ボルトとスミレ 基本的にif   作:レオ2

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おはようございます。 あけましておめでとうございます。
新年一発目下忍集合であります。と言ってもアニメのボルトが通った道は行かないですが


下忍集合!

「ごめんね、こんな物しかなくて」

 

そう言いながら後ろをポニーテールにしている女性はテーブルの上に味噌汁やら白飯やら置いた。スミレは思いっきり萎縮している。

スミレとビオラがいる場所はしがないアパートの一室だ。少し女性としてはものが少ない部屋をうろちょろとビオラは見ている。スミレは女性にお礼する

 

「あの…ありがとうございます。泊めてくれるなんて」

 

女性はテーブルに座り微笑みながら返す

 

「いーえ。私の方こそ、ちゃんとしたお礼を言えずじまいでしたし…それに比べたら何日か泊まらせるなんて容易いものですよ。」

 

スミレは女性をずっと見ていたら勝手に涙が溢れてきそうになり少し目を逸らす。そんなスミレやビオラに女性は自己紹介した

 

「私、筧ハコベと言います。」

 

ビオラはその名字に少し呆然としたが慌てて自分も名乗る

 

「うずまきビオラって言います」

 

そして涙が出かけているスミレの脇腹をつきスミレも急いで名乗った

 

「あ…かけ…うずまきスミレって言います」

 

スミレは間違えて自分の今の名字を言うところだった。スミレの筧という名字はハコベの名字。父親と修行していた時は信楽だったがゴースト事件を遂行する為に姓を母親の筧にしたのだ。

同じ名字は不味い。だから咄嗟にボルトの姓を名乗った。…それでも大分恥ずかしいがうずまきを名乗ったのはもう1つ理由がある

 

「あ、やっぱり姉妹だよね!よく似てるもの!」

 

あわよくばビオラと姉妹に間違えてくれないかなぁ?と思っていたのである。でもまさか母娘、そして孫と子供だとは思わないだろう。

スミレは観察した限りまだハコベは父と結婚する前という事が分かる。

 

「さっさ!食べましょ!」

 

ハコベがそう言ってスミレとビオラはいただきますをして食べた。その味はスミレが父と母と一緒に過ごしていた時に母が作ってくれたものと同じ味だった。スミレの味のベースもハコベのものだがボルトに振る舞う為にオリジナルを入れる。

スミレは懐かしさで涙が出るのを懸命に耐えながら食べるのだった。

 

★★★★★

 

夜、スミレとビオラにハコベは布団を引き3人で寝始める。ビオラがぐっすりと寝始めた時

 

「スミレ起きてる?」

 

とハコベがスミレに話しかける。スミレは寝たフリも出来たが口が勝手に開く

 

「はい。」

 

「スミレとビオラの御両親はいるの?」

 

スミレはそれを聞きつつハコベの方を見る。そうするとハコベの方もスミレを見ていてスミレの心臓がザワつく。それを押え言った

 

「…います」

 

ビオラにはボルトとスミレが、スミレには目の前の母、そして気が早すぎるかもしれないがナルトとヒナタ。あながち間違ってはいないから大丈夫。

ハコベはそれを「そっか」と言いつつスミレの反対の方を向いた。

 

「おか…ハコベさんの御両親は?」

 

つまりスミレの祖父母の事を聞いたが

 

「お母さんとお父さんは戦争で…ね。」

 

この時代はまだ戦乱だった。その戦の中ハコベの両親はハコベを残して死んでしまったのだ。スミレは初めて知ったその事に「そうなんですか」と言ったきり返す事は出来なかった。

 

★★★★★

 

翌日、スミレとビオラは仕事に行くというハコベと別れてサスケの元へと向かっていた。サスケにはハコベの家で泊まる旨を報告しておいたから大丈夫だ。

2人は…主にスミレが少し落ち込んで歩いている。

 

「ママ、やっぱりあの人…」

 

スミレはもうバレていると考え頷いた。

筧ハコベ…スミレにとっては信楽ハコベはスミレの実母。根の父親にその身が亡くなるまで尽くしてきた人物。そしてスミレの名前を与えた人物。

確かによく考えれば過去、それも根が迫害される前なのだから母がいる事は予測出来た筈なのだ。なのに…目の前に現れた時スミレはよく分からない感情に支配された。母に会えた事は喜ぶべきなのかもしれない。だけど自分はゴースト事件終盤まで母の言葉を忘れていた。そんな自分に喜ぶ資格が…オマケにこの時代のハコベはスミレの事を娘だとも思っていない。そんな人相手に喜ぶ資格があるのだろうかと思った。

そんなスミレは落ち込んでいたら周りへの注意力が散漫になり角を曲がった所で人と激突した

 

「きゃっ!」

 

「わっ!」

 

スミレと激突した人も少し弾かれ尻もちを着く。そしてスミレに文句を言おうとしたら

 

「スミレ?」

 

「え?」

 

目の前からぶつかったのはボルトであった。ビオラが後ろを見るとナルトもいた。そのナルトは笑いながらボルトに言った

 

「お前だって何やってんだってばよ」

 

「う、うるせえな。」

 

そう言いながら立ち上がりスミレに手を差し出す。スミレはその手を握ったのはお仕置した時が最後という事を思い出しながら握り立ち上がる。

そこでナルトはボルトが言った言葉にあれ?となりながら聞いた

 

「お前ら知り合いなのか?」

 

そこで3人は慌てた。ボルトはサスケと2人の旅芸人って事にしてしまっている。ここで追加メンバーの2人でーす!とか洒落にならない。

そこでビオラが機転を利かした

 

「あ、ひ、久しぶり、パ…ボルト君!こっちに来てたんだ!」

 

ボルトもビオラの言葉の意味が即座に分かり苦笑いしながら返した

 

「お、おう!久しぶりだってばさ、ビオラにスミレ!」

 

本当は昨日から一緒、何ならスミレとボルトは同じ屋根の下に住んでいたのだから違和感満載の会話だがスミレも直ぐに演技をする

 

「う、うん。久しぶり。」

 

その会話にナルトは疑問符だったがそんなナルトに理解させる為に3人は演技をする。ビオラが切り出す

 

「そ、それにしても3ヶ月ぶりだね!またここら辺で芸をしに来たの?」

 

「おう。3ヶ月修行したからな!今度は俺も主役級で頑張るってばさ。」

 

そんな会話から察するに旅芸人とお客さんという関係、という事にナルトは気がついた。3人は内心でため息をついて眼で

 

(何でここに!?)

 

(サスケさんの所に行こうとしたの!)

 

と言い合った。因みにこの光景もサスケは今見ている。少し頭を抱えているが。

スミレは聞いた

 

「ぼ、ボルト君は今からどこに?」

 

「何か下忍が招集を受けたらしくて」

 

「こいつには悪いけど監視しないとダメだから一緒に来てもらおうと思ってな」

 

寧ろその方が都合が良いのだが。そう内心で苦笑いしてスミレは逆にチャンスだと思いナルトに聞いた

 

「その…お邪魔じゃなかったら私達もついて行って良いですか?」

 

自分達は無理にナルトにくっつくよりも離れて見守る方が良いとサスケとは言ったがナチュラルに護衛が出来るならその方が都合が良い。ビオラもそれがスミレの目線で分かったのか頷く。ナルトは

 

「まぁ良いんじゃねえのか?」

 

「ありがとうございます!」

 

スミレとビオラは

 

(ナイスママ!)

 

(ビオラもね)

 

その後4人は歩き始める。どうやら場所は昨日の戦闘の様でボルトとスミレは並んで、ビオラとナルトは2人の後ろを歩く。

ボルトはスミレの元気が少し無いのに気がついた。昨日別れるまでは普通だった筈だが何故今落ち込んでいるのか見当がつかない。ボルトが話しかけたら笑顔になるが話しかけない時はその顔に影を落とす。そんなスミレの手がプラーンとしているのを見てボルトは手を繋いだ

 

「ぼ、ボルト君!?」

 

「何があったか知らないけど…大丈夫だってばさ」

 

大丈夫云々の問題でもない気がするがスミレの不安はその言葉だけで晴れていく。ボルトの手を握り返し少し頬を染め

 

「うん。ありがとう。」

 

そんな恋人行動を見せつけられているビオラは未来にいる2人の方がラブラブ具合は遥かに上だが同い年の2人がラブラブしているのも恋愛をした事の無いビオラには恥ずかしく感じて少し額に手を当てる。恋愛系に耐性が無いのもある

ナルトも普通にそんな行動をしている目の前の2人に少し唖然としつつビオラに聞く

 

「な、なぁ。あの2人仲良すぎねえか?」

 

ビオラはもう目の前の2人が恥ずかしくそれ所じゃ無い気もするが恥ずかしさを誤魔化す為と考え普通に言った

 

「だってあの2人付き合ってるもん」

 

「えぇ!?」

 

付き合っている…所謂カップル。ナルトの周りではそんな人達はまだいない。というよりこの歳でそんな人がいるのかすら分からない。しかし目の前の2人はそのカップルと言う。

ナルトは自分の隣にサクラをイメージしてみたが何故かサクラはイメージ出来ず代わりに何時も気弱そうな…

そんな事を思っていたら銭湯に到着。同期達にボルト達の事を紹介し一緒にしてもいい旨を受け取り取り敢えず皆集まった。

 

「みんな揃ってるな。俺が今回の特命のまとめ役をすることになった。めんどくせえけどな」

 

ボルトとスミレ、そしてビオラは内心でシカダイにめちゃくちゃ似ているとボルトは内心笑ってしまう。そんな時、参加者の1人であるボルトの伯父さんの日向ネジがシカマルにこの集まりの理由を聞く。

 

「皆にはここの掃除をしてもらう」

 

「五代目の知り合いがこの銭湯と関係があって断れない事情があるんだって」

 

そう言葉を繋いだのはチョウチョウの父親といのじんの母親のチョウジといのだった。ボルトもスミレもイメージがしっかりと重なる事に少し面白くなる。

そんな時、ボルトは隣から視線を感じて見たらヒナタが微笑んで言った

 

「何かナルト君に似てるよね」

 

「え、そ、そんな事無いってばさ」

 

その後男子と女子に別れて掃除の為に女子組は女子風呂の方に歩いていく。その道中いのはヒナタのボルトへの反応について

 

「ヒナタ アンタ人見知りなのに初対面の人とよく話せたわね」

 

「うん。なんだかあの人緊張しなくて」

 

ヒナタは基本的に恥ずかしがり屋でおどおどしているイメージがいのにはある。そんなヒナタが自分からボルトに声をかけたことが同期からすれば珍しかったのだ。

女子風呂に入った後各自掃除を始める。スミレとビオラも掃除を始めているのを見てサクラが申し訳なさげに言った

 

「貴方達もごめんね。こんな事に付き合わせちゃって」

 

そう、スミレ達は下忍の仕事が気になると言う体裁で来た。それなのに仕事もクソもないような仕事である。何言ってんだろ?

スミレとビオラは苦笑いしながら

 

「だ、大丈夫ですよ。ね?」

 

と言ってビオラに振る

 

「う、うん。全然大丈夫ですよ!忍も大変なんですね」

 

と自分も忍だが言っておいた。だが未来で銭湯の掃除をする任務なんて無かった。銭湯の掃除をしたのは今回が初めて…いやスミレも初めてなのだが。

そんなビオラを見てサクラは疑問符を出して聞いた

 

「そう言えば貴方もナルトに少し似ているよね?」

 

「で、でもナルト君が連れてきた男の子にも少し似ているよ?」

 

とヒナタが続けビオラは冷や汗を流しながら慌てて誤魔化す

 

「え、えと…まあ世界には似た顔が3人いるって言うし」

 

「ふーん…それもそうね。」

 

「ふぅ」

 

ビオラはナルトの孫でボルトの娘。似ているのは当然だ。スミレと似ているのにも関わらずつっこまない理由は恐らく姉妹だろうと皆勝手に思っているからだ。姉妹所か母娘とは夢にも思っていない。

そして夕方、掃除が終わる頃には何故掃除をする事になったのか明らかになった。昨日の覗き騒ぎのせいだったのである。それを言われスミレもビオラも昨日のボルトの事を思い出し

 

「それでボルト君、昨日のあの変化はどういうつもりだったのかな?」

 

掃除が終わりボルトも出てきた所でそう聞いた。割かし顔が笑顔だが怖い。ボルトはスミレのその言葉にスミレもあの出来事を見ていた事に気が付き慌て始める。

 

「え、えっとそれはだなぁ…」

 

そんな困り始めたボルトと笑顔のスミレはカップルのそれで周りはニヤニヤし始めている。ビオラは両親のその姿に恥ずかしくなる。ボルトが困り始めた辺りでスミレはふっと笑い

 

「分かってるよ。自来也様を引きつけるためでしょ?」

 

その言葉にボルトはウンウンと頷く。スミレは怖い笑顔を止めてボルトはスミレの隣を歩き始め下忍達は帰路につく。

途中でシノがボルトに体術を何処で習った?と聞きボルトは学校みたいな所先生にと答える。

 

「そうか動きは悪くなかったが体重移動に若干無駄があるように思えた。その先生には注意されなかったか?」

 

「いや別に」

 

「そうか、いい加減な先生だなそいつは。」

 

((シノ先生の事ですよ))

 

とボルトとスミレは内心で言った。

その後ボルトの身体能力の良さについて旅芸人なのにあそこまで動けるなら忍になればナルト何か直ぐに追い越せるんじゃない?と言い始める。

そしてキバが禁句を言った

 

「最近1人里を抜けちまったばかりだからよ」

 

「ちょっとキバ!」

 

キバの言葉を聞いたナルトとサクラがあからさまに落ち込んでいるのを見てボルトはその抜け忍の正体を知った。スミレは知っていた事実を改めて突きつけられた感じだがボルトよりはショックは無い。ビオラは未だに???だったが。

その後、面々は解散。流石にこのままボルトとナルトについて行くのは不味いのでスミレとビオラも別れた。そして木影にいるサスケに近づいてスミレは謝る

 

「ごめんなさい、勝手な事をして」

 

「いや、寧ろお前らは近づく理由が出来たんだ。上出来だ。」

 

そう、これからはスミレとビオラもあの2人にナチュラルに会いにいく理由が出来たのだ。そう考えれば決してスミレ達の行動は無駄では無い。…後ビオラは兎も角スミレはぼろを出さないだろうと思っているのもある。

そんな時鵺がポーチから顔を出す

 

「あ、ごめんね鵺。ずっと引っ込んでもらって」

 

鵺は「本当にだぜ」と言いたげに欠伸をする。鵺はこの時代に来てからまともに自分の足で歩いていない。ぶっちゃけ言えばこの中で退屈なのはサスケと鵺だろう。

ビオラは鵺に指を当て微笑む。

 

「サストも鵺には懐いてたなぁ…」

 

そうまだ1日しか経っていないが弟の事を思い出した。…しかしその言葉の意味はスミレには分からない。しかし何故かその響きが水が紙にしみるように心の中で浸透し恐る恐る聞いた

 

「ね、ねぇ。そのサストって…?」

 

ビオラはそれを聞いて何言ってんだろ?と言う顔だったが直ぐに目の前のスミレはまだ結婚もしていないスミレという事を思い出して呆気からんと言った

 

「サストは私の弟、つまりママとパパの第2子だね。」

 

「…ほ、ほんとに?」

 

「こんな事で嘘ついてどうすんのさ」

 

ビオラだけではなくまさか2人目の存在まで明らかになりスミレの頭が少しオーバーヒートし始める。スミレはサストと言う名前がナルトとサスケの文字を借りたのだと直ぐに気がついた。

ビオラはそれよりもと言って

 

「おば…じゃなかった。ハコベさんの所どうする?」

 

ハコベは用事が終わったら仕事場のお食事処に来てそのまま晩御飯を食べよ?と言ってきたのだ。スミレは少し悩みながらも頷いた。

サスケは念の為にボルトとナルトの所まで行き2人はハコベの元へ向かった。そのお食事処に近づくにつれてスミレはまた暗くなり始める。未だ母と何を話せば良いのか分からないのだ。

 

「まっ、普通にしてれば良いと思うよ」

 

そうビオラが父親を連想させる紛うことなき笑顔でそう励ます。スミレはビオラをじっと見るとやはり顔と髪の模様が違うだけでボルトの娘なんだなと思う。スミレは頷きお食事処について入っていく。

カウンターにいたハコベがスミレとビオラに気がついた。

 

「あ、2人とも用事は終わったの?」

 

「そ、それがまだ用事は続くかもしれません」

 

ウラシキが来て倒すまでの間はと心で続ける。ハコベはそっかと言いつつ2人をテーブルに進める。と言うより店の中はほぼ満席に近い。夕飯時だからだろう。ハコベがメニューを見せてコソコソと

 

「割引になるから何でも良いよ」

 

と言われてもやはり奢って貰うのはやはり気分が沈んでしまうので2人はそれぞれ元々安い奴を頼んだ。そうこうしていたら人が更に多くなっていきとうとう満席になってしまった。スミレとビオラはそれぞれの時代の話を話し合っていたがそんな時ハコベが少し萎縮したように来て

 

「その、2人とも相席良い?」

 

その言葉を聞いて2人は目を合わせ頷いた。それに安心したようにハコベは扉の所まで行きスミレ達の元へその人を連れて来た。

スミレは何気なくその人を見た。そして…恐らくこの時代に来て1、2を争う驚愕と震えが襲ってきた。

 

「ありがとう。」

 

「いえ、ごゆっくりしてください」

 

ハコベにそう言われながらスミレとビオラの目の前に座ったのは男だ。別にそれは良い。相席なのだからそんな事もあるだろう。

だがその男が問題だった。髪は亡くなる前に比べて短髪だがその顔は間違えようもない。何度も自分に復讐の為の修行をつけて挙句スミレの夢にも出てきた男

 

「お父…さん」

 

「ん?」

 

「え?」

 

スミレはまた自分が思わず口走ってしまった事に気が付き慌てて

 

「あ、えと…すいません。人違いです。」

 

「そうか」

 

そう言ってスミレの父…タヌキはメニューを見始める。しかしスミレはテーブルの下にある拳を見て深呼吸をする。

 

(大丈夫…私にはボルト君がいる)

 

そう最早安定剤になっているボルトの名を心の中で言う。しかし冷や汗は誤魔化せない。幸いビオラしか見ていないから良かったが。

そしてスミレは疑問に思った

 

(何で根のお父さんがこのお食事処に…)

 

そう、根は基本的に秘匿にされている。こんな所に来る事が絶対に出来ないわけじゃないだろうがそれでも何か情報を取られるリスクがあるのなら家に引っ込むか研究所に引っ込むだろうと思ったのだ。

ビオラはスミレの異変に気がついている。そしてまたスミレが思わず口走った事を踏まえると目の前の人物は

 

(私の…もう1人のおじいちゃん)

 

しかしスミレは自分の父親に会ったのにも関わらず嬉しそうにしていない。ハコベの時と似たような反応だ。

ビオラはメニューを見る振りをしてタヌキを観察してみる。しかしスミレが恐れるような要素は無いような気もする。普通にどのメニューを頼むか悩む姿はお客さんである。

まぁビオラがそう思うのも仕方がない。スミレの父親のイメージは根が迫害され木の葉への復讐を誓って変わった父親しか知らないのだから。今目の前にいるタヌキはまだ里に、ダンゾウに忠誠を誓い里の為に尽くしているタヌキなのだから。

スミレは何故父がここにと1分程悩んでいたが理由が分かった。タヌキはメニューからチラチラと他の人の注文をとっているハコベを見ている。そしてハコベがフリーになったのを見計らい

 

「すまない」

 

その声が少し裏返っている。

 

(もしかして…緊張してる?)

 

とスミレは思った。ハコベはタヌキの注文を取りに来て注文を聞く。そして注文を終えたらタヌキは何かを言おうとしたが何やら口に出来なくてハコベはそのまま厨房へ。その光景を見てスミレはタヌキがリスクを侵してまでここに来る理由が分かった

 

(もしかして…お母さんに会いに)

 

つまり口説きたいのか仲良くなりたいか、そのどちらかの理由だと分かった。スミレは何故父と母が結婚する事になったのか知らない。お見合いか何かだったのかもしれないとボルトと付き合うようになってから思っているがこの事実ならばお見合い等ではなく父が母にアタックしてという事になる。それが変わった父を知っているスミレには意外過ぎたのだ。

そう思っていたらハコベはスミレとビオラの頼んだものを持ってきた

 

「はいどうぞ。」

 

「ありがとうございます」

 

スミレとビオラはそう言いながら受け取る。その間にもスミレはタヌキを見るがやはりハコベを少し見ていた。

晩御飯を食べながら考えて

 

(やっぱり…お母さんに会いに来たんだ)

 

そう結論づけたのだった。

 

 




お疲れ様でした。
最初はハコベだけを出そうと思ってましたがなんとなくタヌキも出しました。ビオラは祖父母と迎合。尚、スミレの内心は疲れてる。
タヌキは病む前なので忠誠心以外は割かし普通にしてます。
ハコベがお食事処で働いてるのも公式では無くオリジナルです。
では次はファーストウラシキ戦です!(*´∇`)ノ ではでは~

修業パート誰目線でやる?

  • ボルト&ナルト
  • スミレ&ビオラ
  • 自来也&サスケ
  • 最早全部やれ
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