ボルトとスミレ 基本的にif   作:レオ2

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おはようございますm(*_ _)m。
またまた遅くなりましたm(*_ _)m。最後学パロのアンケートしてます。


うずまき家と守鶴・イチャイチャタクティクス

 守鶴輸送大作戦から少し経ち火影室にはトップ2人とサスケ、それに件の守鶴が茶釜に封印されている状態でいた。

 

「しっかし先手を打って守鶴を大筒木から保護する計画の筈がとんだ大事になっちまったな」

 

「だがおかげで奴の狙いが強大なチャクラだとはっきりした。奴は必ずまた動く。」

 

 尾獣はその身に強大なチャクラを宿す。それらを集めて何をするのかは知らないがどうせろくなことでは無い。そう言う意味ではスミレをボルト達が止めてくれたのは不幸中の幸いでもあった。そのスミレが今ボルトをベットに押し倒してイチャイチャという名のお仕置している事をナルトは知らないが今はどっちでもいいだろう。…多分。

 

「こうなると他の尾獣達も心配だってばよ。」

 

「五影会談の結果次第だが他里には積極的に尾獣達を保護と注意喚起をするべきだろうな。」

 

「ああ。何かあれば俺が直ぐに向かう」

 

「万全とは言い難いが今はそれしかあるまい」

 

 サスケもそう言う。ウラシキが唐突すぎて対策が遅れてしまう。そのせいで被害が出るのはここにいる連中は御免だ。しかし今の状態が御免な人·····尾獣が居る。ナルトの書斎の上にいる守鶴が言う

 

「おいお前ら!俺はいつまでこんな格好でいなきゃいけねえんだよ!?」

 

「しばらくナルトの目の届く場所で保護する以上、あのデカいなりでいられるわけにもいかないだろう」

 

 守鶴は最初はあんなに怖かったのに今では何かマスコット化しているのは割愛。

 

「すまねぇな守鶴。しばらくうちにいてもらうってばよ」

 

「ケッ!我愛羅とお前の頼みだから聞いてやるがキツネ野郎と一つ屋根の下…ゾッとしねぇな」

 

 矢張り性格は結構柔らかくなっている。そんな守鶴にある意味地獄が待っているがまあ大丈夫だろう。守鶴がキツネ野郎·····九喇嘛の事を言えばナルトの中にいる九喇嘛が反応する

 

「ハッ!こっちだってお前のにおいをかぐだけで我慢ならんわバカダヌキ!」

 

「んだと!?やるってのか」

 

「フン…あの大筒木にこっぴどくやられたお前がわしに勝てるのか?」

 

「この~!相変わらず気に食わねえキツネ野郎だぜ」

 

 因みに今の状況は完全に守鶴が独り言を言ってるように見えるからシカマルには見えない訳で

 

「お、おいどうしたんだよ?」

 

「止めろって九喇嘛、守鶴も。」

 

「いつもナルトの中に隠れやがって。出て来こいキツネ。俺が怖いのか!」

 

「誰が茶釜狸なんぞにビビるか。そんなにキレると茶が沸いちまうぞ、ハハハハ!!」

 

 それを聞いた守鶴は怒りで顔が赤くなっている。それを見たほかの面子は茶が沸いたと思ったのだった。そして守鶴はナルトの中にいる九喇嘛に飛び込もうと思ったがナルトに押さえられた

 

「尾獣同士の仲は相変わらずかよ。」

 

「先が思いやられるな」

 

 そんなことを言って微笑んでいるサスケなのであった。その後3人は解散しナルトはin茶釜の守鶴を連れて家に帰った。

 

「ただいまー。」

 

 そう言えば元気なヒマワリと何故か少し赤くなっているボルト、満足した顔のスミレがお出迎えをした。ボルトは家の中なのに何故か上着を着て首元を隠している。そんな3人はナルトが持っている見覚えのある茶釜を見て

 

「もしかしてそれって」

 

 そう言えばその茶釜から守鶴がひょこっと顔を覗かせ言った

 

「おう、ボルト。暫くだな!」

 

「わっ!」

 

 ヒマワリはその守鶴を見て信じられないようなものを見る目をして守鶴をじっと見る。スミレはそんなヒマワリを見てヒマワリがどう思っているか色々察した。そしてナルトが守鶴を保護の場所が決まるまで預かるという事を言っていたらヒマワリが目をキラキラにした。それを見た守鶴がそのキラキラぶりに思わず聞いた

 

「え、何?」

 

「シュカークだ。」

 

「はい?」

 

「このシュカーク喋ってる!」

 

 そう嬉々としてヒマワリは茶釜に入った守鶴をナルトの手から取り抱きしめる。シュカークとは親子の日にヒマワリがクジを引いて貰った守鶴を模した人形である。スミレも同じクジで九喇嘛を模したクラーマ人形を持っている。因みにリビングにそのクラーマ人形とスミレが作った九尾人形にシュカークはサンドされている。

 

「ヒマワリ、こいつはシュカーク人形じゃなくてその…モデルになった本人って奴でな」

 

 本人·····まあ一応尾獣だから人なのかよく分からないが間違ってはいない。

 

「まさか俺を人形何かと一緒にしてるのかよ!?」

 

「かわいい!宜しくねシュカーク!」

 

「いや、俺は守鶴!」

 

 だがヒマワリは聞かず守鶴に頬をスリスリしている。その光景が和む。

 

(そう言えばビオラも鵺にスリスリしてたなぁ)

 

 とスミレは思い出していた。ビオラと鵺は出会って割と早くじゃれていた。ヒマワリがやった様に頬をスリスリもやっていた。

 

(今頃何やっているのかな?)

 

 と言っても自分達が会ったビオラならばまだ1歳かいってたとしても2歳になった位だろうから出来る事は限られる。うずまき邸に居候してからやっぱりビオラとボルトが似ていると思う事が増えた。あの父親が大好きなのはボルトに似ている。ボルトからすればビオラは確かにスミレに似ているとなっている。先程までやっていたスミレのお仕置きの時の甘える顔と声がビオラに似ている。と言うよりビオラがスミレに似ている。因みにボルトはお仕置きの後空気の有難みを知った。

 

「ママシュカーク!」

 

「あら本当」

 

「だから〜!」

 

 もうこうなっていてはペースが永遠と崩される。一行はリビングに移動しヒマワリは椅子に座り守鶴を膝の上に乗せて笑顔である。

 

「俺は誇り高い一尾様だ。だからペット扱いすんな!人間に飼われてる九喇嘛の野郎とは違うんだよ!」

 

 しかしヒマワリは守鶴の初対面が今の茶釜なので全く怖気付かない。それどころか本物のシュカークに会えた事でテンションMAXである。守鶴の言葉を聞いたヒマワリが座っている椅子に腰をかけているボルトは聞いた。スミレはテーブルの椅子に座っている。

 

「尾獣って全部で9体いるんだよな?」

 

「ああ。一尾から九尾、それぞれの尾の数に合わせてな」

 

「おぉ~!守鶴みたいなのがそんなに…。チャンスがあったら見てみたいってばさ」

 

「とはいえアイツらは個性が強いしみんなマイペースだからな。そう簡単にはいかないかもな」

 

 尾獣達は第四次忍界大戦が終わった今それぞれ自由に過ごしている。ナルトの様に人間と一緒にいるのはナルト以外だとナルトに尾獣チャクラの事を教えたキラービーだけだ。

 

「まあ俺達尾獣は簡単に人間に世話になる様なたまじゃないのさ」

 

「いや、元になってるじゃねえかお前」

 

 ヒマワリの膝の上にいる時点でお察しである。今の守鶴は全く貫禄がない。寧ろマスコットキャラクターになれる。と言うよりヒマワリはそう思っている。

 

「なあなあ。父ちゃんの中にもいるんだろ?尾獣。」

 

「ああ。九喇嘛だ。」

 

 ボルトはナルトと九喇嘛の関係性の話はまだあんまり聞いた事がない。ヒナタ曰く最初は苦労していた様なのだが生憎ボルトは仲良くなった後のナルトと九喇嘛しか知らない。この機会に知りたくなったのだ。

 

「父ちゃんのすげえ力は九喇嘛のチャクラがすげえからってのもあるんだよな!?」

 

 思い出すは中忍試験の時のモモシキとキンシキが襲ってきた時のナルトだ。あの時のナルトは九喇嘛のチャクラを纏い会場に残っていた人達を守る為に力を使った。その時の背中は今でも覚えている。

 勿論ナルトの力はそれだけではない。スミレから聞いたが風遁の性質変化を入れ螺旋丸を手裏剣状にした風遁・螺旋手裏剣。仙人モード。そして伝説の六道仙人より授けられた六道仙人モードは絶人の域に達すると聞いた事がある。·····何故スミレの方がボルトよりよく知っているのだろうか?

 

「まあ大雑把に言えばそういう事だな。父ちゃんも我愛羅やビーのおっちゃん、それにかぐらのじいさんなんかと同じ人柱力だったからな」

 

「人柱力」

 

 ボルトは一応アカデミーの時に習った。里同士で争っていた時代、尾獣の器としての兵器として扱われていた人間達。だが今は人柱力なのはナルトとビーだけだし伝聞で聞いてもよく分からない。ナルトとビーも嫌々じゃなく硬い友情で繋がれているのもある。その認識が甘かったと知るのはもう少し後である。

 

「でも今は違うんだろ?」

 

「ああ。」

 

 そう力強く頷いたのだった。

 

「キツネさん、パパの中にいるのなら会ってみたいな」

 

 そう純粋にヒマワリは言ったがナルトは苦笑いしてお腹に手を当てながら言った。曰くよく寝てて起きたがらないのだ。

 

「キツネの人間嫌いは筋金入りだからな。やめとけやめとけ!」

 

「じゃあシュカークが遊んでくれる?」

 

「だから何で俺が人間のガキなんかと」

 

「つまんないの」

 

 そう残念そうな顔をするが嫌だと言っているのにさせるのはあれだからヒマワリは諦めた。そしてナルトは今から守鶴と他の尾獣達と話し合いがあるからどっち道無理だと言う。

 

「いや…俺はイイや」

 

 そう何故かぷいっとした守鶴なのであった。そしてナルトは座禅を組んで目を閉じ精神世界に向かった。そしてその時守鶴はスミレに気がついて少し考えあれ?っとなった

 

「お前もナルトの娘なのか?」

 

 どう見ても紫色の髪色を持つ面子はスミレ以外にはいないが念の為という事がある。まさかボルトのガールフレンドで居候という名の同棲なわけ·····

 

「えっと、ボルト君と付き合ってて、居候しています」

 

 そう少し頬を染めて頭を下げながら言った。不純異性交友させない為の居候である。しかし初見で分かる訳ない。13歳から付き合い始めて同じ屋根の下を想像出来る人なんて少ないだろう。まあ尾獣なんだが。ボルトとスミレのデート中のイチャイチャがあった日はよく口を押さえている人がいるとかないとか。後偶に砂糖が転がってるとかないとか。スミレの返答が予想外過ぎるが守鶴は予想外すぎて何を言うのか分からず「そうか」と言ってナルトの精神世界を覗く。そして

 

「キツネの野郎調子乗りやがって!見てろ!絶対にギャフンと言わしてやる!」

 

 全員どうしたんだろうと思ったがその後ナルトは戻って来た。その後も少し喋っていたがスミレとヒマワリはお風呂に入りに行った。明日は珍しくナルトは休日だ。ボルトも休日、スミレもこの前の連休の振り返りで休みだ。と言うよりスミレの方が休みは長い。その後スミレとヒマワリはお風呂から上がりヒマワリは自室で寝た。守鶴もどさくさに紛れてヒマワリの部屋に転がり込む。そしてボルトがお風呂に入ってる時にスミレは言った

 

「あの…お義父さん」

 

「ん?なんだ?」

 

「ボルト君の事でお話が」

 

 スミレが何時になく真剣な顔になっている。忍とボルトの彼女としての顔だ。机に座って向かい合ってスミレは取り敢えず聞いた

 

「その…淨眼って知っていますか?」

 

 今のはナルトにもヒナタにも聞いた。ナルトとヒナタはその聞いたことの無い単語に疑問符を出す

 

「じょ…淨眼?」

 

 ナルトはヒナタに目線で知っているか?と聞くがヒナタは首を振る。

 

「ウラシキが次元移動をした時にボルト君の右眼がなにか…白眼みたいに白くなってたんです。それを見たウラシキが淨眼って言っていたんです。」

 

「ウラシキが?」

 

 大筒木ウラシキ、守鶴輸送中にボルト達と激突した大筒木。そして白眼みたい·····思い出されるは目の前のスミレが起こしていたゴースト事件の時、ボルトが厨二病になっていた時にボルトは白眼を開眼したと言っていた。だが結果的に白眼でも無かったしそれでボルトが拗ねていた時もあった。

 

「それにその淨眼は多分異界のチャクラも感知出来ると思うんです。私が…鵺にさせていた時もボルト君にだけ見えていましたから」

 

 ヒナタはスミレの所業を知っている。それでもスミレは家事を手伝ったりヒマワリの相手をしたりしてくれているからそれで十分だ。ナルトはその言葉を聞いてボルトが白眼開眼と言っていた時期の事を思い出した。あの時はゴースト事件の真っ最中。そしてスミレの言葉を合わせるのならば確かに白眼ではないがその淨眼と言う眼になっていた事になる。

 

「それに多分その淨眼になっている間身体能力も上がっていると思うんです。」

 

 最初スミレとミツキがガチで戦った時、ボルトは2人の攻撃を当時のボルトでは出せないスピードを持って止めていた。その時にも淨眼になっていた。ナルトは考え込む。考えてみればボルトはある意味じゃ自分達の中で大筒木に1番近い。ナルトもヒナタも元々大筒木が遠縁なのだしボルトはその2人の息子なのだからそれも必然かもしれないが。スミレも一応牛頭天王は大筒木の秘術だがスミレは知らない。そして聞いた事ない淨眼…それも知っていたのはウラシキだ。スミレは思い出した様に言った

 

「そう言えば厄介な眼とも言ってました」

 

 確かにウラシキはそう言った。ならば淨眼は大筒木に対抗出来る眼なのか?考えるが結局何もわからず。スミレも何か少し不安そうな顔をしている。ボルトの右の印の事もあるし。結局ナルトは考えても分からず

 

「ボルトはその眼に自由になれるのか?」

 

 見せてもらえればナルトじゃなくても九喇嘛辺りが反応してくれるかもしれないがスミレは首を振った

 

「まだ意識的には出来ないみたいです。そもそもやり方が分からないと言うべきなのかもしれないですが」

 

 鵺の時も多分無意識だしウラシキの時も無意識だ。

 

「それなら少しボルトに注意しないとダメだな」

 

 未知の眼·····悪いものじゃないのなら良いんだが分からない。なら

 

「様子見…か。ボルトは知っているのか?」

 

「多分知っています。」

 

「そう、か。」

 

 考えても結局分からず様子見という事になった。その後ボルトはお風呂から上がったら何かナルト達に少しガン見されたが直ぐに収まった。そして一行は自室に引っ込み寝たのだった。次の日うずまき家は玄関から出ながらボルトは呟く

 

「皆と一緒に出かけるのも久しぶりだな」

 

 ボルトとスミレは額当てを外している。今日はプライベート時間なのでスミレも指輪をしている。ヒマワリの腕にはin茶釜の守鶴いて何かいい事でも思いついたのか言う

 

「フン、しゃあねぇ。つきやってやっか」

 

「あれ?意外と素直じゃん」

 

 そんな守鶴の心の中は

 

(コイツが九喇嘛を悶絶させたってときの詳しい話を聞くチャンスかもしれないしな。当分あのキツネをバカにするネタに困らないぜ)

 

 昨日守鶴はヒマワリの部屋で一夜を過ごした。その時ナルトがヒマワリの布団をかけ直しに来たのだがその時に火影就任式の時の話を聞いたのだ。その話とは火影就任式の時、ボルトとヒマワリも向かおうとしたのだがその時にヒマワリがピンク色のクマの人形を持ってこうとした。しかしボルトはどうせ自分が持つ事になるからいらないと言って置いてく持ってくの言い争いをした果てにそのクマの人形が真っ二つに引き裂かれた。そしてヒマワリは怒りからなのか白眼になりボルトに襲いかかった。ナルトはボルトを庇って喧嘩を止めようとしたのだがヒマワリの柔拳がナルトの休止の点穴に思いっきりヒットし九喇嘛ごと気絶させられた事の話だ。その後ボルトも無惨な姿で発見された。

 その話をスミレにした時ボルトは「白眼の刑」だけは絶対にもう嫌だってばさと言っていた。その後5人と守鶴は里を回り始める。この前連休だったがボルトもスミレも大筒木相手だったのでSランク任務に相当する任務をやっていて休んでいなかったツケを今味わっている。全く意識していないがダブルデートである。ボルトは小腹が減ったので肉まんを買って巨大テレビを見ているスミレに持っていき半分に分けあげる。

 

「はわ、ありがとう。」

 

 そう言って貰い2人してパクッと食べた。ナルトとヒナタは服を見ている。ヒマワリはシュカーク人形を守鶴に見せる。スミレがテレビを見ていたのを見て1口食べた後に聞いた

 

「どうしたんだ?」

 

 スミレはテレビを指す。そこには海底から見つかった古代の遺物発見のニュースだった。その遺物にある紋章の様なものを指しながら言った

 

「あの紋章どこかで見た気がして·····」

 

 そう言われボルトも見る。確かにどこかで見た気がする。その紋章とは縦3・横3の合計9個の〇が描かれている。どこで見たんだろうと2人は考えたが結局わからず。

 

「あの形も何かに似ているよな?」

 

 とボルトは言ってスミレも確かにとなった。肝心の何かが分からないが今はデートと切り替えナルト達の所に向かう。一行はお昼にする事となり安定の一楽に向かいラーメンを食べる。その時ヒマワリが守鶴にナルトをあげようとしたが守鶴は茶釜に引っ込んだ。·····尾獣って食べ物なしでも生きられるのだろうか?

 その後千住公園に向かった。スミレとしては少しあれな場所だが今や幸せな思い出の方がある。その原っぱでナルトは仰向けになって寝始めた。ボルトとスミレは昼食後の運動がてらに巨大な樹をアクロバティックに移動して遊んでた。そしてナルト達の所に戻って来てナルトが寝ているのを見て

 

「すーぐこれだな。」

 

「疲れてるんだから寝させてあげようよ」

 

 それもそうかとボルトとスミレとヒマワリに守鶴は売店の方に向かう。団子が売っていたのでボルトとスミレは1つずつ買ってスミレがヒマワリの分を買おうとするとヒマワリが言った

 

「私ちょっとトイレ行ってくるね」

 

「1人で大丈夫?」

 

 とスミレは聞いたがヒマワリはムッとして返す

 

「もう!ちっちゃい子どもじゃないもん。それにシュカークもついててくれるって」

 

 尾獣とは言え女の子について行かせるのは良いのかと思ったが守鶴が行こうぜと言ってヒマワリと守鶴は行ってしまった。それを見ていたボルトが

 

「何か妙に仲良くなっちまったな」

 

「うん。」

 

 その後2人はベンチで団子を食べて感想言ったり少しイチャイチャが始まった。そして10分程経った時何故かヒマワリがしゅんとして1人で戻ってきた。曰く、守鶴はヒマワリにナルトの火影就任式の時の事を聞いた。しかしヒマワリはその日の事はナルトが何故か寝込んでたという事しか覚えていないしボルトも思い出させようとはしていない。そしてそれを聞いた守鶴は何故か拗ねて1人にしてくれ!と言って茶釜に引っ込んだのだと。しかしそれは少し不味い。守鶴は一応保護対象なのだから知らない間にどこかに行ったり連れ去られたりしたら不味い。3人は守鶴が丸まった所にまで行ったのだが守鶴はいなくなっていた。ボルトとスミレは周りを見てゴミを集めている会社の人を見かけよって言った

 

「すいません、この辺に古い茶釜なかったですか?」

 

 守鶴は丸まって寝ると言ったらしい。なら寝てる間にまさかゴミと間違えられたのではないかと思ったのだ。そしてその予想は当たっていた。守鶴を処分品と間違えてスクラップ場行きになったのだと。3人はそのスクラップ場に急行した。そして見た光景はスクラップが磁石でくっつけられ圧縮する為の場所に送られる光景だ。それで3人は寝ている守鶴がぺちゃんこにされると言う最悪な想像をしてスクラップをひっくり返し守鶴を探す。鵺を呼ぶ手もあったが鵺は守鶴のチャクラを知らないから探せない。

 

「クソっ!母ちゃんの白眼があれば!」

 

「ないものねだりしてもしょうがないよ!出来るだけひっくり返そう!」

 

 スミレがそう言っているのに頷き2人は守鶴を探す。ヒマワリは自分がきちんと守鶴を見ておけばこんな事にならなかったと自分を責める。そして思い出す守鶴·····

 

「どうしよう…どうしよう」

 

 そしてその瞬間ヒマワリの眼が変わった。それを見たスミレがボルトを呼ぶ。その間にヒマワリはキョロキョロと白眼の透視能力を持って守鶴を探す。

 

「ボルト君!」

 

 スミレがそう叫ぶのと同時にヒマワリは守鶴を見つけた

 

「ロック…オン」

 

「えっ!?」

 

 ボルトはそれだけであの悪夢が蘇った。今のヒマワリは割と声が冷たい。この前スミレがボルトに怒った時の冷たい声よりかはマシだが背筋がゾッとした。そう思うのと同時にヒマワリは瓦礫に突撃し瓦礫を吹き飛ばした。そしてヒマワリはその中から守鶴を見つけ飛んだ。守鶴は途中で目を覚まし何だと慌てるがヒマワリは守鶴を捕まえた…のと同時に白眼が無くなった。そしてそのままヒマワリは瓦礫の山にダイブする所だったがボルトが間一髪クッションになりヒマワリは怪我をせずに済んだ。

 

「2人とも大丈夫!?」

 

 スミレは思わず叫ぶがボルトはGoodポーズをし大丈夫と言う。ヒマワリは急いでボルトから降りる。

 

「これくらい…白眼に狙われるのに比べたら何でもないってばさ」

 

(よっぽど怖かったんだね)

 

 と苦笑いしたスミレなのであった。そしてまあ色々あったがこの日は何事も無く終わったのだった。家で何やら守鶴と九喇嘛が話していたが尾獣同士の会話故にボルトもスミレもよく分からなかったのだった。そして翌日の早朝、ナルトは守鶴を持って玄関前でヒマワリと守鶴の別れの時が来たのだ。ボルトとスミレも見送る。

 

「じゃあ…行ってくるってばよ」

 

「うん。…行ってらっしゃい」

 

 そう明らかに本物の守鶴がいなくなる事を落ち込んでいる。しかしだからと言ってずっとうずまき家で預かる訳にもいかない。守鶴は何も言わずにナルトに抱かれナルトはヒマワリ達に背を向け火影屋敷に歩き始めた。ヒマワリは寂しそうに見送るがその時ナルトの腰辺りから守鶴の尻尾が出てきてフリフリしていた。それは「またな」と言ってる様に見えヒマワリは小さく手を振りながら言った

 

「さようなら、シュカーク」

 

 そう吹っ切れた様子になったヒマワリなのであった。3人はリビングに戻り朝食を食べる。ボルトはガツガツと食べている。そして食べ終われば直ぐに食器を片付けどこかへ向かおうとする。それを見てヒナタが聞いた

 

「どこへ行くの?」

 

「サスケさんに修行つけてもらうんだ!」

 

「サスケ君だってたまに家に帰ったときくらい少しはゆっくりしたいんじゃない?」

 

 まあ…サラダはサスケが帰らなさすぎて反抗期になったからあながち間違ってはいない。しかしボルトは

 

「忍に休息等ない…ってサスケさんなら絶対そう言うって!」

 

「フフ」

 

 何故かそれを聞いたヒナタは笑う。ボルトは訝しげな視線を向けながら聞いた

 

「何だよ母ちゃん」

 

「昔のお父さんみたいだって思って。お父さんもお師匠さんに稽古つけてもらおうと頑張っていたから」

 

 そのナルトの師匠と言うワードにボルトは飛びついた。

 

「自来也様って言う立派な方が」

 

「会ってみたいなその人…どこにいんの?」

 

 そこでヒナタは少し暗い顔になりながら答える

 

「うん…それは無理なの。もう亡くなられたから·····写真ならあるわよ。見る?」

 

「見たいってばさ!」

 

 ヒナタはアルバムを持ってきてソファーに座りボルト達はヒナタの周りに集まった。そしてヒナタはアルバムを開きある写真の所で止めた。白髪で額当てに油と書かれ、ナルトと仲良く写真に映っているのは自来也だ。ボルトは自来也を派手なおじさんと言った。スミレも確かにと思った。·····自来也様と綱手様は同い年なのに老け方が違うのはどうしてだろうとも思った。

 

「そうね。見た目もそうだけどホント豪快な人でね。お父さんにとっては師匠であり父親のような存在でもあったの」

 

 そう言っていたらヒマワリが綱手とナルトが映っている写真に反応したりその他にもサクラやシカマルにいの、今のボルト達と同い年くらいのナルト達が映っている写真を見た。そしてある写真でボルトが反応した

 

「この人ネジおじさんだよな?」

 

 ネジ·····ヒナタの従兄である。第四次忍界大戦でナルトとヒナタを庇い亡くなってしまった。

 

「えぇ。私のいとこなんだけれど私にとってはとても優しくて強い兄さんみたいな人だったの」

 

 そう言いながらヒナタは捲っていく。そんな様子を見ながらスミレは思案する

 

(お母さんはどんな人だったんだろう?)

 

 スミレの実母、旧姓は筧で名前はハコべ。スミレは父親の方がインパクトありすぎて夢に出てくる事もあるがハコベの夢はあまり見ない。何でだろうと偶に思う。

 そしてスミレは何で父と母が結婚したのかは知らない。「根」の父親と一般人だった筈のハコベがどう出会ったのかも今となっては気になる。そして…何をやっていたのかも。そんな事を思っていたらナルトの同期の集合写真でサスケが居ない事をボルトは不思議に思って疑問符を出していた。

 

「こん時のサスケさんやっぱり強かった?」

 

「う…うん。サスケくんはずっと一番だったかな」

 

 何か歯切れが悪いがボルトは気にせず師匠の偉大さを噛み締めながら自来也よりもかっこいいと言う。

 

「でもすごい忍だったのよ自来也様。サスケくんやお父さんより強いかもしれないわよ」

 

「え?そんな訳ないってばさ」

 

 そうボルトは思わず言ったのだった。そしてその後ボルトは準備してさあ行こうとなった時任務服のスミレが言った

 

「あっ、ボルト君私もついて行って良いかな?」

 

「えっ?何でだ?」

 

「ちょっと科学忍具班の方で新しい原理を発見したんだけど戦闘でも応用出来るかサスケさんに試して欲しくて」

 

「それなら俺が言って来ようか?スミレ今日休みなんだし…」

 

 スミレはそれを聞いて首を振った。

 

「直接見たいの。」

 

 こういう所を見ると忍だけじゃなくて科学者なんだなぁとボルトは思った。そしてボルトは頷き2人は家を出て演習場…にはいなかったからうちは家を目指した。そしてうちは家のマンションまで来てインターホンを押すとサラダが出て??となった。ボルトとスミレが2人で来たのだからそれもそうである。まさか俺達幸せだぜアピール·····はするタイプでは無い。するタイプでは無いが無意識に見せつけるタイプという余計にタチが悪いが。

 そしてボルト達はサスケに用という事を言うがサスケは火影屋敷に行っていると言う。スミレは少し試して欲しい事があったから、ボルトは修行や聞きたい事があると言う

 

「まあサラダは知らないと思うけど自来也さんって人の事をな」

 

「自来也さん·····聞いた事ある様な·····」

 

 その後ボルトとスミレはフリーマーケットに来た。サラダ曰く親子の日ボルトとスミレがスミレの部屋でイチャイチャしている間にサラダとサスケはギクシャクしていたんだと。その時にカカシがサスケに貸したと言う事を知ったのだと。この本を読んで娘の気持ちを理解するといいって言って。そしてその本のタイトルが「イチャイチャタクティクス」で作者が自来也という事を覚えていたのだ。サラダ曰く本を読めばその人の人柄も分かるのではないかという事だ。サラダは内容は分からないが人間関係を修復するアドバイスがあるのではないかという事だ。

 所謂処世術の本(とボルト達は思っている)で6代目火影のカカシが読んでいるのだから絶対にためになる本だ。そして古い本だからフリマにあるのではないか?という事になったのだ。ボルト達はサラダも来るか?と言ったのだがサラダは遠慮した。自来也の事は知りたいがこの2人の桃色空間に一緒に長くいると何故か口から何か出そうで嫌なのだ。しかしタチの悪い事にボルトとスミレは疑問符を出しっぱなしだったのだった。そんな時·····

 

「泥棒ーーっ!」

 

 と叫び声がして反対側から何やら窃盗犯が走って来ていた。ボルトとスミレは頷いて向かおうとしたがその前にその泥棒はボルト達の担任だったシノとシノと同じ班だった犬塚キバによって捕らえられた。そして先生であるシノが来たのをいい事にボルトは聞いた。イチャイチャタクティクスって知ってる?と

 

「はあっ!?イチャイチャタクティクスを知っているかって?それは…その·····自来也様が書いた本だよな?」

 

 一気に歯切れが悪くなった。

 

「あ、ああ。確かにあの人の本だ。」

 

「自来也さんの事知ってるの?どんな人だった?」

 

 先生なのだから知っていると思い聞いた。シノもまあそれぐらいなら偉人の説明として良いかとなり咳払いして答える

 

「3代目火影の弟子で伝説の三忍の1人だ」

 

「後2人は?」

 

「綱手様と大蛇丸だ。兎に角凄い忍だった。4代目と7代目二世代に渡っての師匠だった。」

 

 ナルトの事は兎も角祖父の時ミナトも弟子だったと知ってボルトは驚いた。そして自来也は忍界大戦の立役者でもあった。今の木の葉に平和をもたらした1人だ。

 

「確かに自来也様はすげぇ忍だったぜ。まぁ俺と違って火影の器ってわけじゃなかったけどな」

 

 正確には自来也は火影に推薦されたが自分から断ったのだけれども。まあキバの話は置いといてボルトは本題のイチャイチャタクティクスの方に話を振った。

 

「何か凄い処世術の本みたいなんだ!」

 

 正直シノはボルトがそんな本だと思ってる事にほっとした。ボルトが1男子だったアカデミー時代なら兎も角·····いや当時もダメだが今はスミレと言う彼女がいるのにあの本を読ませてはダメだと。しかし少しキバがやらかす

 

「あれは実用書と言うより小説だな」

 

 とそれにスミレは反応した

 

「小説なんですか?それなら私も読んでm…」

 

「「読まんで良い!」」

 

 その2人の声にボルトとスミレは「へ?」って言う顔をした。しかしシノは厳格な先生の雰囲気を出しつつ

 

「お前達にはまだ早い!」

 

 この2人にイチャイチャタクティクスは絶対に見せては行けない。付き合ってない2人ならまだマシかもしれないが如何せん、この2人がお付き合いしてるのは最早周知の事実だから余計に。その後ボルトとスミレは何でだ?ってなりながら歩いていたら声をかけられた。そこに居たのはチョウジとチョウチョウだった。フリーマーケットで古着を売っていたのだ。だがどれもサイズがでかくてボルトにもスミレにも合わなかった。しょうがない。そしてボルトはチョウジにイチャイチャタクティクス知ってる?と聞いた。そしたら先程のシノとキバと同じ様に一気に歯切れが悪くなった

 

「小説なんだろ?もしかしてすっごい深い内容の冒険小説とか?ヒーローものとか?」

 

「いや~あれは…そうじゃなくって…」

 

 やはり歯切れが悪い。そこでスミレは何故か図書館で見たあの本を思い出した。あの時の自分よりかはマシだがこの少し恥ずかしい様な反応はあの時の自分と似ている。

 

「どちらかと言うと恋愛小説かな?」

 

「何それあちし超読みたいんだけど!」

 

 そこで反応したのはチョウチョウだった。そしてチョウチョウは左側を指さしてこの先に古本屋があるからそこにあるのではないかと?アドバイスをくれた。そんな時チョウチョウ達のマーケットに客が来た。親子の日に不正やって失格になったクーイ、ダオレ親子だ。そしてチョウチョウは今まで売れなかったからタイムセールという事にして後はチョウジに任せボルトとスミレと共に古本屋に向かった。そして古本屋に着けば店主さんにイチャイチャタクティクスがあるか聞いて店主さんはイチャイチャシリーズは5〜6シリーズあるという。そして店主さんはとうとうイチャイチャタクティクスを見つけボルト達に売ろうとしたら横から伸びた手がその本を取った。手の主はチョウジだった。

 

「これはまだ早いよ」

 

 とシノとキバと同じ事を言ったのだった。そこでスミレは若干赤くなりながら

 

(もしかして「イチャイチャ」って·····)

 

 周りの人が見ていれば「やっとか」と思う事に気がついt…

 

(彼氏と仲良くする方法とかかな?)

 

 ·····ある意味間違ってはいないがそうではない。いや、13歳に察しろと言うのもあれだがスミレは一応知っているのだから分かっても可笑しくはなかったのだが。そしてそんなイチャイチャタクティクス探しをしていても全然見つからないから·····正確には周りの大人が渡さないから諦めてボルトとスミレはサスケさんいるかな?と演習場に向かった。そうしたらサスケがいたのでボルトは自来也の事を聞いた。

 

「どうしたいきなり」

 

「だって母ちゃんがすごい忍だって言ってたから。なぁ、父ちゃんやサスケさんよりも強いって本当なのか?それとさ、母ちゃんが父ちゃんと自来也さんの関係って俺とサスケさんと同じ師弟だって言ってたんだけど」

 

 スミレはこの時サスケと自来也は面識ないのではないかと思った。確か父がゴースト事件の計画書をスミレに渡してスミレが見た時サスケのデータも一応あった。サスケは当時鵺の異界に干渉出来る唯一の人間だったから要注意人物として警戒せよ的なやつだ。しかしサスケは知っての通り里に居ることは今ほどなかったのでほぼ除外していた。そしてそのデータを見た時何年かは抜け忍になっていたし今も扱いとしては抜け忍のままだ。そんなサスケが自来也と会った事があるのだろうかと思ったのだ。しかしサスケは今のナルトを見ているからこそ思った事を言った

 

「師弟ということでは確かにそうだがまったく同じというわけではない。ナルトは自分の目的のために自来也のもとで必死に修業を積み、最終的にはそれが実を結ぶことになった」

 

「じゃあ俺と大して変わらないな。螺旋丸とか手裏剣術とか習ったし」

 

「そういう問題ではない。ナルトは命を懸けて守るもののために修業をしていたんだ。今のナルトがあるのは自来也の存在が大きい。あいつに忍者とは何たるか、そして歩む忍道を教えたのだから。ナルトにとって自来也は父であり師匠でもある。俺とお前はあの2人の域には達していないだろう」

 

 ボルトとサスケが師弟になってから今で1年程である。しかしナルトと自来也は2年以上·····そして年月だけでは決して分からない信頼と尊敬と絆がナルトと自来也にはあった。そしてボルトとサスケにナルトと自来也程の信頼と尊敬と絆があるのか?と言われたら首を傾けざる負えない。

 

「自来也は立派な忍だったと聞いている」

 

「サスケさんがそう言うのならそんなんだな…そういえばうちに父ちゃんと自来也さんたちみんなが写ってる昔の写真があったんだけどサスケさんいなかったな」

 

 スミレはどう説明するんだろうと思った。しかしサスケは道に迷っていたと答える。

 

「えっ、まさか迷子になってて集合時間に遅れたとかか?」

 

「そんな所だ」

 

 そんな風に少し笑って言ったのだった。スミレとしては自分からボルトにサスケの事を言うつもりは無い。それはボルトとサスケの師弟の問題だ。そしてボルトは本題を思い出し

 

「あっそうだ!肝心なこと忘れてた。イチャイチャタクティクス、カカシさんに借りてもらえないかな」

 

 そう言えばそうだ。サスケはカカシから借りたのだからカカシから借りれば良い。しかし自分達から言ったら貸して貰えない確率の方が高そうなのでサスケに頼んで貰おうと思ったのだ。しかしそれを聞いたサスケは5秒程ボルトを見つめ眼を闇に染め静かに言った

 

「あれはダメだ」

 

「えーーー〜っ!」

 

 まさかサスケから拒否られるとは思わなかったボルトは思わず叫んだのだった。スミレも何でそんなにダメなんだろうと思った。彼氏と上手く出来る方法があるなら是非読んで見たいのに·····。そんな残念を感じながらサスケはスミレに向いてお前の用事は何だ?的な事を聞いてきて自分がボルトについて来た目的を忘れていた。自分のポーチから赤銅色のクナイを取り出しながら言った

 

「強い電流が流れる時その周囲に強い磁場が出来る事を発見したのですがそれを戦闘に応用出来ないかなと思ったんです。それをサスケさんに確かめて欲しくて·····雷遁使いって事が前提なので」

 

「え?俺じゃダメなのか?」

 

 とボルトは聞いたがスミレは少し申し訳なさそうに

 

「うん。早めに結果を知りたくて…ごめんね?」

 

 要は道具の扱いも雷遁もボルトより上手いサスケにやってもらう事で結果を早く知りたいのだとか。そしてスミレは仮定として掌から雷遁の基本技で2本の雷遁の糸を池の方に向けそしてその2本の糸の間を縫うようにスミレが持ってきた赤銅色の鋼のクナイを投げて欲しいと言う。何故鋼なのかと言うと電気をよく通すからだ。そして並んだ2本の雷遁の糸にクナイの左右が触れ合った時の事を知りたいのだとか。

 

「分かった。」

 

 そう言ってサスケはその赤銅色のクナイを受け取り雷遁の糸を2本出してそしてクナイをその2本の間に通るように弱めに投げた。スミレとしては1度では難しいだろうなぁと無意識に何回かチャレンジするとは思っていた。しかし結果は…

 

「す…すげぇ」

 

 とボルトは呆然と呟いた。結果は1発で成功だった。放たれた弱めのクナイの左右に雷遁が当たった瞬間に凄まじい勢いで加速した。そのクナイは池の向こうにある木々をなぎ倒しながら進んでいき回収不可になった。その速度は音速にも勝っていた。ボルトなんかは一瞬何が起こったのか分からなかった程だ。あのスピードは火影でも自力で投げられるかはどうかすら分からない。超える事は更に難しいだろう。スミレはある程度は予想はしていたがそれでも現実にされたら唖然とした。そもそもこれは聞いてるだけで簡単そうには見えるが割と難しい。先ず2本の雷遁の糸を並行させるのも…それも片方の手でやるのも難しい。空気に出た瞬間にそしてその間にクナイを投げるのも難しい。それを1発で成功させたサスケの技量にスミレは改めて自分はすごい人達に喧嘩を売りそうになったんだなと思った。

 

「科学忍具班ではこの原理をどう呼んでるんだ?」

 

 サスケは表情こそは変えていないが普通に驚いた。結果はある程度予測出来てはいたがこれ程とは思わなかった。スミレはサスケの問に慌てて答える

 

「あ、えっと…電磁誘導って呼んでいます。」

 

「そうか」

 

 そう言ってクナイが突き抜けた先を見つめたのだった。その後ボルトとスミレは家に帰った。ボルトはイチャイチャタクティクスが手に入れられず少しイラついてたがそれも電磁誘導を使った投擲で半分程にはなっていた。そして2人は帰って来てテレビがついてるリビングのテーブルに不貞腐れながらボルトは座った。スミレは先程の出来事を纏めたいと言って部屋に戻った。ヒナタはボルトに聞いた。

 

「自来也様の事何か分かった?」

 

「ん〜まあね。あのさ、父ちゃんって俺くらいのときどんなだった?ちょうどその頃なんだろ?父ちゃんが自来也さんからいろいろ教えてもらってたのって」

 

 ヒナタはそれを聞いて懐かしむ様に語った。ナルトは小さい頃から変わっていない。

 

「『まっすぐ自分の言葉は曲げねぁ。それが俺の忍道だ』っていうのが口癖でね。その言葉どおり常に前を向いて絶対に諦めなかった。仲間のことを大切に思って守るって決めてその言葉にウソや偽りはない。昔からそんな人だったお父さんは小さいころからまっすぐだったけど自来也様に出会ってからますますそういう思いが強くなったんじゃないかしら?忍者とは忍び耐える者。自来也様の言葉よ。お父さんはその言葉を胸にずっと頑張ってきたのよ。私はそんなお父さんのことずっと見ていたの」

 

 いじめっ子から助けてくれたあの日から。しかしボルトは知らないから純粋に思った事を聞いた。

 

「ヘッあんなダメ父ちゃんじゃなくてももっとかっこいい相手がいたんじゃねえの?」

 

 それこそサスケやシカマル等など。ヒナタは食器を直しながら答える

 

「昔も今もお父さんの事大好きよ」

 

 と思わず口走り兄妹が反応した

 

「え~ッ!母ちゃん父ちゃんのこと子どものころから好きだったのかよ」

 

 いや貴方もスミレと両思いだろというツッコミは聞こえずボルトは言う。スミレは纏め中に

 

「くちゅん!」

 

 何故かくしゃみをして今日そんなに寒いかな?とか思っていた。そしてまとめが終われば貸してもらっている部屋の天井を見ながら背伸びした。晩御飯の手伝いをせねばと。そんな時机の上に飾ってると言うより置いている物に目が入った。それはレシートだ。ビオラの髪飾りを買った時の。普通の人からすればゴミの様に見えるがスミレにとっては宝物、ビオラと過ごした日々を思い出せるからだ。

 そしてスミレは次にその隣にある少しゴージャスな紫色の箱に触れた。その箱の中にはボルトがくれた指輪が入っている。自分ルールとして任務服の時は付けず私服なら付けるみたいなルールを下しているので任務服の今は付けていない。箱に触れるだけで胸がドキドキしている。状況があれだがロマンチックな場所で貰ったこのプレゼントに色々感情が爆発したのを今でも覚えているしまたやれば同じ様になると思っている。そんな感傷に少し浸っていたが流石にもう行こうとなり部屋を出た。そうすれば白シャツ1枚のボルトが抜き足差し足忍び足何故か移動していてスミレは声をかけた

 

「ボルト君?」

 

「スミレ!?」

 

 そう言ってシーっとしてきた。スミレは何でなのか分からず首を傾けながら近づいた。そうすればボルトは良い事を思いついたんだよと言ってナルトが自来也の弟子なら本を持っているのではないかという事だ。スミレもそれで「あっ」となりスミレは好奇心に勝てずボルトについて行った。少し罪悪感がありながらも2人はナルトの書斎に入り本棚を探したら何やら布に包まれているイチャイチャシリーズを見つけた。しかしその時ボルトは脚立を使っていたので見つけた喜びに思わずバランスを崩し倒れた瞬間スミレは目をつぶった。しかし忍だからこれ位痛くもなく。ボルトは立ち上がり目当ての本「イチャイチャタクティクス」を手に取った。その時ボルトが脚立から落ちた衝撃で気がついたヒナタが来た。

 

「何やってるの?」

 

「ああこれ。自来也さんが書いた小説なんだぜ?」

 

 そう言ってヒナタに渡す。ヒナタはタイトルから不穏のものを察したのか取り敢えず何ページか読んでみる。その間にボルトは今日あったイチャイチャタクティクスを探す物語を語っていたがヒナタは何ページか読み終えた後静かに本を閉じた。そしてボルトとスミレに向かって叱った

 

「だめよこれは!貴方達にはまだ早すぎます!」

 

 スミレはこの時初めてヒナタが怒った様を見た。そしてボルトと仲良く同じ事を思わず言った

 

「「えっ?」」

 

 スミレは何で彼氏と仲良くする方法的な奴が早いのだろうかと思った。まさか伝説の三忍の自来也がスミレが図書館で見てしまったあんな本と似た様な事を書いているはずがないから余計に不思議に思ったのだ。·····とこの時は真面目に思っていたのだった

 

 

 




お疲れさまです (*´∀`)♪
スミレ、壮大な勘違い·····ある意味あってるけど違うとかいう状態。
電磁誘導の下りは完全にスミレがついてく理由付けです。サスケ新伝にてサスケが今回やって見せた事を第7班に教えるんですがその時に科学忍具班が発見した原理と言っていたので今回はスミレがサスケに教えて試してもらった感じです。まさか1発で成功出来るとはスミレも思っていなかったけど·····うちはを舐めるなよ(`・ω・´)キリッ
ぶっちゃけボルトよりもスミレの方がナルトやサスケの強さについては知っているという笑。
スミレのサスケへの口調が未だによく分からないという作者(だってアニメでもノベライズ版でも喋ってる所ないし)

またまたアンケートしています。学パロです。ボルスミの部活です。最初はボルトを武道系の部活につっこんでスミレをそこのマネージャー的なやつにしようかなと思ったけど·····偏見だけど武道系の部活で女子マネージャーって少ない気がするので何かな〜となってしまった。という訳でアンケートです。幾つかこれ良いかな?というパターンあげるので投票してください(o*。_。)o
(*´∇`)ノ ではでは~

修業パート誰目線でやる?

  • ボルト&ナルト
  • スミレ&ビオラ
  • 自来也&サスケ
  • 最早全部やれ
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