というか疲れてる。思ったよりもハードだった。ボルトはこれからも紫電の練習をする。カカシは忙しくそんなに見る事は出来ないが時間が出来たら見てくれるそうだ。スミレの修行は何とか成功した・・・のだが割とヘトヘトである。あんなに幻術をかけられた事ないから精神的に疲れた。そんな2人はボルトの家に向かってる。朝出る前に連れてきたら?とヒナタに言われたからだ。スミレは萎縮したのだが誘っといて何だが晩御飯そんなにヘトヘトで作れるのか?ってボルトに聞かれ作れるって言い返せず甘えさせてもらった。・・・あとヒマワリという癒しに会いたいのもある。
2人は無事にボルトの家に到着した。
「おかえり〜お兄ちゃん!あっ、スミレお姉さん!」
「ただいまだってばさ。」
「お、お邪魔します。」
そう言って家に入って行った。スミレは晩御飯を作るのを手伝おうとしたのだがどう見ても疲れてるからヒナタは割と丁重に断った。代わりにヒマワリと遊んだがやっぱりボルトもスミレもヘトヘトだった。晩御飯を食べた後先ずスミレとヒマワリがお風呂に入りその後にボルトも入った。そしてスミレはヒマワリとソファーに座って隣にボルトが座った。そのまま3人はお話をしていたのだがお風呂に入った事により疲労による眠気が加速して・・・
「あれ?お母さん、お兄ちゃんもお姉さんも寝ちゃった。」
スミレの膝の上にヒマワリがいるのだが何か唐突に2人とも反応しない事に気が付き上向いてみたら2人は互いの頭をコツンとして寝ていた。そんな状態を見たヒナタはヒマワリに優しく言った。
「疲れてるから寝させてあげましょ。毛布持ってきてあげて。」
「はーい!」
そう言ってヒマワリはどこからか毛布を取ってスミレとボルトにかけた。・・・そのボルトとスミレの光景は仲の良い夫婦のようだった。
·····因みにこの2人で寝てる姿は無事にカメラに収められましたとさ
お疲れ様でしたm(*_ _)m
色々アニメボルトとは違う展開です。ボルト・・・正真正銘の本物の紫電を学ぶ・・・つまりそういう事です。そして鵺はアニメよりも早い暴走。正直に言うならスミレを科学忍具班に行かせるか悩んでます。スミレが原作でボルトを助ける展開が来るならスミレを行かせるべきなんでしょうが・・・それじゃあ同じなっちゃうし・・・というかツバキと鬼灯城って正直無理だと思う。まあ解決法あるにはあるんですがまあその時になったらアンケートします。
因みに今作の鵺は暴走させたままにはしません。科学忍具なしでコントロール出来るようにします。
そしてスミレ・・・幻術対策する。おk。次回は·····まあデート回にでもします。アニメだとイワベエやらナミダ達の話なんでその裏のボルスミという事で。
(*´∇`)ノシ ではでは~
修業パート誰目線でやる?
-
ボルト&ナルト
-
スミレ&ビオラ
-
自来也&サスケ
-
最早全部やれ