ボルトとスミレ 基本的にif   作:レオ2

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おはようございますm(*_ _)m。
タイムスリップでーす!
アンケートの結果スミレ・ビオラ同伴でありまーす!(ΦωΦ)フフフ・・ウラシキ、オーバーキル。前も言ったけど作者ウラシキ嫌いなので良いでしょう。
では(˙꒳˙ )͟͟͞͞ =


タイムスリップ

 イチャイチャタクティクスの件から少し経った夜、猿飛アスマの娘のミライは前ボルトとスミレ、シンキと戦ったウラシキと戦っていた。周りにはウラシキにチャクラを抜かれ倒れているミライの仲間達がいた。暗闇の中で戦っていたミライがとうとうウラシキを見失ってしまった。ウラシキはミライの首を掴み持ち上げ聞いた

 

「火影達が尾獣を隠しましたね?貴方が知っているとは思えませんが一応聞いときましょう」

 

「残念でした!知らないわよ!知ってたってアンタなんかに教えるわけないでしょ」

 

「こちらは紳士的に聞いているのに酷い人ですね」

 

 首絞めておいて紳士的なのかはさておいてウラシキはミライのチャクラを奪い取った。ミライは脱力し前のめりに倒れた。ウラシキはミライのチャクラを見て「幻術使いのチャクラですかぁ」とか言って腰の赤い巾着に入れた。そんな時ミライが倒れている方から声がした。それは肉声という訳ではなく通信機器から発せられる声だった。それを見てウラシキはにっとしたのだった。

 

 ★★★★★

 

 夜間の木の葉の里、今里では警戒態勢が取られあちこちで忍がうろついている。だがそんな光景を見ているナルトは少しやりすぎじゃねえか?という顔である。事実後ろにいるシカマルに言った。だがシカマルは厳しい顔のまま

 

「これでも軽い位だ。もう大筒木にチャクラを抜かれる事件は何件も出ている。」

 

「けどな、戦争じゃねえんだ。こんなんじゃ里の皆を不安にさせちまう。」

 

 確かにそれもそうだがそういう訳にもいかない理由があった。それは・・・

 

「ヤツは時空間移動ができる。今はサスケがいるからいきなり里の中に飛び込んでくるなんてできねぇだろうが用心に越したことはねぇのさ」

 

 それだ。ウラシキは時空間移動が出来る。やろうと思えば里の中にひょいと入ってこられるのだ。今はサスケがいるから直ぐには来ないだろうが用心に越したことはない。ナルトはそれを聞いてため息をついて言う

 

「大筒木の野郎・・・狙うなら俺を直接狙えってんだ」

 

「お前に正面から向かってくる程馬鹿ではないだろう」

 

 それもそうだ。ナルトからそんなに簡単にチャクラを奪えるのならさっさとそうすれば良いだけだ。しかしナルトは火影をやってるのだから当たり前だが強い。と言うより下忍の時から既に忍界最強レベルだ。そんなナルトに真正面から来たらウラシキは馬鹿である。

 

「で、いい知らせと悪い知らせだ。まずいい知らせは他里との足並みがようやく揃った。これで大筒木の包囲網を更に絞れるはずだ。」

 

「悪い知らせは?」

 

「中忍が1人、哨戒中に行方不明になった。猿飛ミライだ」

 

 その言葉にナルトは難しい顔をする。そしてちらりとシカマルを見る。シカマルにとってミライはもう1人の娘と言ってもいい。シカマルの師、猿飛アスマの娘でアスマから託されたからだ。だから1番シカマルがミライを心配している筈だ。それを顔に出さず渋々言う姿はナルトが尊敬する所である。そんな時外からドタバタと声が聞こえた曰く待て!と言う声と待てないってばさ!と言う声である。

 

「やっぱり来たか」

 

 火影室にドタバタと入ってきたのはボルトとボルトを止めようと来た木ノ葉丸であった。ボルトが来たのとほぼ同時にナルトは立ち上がり夜の里を見る。

 

「今回は下忍もウラシキの捜索任務に当たるんだろ?なのにどうして俺だけ自宅待機しなきゃならないんだよ!」

 

 そう、下忍のメンツはウラシキの捜索に当たる。だがボルトには自宅待機令が出たのだ。因みにスミレは今日科学忍具班の方に行っている。だからウラシキ捜索任務は知らない。ナルトは主任のカタスケに何とかしてスミレを足止めしてくれと頼んどいたからだ。ナルトがボルトを捜索任務に行かせない理由は簡単だ

 

「ボルト…お前はウラシキとの戦いで恨みを買っている。お前が出歩くことはリスクでもある。今回は諦めろ」

 

 それはそうである。前回割と恨みを買いまくった。だがボルトは自分だけが休むなんて嫌だ!と言う。·····スミレには今日は科学忍具班に留まって欲しいとは思っているが。だがナルトは父親としてではなく火影として命令だと言う。

 

「いい加減大人になれボルト。俺がお前くらいの頃はもうちょっと聞き分けがよかったぞ」

 

 ナルトの同期がいればそうだっけ?となるがサスケもシカマルも今は特に突っ込まない。

 

「そんなの知らねえよ!だったらそん時の父ちゃんに合わせてくれよ!」

 

「どうしても命令が聞けないんだったら・・・暫くの間、お前を監禁するってばよ。」

 

「そんな・・・」

 

「ちょっと待て」

 

 そこでサスケが待ったをかけた。曰くサスケとボルトの2人でツーマンセルを組む。そうすればボルトもいきなり襲われることも無いだろうと。シカマルは

 

「だがサスケにはウラシキに対抗する為に里の中に居てもらわねえと」

 

「活動範囲を里の中に限定すれば問題ない。」

 

 師匠からの援護射撃にボルトはナルトに伝える

 

「頼むよ父ちゃん!いや、7代目」

 

 その息子の真っ直ぐな眼を数秒見てため息をついて許可した。ただし里内だけという条件である。サスケとボルトはその後火影屋敷を出て里内でブラブラパトロールを始める。しかしボルトはやはり里内だけはつまんないと言い始める始末。

 

「気持ちは分かるがあいつもお前の身を案じてるんだ。そこら辺は分かってやれ」

 

「分かってるってばさ」

 

 師匠の前ではボルトも型なしである。しかしスミレの前では割とデレが出ている。昔ボルトはミツキに家ではナルトはヒナタにデレデレと言っていたが自分もそうなりつつあるというのに自覚していない。そんなボルト達があんの門前に来た時、ボルトとスミレ以外の同期達が集結していた。言うまでもなくウラシキ捜索隊である。しかし任務だけでなくモニターも兼ねていると言う。新技術のモニターは多い方が良いという理由だ。デンキの会社が新たな技術を開発したのだ。デンキはその発明した物・・・インカムを見せてきた。

 

「インカム何て前からあったろ?」

 

「技術者のハグルマさんからアイデアをもらって少し改良を加えてみたんだ」

 

 ハグルマは過去にボルトに救われた。ハグルマはボルトに一礼した。ボルトも返しつつデンキの説明を聞く。

 

「これでみんなの現在位置がわかる仕組みさ。今はまだ限られた範囲内の位置情報しか集められないけどいずれは火の国全体をカバーできたらなって思ってるんだ」

 

 そう言いながらデンキは自分のパソコンをボルトに見せた。そこには白色の点が密集している。モニターであるサラダ達の位置情報だ。

 サラダはサスケの所に来て

 

「パパはボルトのお守り?」

 

「まあそんな所だ。」

 

「よそんちのお守りばかりじゃなくたまには自分の家族も大事にしてよね」

 

 痛い所をつく娘にサスケは返す

 

「分かっている。」

 

 サラダは歩き始める。

 

「バカボルトはお留守番よろしくね。あんまりパパに迷惑かけないでよ」

 

「何だと!」

 

 ボルトが中忍になってもあんまり関係性は変わっていない。サラダ達はその後あんの門から次々出ていく。ワサビ、イワベエ、メタル、ナミダもサラダに倣って次々と言葉を残す。曰く

 

「偶には我慢しろよ」

 

「いつもお前ばかりに活躍されちゃ俺たちの出番がないからな」

 

「ではボルト君。お留守番は頼みましたよ!」

 

「たまに休憩もいいじゃない」

 

「うっせえ!とっとと行きやがれ!」

 

 当てつけが激しい同期達が門からウラシキ捜索に向け走り去ったのを見届けボルトは残っているデンキの後ろから皆の位置を見る。だんだん里から離れて捜索に向かっているのが分かる。その最中追跡しているコオロギと言う男から連絡が入る。ウラシキを発見したんだと。

 増援が送られる。パソコンにはマップも表示されていてウラシキを追跡しているコオロギの位置情報が来ている。サラダ達も移動を開始している。コオロギの位置は細い渓谷に向かっている。テンテンやチョウジ等の忍はその渓谷を挟み込む様に移動している。里の警備に当たっていた忍達がどんどんあんの門から出ていく光景をサスケが見ているのを見てボルトもデンキから離れ忍達を見る。

 そんな光景を見ていたらボルトの後ろから冷たい声が聞こえた

 

「ボルト君?」

 

 ボルトはその声を聞いてビクッとしてゆっくり振り返った。そこに居たのは腕を組み背筋が凍る程の冷気を出して笑顔のスミレなのであった。その姿は任務服で額当てをしている。任務服なので指輪はしていない。肩には鵺が乗っている

 

「す、スミレ何で?」

 

 スミレは科学忍具班の方へ行っていたはずだ。確かに定時はとっくに過ぎているがナルトがカタスケにスミレを足止めしてもらうよう言っていたのはボルトも聞いている。ボルトもスミレには科学忍具班にいて欲しかったのだが・・・

 

「カタスケ先生が私を頑なに帰らせないようにしていたから何かあると思って無理矢理帰って来たらボルト君がいなかったから。着替えてから鵺にボルト君を探して貰ったの」

 

「ぬえー!」

 

 そうだ。鵺がボルトを探すのなんて朝飯前だ。完全に忘れていた。そしてスミレは自分の後ろから門を出て行っている忍の群れを見て察した。忍を総動員する理由は1つ。

 

「ウラシキ、だね。」

 

 その言葉にボルトは思わず顔に手を当てた。ボルトがスミレに来て欲しくなかった理由はナルトがボルトにウラシキ捜索に当たらせなかった理由と同じだ。ボルトの反応で察したスミレはボルトが里外に出ていないのを見て推察し

 

「サスケさんと一緒で里内限定なら捜索して良い、って感じかな?」

 

「・・・正解だってばさ」

 

(·····スミレに白眼はねぇけど・・・隠し事出来ねえってばさ)

 

 と今更思った。スミレの察し能力と推察能力、状況判断力はナルトやシカマルも驚いた事があるのだからそれも当然だが。そんな時、サスケがマントを翻し里内へ向かった。スミレは聞いた

 

「私もついて行って良いですか?」

 

 スミレもウラシキに恨みは買っている。そもそもスミレは任務すら命じられていない。だがスミレにボルトを危険な目に会うかもしれない任務について行くなと言うのは無理である。サスケはスミレの眼を少し見て

 

「良いだろう。ただお前もボルトと同じで里内だけだ。」

 

「はいっ!」

 

「·····素直に家に帰ってくれるっていう選択肢は?」

 

 とボルトは最後の足掻きで聞いた。しかしスミレは微笑みながら

 

「無いよ。」

 

「だよなー」

 

 ボルトもスミレの立場なら同じ事をする自信しかないからあれである。そして3人は歩き始める。サスケがボルトとスミレに聞いた。ウラシキはチャクラを奪った相手の術をコピー出来る。最近猿飛ミライが行方不明になった。ミライの得意忍術は幻術。

 

「もしかして先頭の人は」

 

「幻を見せられている可能性があるな。今逃げているというウラシキは・・・」

 

 サスケの予想は当たっていた。コオロギが追っていたウラシキは幻術にかけられていたミライだった。コオロギも幻術にかけられ木の葉の忍同士の追いかけっこをしていただけだった。そしてウラシキだと思っていた木の葉の忍達の殆どが里外に出て行った。言い換えれば里の警備が手薄。

 

「奴の狙いは九尾のチャクラだ。行くぞ」

 

 その言葉にボルトとスミレは頷き火影屋敷にまで走り出す。その道中ニュースで古代の遺物野ニュースが目に止まった。ボルトもスミレもまた脳裏に何か引っかかった。そしてボルトは止まり考え始めた。サスケはそんなボルトを訝しげに見る。

 

「里の警備がだいぶ手薄になったからって父ちゃんの周りにはまだ何人もの手練れがいることくらいウラシキだってわかってるはずだよな。それこそサスケさんがいることだって。ウラシキが直接今の父ちゃんを狙ってもうまくいくのか」

 

「九尾のチャクラ以外の狙い・・・」

 

 そしてボルトとスミレはボルトが呟いた言葉をもう一度呟いた

 

「今の」

 

「お義父さん・・・」

 

「「あっ!」」

 

 そんな仲良く声を揃えたカップルにサスケは先を促す。ボルトとスミレは色々思い出した。そしてその思い出すきっかけを言った

 

「今の父ちゃんが無理なら・・・」

 

「過去のお義父さんを狙えば」

 

 一見何言ってんだこいつらと思うがサスケはそれに目を見開いた。言ってる事はぶっ飛んでいるが3人はそれを可能とするものを知っている。サスケが苦々しく言う

 

「カラスキか!」

 

 その言葉にボルトとスミレは頷いた。ビオラを連れてきた大筒木の道具・・・カラスキならば過去のナルトのチャクラを奪いに行ける。

 そして白ゼツと戦った遺跡に古代の遺物にあった紋様と同じものがある事を思い出した。そしてそれは考古学研究所にあると。思い出してみれば形がカラスキに似ていた。いや、あれがこの世界のカラスキなのだろう。そして確信があった。3人は考古学研究所に急いだ。そして着いた先に見つけたのは倒れている人達だった。3人は更に奥に進み扉をぶち上げた。そこに居たのはウラシキ、そしてボルト達からすれば懐かしいカラスキの姿があった。

 

「見つけたってばさ!カラスキを使って過去の父ちゃんからチャクラを取るつもりだな!」

 

「ほーう。何故カラスキの事を知っているのですか?」

 

 ウラシキは本気で驚いた。まさか大筒木以外でカラスキの事を知っているとは・・・しかしそれは今はどうでもいい。ウラシキの後ろでカラスキが光り始めその光り始め部屋を照らす。ウラシキはその光の中に入った。

 

「逃がすか!」

 

 3人はその光の中に入って行った。そして出たのは最早言葉に出来ない程の光景だった。光の床がありそこに降り立っていた。ボルトは思わず周りを見たが目の前にウラシキがいるのを見て臨戦態勢をとる。

 

「ここまでついてくるなんて・・・しつこい男はモテませんよ?」

 

 生憎既婚者とカップルなのでモーマンタイである。ウラシキは釣竿を振るう。サスケが刀で弾く。その間にボルトとスミレは左右から攻めるがウラシキは直ぐに釣竿を戻しボルトを弾いた。それによってボルトは床が無い所まで飛ばされた

 

「ボルト君!」

 

「ボルト!」

 

 サスケの輪廻眼の能力”天手力”が発動しウラシキの位置とボルトの位置が入れ替わった。それによってボルトが落ちるはずだったがウラシキが落ちたのだった。そしてボルトとスミレ、カラスキを1箇所に集めた。最初は須佐之男でガードしようと思ったがそもそも赤ん坊であるビオラが無傷で来たのでそれは大丈夫だろうと思った故だ。そして一行は光に包まれた。

 

 

 ★★★★★

 

 

 木の葉隠れの里、だが最早隠れ里と言うよりも都市に近くなっているが。そんな里の中にある一軒家の中で親子が喧嘩していた。

 

「私だって強いから大丈夫!」

 

「ダメだってばさ!なにがあるのか分からねえんだぞ!?」

 

 最初に言ったのは少女である。祖父と父親譲りの金髪に所々母親譲りの紫色の髪を持っている。長さは母親の様にロングヘアでビオラの花の髪留めで三つ編みにしている。眼は父親譲りの蒼眼である。木の葉の忍の証である額当てをしている。服装は·····父親と母親は大変複雑なのだがスミレの最初の戦闘服に似ている。違うのは背中を出していないということ。その少女はテーブルを挟んで向かい側にいる父親に言った

 

「そんなの上等よ!実戦で強くなれるじゃない!」

 

 言っていることは間違ってはいない。事実実戦を積めば積むほど強くはなれるだろう。しかしそれは基本や実戦をしてもいい実力があれば良い話である。

 

「里の中でも強くなれる。ビオラ、お前は今多くの任務で色んな人と出会うべきだ!」

 

 ビオラ・・・少女の名はビオラ、うずまきビオラだ。そしてその向かい側に座っている金髪に蒼眼、眼に傷があるのは33歳のうずまきボルトだ。

 2人が喧嘩している理由はビオラの頼み事である。ボルトは今サスケがやっていた大筒木の痕跡探しの任務を受け継ぎやっている。ビオラがそれについて行きたいと言い出したのだ。だがボルトは拒否した。当たり前だ。その任務はSランクで最早ランクから下忍のビオラが出来る程の任務では無いのだ。

 ビオラの実力ははっきり言えば同期の下忍の中でも秀でている。祖母の実家、日向家で教わった体術は勿論父親譲りの遁術も飛び抜けている。そして何より科学忍具の使い手としても強い。そして今の火影の弟子なのだから。だが・・・それでは足りないのだ。しかしある意味自信過剰になっているビオラには伝わらず

 

「前もそう言ってた!私だって強くなっているもん!」

 

 そう、この2人がこの話題で言い合いをしていた事があったのだ。ボルトは過去に自分は修行嫌いだったのにどうして娘は強さを探求する様になったのだろうと割と思っている。そして言った

 

「いい加減大人になれビオラ。俺がお前くらいの頃はもうちょっと聞き分けがよかったぞ」

 

 ここにボルトの妻・・・うずまきスミレが居れば思わず微笑み笑った事だろうが生憎スミレは科学先端技術所の副所長になっているので色々忙しいのである。しかしそれでも家族の時間は大事にしているし所長のカタスケもそれを推奨している。リラックス時間が増えれば仕事のパフォーマンスも上がるからだ。

 閑話休題

 ボルトがビオラを拒否する理由は1つだ。ビオラは本当に強大な敵と戦った事が無い。ボルトはシンキ、モモシキ、ウラシキにディーパに殻の中枢メンバー達。本当の戦いの怖さをビオラはまだ知らない。下忍として野盗の討伐に当たった事はあるが悪く言えばそれだけだ。しかしビオラは反抗期なのか言う

 

「そんなの知らない!だったらその時のパパに合わせてよ!」

 

 ·····方法がない事もないが今あいつがどこにいるのか知らない・・・とか思っていたら

 

「もういいよ!」

 

 そう言ってビオラは自分の道具入れのポーチを持って家のドアを勢いよく開けどこかに行ってしまった。ビオラが家の玄関から出た時目の前に男の子がいた。ビオラが割かし父親に似ているのに対して目の前の男の子は母親に似ている。

 ビオラが金髪が多いのに対して男の子は全体的に紫色が多い。瞳も紫色でビオラと並んでいたら配色逆じゃない?と周りによく言われる。まあ本人達はあんまり気にした事がないが。少年は過去のボルトが着ていたような黒色の配色の上着を着ている。

 

「あ、おかえり、サスト。」

 

「う、うん。ただいま、お姉ちゃん。」

 

 少年の名はうずまきサスト。ボルトとスミレの2人目の子供であり今は2人の出会いの場である忍者アカデミーに通っている。お姉ちゃんと言った通りサストはビオラの弟である。

 因みに名前の由来は木の葉の英雄である父親とボルトの師匠から名前をもじった。·····父親よりも師匠の文字の割合が多いのは気にしない。あの2人みたいに強い子になって欲しいという願いが込められている。因みにビオラとは約3歳離れている。

 サストは目の前のビオラの反応から不穏なものを感じ取った。どう見てもサストの前だから笑顔だが内心イラついている。サスト自身は何もしてない筈だから必然的に久しぶりに帰ってきている父親という事になる。ビオラと母親の仲は良好だし却下。

 

「え、えっとどうしたの?」

 

 しかしビオラは寧ろ怖いくらいの笑顔で答える。

 

「何でもないよ。ただ、あのわからず屋のパパに怒ってるだけだからサストは気にしなくても良いよ」

 

 ビオラはサストの事が大好きである。その好き模様はボルトのおb・・・ではなくお姉さんを思い出す程である。サストがアカデミーに行ってからは割と落ち着いているがそういう事である。

 

「そ、そうなんだ」

 

「うん。修行行ってくるね」

 

「う、うん。行ってらっしゃーい」

 

 ビオラはサストから離れたら不機嫌オーラを解放しながら演習場にまで歩いて行ったのだった。サストはそんな姉の背中を見ながら言った

 

「何であんなに怒ってるんだろう?」

 

 と首を傾けたのだった。

 ビオラはそのまま演習場にやってきて師匠からの課題の手裏剣術を始める。だが地味な事の繰り返しで30分程経った時だれた。そして父親との言い争いの攻防にため息をついた

 

「はぁ・・・。私だって強いもん・・・」

 

 それを言うのならば目の前の手裏剣の的の真ん中に全部の手裏剣を当ててみろと師匠がいれば言うが生憎師匠も忙しい身なので無理。因みに真ん中に刺さっている手裏剣はビオラの持っている手裏剣の半分位である。ビオラはまだ高度な手裏剣術は使えない。

 基本が大事なのは分かっているが手裏剣を投げるのなら遁術で一気に倒した方が良くない?とか思っている。良くも悪くも父親の子供時代の楽しようとする性格は受け継がれている。ビオラは的に刺さった手裏剣を回収し始めた。そして回収し終えた時、何かあるのが見えた。それは·····

 

「亀の·····甲羅?」

 

 疑問符の声を出しながらビオラはそっと近づいた。そして観察するがやはり亀だ。でも何か既視感がある。今初めて見たはずなのにだ。そして···眺めていたらその甲羅から顔が出てきた

 

「はわッ!?」

 

 咄嗟の時に出る口癖は母親に似ている。と言うより一緒だ。ただスミレの様に慌てる性格では無いのでビオラの口癖を聞いたものは割かし少なかったりする。亀はビオラを見た後

 

「うずまきビオラ様ですね?」

 

「喋った!?」

 

 まあ喋る生き物は珍しくはないが亀が喋るのはびっくりする。そしたら亀はビオラの返事を待たずにいきなり光始め、ビオラが何かを言う前にビオラを光に包んだのだった。

 

 ★★★★★

 

 ボルトとサスケ、スミレは綺麗な青空の元へ出てきた。その光景にボルトはそう言えばビオラも大空から降ってきてハナビにキャッチされた事を思い出し·····

 

「ってそうじゃねえってばさー〜っ!」

 

 重力をどうにかする方法等無い。つまり3人は垂直に落下し始めた。咄嗟にボルトはスミレの手を取り抱き寄せた。鵺はスミレにしがみついている。そのまま3人は落下しボルトとスミレは地面に突撃。スミレはボルトが庇ってくれたことによりノーダメージ。サスケはスタッと綺麗に着地した。

 

「ぼ、ボルト君大丈夫!?」

 

「だ、大丈夫だってばさ・・・。」

 

 そう言いながらボルトはフラフラで立った。だがボルトの災難は終わっていなかった。3人が周りを警戒していた時、自分達もいた空から慌てている声が聞こえた。

 

「きゃああああ!!!どいてーーーっ!」

 

 ボルトとスミレは顔を見合わせ空を見た。そうすれば人影が急降下しているでは無いか。ボルトは慌てて受け止めようとするが人影の落下スピードの方が早く

 

「ごへっ!」

 

 変な声を出しながらボルトは人影に潰された。思いっきり砂煙が上がりスミレは少し咳をするが直ぐに言う

 

「ボルト君!」

 

 そして煙が晴れればボルトを下敷きにしてスミレ達と同い歳くらいの少女が

 

「痛たた・・・」

 

 そう言いながら下敷きにしているボルトを見てばっと離れ謝った

 

「はわわ・・・ご、ごめんなさい!」

 

 その時スミレは少女の全貌を見た。そして一気に既視感が襲った。主に金髪で所々にある紫色のアクセントの髪、ボルトによく似ている蒼眼。そして少女もボルトに謝った後スミレを見た。少女もスミレに既視感を抱いた。そしてスミレの肩にいる鵺を見て今度こそ唖然とした。スミレと少女が固まっている間ボルトは何とか立ち上がり少女に向いた。

 ボルトもスミレと同じ既視感を抱いた。少女は立ち上がったボルトも見て目を見開いた。そしてゆっくり呟いた

 

「パパ・・・?」

 

 その言葉を本当の父親以外に言う訳が無い。つまり目の前の少女は・・・

 

「ビオラ・・・?」

 

 そうボルトが言った瞬間色々時間が止まった。サスケに関しては最早置いてけぼりだが気にしない。そして先に立ち直ったのはビオラだった。

 

「あれ?どうして私を知ってるの?」

 

 それはそうである。目の前のボルトはどう見ても同い歳位だ。普通なら自分の名前なんぞ知らん筈だ。だがボルトは思わずという風に呟いた。

 

「そうか、あの時赤ん坊だったから覚えてないのか」

 

「え?」

 

「そっか、そうだね」

 

「へ?」

 

 今度はビオラが置いてけぼりを食らった。そしてボルトとスミレはどう説明したものかと思いながら言った

 

「いや、俺達はビオラに会った事があるんだってばさ。ビオラがこんな時に」

 

 そう言いながら当時のビオラの背丈位まで手を出した。その背丈はどう見ても赤ん坊の頃だ。ビオラは益々ややこしくなった。その後ボルト達はここに来るまでの経緯を説明した。ビオラはそれを黙って聞いて

 

「じゃあ本当に13歳のパパとママなの?」

 

 その言葉にボルトとスミレは頷いた。何故だろう。2人はめちゃくちゃ恥ずかしい。あの時は赤ん坊だったのにいきなり成長したビオラが来たのもある。しかし、1番恥ずかしいのは成長したビオラが自分達をパパ、ママと言った事だ。最初、ビオラが来た時ならば赤ん坊が言ってる事だからと言い訳出来たが成長したビオラがそう言うのならビオラは正真正銘ボルトとスミレの娘という事になるからだ。そんな2人を置いといてビオラはボルト達が来た理由を言う

 

「それでその大筒木が小さい頃のおじいちゃんの中にいる九喇嘛を狙っている事に気がついたパパとママと・・・」

 

 そこでビオラはサスケを見た。サスケもビオラを見返す。そしてビオラは呟いた

 

「もしかして・・・師匠のパパ?」

 

 ·····今聞き捨てならない言葉を聞いた。ボルトは3秒程固まり慌てて聞いた

 

「ちょ、ちょっと待ってくれってばさ。お前の」

 

 お前と言った瞬間にビオラはボルトを睨んだ。ボルトは思わず止まり言い直した

 

「ビオラの師匠ってまさか!?」

 

「うん。うちはサラダさんだよ」

 

 その言葉にボルトは何とも言えなくなってしまった。いや、まさかビオラの師匠がサラダとは誰も思わないだろう。そしてそこで思い出しボルトは嬉々として聞いた。

 

「なあっ!未来の俺ってどうなんだってばさ!」

 

 ビオラはそれを聞いて少し考え込み·····

 

「外じゃどうか知らないけど家の中じゃ駄目パパ。ママにはデレデレするしハンバーガーばっかり食べて口うるさいし」

 

 ボルトは膝を付き項垂れる。そんなボルトをスミレは苦笑いする。自分にデレデレのボルトが想像出来ないが·····。まあ既にデレの状態には突撃しているから時間の問題の様な気もする。そしてビオラは自分を連れてきたカラスキを持ちサスケも自分達を連れてきたカラスキを持つ。一行は取り敢えずここが何時の木の葉なのか知る為に指標である火影岩を見る為に移動した。そして一行が見たのは4代目までの顔岩がある。そんな時サスケが持っているカラスキが言った

 

「警告 警告 時間移動目標座標から大きくズレてしまいました。大筒木ウラシキ様が設定した時間移動目標座標地点と一致しません」

 

「ここは過去の木の葉か?」

 

 顔岩の時点で確定だがどこら辺かは知る必要がある

 

「はい、丁度5代目火影の綱手が収めていた時代になります。」

 

「ウラシキはどこだ?目標座標がズレていると言ったが別の時代にいるのか?」

 

「ウラシキ様はうずまきナルトの幼少期に時間移動座標を設定されていましたが…移動空間での運用の支障により私たちは本来到達するべき時代よりも手前の時代に来てしまったのです。そして私たちと離れてしまったウラシキ様はここより更に数日後に到着する計算となります」

 

 それを聞いたビオラが纏めた

 

「兎に角、おじいちゃんを早く探さないとダメって事だね。」

 

 ・・・おじいちゃんと言っているのが本当にビオラは未来から来たんだなぁと思う。そしてカラスキは注意事項を言い始めた。自分達と関係の深い者とあまり関係を持たないこと。大袈裟に言えばそれだけで未来が変わるかもしれないという事だ。未来にいるべき人や物が無くなる危険性を考慮した上で動いてくださいと言う事だ。

 

(あれ?でも·····)

 

 ボルトは視線をビオラの髪留めに向ける。そこにはスミレと割り勘で買ったビオラの花の髪留めがある。つまりこのビオラは正しくあの時のビオラであるという証左。つまりそれはビオラが自分達の時代に来た事により変わった未来は無いという事、あの赤ん坊のビオラが来るのは·····必然だったという訳である。それが嬉しかった。

 スミレ持っているそれに気がついたのか少し嬉しそうに微笑んだ。そんなカップルにビオラは疑問符を出していたのだった。




お疲れ様でしたm(*_ _)m。
タイムスリップして色々言って終わりです。
本作品の2人目のオリジナルキャラ、うずまきサスト。尚、出番はもうない笑。2人目の布線はR18の方の2話で2人目を作ろうとやったから(嘘です。書いてて面白そうと思ったからやっただけです。ごめんなさい。)
ビオラの時もそうだけど名前考えるの難しかった。

ビオラ、ボルトと喧嘩→強制タイムスリップ!
因みにビオラが言った家の中でのボルトは12話でボルトがミツキに言った家の中でのナルトの奴を言い直しただけです。

ビオラのデータ
身体能力 スミレ≦ビオラ≦ボルト(日頃の差。)
チャクラ量 ビオラ≧スミレ≧ボルト(ナルトのが隔世遺伝)
性質変化 水遁・雷遁・風遁(ボルトと同じ)
使用忍術

影分身の術
水分身の術 水遁・水練波 水遁・水華輪 水遁・水陣壁
雷遁・迅雷箭
風遁・烈風掌

基本ボルトとスミレが使っているもの。ただスミレの術の方が現状多かったりする。螺旋丸は無いです。

最後の必然云々はどう言う事かと言うと赤ん坊のビオラが来ても13歳のビオラが赤ん坊の時のビオラと同一人物という事は歴史が変わっていないということ。つまり赤ん坊のビオラがボルトとスミレのキューピットになるのは必然だったという事。それがなんか嬉しかったのです。

そう言えば殻器編·····青の情報出ましたね〜。青という事はつまりスミレが久しぶりにアニメ参上という事。楽しみヾ(≧∀≦*)ノワクワク……
アニオリでボルスミ描写増やしてくれても良いんやで?

(*´∇`)ノ ではでは~

修業パート誰目線でやる?

  • ボルト&ナルト
  • スミレ&ビオラ
  • 自来也&サスケ
  • 最早全部やれ
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