ミツキ失踪編です。めっちゃオリジナルのくせに文章下手くそですけどもよろしくですm(*_ _)m
めっちゃダイジェストです。どぞ(っ´∀`)っ
ある下忍が里抜けした事が発端となった岩隠れの里の事件が終わり三代目土影のオオノキの葬式が終わってナルトが木の葉に戻って来た日、ボルトとスミレはうずまき邸にてナルトと向き合っていた。これはそんな岩隠れの事件の中枢にいた2人から事情を聞くためだ。ナルトがサイに2人の話は自分が聞くと言っていたからだ。2人もそれを了承しここにいる。ヒマワリはヒナタが気を利かせ買い物に行っている。
「それで・・・最初に変だと思ったのはミツキが居なくなった事か?」
2人はそれに頷いた。大筒木襲来について話し合う五影会談、その時は事態の大きさ故に先代の影達も集まってもらい会談する事になったのだが三代目土影のオオノキは道に迷ったのか会談場所に現れなかった。オオノキはその時たまたまあったボルトとスミレ、ミツキの3人にある問題の答えを教えてもらう条件で里を案内した。因みに問題とは『世界で1番固いいしは何だ?』というものであった。そして様々な場所を巡り·····事故で鉄骨が落ちて下にいる子供が巻き込まれそうになりオオノキが血継淘汰·····塵遁を使ってばてた事以外は平和に終わった。そしてそんなオオノキとの邂逅から少し経ち事件が起きた。
「いつもの集合場所にミツキが来なくてさ。だからミツキの家に行ってみたらもぬけの殻で」
「里中探しても見当たらなくて」
そう、ミツキが突如行方不明になったのだ。ナルトはそれに頷いて事実関係をはっきりとしておく。ミツキが行方不明になったのと同時期にあんの門の門番が何者かに襲撃されていた。これは立派なテロ行為である。一昔前なら戦争案件だ。
「だから木ノ葉丸の兄ちゃんにそれを伝えたら何か隠して気がして」
「それで盗み聞きした訳だな」
そこで2人は「うっ!」って言う顔をした。2人はミツキがいなくなったと木ノ葉丸に伝えた後2人は木ノ葉丸の様子が何か変だと思い火影室の窓の下から盗み聞きをしたのだ。それで分かった事はどうやらミツキが門番を襲い・・・突如消えてしまったという事だ。その火影室には長旅から戻ってきた五代目火影の綱手もいた。ボルトは幼少期に綱手を怒らせた事がトラウマとなりビクビクしていた
『つ、綱手のばあちゃん怒らしたら怖いんだぞ!』
そう自分の彼女の前で本気で怖がってる様子を見せていた。スミレは綱手の事は父親のゴースト事件の計画書の写真と情報しか見ていないが直接見ると全然老けていないと違う所で感心した。
「と言うより・・・父ちゃんあの時俺らが聞いてたの気づいてたろ」
「はは、まあな。」
ナルトはボルト達が盗み聞きをしていたのに気がついていた。だが動かなかったのはどうせ逃げられると思っていたのと仲間の事は気になるよなというサスケが里抜けした時の自分の気持ちを思い出したからだ。その後いのの術で門番の記憶を少し覗きミツキが門番を襲った事は確定した。そして・・・ミツキは自分から里抜けをしたのだと知った。それがボルト達に多大なショックを与えた。
そしてナルトがとうとうある事をカミングアウトした。それはミツキは伝説の三忍で木ノ葉崩しの首謀者、そして木ノ葉丸の祖父の3代目火影を殺した大蛇丸の息子という事を言った。スミレはやっぱりという気持ちがあり木ノ葉丸の様子を見れば少し理解しきれていない顔になっていたのを覚えている。
ボルトは落ち込んだ。自分はミツキの事を知ろうともしてなかったと。スミレもそれは同じだった。里は厳重緊急態勢に入り許可なく里を出たら里抜けの罰を食らう事になった。そして2人は話し合って·····自分達もミツキを追うために里抜けしようと決意した。その前にミツキが門番を襲ったという現場に2人は行き出来る限り何があったのか推察しようとした。
「その時にあの蛇を見つけたんだな?」
そのナルトの言葉に頷いた。ボルト達はその現場で蛇を見つけた。それもただの蛇ではなくミツキの伝言を伝える蛇だった。伝言は『僕の意志』とだけだった。だが2人はそれによりミツキに直接会って話したいと思った。その後火影室に侵入しミツキの額当てを回収しさあ向かおうとした所に
「父ちゃん達が来たんだってばさ」
そう不貞腐れた様子で言った。ナルトはボルト達が盗み聞きをしているのに気がついた時からボルトならこうするだろうと思いシカマルと待ち伏せしていた。
『それを持ってどこに行くつもりだボルト』
『父ちゃん·····決まってるだろ、ミツキの所だ!』
そして親子の·····里の下忍としてのボルトの視線と火影としての視線が交錯する。その時シカマルはスミレに聞いた
『ボルトだけなら兎も角スミレ、お前も行くつもりか?』
シカマルはスミレがボルトの彼女だからついて行く訳では無いと知っている。例えボルトでもスミレはダメなものはダメだとボルトに言う事を知ってるからだ。ならそんなスミレまでついて行く事に疑問に思ったのだ。
『はい。』
『·····理由を聞こうか。』
ボルトは正直言うのを戸惑った。これを言えば自分達は拘束されミツキを追えなくなる。不意打ちでナルトをぶっ飛ばして意地でも行こうと思っていたがシカマルまでいる。勝算は1割もないだろう。そんな時・・・2人を守るようにボルトの忍具入れからミツキの蛇が出てきた。
『それは・・・』
ボルトは慌てて蛇を抱き抱えて父親を見る。ナルトは厳しい顔になって聞いてきた
『その蛇はどこにいた?』
ボルトは答えない。
『答えないならお前達を拘束させてもらうってばよ。』
ナルトとシカマルは厳しい事を言っている自覚はある。サスケが里抜けした際に2人も似たような感情になったからだ。だがボルトとスミレまで里抜けにさせたくないのだ。
『何だよ、結局は掟かよ』
『!?』
『俺はクズに何かなりたくねえ!』
『忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる。けどな、仲間を大切にしないやつはそれ以上のクズだ。』ナルトの脳裏にカカシの言葉が蘇る。そしてボルトの目を見る。ボルトの目は真剣そのものだ。その目を見た時・・・ナルトにも躊躇いが出来た。ボルト達を拘束したら2人はずっとミツキの事を引っ張るのではないか?と。そんなナルトを見てシカマルはふっと笑った。
『・・・今から10分後、あんの門に集合だ。』
『え?』
シカマルの意図に気がついたのかナルトは本気か?と目で問いかける。シカマルは本気だと答え背を向けた。ボルトとスミレは困惑していたがナルトにもう敵意が無い事を感じ一息ついた。2人は10分後あんの門の前に行った。そこに居たのは猪鹿蝶の3人と担当のモエギ、それに木ノ葉丸だった。
『第7班と第10班にはミツキを別ルートで追ってもらう。』
『別ルート?』
シカマルはボルトが持ってる蛇を見ながら言った
『その蛇を大蛇丸の所に持って行け。蛇に関してはあいつが圧倒的に詳しい。そして木ノ葉丸、これを渡しとく』
そう言って仮面を渡した。
『もし何か国が関わっている場合、お前にはその調査をしてもらう。ただ許可もなく入る訳だから絶対に木の葉の忍びと悟られるな。』
最初木ノ葉丸はこの任務に行く事はなかった。だが木ノ葉丸はナルト達とボルト達の会話を聞いてしまったのだ。そして・・・自分も行くと懇願した。それが実りここにいる。ボルトはシカダイに近づいて言う
『何か・・・巻き込んで悪い。』
『何言ってんだ。ミツキは俺にとってもダチだ。それだけで十分だろ?』
『・・・ああ!』
その光景を見たシカマルは全員に言った。
『そもそも今回は色々おかしい。わざわざ門番を襲うなんてリスクが高すぎる。そんな事をしなくても穏便に抜ける方法はいくつもあったつもりだ。』
『·····確かに』
門番を襲えばいのの術で誰がやったのか分かる筈だ。だがわざわざそんなリスクを犯してまで門番は襲われた。
『第2にその蛇だ。ミツキがその蛇を残す意味も今の所分からない。そんなのを残せば自分が里抜けしたとあっという間に知られてしまう。』
それにボルトはあっとした顔になった。その後いよいよ出発という所でナルトはスミレに近寄った。
『スミレ・・・、あいつの事を頼む。』
『・・・はい!』
そして第7班と第10班は大蛇丸の所に向かった。予め監視のヤマトには伝えて貰っていたが故に着いた後通されて大蛇丸に会った。スミレは会うのは初めてだがどこか・・・得体の知れない人だと思った。そんな大蛇丸は少しだけスミレに興味を示した。
『あら、あなたが牛頭天王を持っていた筧スミレかしら?』
そう言われた時は正直ゾッとしたのを覚えている。咄嗟にボルトが庇ってくれたから良かったが。木ノ葉丸は大蛇丸を見て少し歯を食いしばっていたが耐えた。そして大蛇丸の蛇の解析を待っている間ボルト達は見た。試験管にいる·····ミツキにそっくりな人達を。いや、実際名前はミツキだった。スミレはそれを見てやっぱりと思った。
『ミツキ君は·····クローン』
それぞれの反応は三者三葉だった。そんな時解析が終わったと言われ7人は大蛇丸の部屋に行った。結果から言うならボルトに伝えた事以上の事は出なかった。だが自分以上に蛇を知っている人物を教えてくれた。龍地洞という所にいる白蛇仙人と呼ばれる人物ならば蛇に残った思念·····記憶が分かると教え7人はそのまま龍地洞に向かった。その道中色々あったが7人は何とか辿り着き白蛇仙人に解析を頼んだがただでは無理だと言いガラガと呼ばれる暴れん坊な蛇の逆鱗を持ってこいと言われ7人は危険かも知れないがやるしかないとなりガラガの逆鱗を取りに行った。
「あん時は大変だったぜ」
そう疲れた表情を見せたボルトにスミレは苦笑いする。ガラガと最初戦った時は大蛇というアドバンテージがあり一同は一旦下がって作戦を練りたかったがガラガそれをさせてくれなかった。そんな時今度は青い大蛇がガラガに攻撃してきた。一同はその間に逃げた。
「まさかサスケのおっちゃんの蛇とは思わねえよなぁ」
その青い大蛇はアオダと言い最初は人間がガラガに無謀な戦いを挑んでると遠目から見ていたのだがボルトを見ていたら主のサスケから聞いた世話が焼ける弟子の存在を思い出し助太刀したのだと。そして予想どうりボルトがサスケの弟子だと分かったのだ。
その後アオダの手も借りガラガの逆鱗を取ろうと奮闘した。その最中にチョウチョウが石像になったりとアクシデントはあったが逆鱗を持ってくる事に成功した。·····ガラガ事だが。ボルトはガラガと口寄せ契約をしたのだ。ミツキを取り戻す所を見せるとガラガに言ったのだ。
ガラガは嘗て友に裏切られた事により人間を信用出来なくなっていた。それを見破ったボルトがなら自分がミツキを取り戻す所を見せてやると言った訳である。
そして白蛇仙人は約束通り蛇に残っていた思念を見せた。そこにあった光景は確かにミツキは門番を襲っていたが自分の蛇を使い死んだように見せかけてもいた。それは門番を守る為の行動にも見える。ボルトはそれに浮き立ったがシカダイがこれだけなら何故ミツキが敵·····岩隠れの者達について行ったのかが分からないという事でミツキの判決は保留になった。
そして門番を最初に襲ったのは岩隠れの者達なのだ。その事実に上忍の2人は厳しい顔になる。一行は取り敢えず龍地洞を出て作戦会議をし、二手に分かれる事にした。里に事態を知らせるいのじんとチョウチョウ、残りの5人は岩隠れを目指すチームに分かれた。
「・・・あん時はびっくりしたぜ」
4人がミツキを追いかけている最中何と何人もの木の葉の忍びが倒れていたのだ。それも上忍ばっかりだった。息を調べてみると・・・全員死んでいた。その事実に戦慄していたが近くに敵がいるはずだとなったら案の定来た。その敵はコクヨウと名乗りトンファー用いて戦った。そんなコクヨウの隣には何やら不気味なものがいた。それが岩隠れの禁術で作られた意志なき戦闘人形·····芥だった。その戦闘力は上忍を一網打尽にした時点で明確だ。だがボルト達は機転を利かせて芥撃退に成功した。
『ここは俺とモエギ先生がやる!』
そう言って2人はコクヨウと激突した。3人は近くにいるであろうミツキを追った。だが3人の前にも刺客が現れた。その者はセキエイと名乗って攻撃を仕掛けてきた。その攻撃方法は起爆粘土·····チャクラを練りこんだ粘土を好きな形にして好きなタイミングで爆発させる事が出来る岩隠れの禁術だ。その多彩な攻撃に3人は防戦一方になった。そこでボルトは契約したばっかりのガラガを口寄せした。だがガラガは戦うと言った訳ではないと言い放ち戦いに参戦しなかった。その時木ノ葉丸がナルトに昔聞いた起爆粘土の話を聞いた事を思い出し
『ボルト!雷遁だ!』
ボルトは何故木ノ葉丸がそう言ったのか分からなかったが直ぐに行動に移した。
『雷遁・迅雷箭!!』
それをセキエイに放った。セキエイはそれを起爆粘土で防ごうとするがぶつかった爆発する筈なのだがどういう訳か爆発しない事にセキエイは焦った。その隙をついていつの間にか出てきた鵺が全力体当たりをかました。セキエイはそれを避けられずに吹き飛んで転がった。そしてボルトがトドメを刺そうとクナイを振りかざした時それが起きた。何とそのクナイが弾かれたのだ。ボルトは咄嗟に飛び退き弾いた人を見た。月を背景にいたのはミツキだった。ボルトはそれに喜び額当てをミツキに返そうとしたのだがミツキはそれをスルーしセキエイに近寄り何とセキエイを気遣ったのだ。ボルトはそれを理解しきれていない顔で見て額当てを返そうと語りかけたがミツキの答えはその額当てを払ってからの雷遁だった。スミレはその光景が信じられなかった。あれだけボルトと一緒にいたミツキがボルトを攻撃した事を・・・。だからこそ違和感を持った。鵺はミツキに突撃しそうになるのを抑えながら経過を見守った。
『·····おかしいな・・・コクヨウが·····来ない』
シカダイ達は途中で里の忍び達がやられている所を見て戻ってきたいのじんとチョウチョウも駆けつけ拮抗状態だったコクヨウとの戦いを一気に優勢に持っていき撃破する事に成功していた。猪鹿蝶だけならば無理だった·····と言うよりボロ負けになりそうだったがモエギがいた事によりチョウチョウの肉弾戦車が決まりコクヨウは何かを悟って死んで行った。その代わり猪鹿蝶はチャクラが無くなりばてていたが。
『コクヨウなら追い付いてくるよ。行こう』
ミツキはそう言ってセキエイを立たせた。その時ミツキと木ノ葉丸の視線が交錯しミツキの口元が声を出さずに動いた。
『止めないでください』
そう言ってるように聞こえた。そしてミツキ達は行ってしまった。勿論追いかける事も出来たがスミレと木ノ葉丸は止まった。状況を確認する方が先だと思ったからだ。いつの間にかガラガは鼻を鳴らして消えていた。2人はショックと雷遁で気を失っているボルトを背負い敵に見つからないであろう場所に来た。木ノ葉丸はミツキが弾いた額当てをボルトに握らせモエギ達に居場所を知らせに行った。スミレは気絶してどう見てもショックを受けているボルトを見て精神的に泣きそうな顔になりボルトの頭と胴をを持ち上げて自分の膝の上に乗せた。所謂膝枕である。鵺はミニサイズになりボルトを心配そうに見ていた。·····少し経って戻ってきた5人はその光景に面食らったがスミレが悲しそうな顔でボルトを見ていたから何も言わずに取り敢えず夜だったから木ノ葉丸とモエギ、そしてスミレに見張りを任せ猪鹿蝶は激戦の果てにボロボロになった体を横に倒して寝ていた。スミレは膝枕したままボルトの頭を撫でていた。せめて自分がいる事は分かっていて欲しいからだ。木ノ葉丸はそんなスミレを見て単刀直入に聞いた
『スミレ、どう思う?』
『·····違和感がありました。』
木ノ葉丸はそれに頷いた。木ノ葉丸も違和感を感じたのだろう。ミツキが木ノ葉丸に向けた視線はどこか・・・嘆願しているようにも見えたからだ。それも·····里の仲間としての目で。それが余計にミツキの行動に違和感を持つ原因だった。モエギは同じ班の2人がそう言うならそうなんだろうと黙っておいた。
『ミツキ君は・・・何かを探っている?』
ミツキが直接『自分の意志』と言った時どこか悲しそうな顔をしていた。それが何なのか分からないのが歯がゆい。3人はそのまま黙っていたが木ノ葉丸が唐突に言った
『岩隠れに潜入する。』
そう単刀直入に言った。スミレもモエギもそれに頷いた。普通なら木の葉に戻って報告の方が良いのかもしれないがそうも言ってられない状況なのは確かだ。ならば直接岩隠れに行って連絡手段を確保しそれで木の葉に伝えた方が早い。木ノ葉丸はシカマルに貰った仮面を取り出し
『俺は単独で調べる。』
危険だとモエギは言おうと思ったが確かにぞろぞろついて行ったって見つかりやすいと考え不承不承頷いた。スミレはその後見張りを上忍2人に任しボルトの隣に横たわり手をボルトに乗せて寝た。翌朝ボルトはまだ目覚めずスミレは膝枕を続行した。そんな時いのじんの叫び声が聞こえボルトをスミレに任せ木ノ葉丸とモエギとシカダイはいのじんの所に言いながら向かいシカダイが思わず焦った声を出した
『急げ!いのじんが襲われてい·····る?』
シカダイが見た光景は何やら昨日戦った芥のミニサイズの芥がいのじんにくっついているという光景だった。いのじんは最初は嫌そうだったが上忍2人とシカダイは満場一致でこのミニ芥を連れて行くことにした。理由としてはやはり証拠という理由が1番だろう。岩隠れが認めてるのか水面下で行われているのかは分からないがこの芥がいれば取り敢えずやばい事をしようとしているという事は分かる。取り敢えず懐かれているいのじんが世話してみて行けそうなら連れて行くことになった。スミレはその芥にほっとし再びボルトに向いた。ボルトは時々夢を見てるのか魘されている。元気づける事が出来ない事がスミレには悔しかった。そして少し経ってもボルトは起きずそれに痺れを切らしたチョウチョウが言った
『こうなったらやるしか無いっしょスミレ!』
『な、何が?』
『キスするしかない!』
それを聞いたスミレは一気に真っ赤になった。
『どどどどうして!?』
『眠れる姫を起こすのは目覚めのキスって決まってるっしょ!』
『いや姫じゃねえだろ』
『何か変なスイッチ入れるなよデブ』
そうシカダイといのじんの冷静なツッコミが入るがチョウチョウは何かスイッチが入ったのかスミレを急かす。
『ほら!スミレのキスなら絶対起きるって!』
スミレはそんなスイッチが入ってるチョウチョウの言動に真っ赤になり続けている。そんなスミレを見てチョウチョウは聞く
『2人とも付き合い始めたのにキスの1つもしてないの!?』
ボルトとスミレの交際はもう同期には知れ渡っている。2人から言った訳では無いが知らない内に広まっていたのだ。スミレはチョウチョウの言葉を聞いて
『そ、それは·····あるにはあるけど』
正確には付き合う前・・・アカデミー時代のあの事故のことだが、スミレはあの時はボルトが目の前にいた事と自分の唇に起きた事で頭が変になった事は覚えている。だがそれ以降は·····付き合い初めてまだ1ヶ月も経っていないがまだキスした事はない。2人とも言い出しにくいのだ。そしてチョウチョウは早くしろみたいな顔で見てきた。もう他の4人は見て見ぬふりをしている。スミレはそんなチョウチョウとボルトを真っ赤になりながら交互に見て頭が沸騰し何を血迷ったのかだんだん顔をボルトに近づけた。·····そして唇が触れ合う時·····
『ん?』
そんな声がもう少しでキスする所だったスミレの顔の前から聞こえた。スミレはばっと目を開けて見たら真ん前にボルトが目を開けていた。数秒経ち
『はわわ!!』
そう言って上体を起こした。その顔はほんのり所かトマトみたいに真っ赤である。ボルトは状況をイマイチ把握していなかったのか???だったがスミレが真ん前にいた事とスミレに膝枕をされている事に気がついた時慌てて真っ赤になりながら起きた。
『すすすすまないってばさ!』
『う、うんうん大丈夫だよ。』
そんなカップルをチョウチョウといのじん以外はいにくいと思いながらシカダイが気を取り直し岩隠れに潜入する旨を伝えた。ボルトはそれに頷きミツキの額当てを握った。
「それで岩隠れに行った訳だな」
2人はそれに頷く。·····キスのくだりは言わなかったが。7人は途中で木ノ葉丸と芥をお守りするいのじんと分かれた。モエギとボルト達は3代目土影のオオノキに力を貸してくれるように頼みに行くつもりだった。オオノキが前回木の葉に来た時にボルトにいつでも来いと言っていたからだ。一行は水を供給するためのパイプから里に潜入し額当てを一旦外し外套を羽織り里に潜入した。そして潜入したのはいいのだがチョウチョウが何日も食べていない故にでかい腹の音を出して一行は慌ててそこから離れて3代目土影を探した。だが3代目の居場所が分からず右往左往していたらある岩石料理の店の扉が開き一行は慌てて怪しまれないように演技してついでに腹ごしらえをした。そしてそこの店主がオオノキの居場所を丁度よく知っていて全員で向かった。因みに岩石料理のお代はモエギ持ちだった。そして一同はオオノキの自宅に歩いて辿り着いた時に声をかけられた
「あん時はびっくりしたぜ」
声をかけてきた人物は赤ツチと呼ばれる岩隠れの上忍でオオノキの警護をしている者だった。赤ツチは唐突に行方不明になった現土影の黒ツチの事で途方に暮れていたらチョウチョウのでっかい腹の音でボルト達を見つけたという訳である。
6人は赤ツチの協力を得てオオノキに会うことが出来た。そして協力して欲しい旨を伝えた。だがオオノキはそれを拒否した。唖然としたボルト達の前にある者が降り立った。それはどことなくオオノキに似ている人だった。名を空と呼ぶ。そしてその空はオオノキの前に膝まづきマスターと呼んだ。それだけでオオノキがどちら側なのかは分かった。
オオノキは自分がやったミツキを連れてこさせたりした理由は平和の為だと言った。いつ大筒木のような敵が来た時、若い命を散らせるわけにはいかないからその為に空達·····ツクラレを作りそのツクラレの強化の為にミツキがいると言う訳である。
その後芥達もぞろぞろと出てきた。一旦は戦おうとしたが数が多くジリ貧になる。そう考えた赤ツチは逃がす事を選んだ。そして戦闘の結果そこにあった柱が倒れボルトは咄嗟にその柱にぶつかる所にいたオオノキを救ってほっとけずに連れて逃げた。それと同時にシカダイが芥の一体に捕まってしまいどこかに連れ出された。スミレはボルトがオオノキを助けたのを見て咄嗟に追いかけた。普通なら一人一人散り散りになった方が良いのだろうがスミレには出来なかった。ボルトがあんなご老人を見捨てて逃げるとは思えなかったからだ。そうなればボルトは戦闘がやりにくくなる。スミレはそれを考えボルトについて行った。2人は集合場所に戻ろうとするが暗くて迷子になってしまい2人とオオノキは安全そうな所まで来てオオノキを岩にもたれさせた。
『疲れただろ。俺が見張っとくからスミレは寝てろよ。』
『で、でもボルト君だって·····』
『俺は今日の半分は寝てたしスミレの方が寝れてないだろ?』
実際スミレは安全そうな場所に来たからか少し目がうとうとし始めている。勿論戦闘になれば動けるがそう言う問題ではない。
『·····じゃあボルト君の肩貸して?』
そう少し甘えるような声を出したスミレにボルトは思わずドキッとして頷いた。2人は石の地面の上にスミレは体育座りをしてボルトもその隣に座った。そしてスミレは自分の頭をボルトの肩に預け疲れていたのだろうか直ぐに寝息を立てた。ボルトはそんなスミレの寝顔を堪能した。·····見張りとは一体?·····因みに朝になればスミレがずり落ちてボルトの膝枕の上で寝ていた。
翌日2人は起きてボルトも少し寝た後スミレは周りへ探索に向かってボルトはオオノキを見ていた。そしてオオノキが起きるのと同時にスミレも戻って浮かない顔をしていた。
『ずっと同じ所をぐるぐるする。』
『どういう事だってばさ?』
『ここは三途ヶ原。周りに厳重な結界が貼られててのう。』
三途ヶ原は岩隠れの忍が己を鍛錬するための場所。出るにはここのどこかに落ちている自分だけの心の石を見つけだすしかない·····つまり修行する為の場所であり昔からある場所らしい。それならその石を探せば良いだけなのだがいかんせん2人は修行目的で来た訳では無いからモチベーションが圧倒的にない。里の若い忍び達はここを古臭いと言い誰も来なくなったそうだ。つまり助けは期待出来ない。
オマケに術も使えないと言う。実際スミレは水を作ろうと水遁をしようとしたが出来なかった。流石に2人も喉が乾いてくる。そんな時オオノキが竹で作った水筒を寄越してきた。そして一時休戦し2人はオオノキに教えて貰いながら竹の水筒を3個作った。1つ多いのは予備だ。
そして食料は·····スミレは必死に耐えて食べた。何をって?·····知らない方が良い。ボルトは慣れたらパクパク食べてたが。
そしてその日は石を見つけられず夜になってしまった。スミレをオオノキの見張りに残しボルトは焚き火の薪を拾いに行った。その時、人影が見えた。その人影の正体はセッキと言う玄武三人衆の1人の少年だった。玄武三人衆はボルトが優勝した中忍試験の第一試験で落ちた岩隠れの忍びだ。取り敢えずセッキを焚き火の所に招いて事情を聞いた。セッキはどうやら自分だけの石を見つけに来たらしい。ならばとオオノキとボルト達はそれに協力する事になった。セッキが石を見つければ自分達も出れるからだ。ボルトはそれにしゃあねえとなり受諾した。
ボルト受諾した後ありったけの薪をセッキの隣に置いた。
『火は任せたぜ』
『お、おいどこ行くんだよ?』
ボルトはそこで少し頬を赤くしたが直ぐに返した
『何でも良いだろ』
そしてボルトはスミレに近寄って小声で2人から見えない所まで行こうと言いスミレはそれに不思議そうな顔を向けながらも快諾した。2人は岩陰に来てもたれたあと空を見上げた。空は汚染されてなく綺麗な星空が見えた。昨日は余裕が無く寝てしまったがよく見たら凄い綺麗な空だった。
『綺麗·····』
『まあでもやっぱり木の葉のあそこには敵わないってばさ』
あそことは2人がアカデミー卒業の前に同期の皆と行ったキャンプの時に見た星空だった。
『でも・・・ここにはここの良さがあるよ。』
そう言って2人は星空を見上げていたがボルトが唐突に聞いた。
『その·····スミレは俺が起きた時何しようとしたんだ?』
『へ!?』
いきなり自分が暴走してキスしようとした時の事を掘り返され変な返事をした。そして赤くなっていく。そしてまた頭が暴走し始めて血迷ったのか赤くなりながら言う
『ちょ・・・チョウチョウがき・・・キスしたらボルト君が起きるって!』
恥ずかしすぎてスミレは手で全力で顔を隠した。·····それはボルトも同じでスミレがそう言う理由で自分に顔を近づけていたとは思わなかった。····というかそれ自分が姫役になってるよなどう考えてもとボルトは思った。そして同時にスミレと見た映画のキスシーンも思い出した。そして·····
『ぼ、ボルト君!?』
ボルトが赤面になりながらスミレをの腰に手を回し引き寄せた
『その·····してもいいか?』
何をとは言わなかったが何を意味するのかスミレには分かった。そしてまたトマトみたいに顔を赤くした。今こうしてる間にもミツキがどうなっているのか、こんな事をしてる場合じゃないのもスミレには分かっている。
だがスミレには不安があった。もしミツキを取り戻せなかったら・・・そして何かの戦いでボルトがいなくなってしまったら。忍びの世界だ。本来死と隣り合わせなのは分かっている。それでも·····そんな事を考えたら忍び失格だと思っても·····自分の大好きな人には生きてて欲しい。そしてそんな不安を少しでも埋めて欲しくてスミレは頷いた。
『あ・・・』
2人は密着して互いの鼓動を伝え合いながら顔を近づけた。真ん前に互いの顔がありスミレは目を閉じた。そしてアカデミー時代に1度感じた感触が2人に伝わってきた。2人は長い時間星空を背景に重なっていた。
翌日セッキの石探しを手伝うが難航した。そしてセッキがとうとう妥協し始めた時オオノキはセッキにアドバイスをした。自分を信じる事が大事なのだと。その後オオノキを置いて3人は水を汲みに行った時にそれが起きた。何とでかいオオカミ·····オオタテガミオオカミが出現したのだ。3人は術を使えない中戦ったが流石にきつかった。だがボルトがセッキに発破をかけてセッキのチャクラを必要としない玄武最終奥義が当たりオオタテガミオオカミは退散して行った。そしてセッキは見事自分の石を見つけ出口へ一緒について行った。
そしてセッキの前から消え3人はオオノキが何故こんな事をするに至ったのかの説明をする為にオオノキのお孫さん·····コヅチが亡くなった場所に赴いた。
コヅチは土影を目指すオオノキの孫だった。コヅチの夢は平和の時代を作る土影になる事だった。オオノキはそんなコヅチに逃げない事とアドバイスをした。そして少し時が経ちコヅチが下忍になったある日賊連中が岩隠れに襲撃してきた事に気がついたコヅチは応援の部隊が来るまでたった1人で足止めをしたらしい。そしてその果てに·····。オオノキは自分を責めた。自分が逃げるなと言ったばっかりにコヅチは立ち向かって死んだのだ。そして後日コヅチの日記が見つかりコヅチは平和を守る立派な忍びになりたいと。だからオオノキはコヅチのような若い忍びが死なないようにする為に。そしてオオノキは書籍を洗い禁術を掘り起こし意志なき人形·····空達ツクラレを作って忍界を、若い忍びを守りたいと。例え·····ツクラレの強化に白ゼツを使ったとしてもだ。
だがボルトはそれに異を唱えた。ツクラレにだって意志がある。コクヨウもセキエイも意志を持って行動し戦ったのだ。ならばそれは人間と何が違うと言った。だがオオノキはその問に少し目を見開いた後ツクラレは作られたものだから個性や意志のようなものはただの機能にすぎんと言った。そこでボルトはそれでも納得出来なくてオオノキに詰めよろうとしたがそれをスミレが止めた。
『スミレ?』
スミレは1歩前に出て岩隠れ潜入の前に異界に戻ってもらった鵺を呼んだ。
『ぬえ〜!』
そう言って鵺はスミレの頭の上に乗っかった。そして深呼吸した後オオノキに言った。
『私は·····この子を·····鵺を兵器にして木の葉を崩壊させようとしました。』
そのいきなりのカミングアウトにオオノキとボルトは目を見開いてボルトが慌てて言う
『ちょっ!スミレ!?』
スミレはボルトに向いて首を振った。だがボルトにはスミレの言いたい事は分かった。これでオオノキが止めてくれるかは賭けだがボルトは見守る事にした。スミレが話す事は木の葉の弱みを見せることと同意だ。どれだけ木の葉が争うつもりでやった訳じゃないと言っても鵺はタヌキが兵器のつもりでスミレに託したからだ。鵺を使って他里を襲わせようとしたんだろ?とか言われても否定が直ぐに出来ない。一昔前なら敵対行為とみなされて戦争にだってなりかねない。だがスミレは頭の上にいる鵺を腕に抱き抱えて続きを言った。
『この子は牛頭天王と呼ばれる術式を介して人からチャクラを奪って・・・それを溜め続けて里の中心部で自爆する事が出来るんです。それも·····いきなり里のど真ん中にこの子が来る事だって出来ます。』
つまりそれは鵺は誰にも察知されずにチャクラさえ溜まっていれば唐突に里のど真ん中に来て唐突に里諸共吹き飛ばす自爆が出来るとんでもなく卑怯で合理的な動物だ。オオノキはそんなサラッと凄い事を言ってのけるスミレに目を見開き続けて話を聞く
『私は·····里から迫害された父の復讐をする為にこの子と契約しました。そして木の葉の忍者アカデミーに通って·····色んな人のチャクラを奪っていきました。そして兵器だと思っていたこの子を秘密裏に育ててきました。』
ボルトはそこで思わずスミレの手を握ろうとしたがスミレは首を振った。スミレは今あの時の罪悪感が再び出ている。だが・・・それでもオオノキに伝えたい事があった。鵺を最初は兵器として·····心のない兵器として育てたスミレだからこそ言える事を。
『私も・・・最初は鵺を意志がない兵器として育ててきました。うんうん、私は自分ですら父の恨みを晴らすための兵器だと思ってました。でも·····違うってある人に言われたんです。鵺は·····私を親だと思ってるって言われたんです。自分が傷ついても・・・私を助けに来る鵺には·····意志があるって!』
そう言ってスミレは片腕で鵺を抱きながら片方の手でボルトの手を握った。オオノキはそれである人とは誰か分かった。スミレは少し涙しながら言う
『もう·····それに気がついたら·····私はもう鵺を兵器にする事なんか出来ない。きっと私はこの子がいなくなったら·····悲しいし、きっと泣きます。』
ボルトはスミレの話を聞きながら手を握りしめる。
『あの人達やミツキ君だって同じです!例えあなたの命令だとしても・・・それに従うあの人達にだって意志や信念を持ってるんです!』
シカダイ達からはコクヨウが強さに執着していたと聞いた。それだって立派な信念でありコクヨウが持った個性であり意志だ。
セキエイは純粋までの人間への興味を持っていた。本当に意志がないならば2人ともそんな事さえ思わず芥みたいになっているはずだ。いや・・・芥でさえも意志を持つ事は出来る。
オオノキは鵺は人間では無いと言おうとした。だがスミレの涙を見てそういう事では無いと感じた。スミレが言いたいのは意志があるものは生きているんだと・・・例え作られた存在でも生きてるんだと伝えたいのだ。
そんな時第3のツクラレがやってきた。名はカコウ、何とオオノキと空以外の塵遁使いだ。だがオオノキはスミレの話を聞いて悩んでいた。スミレの涙を見れば嘘を言ってる訳では無いと分かったからだ。だがそれでもコヅチの意志を貫きたいと言う思いもあった。
だがカコウは己の欲求を満たしたいのか屁理屈を捏ねてボルト達に襲いかかった。ボルトとスミレは塵遁を警戒しながら戦った。塵遁を撃たせない為に接近戦でとめどなく攻撃を仕掛けた。そして2人は確信を持った。カコウにも·····ツクラレにも意志がある事を·····カコウは人間の心への興味を持ち尚且つ戦いを楽しもうとしていたからだ。ならそれは人間と何が違うのだろうか?オオノキは戦いを止める為に歩いていたがカコウがわざと離れた場所に誘導しているから一向に追いつけない。
一方戦いは拮抗していた。カコウは塵遁を当てる為に分身で陽動をしようとしても鵺のチャクラを感知する能力のおかげで陽動が効かない。だがボルトとスミレも倒す為の決定打にかけていた。スミレの主な忍術は水遁だがカコウは土遁を得意とするが故にあまり通じない。ボルトは螺旋丸か紫電を当てたい所だがカコウも強者であり当てる隙が見つからなかったのだ。オマケに近づきすぎたら塵遁の餌食でもある。だがそんな時助っ人がやってきた。最初にオオノキと会った時に1度別れたモエギとチョウチョウだった。そこから形成は逆転した。モエギのスミレよりも強力な水遁の攻撃が塵遁を使おうとする度にカコウに迫りカコウは塵遁を使えない、使おうとしたら今度は顔面に強力な水遁がやって来る。そんな時カコウの体に罅が入った。それはカコウの命が灯火になっている事と同義である。それを見たカコウは何が面白いのか笑って水遁のダメージもお構いなく塵遁を乱射した。4人はそれを避けるのに途中で防戦一方になってしまった。そしてカコウは辺り一帯をぶっ飛ばすような塵遁を作り出しボルト達に投げつけようとしたが
「そこでカコウって奴の寿命が亡くなったんだな?」
ボルトはそれに頷いた。カコウは限界突破の代償として命を亡くした。だがその表情はどこか悔しそうで満足したような顔だった。4人は命拾いをした。そしてそんなカコウをオオノキは何故だと言う顔で見ていた。ボルト達は取り敢えずオオノキには自分達と一緒にいてもらうという事になった。·····元々オオノキに拒否権などないが。そんな時空から超獣戯画の鳥がやってきてそこからいのじんがニコニコしながらやってきた。だがそこでモエギは違和感を感じ直ぐにそれに気がついた。いのじんは毒舌が多いが悪い子ではない。意味もなく命令を·····芥の見張りを捨ててまでここに来る事はないと分かってるからだ。そしていのじんは自分達の様子が気になったから来ちゃったよと言った瞬間にボルト目掛け走った・・・と同時にモエギはいのじんに触り
『解!』
『あれ?僕·····』
『幻術·····』
『失敗ね。まあ良いわ』
そんな時第4のツクラレ·····キララが忌々しそうにモエギを見て言う。
『さあ・・・市街地に行きましょう。空様がお待ちよ。』
『誰が行くもの·····』
そうチョウチョウは吠えようとしたがキララが少し横にズレたらいたのは2体の芥に引っ張られているボロボロの赤ツチだった。暗に逆らうなら赤ツチを殺すと言ってるようなものである。キララは余程この状況が楽しいのか笑っている。
(違う·····わしはこんな事をしたかった訳では·····)
スミレの話を·····そしてカコウの行動を思い出しオオノキは葛藤の中にいた。万事休すかと思われたその時赤ツチを拘束していた芥の顔面にクナイが勢いよく突き刺さった。それにより芥の一体が崩れ落ちた。
『なっ!?』
キララは驚いて振り向こうとしたが遅かった。
『影縛りの術·····成功。お前らやれ!』
『やっぱお前は最高だぜシカダイ!!』
何故囚われていたと思ったシカダイがここにいるのか・・・それはシカダイは一旦は囚われていたがそこには土影の黒ツチもいた。·····まあそれは置いとき2人が脱出出来たのは1人で岩隠れに潜入してきた木ノ葉丸のおかげである。木ノ葉丸はたまたまシカダイ達がいた檻の場所を見つけ2人を救出したという事である。シカダイはその後土影屋敷に潜入し木の葉へ連絡する事に成功した。そして事情を説明した後はボルト達を探していた。そんな時カコウとの戦闘の起爆札の爆発を見て駆けつけた訳である。
そこからはまた形成が逆転した。ボルトはキララが命令出来ないのを良い事に赤ツチを拘束しているもう一体の芥に螺旋丸を叩き込んで赤ツチを解放した。
そしていのじんとチョウチョウは影縛りのせいで得意の幻術も使えないキララにまず超獣戯画で目潰しした後チョウチョウの部分倍加の術ででかくした手でぶん殴った。
『ボルト!ここは第10班がやる!』
『ああ!』
キララは確かに強敵だ。だが幻術が得意になってるせいか接近戦がからっきしダメだ。
ボルトはオオノキを無理やり背負いスミレと共に走って鵺にミツキのチャクラを探って貰った。そして岩隠れの市街地に入った時3人とも目を見開いた。何と岩隠れにいた人々が忽然と姿を消してしまったのだ。だが2人は止まる訳にも行かずミツキの所·····土影屋敷の所まで走った。そこで見つけた光景はセキエイとミツキだった。そのミツキの手には何やらカプセルがありその中には・・・心臓があった。そんな時ついに空が階段の上から現れミツキにその心臓を寄越して我々は仲間だと言い放つ。
『やめろ空!』
そうボルトの背中から叫んだのはオオノキだった。オオノキはもう自分が間違っていた事を理解した。若い人達を守りたかったのにその人間を犠牲にするならそれを間違いと言わずして何と呼ぶのだろうか?
だが空はもう既にねじ曲がった存在になってしまった。オオノキがこんな事を言い始めたのは疲れているからとか自分の意志はオオノキの意志、つまりオオノキの憎しみを自分が引き継いだと言う自分に都合のいい風に考え聞く耳を持たなかった。そしてボルト達を土遁で拘束した。そしてミツキは空に心臓を渡して·····空の体を雷遁と共に貫いた。
それは明らかな空達への敵対行為だ。空は呆然としたまま階段を転び落ちた。そしてミツキは階段を降りてボルト達に向いて謝った。そうしてる間にも空はふらふらになりながら逃げた。ミツキは空を2人に任せセキエイと対峙した。2人は直ぐに空を追ったが途中で芥の軍団がやってきた。ボルトは背中にいるオオノキをどうしようかと思ったがその時
『わしは後で行く。置いていけ』
普段のボルトならそんなのはダメだと言いたいが芥の数が多すぎる。スミレと鵺だけではやられてしまうかもしれない。ボルトはオオノキを地面に置いて直ぐにスミレ達に加勢した。そして2人と鵺は芥を蹴散らしていき旧土影屋敷にまで来た。芥の数が多くその分時間が取られてしまった。そんな時ミツキがいつもの格好でやって来た。そんな時上空から声が聞こえそこに居たのは·····空達を作ったドクターの心臓を手に入れた空だった。最早世界の為ではなく自分の為に人を傷つけるようになってしまった。
3人はそのまま戦闘になった。そして途中でセッキに背負われてやって来たオオノキが説得を試みるが空は聞く耳持たずあろう事かオオノキや3人諸共塵遁で吹き飛ばそうとした。だが塵遁は失敗した。ボルト達はその下にあった水路に流されてしまった。スミレは咄嗟に鵺を異界に帰らしボルトはスミレを抱き抱えて流されて行った。
そして着いた場所は自分と向き合う為の神聖な場所という所だった。3人はそこで再び話し合いミツキはボルトが持っていた額当てを再び付けた。そして自分が囮になるからオオノキを連れて逃げてと言ったがボルトはそれを拒否した。そして空が塵遁で壁をこじ開けながらとうとうやって来て3人は新たな絆を手に入れて激突した。そして陽動をかけてボルトの螺旋丸を心臓にぶち当てる事に成功したが空は生への執着で立ち上がり極大の塵遁を生み出し度重なる戦闘で動けないボルト達にぶつけようとしたがオオノキが生涯最後の力を振り絞った本物の塵遁が空の塵遁とぶつかりオオノキは自分の間違いを認め意志を再び拾い空を自分の命と引き換えに消し去ったのだった。
「そこからはもう父ちゃんも知ってるだろ?」
ナルトはそれに頷いた。この後はナルトと第5班と15班が岩隠れにやってきた。そして木ノ葉丸はミツキを抱擁しお前は俺達の仲間だと言いそんな様子をその場にいたボルトとスミレ、第10班といのじんが面倒を見ていた芥·····いつの間にか名前が付き1度はキララに吹き飛ばされたが猪鹿蝶とキララの戦いが終わった後にてくてくと来たあっくんは見ていた。
そしてオオノキの葬儀があるナルト以外は電車で木の葉に帰らせられた。ミツキは一旦額当てを取り上げられ違う車両に乗せられて木ノ葉丸とサイと一緒にいる。
スミレは不安なのか電車の中ではボルトの肩に頭を預けていた。一方猪鹿蝶の席ではいのじんとあっくんがじゃれていた。あっくんがいのじんが離れなかったのである。
そしてボルトとボルトに誘われたスミレはうずまき邸に帰ってきてヒナタ達の抱擁を受けたのである。
そして少し時は経ちボルトは額当てを外しベットに寝っ転がった。そしてそのまま寝た。そんなボルトの精神世界にてボルトはガラガと再び会い別れを告げた。何だかんだ言いながらガラガはやっぱり良い蛇であったのである。
「ボルト君!ボルト君!」
急かしてボルトを起こしたのはボルトの彼女だった。ただ急いできたのか額当ては無かった。
「スミレ·····?」
「ミツキ君の事情聴取が終わったって!」
それを聞いたボルトは飛び起きて2人して独房のある場所に向かった。だが時すでに遅くミツキはもう行ってしまった。スミレは鵺を呼んでミツキのチャクラを辿るように頼み鵺が走り出したのを見て2人も追った。そしてミツキは里を一望出来る場所で空達の·····ツクラレのお墓を作り終え歩き出していた。そんなミツキに2人は追いついた。
「ボルト、委員長、僕は君達に謝らなきゃ行けない。僕が空達について行ったのは内偵の為だけじゃなかった。自分の意志の在りかがどこにあるのか。それは本当に君たちのそれと同じものなのか。知りたい気持ちがあったからだ。結局僕は自分のために身勝手な行動をしたんだ。結果として隠し事をしたり君を傷つけることにまで。君が怒っても当然だ。僕にはもう君の傍にいる資格なんてないのかも·····」
「爺さんが最後に言ったこと覚えているか?」
ミツキの言葉を遮りボルトは言う
「意志ってやつにはいろんな面がある。そう言ってたろ?それって自分が何を考えてるか自分でもはっきりわからないのは当たり前だってことじゃねえのかな。里を救おうとした意志も自分を知りたいと思った意志も、きっとどっちもお前の意志だってばさ」
「どっちも僕の意志·····」
「それに俺だってミツキのことわかったつもりになってたからな。独りよがりはお互い様だぜ」
「そっか。じゃあ僕は…僕たちは今までどおりでいいのかな?」
「今まで通りじゃねえ。今までよりももっと固い意志でつながってる」
そう言ってボルトは拳を突き出しスミレも出した。それを見てミツキはいつもの掴み所のない笑顔を浮かべ2人の拳に自分の拳を当てた。
「これからもよろしくな、ミツキ!」
「よろしく、ミツキ君!」
「うん!」
そんな3人を夕日に染めたのだった。
その後久しぶりに3人で市街地に繰り出しそこの公共テレビでオオノキが亡くなった事がニュースになっていた。そんなニュースを見た後3人は河川敷に来た。その時ボルトは川の中の石が光ったように見えそれを拾い上げた、と同時に短い間だったがオオノキに教えてもらった数々の事を思い出し涙したのだった。
更に数日経ちミツキは無事下忍へ復活した。普通ならば処罰をしなければならないが4代目土影の黒ツチが唐突にナルトの元へやってきてミツキを何時でも岩隠れに歓迎するっていう露骨な牽制をかけてきてミツキの下忍剥奪は無事無くなった。
「じゃあどんな作戦で行く?」
「僕が囮をするよ。」
「うん!じゃあ私は援護するからボルト君最後は任したよ!」
「ああ!任せろって!」
「第7班活動再開だね」
「「おう(うん)!」」
そう言って久しぶりの3人での任務に向かったのだった。
お疲れ様ですm(*_ _)m
あっくん生存。ナルトは盗み聞きに気がついた。木ノ葉丸とモエギ、アニメと違って公認で同行。鵺、大活躍。鵺ってチャクラを辿れるみたいだから(呪印編でワサビとナミダのチャクラを探ってたし)出番多かった。
戦闘シーンほぼカット。
BORUTOって何だかんだでスミレに通じる事って偶にある気がする。今回のツクラレの意志云々もスミレが言った通り鵺に通じる所あるし呪印編は言わずもがな。
そして2人とも敷居がちょっと低くなったからか人前でも恋人行動し出す。付き合い始めて初めてのキスをする。前回は抱き合っただけでしてませんでしたからね。
次は親子の日という名のデートにします。
·····生存させといて何だけどあっくんの扱いどうしようか(´・ω・`)?
そして2つ目のアンケートしてます。期限は明日の日曜日のお昼の12時です。親子の日の話で使うので。
(*´∇`)ノ ではでは~
修業パート誰目線でやる?
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ボルト&ナルト
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スミレ&ビオラ
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自来也&サスケ
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最早全部やれ